教育関係報道(各新聞社の記事のスクラップです。)

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8月31日 採用取り消し教員「改ざん知らなかった」多数(朝日新聞)
2008年8月30日23時45分
08年度の教員採用試験で得点の改ざんにより不正に合格した教員の採用を取り消すことを決めた大分県教育委員会は30日、職員らが対象者のほぼ全員と個別に面談し、取り消しについて伝えた。多くの教員は自分の得点がかさ上げされた事実を知らなかったと話し、「納得できない」と反発する声も上がったという。
 不正に合格したとされるのは小学校14人、中学校6人、養護教諭1人の計21人。
 県教委によると、このうち元小学校長、浅利幾美被告(52)=贈賄罪で起訴=の長男で既に辞職した元教諭(26)を除く20人のほぼ全員と面談し、改ざん前の本来の得点を示したうえで採用取り消しの方針を伝えた。上司の校長や教頭、市教委職員らも同席した。対象者の多くは、自分の得点が改ざんされていたことを「全く知らなかった」と話しているという。
 県教委は自主的な退職も勧めたうえで、納得が得られない場合でも採用を取り消す。ただ、本人が希望すれば臨時講師として雇用する。面談ではこうした方針も伝えたが「(取り消しは)受け入れられない」と反発したり、動揺して泣き出したりする人もおり、この日に結論を出した教員はいなかったという。
 県教委は9月上旬をめどに採用を取り消す考えで、近く再び面談して本人の意向を確認する。
 また、県教委は31日に臨時委員会を開く。昇任の謝礼などの趣旨で元県教委幹部に商品券を渡したとして、贈賄罪で在宅起訴された同県佐伯市立小学校の男女2人の教頭や、起訴猶予処分になった同市立小の女性校長の懲戒処分について協議する。一連の事件に関与して不在になっている教頭らの後任も決める方針。
免許持たずに数学の授業 尼崎市立中教諭(京都新聞)
兵庫県尼崎市教育委員会は30日、保健体育の教員免許しか持たない男性教諭(44)が、3年以上にわたり市立中で数学の授業をしていたと発表した。
 学校が保管している教諭の履歴書に、数学の免許を持っているとの虚偽の記載があった。教諭は市教委に「履歴書に自分で書き加えた」と話しているという。
 市教委は「あってはならないこと。履歴書に免許の写しを添付するなど再発防止策をとりたい」としている。
 市教委によると、教諭は小学校の免許や中、高校の保健体育の免許を持ち、1989年に県教委が採用。前任地の市立中では保健体育を担当したが、2005年4月に現在の学校に赴任後、今年6月まで数学を教えていた。
 来年度から始まる教員免許更新制に向けた市教委の調査で判明した。(共同通信)
【主張】教員採用取り消し 教室の混乱防止が急務だ(産経新聞)
2008.8.31 02:26
大分県教員採用汚職事件にからみ、同県教育委員会は、点数改竄(かいざん)によって不正採用された小、中学校などの教員21人の採用を取り消すことを決めた。昨年の試験で採用され、今春から教壇に立っている教員らで、この年の採用者の約3割にもあたる異例の事態だ。
 教委や学校側は、保護者と児童生徒にも経緯や今後の対応について十分説明責任を果たし、不安や混乱を防がねばならない。
 2学期を目前にした29日に臨時教育委員会が開かれ、県教委の調査結果が公表され、採用取り消しなどが決まった。
 事件は平成18、19年の採用試験をめぐり、県教委ナンバー2の元教育審議監の指示を受け、実務担当の元義務教育課参事が点数改竄などの不正工作をしていた。
 不正採用者の特定は困難とみられていたが、県警が押収した元参事のパソコンデータの分析などから判明した。ただ県教委が特定したのは、昨年の試験分だけにとどまった。
 教員自身は、親などが合格依頼していたことを知らないケースが多いだろう。
 だが専門家が「不正を中途半端にごまかせば、子供はかえって不信感を持つ」と指摘するように、教育者にとってけじめは当然つけねばならない。
 不正採用で辞職した元校長の長男は「疑われている状況では、子供たちに正義を教える立場になれない」などと話したという。
 心配されるのは教室の子供たちへの影響だ。現場の混乱防止が急務である。
 県教委は不正採用と特定した教員について、自主退職のほか、希望すれば臨時講師として雇用するという。教員が突然いなくなる混乱を避ける一つの方策だろう。
 2学期が始まる中で、学校側は保護者会を開くなどして今後の対応を含め明らかにすべきだ。必要があれば教師自身の口から子供たちに誠実に語ってほしい。
 専門家の協力も得て子供たちの心のケアも必要だろう。
 過去10年の県教委人事担当者から聞き取りした調査結果では、県議や県教委OBのほか、教職員組合の役員などから「頼みます」「結果を知らせて」などの依頼があった実態も証言され、構造的な「あしき慣習」が続いていたことが明らかにされた。信頼回復へ教委、学校の責任は極めて重い。
8月30日 学力テスト・首位は秋田、沖縄は最下位…地域格差固定化か(読売新聞)
文部科学省は29日、全国の小学6年生と中学3年生計約224万人が4月22日に受けた全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。
 2回目となる今回は、都道府県の中で秋田、福井、富山などが2年連続で好成績をあげる一方、沖縄、北海道、大阪などが引き続き低迷し、地域間の学力差が固定化している実態が明らかになった。
 全国の平均正答率は、小中学校の8分野すべてで昨年を下回り、日本の子供が得意にしてきた基礎力でも課題が浮上した。
 全問題の中で何問正解したかを示す平均正答率では、国語と算数・数学のA問題とB問題の計8分野(小6と中3で4分野ずつ)で、いずれも昨年を8〜16ポイント下回った。このうち基礎的な知識・技能を試すA問題では、昨年の70〜80%台が60〜70%台に、応用力を問うB問題は60〜70%台から50〜60%台に低下した。
 テスト後のアンケートでも、「時間が足りなかった」と答えた児童・生徒が、小学校国語Aで13%から44%に増えるなど、小学校算数Bを除くすべての分野で増加した。計算や漢字の書き取りといった単純な設問が多かった昨年に比べ、ひねりを加えた問題が増えたことで、基礎が十分に定着していない子供には難易度が高く、時間内に解答できなかったとみられる。
 都道府県別にみると、秋田が全国で唯一、8分野すべてで正答率が全国平均より5ポイント以上高く、うち5分野で1位だった。福井も中学の国語B、数学A、数学Bでトップ。富山も2年連続で8分野すべてが5位以内だった。
 これに対し、沖縄は正答率がすべての分野で全国平均を5ポイント以上下回り、すべてで最下位だった。高知は中学校の国語、数学の計4分野で2年連続46位。北海道、大阪も昨年に続き低迷するなど上位と下位の固定化がはっきりした。
(2008年8月30日02時46分 読売新聞)
平均レベル上回る 京都府教委、学力テストの結果公表(京都新聞)
京都府教委は、京都市を含む公立の427小学校、173中学校の全国学力テストの結果を公表した。小中学校の平均正答率は、全国平均を上回るか、同程度の水準だった。基礎知識を問うA問題に比べ、知識を活用する力をみるB問題の平均正答率が12−22ポイント低かった。
 平均正答率は小学6年で国語Aが68・4(全国65・4)%、同Bが53・7(同50・5)%、算数Aが75・3(同72・2)%、算数Bが53・3(同51・6)%だった。
 中学3年は国語Aが73・5(同73・6)%、国語Bが61(同60・8)%、数学Aが64・1(同63・1)%、数学Bが49・5(同49・2)%だった。
 テストは4月22日、府内公立の小学6年2万2356人、中学3年1万8370人が受けた。修学旅行などでテストを延期した中学校6校は調査対象から外した。私立や国立のテスト結果は含んでいない。
 府教委は「小学校は全国平均をはるかに上回り、中学校も全国水準を維持できた。結果を詳細に分析して今後の指導に生かしたい」としている。
国立大、6年ぶり入学定員増加 医学部増員で(京都新聞)
文部科学省は29日、国立大の来年度入学定員が6年ぶりに増え、前年度より316人多い9万6272人になると発表した。医師不足への対応として、国立大医学部の定員数を361人(滋賀医科大の編入学定員2人を除く)増やしたことによる。
 医学部の総定員数について、文科省は公私立大を含め、過去最多の計8560人程度とする方針を決めている。また厚生労働省の検討会は「将来的に現在の1・5倍程度となる約1万2000人に増やす必要がある」と提言している。
 文科省によると、大学院の入学定員は、前年度から298人増えて5万7459人。
 内訳は修士課程3万9986人、専門職学位課程3354人、博士課程1万4119人で、博士課程は3年連続の減員となった。(共同通信)
教員採用取り消し 子供への影響不安、2学期目前…担任来ない?(産経新聞)
2008.8.29 23:51
 不正採用教員21人の採用取り消しが決まった大分県。2学期が始まるが、担任がいなくなる可能性もあり、子供や保護者への説明はどうするのかを含め、不安視する声が出ている。
 県庁の教育委員室で記者会見した小矢文則教育長は苦渋の表情を浮かべた。
 採用取り消し者はいったん、職を失うことになるが、不正に関与した県教委職員については最も重い処分で停職にとどまった。「甘いのではないか」との質問も出たが、小矢教育長は小さな声で「過去の処分と比較してもかなり厳しいと思っている。採用取り消し者には十分丁寧に説明したい」と繰り返した。
