ニッポンバラタナゴ
Rhodeus ocellatus kurumeus

絶滅危惧TA類  
ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高い

[ニッポンバラタナゴについて]
 名前のとおり、春から初夏にかけてオスの体全体がバラ色になる、とてもきれいなタナゴです。
 ニッポンバラタナゴは、別の種類であるタイリクバラタナゴとの雑種化が進んでしまい、純粋なニッポンバラタナゴは絶滅危惧IA類に指定されています。ですから、自宅で飼育するときも他のバラタナゴ属の魚との混泳は避けてください。
 今年の夏に数匹の稚魚を産みました。まだ針の先のように小さいので写真に撮るのが大変なのですが、元気に水槽の中を泳いでいます。しかし産卵に使われたマツカサガイは、まだいくつかの卵を抱いたまま☆になってしまいました。

項 目

説 明

和 名 ニッポンバラタナゴ
別 名 ボテ(琵琶湖)、キンタイ(大阪)、ベンチョコ(福岡)、ビンタ・シビンタ・シビンチャ(熊本)
科 目 コイ科タナゴ亜科バラタナゴ属
学 名 Rhodeus ocellatus kurumeus
分 布 大阪府、香川県、福岡県、佐賀県のそれぞれごく一部のみに生息

特 徴

項 目 説 明
魚の形 小型のタナゴで体高はやや高い。オスの婚姻色も緑、青、赤とカラフル。一般に腹ビレ前縁に白線がないことでタイリクバラタナゴと見分ける。ただし九州のニッポンバラタナゴは婚姻色の発色とともにこの縁取りが出る個体もいるので確実な区別点ではない。
体 長 5cm〜8cm
寿 命 2年
食 性 主に付着藻類や植物繊維質を好むが、小型の水生動物も食べる
産卵期 4月〜7月
産卵母貝 カラスガイ、ドブガイ、イシガイ
生活環境 川の下流域の淀みや浅い池などの止水あるいは静水域
婚姻色 青紫色、緑色、桃色を基調とした婚姻色