スイゲンゼニタナゴ
Rhodeus sinensis suigensis

絶滅危惧TA類
ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高い

[スイゲンゼニタナゴについて]
 成長してもとても小さい体のタナゴです。カゼトゲタナゴに比べると、少し体の高さが低いことくらいで、とてもよく似ています。性質もおとなしく、他のタナゴと一緒の水槽で飼育しても大丈夫です。
 スイゲンゼニタナゴは、残念なことに、自然での生息数が減少してきており、絶滅危惧種AT類に指定されています。
 昨年の夏(2000年8月)に庭の池で稚魚を2匹産みました。自宅の池のドジョウをすくった際に偶然網に入ったのを見つけたのですが、親の姿にどことなく似ていてとてもかわいい魚です。
 今年からスイゲンゼニタナゴは外の水槽で飼っているので、今年の成果はまだ確認していません。秋に確認しようと思い、楽しみにしているところです。

項 目

説 明

和 名 スイゲンゼニタナゴ
別 名 ニガブナ(広島)、カメンテ・カメンタ(岡山)
科 目 コイ科タナゴ亜科バラタナゴ属
学 名 Rhodeus sinensis suigensis
分 布 兵庫県の千種川から広島県の芦田川の水系までの山陽地方に不連続的に分布

特 徴

項 目 説 明
魚の形 小型のタナゴで体高はやや高い。体側には鰓蓋後方から尾柄部まで暗青緑色の縦帯が入る。カゼトゲタナゴに似ているが、本種のほうがやや体高がひくい。
体 長 3cm〜4cm程度
寿 命 不明
食 性 動物プランクトンや水生昆虫を主に食する
産卵期 2月〜7月
産卵母貝 マツカサガイ、イシガイ
生活環境 平野部ないしやや山間部の細流や本流から引かれた用水路の流れが緩やかなところに生息。底質は、砂礫混じりの砂泥底で水草などが繁茂している場所を好む。
婚姻色 雄は腹部周辺が濃暗黒色、背鰭、尻鰭周辺が朱色の婚姻色になる。

「スイゲンゼニタナゴの稚魚」
せいぜい1センチ程度なのですが親に似ています。