 2学期からの教員の扱いについて、県教委は明確にしていない。
 大分市内の小学生の父親は、教員のこれまでの実績や子供への影響を考えて、取り消しを年度末まで待つなど配慮してほしいという。
 埼玉県教育委員会委員長の高橋史朗・明星大教授は「処分対象が21人とは、絶句するほど多いが、不正が明らかになった限りは、やむをえない措置だ」と指摘。「一番心配なのは、教師がいなくなってしまう子供たちへの影響だ。どうやって信頼を回復するかを最優先で考える必要がある。大人の不正を中途半端にごまかせば、子供はかえって不信感を持つ。率直に話した上で、後の先生たちが必死になって子供たちにかかわり、時間がかかっても努めるしかない」と話す。
 また23年間小学教員だった教育評論家の親野智可等(おやのちから)氏は「教委は今後の対応を通知1枚で学校に任せるのではなく、子供のショックを和らげるためのカウンセリングなど心のケアにも取り組むべきだ」と話す。
 10年以上前からあったとされる不正採用。大分では秋の国体開催を控えており、「国体を前に、これで幕引きするかもしれない」(県関係者)との見方もある。信頼回復へ採用責任者として県教委の対応が問われる。
臨床研修見直しへ検討会 厚労・文科両省が検討会設置へ(朝日新聞)
2008年8月25日
臨床研修制度や医学教育のあり方を見直そうと、舛添厚生労働相は24日、文部科学省と合同で検討会を設置する方針を明らかにした。現在2年間の研修期間を1年間に短縮することの是非や、医学部を卒業する前の教育内容、研修内容の見直しなどが議題になる見通しだ。
 舛添氏は東京都内で開かれた厚労省の「医療確保ビジョン」の具体化検討会に出席。記者団に対し、「(研修が)医師不足の原因になっているとの指摘があるので、どういう形で見直すか検討し、政策の形にしたい」と語った。
 臨床研修制度は、医師に基本的な診療能力を身につけてもらおうと、04年度から必修化された。医師国家試験合格後の2年間、若手医師が研修先病院を選び、内科、外科、小児科などの必修科を順番に回って指導を受ける。
 だが、研修先として都市部の大規模病院に人気が集中したため、地方の大学病院で若手医師が足りなくなり、各大学病院が地域の中堅病院に派遣していた医師を引き揚げる事態が頻発。地域の医師不足を加速させたとされる。
8月29日 理数教育の中核教員を養成 文科省、小中で09年度から(京都新聞)
 科学に親しめる授業で理数離れに歯止めを−。文部科学省は28日までに、実験などの専門的な指導法を学び、地域の小中学校の理数教育に広げる中核となる教員「コア・サイエンス・ティーチャー」を、大学や大学院で2009年度から養成する方針を決めた。
 来年度予算の概算要求に9億3000万円を盛り込んだ。
 経済協力開発機構(OECD)の調査でも、日本の生徒は特に科学への興味関心が低いが、文科省基盤政策課は「小学校の教員に文系出身者が多く、苦手意識から理数科の授業が魅力的になりにくい」と背景を分析。
 科学技術の最先端の知識を備え、実験や観察、体験を通じた効果的な指導の方法を身に付けた、理数教育の中核となる教員を育てる必要があると判断した。
 来年度、大学や大学院から具体的なカリキュラムの企画を募集して養成を開始。1大学・大学院当たり年間10−20人の学生や現役の教員を対象とし、全国で十数校、計約200人を育てることを想定している。(共同通信)
都教委:「意見聞いて」教育委員が注文 採決禁止問題(毎日新聞)
東京都教育委員会が06年4月に出した「職員会議で教職員の意向を確認する挙手・採決を行わない」との通知を撤回するよう都立三鷹高の土肥信雄校長(59)らが求めている問題で、元都副知事で都教育委員の竹花豊氏(59)は28日の都教委定例会で「現職の校長先生が言われていることは重く受け止め、無視するのではなく本人の意向を聞き返して対処すべきだ」と述べ、土肥校長の意見を文書で提出させるよう都教委に求めた。
 竹花氏は「対立ではなく、常識ある大人としてきちんとお互いに認識し合うことが大事」と主張。国際基督教大の藤田英典教授(教育社会学)や教育評論家の尾木直樹氏らが土肥校長の主張に賛同している点にも言及し、「(識者には)何が問題でどうすべきか、率直にご指摘をいただきたい。都教委に閉鎖性があり、耳を貸さない体質だと発信されるのは非常に心外だ」と話した。他の委員も同調した。
 土肥校長は昨年11月にあった都立校長会から、都教委の通知について、「職員会議で活発な議論がなされなくなった」などとして撤回を求めている。【木村健二】
毎日新聞 2008年8月29日 2時30分
富士山級海山沈み込み 20年ごとにM7地震(中日新聞)
2008年8月29日 03時00分
茨城県沖約100キロの海底の下で、プレート(岩板)の上にある高さ3000メートルという富士山級の海山(かいざん)が沈み込み、約20年ごとにマグニチュード(M)7級の地震が起きる原因になっているとの研究結果を、東京大地震研究所の望月公廣助教らが29日付の米科学誌サイエンスに発表した。
 望月さんによると、この海山は、陸側のプレートの下に沈み込む太平洋プレート上にあり、既に全体が陸側プレートの下に潜り込んだ状態。約70万年前から動き始め、現在も山状のまま沈み込み続けており、ふもと部分が陸側プレートに引っ掛かっている。望月さんは「海山前面のプレート同士が強く固くくっつく固着域として働き、ある時急激にずれて地震を起こしているのではないか」と話している。
 望月さんらは、この海域の地殻構造を調査、分析。海面から約10キロの深さの場所で海山が沈み込んでいると突き止めた。
8月28日 【「改革」あれこれ】JR東海会長・葛西敬之 教員免許制度の廃止を(産経新聞)
2008.8.28 02:53
 大分県の教員採用試験における不正事件が物語るものは何か。それは先(ま)ず公立初中等学校の教員がその待遇、雇用の安定性、勤務の定型性などあらゆる面で大変恵まれた魅力的な職場で、当事者自身もそう認識しているという事実であり、次に文部科学省を頂点に教育委員会、大学の教員養成学部や日教組を包摂したいわゆる公的初中等教育界が、それを自らの利権として閉鎖的、ギルド的世界を築き上げているという現状である。
 従ってこの事件は大分県の特定の個人の犯罪としてではなく、日本の公立初中等学校を広く蝕(むしば)んでいる病根の表象であると見なければならない。日本の教員の給与水準は欧米に比べても十分恵まれている上に、遠距離の転勤もなく、典型的な日勤勤務であるため夫婦共働きが容易である。つまり家計単位の収入は高く、それは年金生活となった定年後はさらに顕著となる。仲間内の利権として教員採用を囲い込もうとする今回の事件の動機がここから生まれる。
 そしてこのような閉鎖的な利権囲い込みの防壁となっているのが教職課程と教員免許制である。
 そもそも免許制あるいは資格制は司法官や弁護士、あるいは医師のような特殊な知識、技能と経験を要する専門職に対しては必要であるが、初中等学校の教員採用には馴染(なじ)まない。教員に必要なのは教える教科に対する十分な知識と知的情熱であり、それを生徒に伝えようとする熱意であり、健康な身体と明朗な心である。これらはいずれも教職課程の単位とは無関係のものだ。
 いかに文科省が世界に冠たると強弁しようとも日本の公教育は過去60年以上にわたって確実に劣化し続け、子どもたちや父兄の信頼を失ってきた。子どもたちの多くが教員免許は持たないが高度の専門知識と熱意を持った学習塾の先生の指導に惹(ひ)きつけられる一方、学校の教師を侮(あなど)る傾向は教員免許制の害悪を証明している。最近では公立の小中学校を嫌い、私立を志向する父兄が顕著に増え、その余波は幼稚園の受験にまで及ぶ傾向にある。しかし教育界には自己改革の意思は全く見られない。
 むしろ父兄に責任転嫁し、学習塾を攻撃非難し、私立学校までを教育委員会の管理下に収めようとする傍(かたわ)ら、教員の定員増や待遇改善、教職課程の一層の拡充によるギルドの防壁強化に奔走するありさま。それは悪循環以外の何物でもない。ちなみに公教育の頂点にある文科省高級官僚自身が自らの子弟を公立小中学校に入れず、国立大学付属に入れたり、有名私立を受けさせる傾向があるとも耳にするが、その実態はどうなのだろう。
 日本の公的初中等教育を立て直す方法は簡単である。教職課程と教員免許を廃止すればいいのだ。最近の少子化傾向により大学のポストが減少する傍ら、特に理数系の分野などの一流大学の修士、博士課程修了者で高度の知識を持ちつつも初中等学校の教員を志望する者も多い。もちろん教育学部出身者のなかにもすぐれた者が少なくない。これらすべての教員志望者の中から校長自身が適材を選抜するならば、教師の資質を速やかに向上させると同時に今回のような不祥事の禍根(かこん)を断つことにもなる。英国のパブリックスクールなどではこの方法で成功している。待遇は今のままで十分である。(かさい よしゆき)(コメント 暴論)
韓国、エネルギーに太陽光など拡大 初の長期計画(京都新聞)
【ソウル27日共同】韓国の李明博大統領は27日、大統領府で国家エネルギー委員会を開き、2030年までのエネルギー基本計画をまとめた。地球温暖化や原油高騰に対応し、太陽光・風力など再生可能エネルギーや原子力の比率を大幅に高めるのが柱。大統領府によると、韓国が総合的な長期エネルギー計画を策定したのは初めて。
