タイトルは「競バカたちが集まって!」おバカどもの競馬コメディーです!

登場人物

500円のタク
この話の主人公。1レース500円玉1個で勝負するせこいサラリーマン。

マスター
「鉄馬」のマスター。500円のタクとは同級生。

「ティコティコタックって最後まで候補に残ってたんだけど、シルクプリマドンナの単勝が4倍以上あったからグリって買っちゃったんだよね。」未練たらたらのタク。
「まあ元気だして菊花賞で取り返そう。取り返せないともうオレ、グレちゃう!」おとなげないマスターである。

2人がぶちぶち言いながら菊花賞を検討していると、2人連れの客が入ってきてテーブル席に座った。
「そうか、結婚決まったか。よかったなつとむ。」デカい方の男が言った。
「ありがとうございます、先輩。」
「それで式はいつだ?」
「まだ仕事も色々忙しいので来年の5月の終わりにしようと思ってるんです。あいつはジューンブライドがいいって言うんですけど6月は雨が多いし・・・。」
「すまねえが俺は式には出られねえ。」デカい方の男が言いにくそうにつぶやいた。
「そんな、どうしてですか?」後輩が驚いて尋ねる。
「5月の終わりと言えばたぶんダービーだ。そうじゃなくてもオークスか安田だ。行かねえ訳にはいかないんだ。本当にすまねえ。でもお前の結婚式はたぶん一生に1回だろうが、ダービーは1年に1回しかないんだよ。
「そんな・・・。」

後輩らしい男は納得できないまま帰っていった。デカい方の男だけが残ってビールを飲んでいた。

「お客さん、かなりの競馬好きだね。」タクが声をかける。
「おうよ。菊花章は人気の2頭ははずして、ジョウテンブレーブから人気薄へ流すんだ、来たらデカイぜ。」
「きつい馬券だね。俺は素直にアグネスフライトかな。まあオッズと相談だけ
ど。」
「こっちに来て一緒に飲もうよ。」とマスター。

どうやら3人目のバカが仲間に加わったようであります。

第61回菊花賞

1着:エアシャカール(武豊) 3.04.7
2着:トーホーシデン(田中勝)

タクの予想:はずれ

デカい男の予想:はずれ

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