タイトルは「競バカたちが集まって!」おバカどもの競馬コメディーです!
登場人物
500円のタク
この話の主人公。1レース500円玉1個で勝負するせこいサラリーマン。マスター
「鉄馬」のマスター。500円のタクとは同級生。ダイ
最近常連になった競馬好き今週は鉄馬に顔を出さなかったタクが土曜の夜にやってきた。テーブル席にはカップルと女性客3人組がいる。カウンターにはダイが1人で競馬新聞をにらみつけている。
マスター「どうしたんだよ、全然来ないで?」
タク「めずらしく仕事が忙しかったんだよ。」
ダイ「エリザベス女王杯は、エイダイクインで勝負だな。」
タク「あんまり大金を賭けるなよ。俺はトゥザビクトリーの単とクリスマスツリーの単を少々だな。」
ダイ「おうよ、本当の大勝負はジャパンカップの週よ。ここはその資金作りさ。それにな俺はジャパンカップのために毎日こつこつとカミさんのサイフから金を抜いてるんだぜ。」
マスター「・・・お前、そういうのはこつこつとは言わないぞ。」懲りない男である。
タク「女だらけのエリザベス女王杯だとまたあの女がくるんじゃないかなぁ。」
マスター「ばか、お前そういうこと言うと・・・」
「いるわよ。」
「出たぁ!」「なんだこの姉ちゃんは?」ダイはこの暗い女は初めてだ。
「先週暮らし始めた男がおととい出ていっちゃたのよ。やっぱりこの世に他の女がいる限り私の幸せは長続きしないのよ。だから、だから女ばっかりのエリザベス女王杯が憎いのよ!」
「こればっかり。」ため息をつくマスターとタク。
「姉ちゃん、悲しいのはあんただけじゃない。俺にも悲しい思い出があるんだ。」
タク「ダイがまともな事を言ってるぞ。」
マスター「変な物でも食べたのか?」
ダイ「俺がまだ学生の頃、彼女を連れて湘南の海に行ったんだ。彼女は喜んだし、ビールもうまかった。俺は幸せだった。だがその時悲劇は起きたんだ。近くにいたクソガキが大きな声で「ヨコチンだ!」って叫んだのよ。俺は思いっきりヨコチン野郎だったんだ。」
こけるタクとマスター。
「そんなの大した不幸じゃないわよ。あたしなんかね、彼と始めてプールに行った時、生まれて始めてハイレグを着たのよ。でもお手入れをすっかり忘れていて横からタワシが全開で、世間の大笑いよ!」マスター「やめろお前ら!なんの話をしてるんだ!ヨコチンとかタワシとかやめろ!」
テーブル席の客が帰りはじめた。もう何が何だか分からない鉄馬であります。
第25回エリザベス女王杯(G1)1着:ファレノプシス(松永幹) 2.12.8
2着:フサイチエアデール
3着:エイダイクインタクの予想:はずれ
ダイの予想:エイダイクイン−ファレノプシスのワイドを持っていたのであたり!