 社会や産業構造を省エネ・低炭素型に転換。環境技術産業の育成を経済成長の新たなけん引力にした「低炭素・グリーン成長」実現を目指す李政権の構想を具体化したものだ。
 同計画によると、すべての産業製品の標準・規格を省エネ型に設定。石油に依存しない新素材開発を支援したり、運輸業界にエネルギー使用量を申告する制度を設けるなどして、エネルギー効率の大幅改善を図る。
 石油を含む化石エネルギーの比率を現在の83%から30年には61%に縮小。再生可能エネルギーを2・4%から11%に、原子力も原発10基を増設し14・9%から27・8%に大幅拡大する。(共同通信)
医学部定員5割増、厚労省検討会が医師不足解消へ目標(読売新聞)
医師不足問題の具体策を協議する厚生労働省の「安心と希望の医療確保ビジョン」具体化検討会は27日、医学部の定員について現状の50%増を目指すべきだとした中間とりまとめ案を大筋で了承した。
 約7800人の医学部定員を将来的に1万2000人程度まで増やす計算。ただ、目標の達成時期は明示しなかった。厚労省は今後、必要な医師数を改めて推計し、定員数を調整する。
 厚労省は今年6月、ほぼ四半世紀にわたって抑制傾向が続いた医学部定員について増員へ方針転換し、来年度は過去最大規模の約8300人に増員する方針を打ち出したが、どこまで増やすか目標は未定だった。
 経済協力開発機構(OECD)の2007年の調査によると、加盟各国の人口1000人当たりの平均医師数は3・0人。日本は2・0人で、検討会ではこれを参考に、現状の1・5倍を増員の数値目標とした。
 地域などによって医師が偏在している現状を是正する対策としては、外科などで個々の医師が技術料を受け取れる仕組みを作ることや、勤務状況の厳しい産科や救急、へき地医療に従事する医師に手当を支給することが盛り込まれた。
 また病院や診療所の連携を深めるため、地域の医療機関間で電子カルテを共有することや、医療の透明化推進策として、患者の診療明細書を無料化することの必要性も提言された。
(2008年8月28日02時14分 読売新聞)
8月27日 「夜スペ」揺れる塾 「不公平」「生徒取られる」批判も(朝日新聞)
2008年8月26日
東京都杉並区立和田中で、塾講師が生徒に教える「夜スペ」は、塾側にも変化をもたらしている。対象を希望者全員に広げたことで、進学塾が補習にも本腰を入れ始めた。その宣伝効果で他校への参入も成功しつつあるが、塾業界からは戸惑いや疑問視する声も上がっている。
 和田中では夏休み中も学期中と変わらないペースで、進学塾「サピックス」の講師が授業を続けている。ただし、夏休みに入り、習熟度別の3クラスに分かれた。1月末の開始時から参加する18人と、5月から始めた23人とでは進度に違いがあるからだ。
 学校側は当初、ついていけないと感じる生徒には「家庭教師のトライ」による個別補習も検討。だが、「サピックスを受けたい」という希望が多く、二つの企業でどう分担するのかなお検討が必要なことから夏休みはサピックスだけに任せたという。
 サピックスはもともと入塾に試験を課す難関進学塾だ。だが、夜スペでは全員参加を受け入れ、習熟度別クラスのために派遣する講師を3人から6人に増やした。さらに、和田中から電車で30分ほどかかる三鷹市内の校舎に和田中生用の夏季講習特別クラスもつくった。希望した生徒が、午前中に塾生と同じ料金で夏季講習を受けている。
 同社企画営業部は「できない生徒を切り捨てるわけにはいかない。全員、合格まで面倒を見る」という。
 サピックスにとって夜スペは大きな宣伝材料だ。実際、私立中高11校から問い合わせがあり、うち6校で授業を始めている。費用は和田中のほぼ倍、それでも直接通うより安い。公立中高からも3校、問い合わせがあるという。
 一方、トライにも杉並区内に住む小学生の保護者から数件問い合わせがあった。
 いままでに仙台育英学園秀光中など全国の私立中高7校に講師を派遣してきた。和田中でも実績を出せば今後の事業展開に役立つと考え、派遣する講師は選定済みだ。森山真有専務は「どんな形になるのかわからないが、生徒の性格や学力に合わせてきめ細かい指導をする準備をしている」と話す。
 和田中には、ほかにも数社の塾があいさつに来ているという。
 一方、こうした動きにはくみしないと言い切る塾もある。大手の栄光ゼミナールの横田保美広報部長は「学校で安く塾の授業をすると、すでに塾に通っている生徒には不公平になる。学校で塾の宣伝をするべきではない。和田中のなし崩し的な取り組みは、ほかの学校や塾に、ある意味迷惑だ」という。
 個人経営から会社組織まで約650の塾が加盟する全国学習塾協会には様々な声が寄せられている。「どうやったら学校に売り込めるのか」「こうした塾に、塾生を取られてしまうのではないか」……。稲葉秀雄専務理事は「落ちこぼれや、(学校の授業では物足りない)噴きこぼれ対策に学校が困っているなら、制度を作って塾を活用すればよい。ただ、いまのような値段では請け負えない。ほかの公立中に急に広がるとは考えにくい」とみている。(平岡妙子)
「公立校への信頼は全国最低」橋下知事が府教委を批判 (産経新聞)
2008.8.26 20:41
 大阪府の橋下徹知事は26日、府の教育委員と懇談し、全国学力テストの成績低迷などを理由に「大阪の公立小中学校への保護者の信頼度は全国で最も低い」と主張、打開策を尋ねた。
 具体的なプランを示すことができない委員側に対し、橋下知事は「何もビジョンが感じられない。教育委員会が機能を果たしていないのではないか」と不満をあらわにした。
 橋下知事は、東京都杉並区立和田中学校の藤原和博前校長(52)の府特別顧問への起用など、自身が発案した教育施策を挙げ、「こういう策がなぜ教委から出てこないのか。本来は知事がやることではない」と府教委を批判。「公立を信頼できず、お金があれば私立に行かせたいという親は多い」と訴えた。
 知事の指摘に対し生野照子委員長は「学力面では課題が山積しているが、人間教育については信頼を得ている。積極的に公立に通わせようという親もいる」と反論。
 綛山(かせやま)哲男教育長も「教員採用試験では受験者全員に面接を行い、人物評価を重視している」と説明し、現行の取り組みへの理解を求めた。
 ただ、公立校をどう改善していくかという点については、委員から「地域とのつながりを大事にする」「他県での情報収集」といった声しか挙がらず、知事が「具体策はないのか」と語気を強める場面もあった。
 懇談を終えた橋下知事は「現状認識が違うので話がまったくかみ合わなかった。府民と委員の感覚にはかなり開きがある」。綛山教育長は「時間をかけてテーマごとに議論できればよかったのだが」と話した。
 知事と教育委員の懇談は今回が3回目。これまでは非公開だったが、「委員の考えを府民に知ってもらいたい」という知事の意向で初めて公開で行われた。
教育改革「提案するのはいつも僕」 橋下知事が教委批判 (朝日新聞)
2008年8月26日 大阪府の橋下徹知事は26日、府の教育委員5人と報道陣の前で懇談した。委員が口にした学力向上策や教育改革について納得せず、「ビジョンが全く感じられない」とその場で厳しく批判する場面もあった。
 小6と中3を対象にした全国学力調査で大阪府の成績が低迷していることを踏まえ、知事が「学力を上げるにはどうしたらいいか」と質問。委員からは「私学に比べて学校の努力が足りない」「優秀な教師を集めて徹底的に研修する」などの意見が出た。知事は具体的でないと受け止めたのか、「放課後学習や習熟度別授業など、提案するのはいつも僕じゃないですか」と声を荒らげた。
 懇談後、委員でもある綛山(かせやま)哲男教育長は「大分県教委の汚職事件の影響で、知事には教育委員の役割や機能に対して疑問があるのかもしれない」と話した。
8月26日 都賀川増水事故:命救ったリュック…小6、激流で浮袋に (毎日新聞)
子どもら5人が亡くなった神戸市・都賀川の増水事故で、濁流にのまれたが河口付近で救助された同市灘区の小学6年男児2人のうち1人が、背負っていたリュックサックを浮袋代わりにしていたことが分かった。市内の多くの小学校では服を着たまま水に浮かぶ着衣水泳を授業に取り入れ、身近な道具を浮袋に使うことも教えており、日ごろの防災教育が子どもの命を救ったかっこうだ。
 男児は7月28日、塾帰りに河口付近の河川敷で釣りをしていて、午後2時50分ごろ都賀川が突然増水して約200メートル下流まで流された。
 小学校などによると、男児は流されている間に背中のリュックサックが浮かんだことに気づいたといい、リュックサックにつかまって水面に浮かんでいるのを、近くの敷物販売会社の社員やトラック運転手らが発見。水面に顔を出すなどして浮いていたところをロープで救助した。
 当時、河口付近は都賀川から激流が流れ込んでおり、男児は靴が無くなって足を擦りむいていたが、命に別条はなかった。
 着衣泳研究会会長の斎藤秀俊・長岡技術科学大教授によると、リュックサックを使うのは着衣水泳の技術の一つ。背負っても前に抱えても、素材にかかわらず何か物が入っていれば浮力が生じ、頭を水面に出すことができるという。
 神戸市では95年ごろから多くの小学校が水泳の授業に着衣水泳を導入、空のペットボトルやビニール袋などを使って浮かぶ訓練をしている。斎藤教授によると、推定で全国約6割の小学校が着衣水泳を授業に取り入れ、自治体の消防職員らが指導しているという。
