■■■ 有機質肥料 ■■■

 化学肥料が鉱石とかを原料にして、ストレートにチッソなどの栄養素を取り出すって感じですが、
 有機質肥料は、動植物質のものを原料にして、その原料に含まれている栄養素を利用します。
 お馴染みの「油カス」、それから、「鶏フン」「魚粉」「骨紛」「草木灰」 あと、「海草」や「貝殻」なんか
 も原料になります。
 それから、「下肥」!  「わしは、下肥しか使わんぞ!」って言うグレイトな方も、いらっしゃるかもし
 れませんね。

 化学肥料が、単肥>配合肥料>化成肥料>高度化成 って感じで進化?していくのと同じように、
 有機質肥料も、原料そのものを乾燥させた「生」なものから、原料を発酵させたもの、さらに、いくつ
 かの原料を組み合わせて発酵させて、さらに、土中で有益な働きをする微生物資材を混ぜたもの
 もあります。

 有機質肥料にとって、「発酵」と言う過程は重要ですね。
 発酵させた有機質肥料のことを「ぼかし肥料」って言います。
 油カスや、乾燥させただけの鶏フン・魚粉などは、施肥したあとは、土中で分解が始まり、ガスが
 発生したり、害虫が寄ってきたりします。  そんなわけで、施肥した後、2〜3週間(春先はそれ
 以上)土になじませます。
 その点、ぼかし肥料は、発酵させることにより、すでに分解されているので、土になじみやすく早く
 吸収されます。

 「有機野菜」を作るには、有機質肥料をあげないといけません。
 でも。。。 有機質肥料を施肥するだけでうまくいくかと言うと、なかなかそうはいきません。
 そこが、有機質肥料の有機たる所以なんですけどね。
 化学肥料に含まれるチッソ・カリなどの栄養素は、もともと無機質なので、水分で融けてすぐに吸収
 されます。
 それに対して、有機質肥料に含まれる栄養素は、土中で微生物に分解されることにより無機化され
 吸収されるのです。
 つまり、微生物の力を借りて、肥料として成り立つわけで、「微生物」「肥料」「作物」が有機的につな
 がっているわけです。
 さらに、微生物が活発に活動するためには、土中に微生物の好きな「腐植分」が豊富になといけない
 のです。
 腐植分が豊富にあって、土中で微生物が活発に活動している。。。 こう言った土が「力のある土・生
 きた土」ですね。

 そう言うわけで、有機質肥料だけで立派な野菜作るには、「土つくり」にはげまないとね。
 わたしも、有機派なんですけど、まだまだ半人前なので、なかなかうまく作れません。
 小さなトマトやキュウリを見て、「まあ 小ぶりなほうが可愛いしね」なんてね。

 それから、有機質肥料のもう一つの大きな特長は、「自分で作れる」ってことですね。
 動植物質のものなら、身の回りの、ありとあらゆるものが肥料になります。

 にわとりを飼って、残飯や野菜クズをエサにあげて、卵をもらって、フンは肥料に、野菜を育て、いた
 だく。。。 例えばの話しですけどね。 全てが「つながって」いますよね。