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小鈴さん、ひさしぶり。お店開店してからは、初めてですねー。
こんどの「泣ける」は、みんな私とかぶる。
賢治はねー、やっぱ泣きます。号泣です。ケッってゆう向きもあろうが。
「よだかの星」「虔十公園林」もちろん「銀河鉄道の夜」、そして、これはラスト、主人公の土神といっしょに大泣き「土神と狐」。
たまに文学館らしく、出色にして感動的、涙せずにいられない希有の賢治論を一冊。
吉田美和子著『宮沢賢治─天上のジョバンニ・地上のゴーシュ』。以下、恥ずかしながら、私の推薦文。
「われわれに要求されるものは、つねに動き、ぶれてゆくその悲しみの残像の奥になにかをかいま見る、『動体視力』なのである」(著者あとがきより)。
〈吉田美和子〉こそ、遁走する(青白い幽霊の複合体)宮沢賢治の後姿を捉え得た、天才イチローをも凌ぐ「動体視力」をもつ、百一年に一度の彗星なのです。私はこの本の原稿を読ませてもらい、数回声を上げて笑い、何度も泣きました。ああ、賢治はだからこんなに面白く、こんなに悲しかったんだ。空ろに過熱する賢治ブームを苦い思いで眺めていた人たちにも、ぜひ読んでいただきたい。読後静かな深い痕跡があなたに残るはずです。小樽文学館絶対のお勧めです。(T.K.)
この本、版元の小沢書店が倒産してしまったから、今は実は小樽文学館でしか手に入りません。2800円(+消費税)ね、一応。
たけしはどれもいいけど、この一本、なら、私は二作目「3-4x 10月」。タイトルの読み方は、ネットで確認して、いまようやく分かった。映画はいいけど、なんぼなんでもこのタイトル、人に説明できませんが。
サイバラねー、いいですよねー。私は『晴れた日は学校を休んで』。表題作も良かったけど、題名忘れた、町はずれに住んでた小さなオジサンの話。
私が西原理恵子を知ったのは、恥ずかしながら遅まきながら、いしかわじゅんの『マンガの時間』。いしかわじゅんは、昔、西原理恵子をヘッタクソなマンガ家だなー、って書いたことがあったらしくて、それをこの本で全面撤回してるのね。自分は見る眼がなかった、サイバラの絵はものすごくうまい、って。私、潔いなー、って感心しちゃった。
前にもチラと書いたけど、サイバラは、社会評論家としても、ナンシー関亡き後、私がシンから信用する唯一の人。
西原理恵子は、私よりだいぶ若いはずだし、小鈴さんは遙かに若い。サイバラは高知出身で、私は福井、小鈴さんは小樽。不思議ですね、郷愁って。深いところで、通底しちゃうんだな。
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