 男児は事故直後、風呂に入るのを怖がっていたが、家族によると今では「事故のことは忘れた」と話し元気にしているという。男児が通う小学校では「着衣水泳の授業が役立ったのなら喜ばしい」と話している。【高山梓、近藤修史】
【教育動向】急速に広がる「高大連携」の取り組み (産経新聞)
2008.8.25 10:00
 「高大連携」の取り組みが、この数年間に全国で急速に進んでいることが、文部科学省の高校改革推進状況調査でわかりました。高大連携とは、文字通り高校と大学が連携し、高校生に大学レベルの教育に触れる機会をつくったり、高校と大学の違いなどを説明したりして、大学で学ぶ意欲を高校生に持たせるなどの取り組みです。いわゆる「大学全入時代」を迎えて、これから高大連携はさらに増えることが予想されます。
 もともと高大連携は、中央教育審議会が1999(平成11)年に出した答申「初等中等教育と高等教育との接続の改善について」で、高校教育から大学教育への円滑な移行を図るため提言したものです。当初は、大学教員が高校に来て、講演することなどが主体でした。それが次第に、大学教員が高校に出向いて大学レベルの内容を教える「出前授業」や、大学による高校生向けの特別講座の開講などに発展し、都道府県によっては、教育委員会と大学が協定を結び、高校生が大学で一部の授業を学べるようにして、それを高校の単位として認めるという取り組みを行うところもあります。
 調査によると、大学と連携協議会を設置している高校は、2006(平成18)年度に590校ありました。これは、全国の高校の約1割に当たります。また、大学の科目等履修生・聴講生・公開講座受講といった形で高校生が授業を受けられるような取り組みをしている高校は、991校(国立3校、公立789校、私立199校)に上っています。スタート当初の1999(平成11)年度は15校だったものが2004(同16)年度に861校となっていましたから、ここ数年で急増していることがうかがえます。
 さらに、大学教員が高校に出向いて授業や講義などをする取り組みは、2006(平成18)年度で2,471校(国立13校、公立1,754校、私立704 校)に上っており、全国の高校の約半数で実施している計算になります。また、大学などで受けた授業や公開講座の成果を単位として認める高校は、 1999(平成11)年度には全国で22校しかありませんでしたが、2006(同18)年度は428校にも増えています。大学と高大連携のための協定を結んでいる教育委員会は33都道府県6指定都市となっています。
 ここ数年で高大連携が急増した背景には、少子化による学生確保競争で生き残りたい大学と、生徒の学習意欲や進路意識の低下に悩む高校の双方の思惑が一致したことが挙げられます。このため、一部には「特定の大学と連携することは公平に反する」と高大連携に難色を示す高校もまだあるようです。中教審大学分科会でも、近くまとめる答申の中で、高大連携を重要なポイントとして位置付けることにしています。
 いずれにしろ、最近の子どもたちの学習意欲の低下、そして大学生の学力低下は、これ以上放置できない問題です。個別の学校の利害を越えて、高校と大学が協力し合い、高校から大学へ円滑に移行させていく取り組みが、今後さらに求められることになるでしょう。
(提供:Benesse教育情報サイト
ネット授業で生涯学習 サイバー大で人気 (産経新聞)
2008.8.25 16:32
インターネット利用の4年制大学・サイバー大学(吉村作治学長)が8月から全国5カ所でオープンキャンパスを開催している。自由な時間に受講できる「オン・デマンド方式」で、学生のうち社会人が6割を占める。キャリアアップや生涯学習として活用する動きもさらに拡大しそうだ。
 サイバー大はソフトバンクが中心となり昨年4月開校した。現在、IT総合学部と世界遺産学部を持つ。インターネット環境があれば、どこでも受講可能で、地方居住者や、通学する時間がない社会人などあらゆるライフスタイルにあった教育機会を提供している。
 ビジネスの最前線に立つ講師による実践的カリキュラムで即戦力人材の輩出を目指すとともに、一流講師陣による講義で教養を高められる。講義内容に関しては、他大学の学生、大学院生、同分野の専門家に見てもらったうえで、第三者評価も取り入れており、コンテンツ(情報の中身)力を高めている。
 全国各地にサテライトキャンパスを開設し、学生交流の場を設ける計画もあり、吉村学長は「学ぶ意欲を持った人のニーズに応えてきたい」と意気込んでいる。
女子生徒から30万円借金、男性高校教諭を懲戒処分…静岡 (朝日新聞)
静岡県教委は25日、女子生徒から30万円を借金していたとして、県東部の県立高校の男性教諭(33)を減給10分の1(1か月)の懲戒処分にした。
 発表によると、教諭は校内の委員会活動で指導していた女子生徒を車で家まで送った際、「生活に困っている」などと話し、今年4〜5月に3回にわたって計30万円を借りた。生徒は「貸しましょうか」と申し出て、教諭が示した金額を自分の銀行口座から下ろして渡したという。
 生徒から聞いた同級生が7月、学校側に伝え、発覚した。教諭は、生徒の保護者から返済を求められ、謝罪した上で同月中旬に返した。教諭は「家庭での一時的な借金の返済に追われていた。生徒の言葉に甘えてしまった」と話しているという。
(2008年8月26日00時16分 読売新聞)
児童の情報を占い師に漏らす 秋田の教諭、親に無断で(日経新聞)
秋田県男鹿市の小学校で特別支援学級の担任をしていた男性教諭(40)が昨年初めに保護者に無断で占い師に男子児童の名前や生年月日、障害名を漏らしていたことが25日までに分かった。
 同市教育委員会学校教育課によると、教諭は2006年4月から今年3月まで特別支援学級の担任だったが、昨年初めに神奈川県内の占い師を訪問、児童の個人情報を伝え、「治る方法はないのか」などと相談した。インターネットで「病が治った」との書き込みを見つけ、アドバイスがもらえるかもしれないと思い、ネット上で占いの予約をしたという。昨年4月、教諭が児童の母親に「占いで岡山の治療師のところに行くと良くなるかもしれないと言われた」と伝えた。不審に思った母親が同年7月に学校に相談、校長と教諭が母親に謝罪した。  教諭は「大変軽率なことをした」と反省しているという。〔共同〕(14:45)
大分県教委、新たに不正確認 処分人数2ケタも (朝日新聞)
大分県教育委員会の汚職事件を受け、教員採用や昇任人事をめぐる不正の実態調査を進めている県教委の教育行政改革プロジェクトチーム(PT)は24日、職員の不正への関与を新たに確認したことを教育委員に報告し、職員本人や上司らの処分方針に関する複数の案を示した。最も厳しい案の場合、処分される人数は2ケタに上るという。処分は月内にも行われる見通しだ。
 この日、県庁であった教育委員の協議会で報告された。協議会は非公開。関係者の話を総合すると、処分される人数は最も厳しい案の場合、江藤勝由被告(52)=収賄罪で起訴=ら事件で起訴され懲戒免職になった義務教育課参事2人と校長、教頭の4人を含めて2ケタになるという。主に減給や戒告などの懲戒処分が検討されている。職員が関与したとされる不正の具体的内容については、詳細は明らかにされなかったという。
 この日の協議会では、事件の再発防止のための組織改革の一環として、来年度から教員出身の人事担当者を減らす方針も決まった。麻生益直・教育委員長は取材に対し、代わりに教員以外の県教委職員や知事部局出身者を増やす考えを示した。
 大分県教委では今年度、義務教育課人事・免許班に8人、高校教育課人事班に5人が配置されており、多くが教員出身という。江藤元参事も教員出身で、人事・免許班を総括していた。
8月25日 大地震後の「富士山噴火」研究、文科省が来年着手 (読売新聞)
文部科学省は来年から、東海・東南海・南海地震の発生後に富士山が噴火する危険性を探る研究に着手する。
 過去には、これら巨大地震の発生後に大噴火が起きたことがあり、複合災害の可能性を見極め、地域の防災に生かすのが狙いだ。
 三つの地震はいずれもマグニチュード8級の巨大地震。今後30年以内に50〜87%の確率で発生するとされ、太平洋沿岸地域の甚大な被害が心配されている。1707年の宝永年間には、3地震が同時に起きた1か月半後に富士山が大噴火を起こし、当時の江戸の町にも火山灰が降った。
 3地震は日本列島がのる陸のプレート(板状の岩盤)の下に海のプレートが潜り込んで起きる。最近の研究で富士山の噴火を起こすマグマの供給源は、海のプレート側にあることが分かってきた。富士山の最後の噴火から約300年が経過、地下に相当量のマグマがたまっていると考えられる。巨大地震でマグマだまりが刺激を受け、噴火につながる恐れもある。同省の計画は、地震波の伝わり方からマグマだまりやプレートの形と位置を正確に把握し、地震発生でプレート周辺のひずみが変化した時のマグマの性質や動きを計算する。
(2008年8月25日03時04分 読売新聞)
免疫細胞「攻撃の仕組み」解明 徳島大 (産経新聞)
2008.8.25 02:05
 ウイルスに感染したり、がん化したりした細胞を破壊する免疫細胞の一種「キラーT細胞」が、攻撃のきっかけを知る仕組みを徳島大の安友康二教授らのチームが解明し、米科学誌ネイチャーイムノロジー電子版に25日発表した。
 異変を感じたほかの免疫細胞から出る伝達物質が、キラーT細胞の表面にあるノッチ2という分子と結合することで攻撃が始まっていた。
 安友教授は「薬剤などでノッチ2への刺激を制御できれば、がんや感染症治療に役立つかもしれない」と話している。
