タイトルは「競バカたちが集まって!」おバカどもの競馬コメディーです!

登場人物

500円のタク
この話の主人公。1レース500円玉1個で勝負するせこいサラリーマン。

マスター
「鉄馬」のマスター。500円のタクとは同級生。

ダイ
最近常連になった競馬好き

開店直後の鉄馬。

客はタクとダイの2人。タクとマスターは天皇賞をとって機嫌が良い。
タク「アルゼンチン共和国杯って好きなレースなんだよね。昔メジロモントレーの単勝で大儲けしたんだ。」
マスター「古い話だねえ。で、今週はどうなんだ?」
タク「天皇賞とったし、ここは攻めだな。48Kgのカサノバダンディが出てきたら買おうと思っているんだ。」
マスター「アドマイヤボスであっさりかもよ。」

いつもの光景だが、ダイが競馬の話に乗ってこない。何か別なことを考えているようだ。そしてダイの顔にはでかいバンソーコーが貼ってある。

先週、ダイはカミさんのヘソクリ20万円をちょろまかして、ダイワテキサスに全額つぎ込んでふっとばしてしまった。

ダイはさんざんやけ酒飲んだ後で家に帰った。ドアをあけて中に入って、鍵をかけて振り返った瞬間にカミさんの右ストレートが飛んだ。「てめえ、何しや・・・」言い終わらないうちに顔面にカミさんの飛び膝蹴りが炸裂した。

ダイ「いつのまにあんな技を・・・」
マスター「もしカサノバダンディが来たら単勝で30倍はいくんじゃないの?」
タク「馬連ならアドマイヤボスとでももっと行くだろう・・・」

激馬券戦隊!

???」振り向くと男4人と女が1人立っていた。みんな黒い皮ジャンにジーンズと服装だ。
マスター「いらっしゃいませ?」
男「ここが競馬ファンが集まる店か?」
マスター「べつに競馬ファンだけの店じゃありませんけど。」
男「激馬券チェーンジ!
5人は皮ジャンを脱ぎ捨てた。下には赤、青、黄色、緑、ピンクのTシャツだ。
本命勝負のレッド!
中穴狙いのブルー!
万馬券のイエロー!
総流しのグリーン!
ワイドのピンク!
俺たちに取れない馬券はない!激馬券戦隊ギャンブレンジャー!

あっけにとられる3人。何が起きているんだかよく分からない。
マスター「お客様ですか?」
レッド「飲む金はない!
マスター「だったら店で変なかっこするな!出てってくれ!」
タク「お前達は出てくるコーナーが違うぞ!特撮のページに行け!」

レッド「ギャンブレンジャー!
ダイ「うるせえぞてめえら!何が激馬券だ、そんだけ買ったらいくら当たっても損するぞ!」
ブルー「きさま、なぜその秘密を知っている?!」
ダイ「ばかやろう当たり前だ!いいかよく聞けよ。俺はカミさんのへそくりちょろまかして20万ダイワテキサスにつぎ込んで家に帰ったら飛び膝蹴りだぞ!これが俺のファイヤー馬券だ!」
レッド「うっ!」
ダイ「お前達の激馬券なんてえのはな、俺に言わせりゃお子様ランチよ。」
レッド「負けた!今日は完敗だ!だが俺たちは最後には必ず勝つ!俺たちは激馬券戦隊・・・」
ダイ「とっとと出て行け!塩まくぞ!」
5人は走って出ていった。

マスター「よく分からないけど、ダイの勝ちだったようだな。」
タク「いったい何だったんだ?」

途方に暮れる2人であります。


第38回アルゼンチン共和国杯(G2)

1着:マチカネキンノホシ(岡部) 2.33.9
2着:メジロロンザン(吉田)
3着:サンデーセイラ(菅谷)

タクの予想:あたり

マスターの予想:あたり


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