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昨日、文学館に朝も早くからかわいらしい女の子一人。
古書見たり、朗読したり。なんか気になる。
「どちらの方?」
「京都です。京都に戻ったらすぐに実家の岡山に帰ります。」
「へえ〜」
「この辺にいい喫茶店ありませんか?」
「いい?古い喫茶店とか?お洒落かっふぇ?」
「古いとことか・・・。わたし、京都の「みゅーず」というお店で働いていてここにくる前日にやめました。」
「みゅーず?ミューズ?みゅーず。嶽本野ばらのヤツに載ってたやつ!!」
「そうです。」
おいら最近知ったばかり。「みゅーず」。京都にある昭和2?年くらいにできた名曲喫茶。行ったことはねけど。ああ、「カフェー小品集」(著:嶽本野ばら)みといていかった。
「お昼食べましょう。」
「いいですね」
乙代を待つ間、文学館でひっそりと眠っている彼女はお人形のようだ。
「mikumariってゆうお洒落かっふぇなんだけど昭和初期を思わせるとこです。参りましょう。」
「すてき。」
二人で昼飯を食べ、たわいのないお話をして、陽当たりのいい2階は低い窓から真っ直ぐな光が入って、とても暖かかった。
「またね」
「ありがとう、またね」
こうゆう風に出会ってしまった人は、なぜか心に残る。
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