 チームはマウス実験などで、ノッチ2が働かなかったり伝達物質が出なかったりすると免疫機能が低下し、感染症による死亡率にも差が出ることを確認した。
 キラーT細胞は白血球の一種で、異常が起きた細胞に分解酵素を注入するなどして破壊する役目を担う。ただ詳しい仕組みは多くが不明だった。
8月24日 イルカ:鳴き声と物結びつけ「言葉」 東海大が成功 (産経新聞)
フィン(足ひれ)を見せると短い高音、バケツに低音−−。シロイルカに異なる物を見せ、それに応じて違う鳴き声を出させる実験に、東海大が成功した。逆に録音した鳴き声を聞かせ、それぞれに対応する物を選ばせることもできた。イルカは物や記号を目で識別することは分かっていた。しかし、自らの鳴き声と物を結びつけ、人のように「言葉」として発したのは海洋生物では初めて。
 研究チームは03年から、鴨川シーワールド(千葉県)で飼育されているシロイルカ(推定23歳)で実験した。フィンとバケツ、ゴーグルを見せ、異なる鳴き声を出すよう訓練した。すると、シロイルカはフィンは短い高音、バケツは短い低音、ゴーグルは長い高音と鳴き分けていることが分かった。
 また、録音した3種類の鳴き声を聞かせると、それぞれに応じた物を選んだほか、鳴き声をまねて、同じ声を出すことができた。これで、録音と自ら発する鳴き声が同じと認識していることが確認できた。いずれも成功率は85%を超えた。
 人は物を示す言葉を覚え、物ごとに決まった音があることを認識し、その音(言葉)を発するようになる。シロイルカも同じ過程で学んだことになる。
 訓練した村山司教授(動物心理学)は「イルカとの会話が現実味を帯びてきた。将来は、イルカとあいさつができるようになるかもしれない」と期待を膨らませる。【永山悦子】
毎日新聞 2008年8月24日 2時30分
群馬大で残業代不払い 4カ月分、2500万円 (産経新聞)
2008.8.22 18:26
群馬大が、同大病院を含む職員の残業代を払っていないなどと前橋労働基準監督署から是正勧告を受け、不払い分約2500万円を昨年12月に支払っていたことが22日、分かった。国立大の残業代不払いは、7月に広島大の2年3カ月、約1億9000万円が判明するなど各地で問題となっている。
 群馬大によると、手当が不払いだった残業時間は昨年6−9月の4カ月で計1万1688時間。対象の職員は約920人で、大半が同大病院職員だという。
 前橋労基署が昨年9月に立ち入り検査した後、同年6−8月の勤務実態の詳しい調査を要求。大学側は9月を含めた4カ月分を調べ報告し、前橋労基署から11月に是正勧告を受けた。
 同大は「勧告を真摯(しんし)に受け止め、各部局で業務の見直しを含めて、サービス残業をなくすように努力している」とした。
中学校に「殺す」と落書き つくば (産経新聞)
2008.8.22 15:48
22日午前8時ごろ、茨城県つくば市の市立吾妻中学校で、「俺らが殺す」「吾中潰れろ」などと落書きされているのを出勤した職員が見つけ、つくば中央署に届け出た。
 同中で落書きが見つかったのは7月から3回目。同署が器物損壊事件として調べている。
 調べでは、緑や青などのスプレー式塗料6色で書かれており、校舎の壁の落書きは幅約30メートル、高さ約2メートル。運動部の部室などにも書かれていた。
 このほか校舎の3階からつり下げられていた緑色のネット(幅3メートル、長さ10メートル)も引きちぎられていた。
桐生一校長が引責辞任 暴行、わいせつ事件で (産経新聞)
2008.8.23 20:44
生徒らによる暴行や強制わいせつ事件が相次いだことを受け、夏の甲子園大会出場校の桐生第一高校(群馬県桐生市)は23日、高橋昇校長が引責辞任すると発表した。辞任は31日付。
 同校を運営する学校法人「桐丘学園」の関崎悦子理事長は「今後再びこのような事態が生じないよう生徒指導を確立し、全教職員が襟を正して、早い信頼回復に努めたい」とするコメントを出した。
 同校をめぐっては、7月22日、男子生徒が殴られ死亡する事件があり、暴行容疑で同校生徒が書類送検されるなどした。同月31日には女子高生の体を触ったとして、強制わいせつ容疑で、野球部員が逮捕された。その後、野球部の監督が、事件の責任を取って辞任している
8月23日 教員給与マイナス要求 文科省方針、特別手当75億円分 (朝日新聞)
2008年8月22日
文部科学省は、09年度予算案に向けた概算要求で、教員給与を「マイナス要求」する方針を固めた。一般公務員より優遇が法律で義務づけられている教員給与を引き下げる政府内合意に基づいた内容だが、文科省もこれまで教員給与の充実を求めてきただけに教育現場から反発が出ることは必至だ。
 概算要求では、教員に支払われている義務教育等教員特別手当を現在の本給の3.0%分から2.2%に引き下げる。この手当は07年度まで3.8%だったが08年度は1年間のうち3カ月分に限って3.0%にしていた。これを通年に広げる。この二つの影響で、合計75億円が減額されることになる。
 これとは別に、「メリハリある教員給与体系」のために校長や副校長、教頭に支払われる管理職手当は引き上げ、5億円増の増額要求をする。ただし、特別支援教育に携わる教員らに支払われる調整額は4億円減額するため、計1億円の増にとどまる。
 教員給与は人材確保法で一般公務員より優遇することが定められている。しかし、政府全体で歳出削減が進んでいるため、教員も例外とせず、給与全体の2.76%を削減することで06年に政府内合意された。07年度予算では削減を先送りし、08年度は部活動手当の引き上げなどで「相殺」したが、09年度は確実に下がることになる。
 文科省は当初、「残業代」の代わりに本給の4%分が支給されている教職調整額の制度見直しを通じて、09年度も増額要求することを検討した。有識者会議でも「教職調整額に代えて時間外勤務手当制度を導入することは一つの有効な方策」との結論が出たが、時間外を導入すると勤務管理など学校運営にも大きく影響するため、中央教育審議会(文科相の諮問機関)で改めて審議することとなり、先送りされた。
 文科省はこのほか、来年度から移行措置が始まる改訂学習指導要領の円滑な実施に向けて、非常勤講師1万1500人分の手当(1人当たりの実働週40時間で換算)を概算要求に盛り込む。08年度予算では1千人増が認められた教職員定数は1500人増を求める。(中井大助) (コメント 時間外勤務手当制度をなど、が勤務管理をきちんとし、「サービス残業」が無いようにすべきだ)
小中で1158人在籍 外国にルーツもつ児童生徒 京都市教委 (京都新聞)
日本国籍だが外国籍の保護者がいる「外国にルーツをもつ児童・生徒」は、京都市立の小・中学校で1158人(全体の1・2%)いることが、市教委の調査で初めて分かった。うち日本語指導を必要とする子どもは105人に上った。
 調査は昨年7月、京都市立の小・中学校と総合支援学校(小・中学部)に在籍する約9万9000人を対象に行った。外国籍の児童・生徒が1235人で、10年前の約3000人から6割減少する中、今後の外国人教育の必要性や充実を考えるために実施された。
 市教委によると、「外国にルーツをもつ児童生徒」は、韓国・朝鮮567人、中国210人、フィリピン144人の順に多かった。日本語指導が必要な児童生徒は、外国籍で150人、外国にルーツで105人いた。国別では両者とも中国が最も多く、親の仕事の関係で来日した「ニューカマー」の存在が推測されるという。
 市教委学校指導課は「外国人教育は主として在日韓国・朝鮮人への民族差別をなくすことを目的としてきたが、調査を基に新たな課題に対応したい」としている。
8月21日 【教育】新指導要領前倒し 補助教材、教科書会社が作成 概算要求に盛り込みへ (産経新聞)
2008.8.20 08:13
 学習指導要領が改定されて、来年度から前倒しで教える算数・数学、理科について文部科学省は現行教科書に載っていない内容を指導するために必要な補助教材を、教科書会社に作成させる方針を固めた。20億〜30億円とみられる経費は来年度の概算要求に盛り込む。教科書会社では、新指導要領に沿った新しい教科書の作成に取りかかっており、2つの作業が平行して進められている。
 小学校は平成23年度、中学校は24年度から完全実施される。新指導要領は40年ぶりに学習内容が増加し、完全実施されると、下の学年に配置された学習内容を学ばない児童・生徒が出てしまうため、「移行措置」として前倒しで学習する。
 新指導要領で変わる学習内容は、小学4年生で教えている小数の足し算・引き算が3年生に移動▽これまで教えていない台形やひし形の面積を5年生で学習▽中学理科で新たに遺伝子を学習▽数学で球の体積が高校から移動−など。
 今回は理数教科を前倒しするになっているが、教科書は完全実施まで供給されないため、代用する補助教材が必要になる。
 補助教材を教科書会社が作成することになったのは、それぞれの教科書に教え方のパターンやスタイルがあり、その形式に合わせた方が子供たちに親しみやすいため。
 補助教材は教科書と異なり、無償とする法的根拠はないが、文科省では「国が指導要領を改定するのだから、国の予算で作るのが筋だ」として経費を来年度概算要求に盛り込む方針だ。
 4月に公表された移行措置案では、補助教材は国の責任で作成・配布するとしただけで、作成者や経費については触れていなかった。
 教科書会社は年末までに補助教材を作成し、文科省のチェックを受けることになる。
 一方、小学校の教科書は来年度に申請、検定を受けるスケジュールとなっている。来春までに完成させるよう執筆、編集作業が進んでいる。
 ある教科書会社の編集担当は教える内容が6年生から5年生に移る場合、使える漢字や表現方法が学年によって異なるため「上の学年の教科書をコピーすればすむものではない」として手間がかかると説明する。
 別の会社は「理科や算数は系統性が強いので、同じ内容でも補助教材と新しい教科書とまったく異なる記述なこともある」という。
 予算に制限があるため、補助教材はモノクロになる可能性もあり、カラーに慣れた子供がどこまで読んでくれるかとの心配も出ている。
 立秋を過ぎても猛暑が続いているが、教科書会社にとっては“2倍暑い”といえそうだ。
阪大大学院で出題ミス (京都新聞)
大阪大は19日、大学院基礎工学研究科博士前期課程の入試で、2科目に出題ミスがあったと発表した。受験した計72人全員を正解とし、20日に通知する。
 阪大によると、19日の「化学II」の必修科目と「機械科学II」の選択科目で、それぞれ問題文中の数式に1カ所ずつ誤りがあった。受験生や出題者がミスに気付いたという。(共同通信)
先生も学びの夏 実験や講義で知識深める 亀岡 植物DNA抽出、解析(京都新聞)
中学、高校の理数系教員が実験方法などの知識を深める「理数系教員指導力向上研修」が18、19の両日、京都府亀岡市曽我部町の京都学園大であった。府内の高校で生物を担当する教員が参加し、植物からDNAを抽出する実験などに取り組んだ。
 文部科学省の支援を受け、府教委と連携して同大学が催した。遺伝子教育に関する知識を深め、実際の教育にも役立てようと、府内の高校で生物を担当する教員らでつくる「京都府生物教育会」の会員約20人が参加した。
 18日はブロッコリーからDNAを抽出し、抽出したDNAの質を確かめる実験などを行った。
 19日はタンポポの葉からDNAを抽出、DNAの一部を増やして解析するPCR(ポリメレース・チェイン・リアクション)法を用いて解析した。また、同じ遺伝子でも違う配列を持つことを表す「DNA多型(たがた)」に関する講義もあった。
 参加した教員たちは真剣な表情で講師の話に耳を傾け、実験の注意点をメモするなどして研修に取り組んでいた。
8月20日 国語教科書に不満3割 小学校教員、文科省調査(京都新聞)
公立小学校教員の8割が国語の指導を「好き」「まあ好き」と回答しながら、3割が現在使っている教科書を「不満」「やや不満」としていることが19日、文部科学省の2006年度調査で分かった。「練習問題の分量が少ない」などとして、副教材を使う教員も半数いた。
 調査は文科省が全国の教育委員会を通じ、シェア上位3社の教科書を使っている学校を対象に実施。国語、算数でそれぞれ約450人の教員から回答があった。
 教科書への満足度を聞いたところ、国語は「不満」3・3%、「やや不満」27・4%だった。学習内容が定着したかどうかの確認や、児童の理解度に応じた指導の面で工夫が足りないという指摘が多かった。
 一方、算数の教科書に「不満」「やや不満」と答えた教員は計16・2%だったが、授業で副教材などを使っている教員は79・7%に上り、うち80・6%が「練習問題の分量が少ない」とした。(共同通信)
8月19日 相加相乗平均に新証明法 高校教諭、運転中にひらめく (朝日新聞)
2008年8月18日 高校の数学で習う定理の新しい証明法を県立倉敷古城池高校教諭の内田康晴さん(49)が見つけ、オーストラリアの数学専門誌に論文が掲載された。「高校の教育現場から論文投稿はもっと増えていい。励みになるだろう」と数学者からも喝采の声が上がっている。
 証明したのは「相加相乗平均の定理」。高校1年で習うことが多い。
 内田さんは、ある定理の証明で描いていた図形が、相加相乗平均の定理の証明に使えることに気づいた。さらに簡単な証明法がないかと連日、考えていたところ、出勤途中の運転中にひらめいた。高校入学後すぐに扱う簡単な公式を使うだけの方法だった。
 この定理の証明方法は50以上あるとされる。高校生でも理解できるほど「簡単な」方法だっただけに、新しい証明法かどうかがわからない。県立図書館や広島大学の図書館などに通ったがはっきりしなかったという。
 そのころ、数学のノーベル賞と言われるフィールズ賞受賞者の広中平祐さん(77)と偶然会った。欧州旅行をした06年6月、イタリア・ミラノの空港で見かけた。以前、講演を聴いたこともあり、声を掛けて新しい証明方法のことを話した。すると「それはおもしろい」と数学談議で盛り上がったという。広中さんは「新しいかどうか分からないが自分で見つけたことに価値がある。不等式専門の学術雑誌があるから投稿してみてはどうか」とアドバイス。
 論文を作り上げ、今年3月に提出。掲載を伝える電子メールが届いたのは5月上旬だった。「非常にシンプルな新しい証明方法です」。職員室でガッツポーズが出た。
 「この証明方法に気づいた人はこれまでにもいたはず。簡単すぎるので発表済みと思ったのかもしれない」と謙遜(けんそん)するものの、「生徒にもこうした発見の喜びを味わってほしい」と内田さん。
 東海大学教育開発研究所長で数学者秋山仁さん(61)は「最先端の数学ではないが、一生懸命に取り組んでいるのは立派。高校の教育現場にもいい刺激になる」と話す。(木村俊介)(追加 証明のあるとこ)
全国学力テスト、29日に結果公表 (産経新聞)
2008.8.18 19:43
 文部科学省は18日、今年4月に実施した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を29日に公表すると発表した。43年ぶりに復活した昨年は結果公表が10月下旬と当初の予定より大幅に遅れ、学校現場から「指導に役立てられない」と批判が出たため、採点作業を改善。多くの学校が新学期を迎える夏休み明けの授業に間に合うように配慮した。
相次ぐ教員によるわいせつ行為 処分基準作成も「氷山の一角」 (産経新聞)
2008.8.18 20:08
 子供が教員らから性的な被害を受けるケースが相次いでいる。教職員の人事権を持つ都道府県、政令市の教育委員会は懲戒処分基準を作成するなどして対策を強化しているが、「わいせつ行為が発覚して処分に至ったケースは氷山の一角」との見方は根強い。教育関係者からは、処分の一層の厳格化に加え、子供たちに「泣き寝入り」しないよう促す指導や、被害を受けた児童生徒のケアにあたる専門家の雇用を求める声があがっている。
■メールで「みんなには内証」
 部活動で足をくじいた女子生徒に対しマッサージを始めた男性教員。行為はエスカレートし、やがて足の付け根まで触り始めた。その後、生徒の携帯電話に教員から「みんなには内証」とメールが届く…。
 セクハラ被害に関する子供たちからの電話相談に応じているNPO法人「スクール・セクシュアル・ハラスメント防止全国ネットワーク」(大阪府守口市)は今月、寄せられた複数の相談をもとにこんなドラマ仕立てのDVDを制作した。
 大阪市では6月末、顧問をしていた剣道部で、女子生徒の服を脱がせるなどしたとして市教委の男性指導主事が懲戒免職処分を受けた。この生徒らの訴訟を支援する活動をした同ネットワークの亀井明子代表(60)は、「部活動ではセクハラ行為が起きやすいが、生徒がいやがっていると先生が気づいていないケースも多い」と指摘する。
■懲戒免、最多118人
 文部科学省の調査によると、平成18年度にわいせつ行為で懲戒免職になった公立学校の教員は過去最多の118人。諭旨免職や訓告を合わせると190人に達する。
 だが、「処分に至ったのはごく一部に過ぎない。『先生が困るかも』などと被害者が1人で抱えてしまうことが多い」と亀井代表。実際、同ネットワークが毎週火曜日に受け付けている相談電話には、セクハラ被害に関する子供からの訴えが毎月十数件寄せられているという。
 処分制度の適正な運用を目指し、文科省は都道府県、政令市の教委に明確な処分基準を作成するよう要望。大阪府教委の場合は18年3月、「児童生徒にわいせつ行為を行った場合は免職とする」などの規定を設けた。他の教委も同様で、唯一定めていない北九州市教委も今年度中には基準を作成する見通しだ。
■「聞き取り調査で二次被害」
 大阪府内の中学、高校で37年間教員を務め、現場教職員を対象とする「教師駆け込み寺・大阪」を主宰する下橋邦彦さん(68)は「子供たちが被害を打ち明けにくいのは事実。(処分)基準の厳格化と並行して、『自分の体と心は自分で守る』という意識を高める指導が重要になってきている」と話す。
 一方、亀井代表は「セクハラの発覚後、教員や教委職員による被害者への聞き取り調査が二次被害を招いているケースもある」とし、第三者の専門家を起用することを提案。さらに、「都道府県教委と同様、市町村教委もわいせつ行為に関するガイドラインを設けるべきだ」と訴えている。
8月18日 佛教大:JR二条駅前にキャンパス増設計画−−12年度までに /京都 (毎日新聞)
JR二条駅(中京区)前に、佛教大(北区)が12年度までにキャンパスを増設する。大学を運営する学校法人浄土宗教育資団(北区)が6月、立命館大朱雀キャンパスの北隣に用地約3800平方メートルを取得した。今秋にも概要を決める。
 約6500人が学ぶ北区の紫野キャンパス(約3万5000平方メートル)が手狭で、京都市内で新たな用地を探していた。取得したのは駐車場に使われている土地で、同キャンパスから近いことなどを重視。東京の不動産会社から購入した。
 佛教大は12年度に迎える開学100周年に向け、仏教学部の復活(10年度に予定)など改組を進めている。【朝日弘行】
毎日新聞 2008年8月17日 地方版
8月17日 行内に塾や学校 大手銀、大量採用で新人教育に苦心 (朝日新聞)
2008年8月17日1時23分
 大量採用を続けるメガバンクが、「新人教育」に頭を悩ませている。各地の支店に配属し、現場で学ばせる「オン・ザ・ジョブ・トレーニング」が間に合わないためだ。金融の基礎や接客術を教える専門の学校を開いたり、塾の形式で訓練をしたり、各行とも工夫を凝らしている。
 三井住友銀行は、新入社員の採用が今春1800人、来春に2400人にのぼる。04年まで数百人だったのと比べれば大幅な増え方だ。支店に配属される新人の数が多すぎて、従来型のマンツーマン指導が難しくなった。
 このため、リテール(個人向け金融)部門の新入社員向け「新人育成学校」を東京と大阪に5月に開いた。名付けて「SMBCリテールバンキングカレッジ」。模擬店舗を設けて接客を疑似体験するほか、為替や預金の事務の基本などをたたき込む。期間は半年間で、配属先の店とカレッジを行き来する。
 2350人が来春入社するみずほグループ傘下のみずほ銀行では、入行10年目程度の中堅組が先生役になる「みずほ塾」を設けた。月1回、各支店に配属された新人が集まり、10人ほどで勉強会や食事会を開く。新人に仕事のコツを教えたり、悩みの相談にのったりするのが狙いだ。
 バブル崩壊後に不良債権処理に苦しんだメガバンクは人員を大幅に絞った。それがここ2〜3年は、人手不足を解消してリテール部門などの強化に乗り出そうと、新卒者の大量採用に転じている。ただ、現場では保険など新しい商品が増えて仕事は複雑になっており、新人にも量と質の両立が求められている。学校や塾はそのための工夫だが、「仕事は支店に放り込まれ、現場で怒られながら覚えるものなのに」(大手行関係者)との声も中堅以上の世代から出ている。(畑中徹)
8月16日 愛知県の教員採用試験、採点ミスで45人追加合格 (読売新聞)
愛知県教委は15日、7月19日実施の公立学校(名古屋市立を除く)教員採用1次試験で、解答読み取り装置が数字を誤って読み取る採点ミスがあり、45人を追加合格したと発表した。
 同教委によると、受験生3人から今月14日に採点結果の開示請求を受け、職員が解答用紙と読み取り後のデータを照合したところ、3人全員のデータに誤りがあった。確認した結果、読み取り装置2台のうちの1台で、1を7、3を5と読み取るミスが判明。受験者の約26%にあたる1831人に採点ミスが見つかった。
 追加合格者の内訳は、小学校教諭16人、中学校教諭27人、栄養教諭2人。合格者が不合格になるケースはなかった。原因は調査中としている。
 県教委の中島博管理部長は「教員採用試験に社会的な関心が高い中、機械の不具合とはいえ、受験生に迷惑をかけた」と陳謝した。
(2008年8月15日23時19分 読売新聞)
教頭「コネ優先に絶望」 大分汚職、悔悟の思い吐露(朝日新聞)
2008年8月16日
「コネ優先の試験に絶望し、不正の誘いに乗ってしまった」。大分県教委の教頭昇任試験を巡り、15日、贈賄の疑いで書類送検された同県佐伯市立小野市小学校の渡辺洋一教頭(50)は、朝日新聞の取材に悔悟の念を吐露した。「子どもたちを裏切り、傷つけてしまった」と唇をかむ。
 教員生活28年。勤務した小学校は延べ7校。親子2代の教え子もいる。  「子どもが生き生きと過ごせる学校をつくりたい」。そんな志を抱き、03年から教頭試験を受け始めたが、4年連続で不合格だった。合格者との答え合わせでは自分の方が高得点だったこともあったという。「県教委幹部と親しい人が優先的に合格するのではないか」と疑念が募った。4年目は2次試験にも進めなかった。「コネのない人間がまともにやってもダメだ」
 追い詰められた気持ちで08年度試験に臨んだ。昨年11月の1次終了後、当時佐伯市立小・中学校長だった矢野哲郎容疑者(52)から「勉強会をしよう」と誘われた。かつての勤務校の教頭だった。
 12月、佐伯市内の矢野容疑者宅を訪ねた。歴代県教委幹部と矢野容疑者の写真が並ぶ部屋に通された。そこで出たのが、江藤勝由容疑者(52)の名だった。「江藤さんに口を利いてやる」。昇任試験の実務担当者だ。「お願いします」。思わず答えていた。
 矢野容疑者は5本指を開き「それなりの金がいる」と言ったという。「驚いたが、相場も何も知らない。50万円分の商品券を買った」
 今年4月1日付で教頭になると「おめでとう」と言ってくれる人が多かったが「全然うれしくなかった」。教員採用を巡る汚職事件が明るみに出た6月、事件を説明する全校集会の司会を任された時は「たまらなく憂うつだった」。教員向けの研修もした。「偉そうに説明しながら、自分が不正を隠していることが耐えられなかった」と振り返る。
 「ばれるのでは」「このままならばれないだろう」。二つの思いの間で心が揺れ動いた。眠れない日が続いた。
 「黙ったままでいていいのか」。江藤容疑者に一緒に商品券を渡した3人で互いに連絡を取り合った。「すべてを打ち明けよう」。そう話し合って7月8日、佐伯署に出向いた。「先生は誘惑に負けた悪い人間です」。児童らへの書き置きを職員室の机に残してきた。
 その後は年休を取り続けている。児童や保護者に経緯を説明して謝りたいが、「混乱が起きる」と周囲に止められているという。
 「子どもたちを傷つけ、大人への不信感を植え付けてしまった。本当に申し訳ない」とうなだれる。一方で、調べればほかにも同じことをした教員が出てくるはずだと思っている。「自分を正当化する気はないが、私たちのケースは氷山の一角だろう。3人だけの問題として片づけられるのはおかしい」
先生採用取消に備え、カウンセラー派遣準備 大分県教委(朝日新聞)
2008年8月16日6時7分
大分県の教員採用汚職事件を受け、不正合格者の採用を取り消す方針を示している県教委は、採用取り消しが実現した場合の学校現場の混乱を想定し、スクールカウンセラーを派遣する準備を始めた。数十の小学校で教員が突然いなくなり、児童の心に傷を負わせる恐れがあるからだ。
 県警の調べによると、県の07、08両年度の小学校教員採用試験では、計82人の合格者の半数近くが不正に得点をかさ上げされたとされる。県教委は、不正合格者と特定され現場を去る教員が出た場合、児童らの心のケアが必要になるとみて、スクールカウンセラーの一斉派遣を想定。契約中の臨床心理士ら68人のスケジュールを確認している。
 県内の公立小学校は分校を含め約330校。一斉派遣となれば新たな人材の確保が必要になりそうだが、県臨床心理士会は「年度の途中で新たに要請があることはまれ。スケジュールの調整が難しいのではないか」とみる。
 1人を1日8時間派遣した場合、3万円以上かかる費用も問題だ。緊急派遣は国の補助対象外。県教委の担当者は「ほかの事業をつぶして予算を確保する必要があるかもしれない」と話す。
 事件に対応したスクールカウンセラーの派遣は小学校の校長と教頭が逮捕された同県佐伯市で既に行われている。
 教頭が逮捕された小学校には逮捕直後の6月と7月の2回、臨床心理士が赴いた。児童たちの状態をチェックしたほか、心理的負担が大きい場合、眠れない▽学校に行きたがらない▽幼児のように甘えるといった兆候が現れると教員に説明し、対応策を指導した。
 市教委の心理ケア担当職員は「専門家が入ることでパニックの広がりを防ぐことができる。初期に入る効果は大きい」とスクールカウンセラー派遣を評価している。
8月15日 全盲の先生「授業すごい」、生徒に通じた生きる力 (読売新聞)
埼玉県の長瀞(ながとろ)町立長瀞中学校に勤務する全盲の教諭、新井淑則(よしのり)さん(46)にこの夏休み、教え子たちの感想が吹き込まれた声の便りが届いた。「先生が努力してるから私も負けずにやりたい」。
 ハンデを克服して15年ぶりに普通中学校の教壇に復帰してから4か月。生徒たちは、新井さんから生きる力を学び取っていた。
 「目が見えないのに黒板に字が書けてすごい」「宮沢賢治の『オツベルと象』の授業で、象の鳴き声の読み方が情感がこもっていてすごかった」。国語の授業を受け持つ1年生82人がつづった1学期の感想文を、音訳ボランティアが吹き込んだICレコーダー。新井さんは手厳しい意見も覚悟していたが、感謝や驚きの声ばかり。文章の切れ目がわかりにくい点字の教科書を何百回も音読して授業に臨んだことを思い起こし、目頭が熱くなった。
 網膜剥離(はくり)で右目を失明し、1993年に養護学校へ移った。その後に左目の視力も悪化して休職。リハビリを重ね、養護学校や盲学校を経て今年4月、普通中学校への復職を果たした。
 生徒に名前と自己紹介をレコーダーに吹き込んでもらい、名前と声が一致するまで何回も聴いた。生徒の机の裏に点字テープの名前を張り付けた。板書では、字を書く位置を決めるために磁石のついた定規をけい線代わりに使う。
 1年の小沢優一君(12)は「りんごをむいてみせてくれたのには驚いた。障害者への意識が変わった」。野口静香さん(12)も「先生を助けたくて、より積極的に勉強するようになった」と言う。
 新井さんが副顧問を務める文化部は、夏休みに絵本の点訳に取り組む。高田忠一校長(55)は「子供たちが思いやりを持つようになった」と話す。
 新井さんは、生徒たちの表情が見えないもどかしさも感じている。それでも、「教えることは楽しい」と、生徒たちの元気な声を聞くのを心待ちにしている。
(2008年8月15日02時29分 読売新聞)
大学発ベンチャー苦戦、平均赤字5100万円…経産省調査(読売新聞)
大学の研究成果を基に起業したベンチャー企業の多くが、経営を軌道に乗せるのに苦しんでいる実態が、経済産業省の調査で14日明らかになった。
 2007年度の営業利益は平均5100万円の赤字で、06年度に比べ赤字幅が400万円も広がった。
 大学発のベンチャー企業の3割を占める情報技術(IT)ソフト系などは赤字額が減少した反面、全体の4割を占めて最も多いバイオ系の赤字額が増加した。経産省は課題として、企業経営に携わった経験に乏しい研究者が経営者になるケースが多いことを踏まえ、「人材確保」「資金調達」「販路開拓」の3点を指摘している。
 一方、07年度末時点の大学発ベンチャー数は、06年度に比べ94社多い1773社となった。少子化の影響で入学者数が減少する中で、ベンチャーを設立することで特色をアピールする狙いがあるようだ。
(2008年8月15日03時07分 読売新聞)
採用取り消しは困難 大分教員採用汚職から2カ月 (産経新聞)
2008.8.14 21:42
 大分の教員採用汚職事件で県教委幹部らが逮捕されてから2カ月。県教委は7月中旬、「不正合格者は採用取り消し」の方針を打ち出したが、いまだに不正合格者の特定ができず、取り消しまでいたっていない。多くの資料が県警に押収されてしまっているほか、答案用紙などが廃棄されているためで、県内では「8月末の不正合格者の特定は無理ではないか」との声が強い。
 調査のために結成されたプロジェクトチーム(PT)は7月末から不正採用・昇進行為について、人事担当者ら過去10年の県教委幹部約100人を聴取。過去データの調査もしており、これらを基に実態を解明する方針だが、まだ不正合格者ははっきりしない。
 理由は資料の不足だ。長年不正採用が行われたとされるのに、原本となる答案用紙などは、10年間保管の規定に違反して「廃棄してしまった」(県教委)。このため、残っている一部データの信憑(しんぴょう)性の確認もできず、不正合格者特定の根拠にするのは難しい。
 根拠があやふやな上に、選考した県教委の責任が問われるとして、大分県内の教育関係者からは「採用取り消しはできないのではないか」との声も聞かれる。
8月14日 ラットの脳細胞がロボット制御 英チームが実験に成功 (京都新聞)
【ワシントン13日共同】培養したラットの脳細胞が出す電気信号で小型ロボットを障害物にぶつからないように動かす実験に成功したと、英レディング大の研究チームが13日、発表した。
 人間やコンピューターからの指示は一切なかった。脳の発達や記憶の仕組みの解明に役立つほか、生体の脳で機械を直接制御する技術として注目を集めそうだ。
 チームによると、ラットの胎児から脳細胞を採取して酵素でばらばらにし、約60の電極が付いた小さな容器に入れて培養。脳細胞が成長して出すようになった電気信号を、円筒形の2輪走行ロボットに無線で送り、ロボットを動かした。
 ロボットには超音波センサーを搭載。障害物に近づくと特別な刺激が脳細胞側に送られるようにした。ロボットは最初は障害物に衝突を繰り返したが、そのうち“学習”して衝突を回避するようになった。
 チームは「培養した脳でロボットを動かした最初の例だ」と指摘。さまざまな刺激を与えて特定の動きをさせるよう訓練するという。(共同通信)
職員は1次「免除」 岐阜県教委の管理職試験 (中日新聞)
2008年8月14日 夕刊
校長や教頭への管理職登用試験で、岐阜県教育委員会が教委事務局に勤務する職員については、学校勤務の一般教員が受験する1次試験を免除していたことが分かった。
 県教委によると、一般教員の試験は論文や筆記などの1次と、面接やグループ討議の2次の2段階あるが、事務局職員には慣例として2次試験だけを課していた。
 こうした仕組みは試験の実施要領には記載されず、現場の一般教員には知らされていなかった。
 県教委は「事務局への登用試験で論文や面接を経て合格しており、日々の仕事でも学校を指導する立場。あらためて同様の試験を受けさせる必要はなく、見直す考えはない」と説明している。
 ただ教員採用をめぐる汚職事件が発覚した大分県教委でも同様の措置が取られていたため、県教委は「誤解を招かないよう試験の仕組みを校長会や教育長会などを通じて周知する」としている。
「いい子量産は問題」「家訓を」 徳育懇談会が初会合 (産経新聞)
2008.8.13 19:33
 道徳教育の在り方を検討する文部科学省の有識者会議「子どもの徳育に関する懇談会」の初会合が13日、開かれた。前中教審会長の鳥居泰彦座長は「道徳教育は人間形成に重要な役割を持つ。社会に問題提起をしていきたい」と述べ、年度内にも一定の提言をまとめる考えを示した。
 会議は道徳教育の充実を求めた中教審答申や、政府の教育再生会議の提言を受け設置。ノンフィクション作家の柳田邦男氏や宗教学者の山折哲雄氏、発達心理学者や教育学者、小中学校長ら計21人で構成する。
 各発達段階での課題などを検証し、学校や家庭、地域での道徳教育の役割分担や方策などを話し合う。
 会合では「家訓をつくることを勧めたい」「経済格差が家庭教育に影響を与えている」「大人が望む“いい子”を量産するのは問題」などの意見が出た。
小学校敷地侵入の元教師、「立ち入り禁止知らず」犯意否定」 (読売新聞)
児童の写真を撮るため、運動会が行われていた東京都世田谷区立小学校の敷地内に今年6月侵入したとして、建造物侵入罪に問われた元小学校教師渡辺敏郎被告(35)の初公判が14日、東京地裁であった。
 渡辺被告は、「敷地内に入ったのは間違いないが、立ち入り禁止場所とは知らなかった」と犯意を否定し、無罪を主張した。
 検察側は冒頭陳述などで、渡辺被告が性的欲求を満たすために、児童の写真を撮影していたと主張。保護観察中にもかかわらず、無許可でベトナムやインドネシアを旅行し、現地の子供を撮影していたとする同被告の供述調書を提出した。
 渡辺被告は、交通事故で死亡した児童ら5人の写真をホームページに無断掲載したなどとして児童買春・児童ポルノ禁止法違反などの罪に問われ、昨年7月に東京地裁で懲役2年6月、執行猶予5年の判決を受け保護観察中だった。
(2008年8月14日19時00分 読売新聞)
8月13日 大学に医学部定員増を要請 文科省」 (日経新聞)
文部科学省は「骨太方針2008」に医師不足対策の推進が盛り込まれたことを受け、医学部を持つ大学に入学定員を増やすよう求める通知を出した。新たに必要になる教職員の人件費を補助するなどの支援策も講じる。
 医学部の定員は1982年度の8280人がピークで、2008年度は7793人。骨太方針はこれを82年度の水準まで早急に増員するとしている。
 文科省は医師不足が深刻な地域や小児科や産婦人科といった診療科の医師増につながる取り組みの実施計画を大学に提出してもらい、問題がなければ定員増を認める方針。増員の認可申請期限は通常毎年6月末だが、今年は10月末まで延長する特例措置も設ける。(23:33)
生命科学分野の学部新設 京産大、10年春予定 (京都新聞)
京都産業大(京都市北区)は、生命科学分野の新学部「総合生命学部」(仮称)を、2010年4月に設置する方針を12日までに固めた。関西の私大では、同志社と立命館が今春に生命科学系の学部をそれぞれ新設したほか、京産大と同じ10年度に関西、大阪医科、大阪薬科も共同で同様の新学部を設ける予定で、受験生の獲得競争が激化しそうだ。
 京産大の計画によると、総合生命学部の定員は計150人で、3学科を設ける。うち「動物医科学科」(仮称)では、マウスやラット、鳥類など薬剤開発などに用いられる実験動物の専門家養成を主に目指す。
 また、他の2学科では、人間や動植物の生命現象を分子レベルで学んだり、食や資源の問題の解決をテーマに掲げる。
 総合生命学部には、工学部の生物工学科を統合する。校舎は、他学部が集積する北区上賀茂のキャンパスに新設する。
 坂井東洋男学長は「環境や食、新型インフルエンザなど現代社会はライフサイエンスに関する問題に直面している。新学部は、社会科学的な広がりも持たせて、社会の危機管理に対応するような人材も育成したい」と話している。
ゼミ学生と関係、学芸大教授を解雇 「精神追いつめた」 (朝日新聞)
2008年8月12日
ゼミの女子学生と不適切な関係になり、女子学生を退学せざるをえない精神的状況に追い込んだなどとして、東京学芸大(東京都小金井市)は12日、教育学部の60代の男性教授を懲戒解雇した。
 学芸大によると、教授は05年6月ごろから、1年生のゼミ生と恋愛関係になった。学生は教授が妻帯者であることなどに悩み、同年秋以降、複数回にわたり手首を切って自殺を図った。07年度を休学し、今年3月に退学した。大学側は「いわゆるセクハラ、パワハラとは違うが、学生の人権を著しく傷つけ、学習の権利を侵害しており問題」としている。
 今年1月、学内の人権問題に対応する委員会に、女子学生が再発防止を求めて訴えたことから、大学が調査していた。教授は「自由恋愛で、処分は重すぎる」と話しているという。
 この学生以外にも04年と05年、2人の女子学生が同委に「教授からメールでしつこくドライブや食事に誘われる」などと相談していたが、大学はこの時点では教授を指導していなかったという。
教員採用・人事に「目安箱」 改革会議、現場の声反映へ (朝日新聞)
2008年8月13日
政府の規制改革会議が、教員採用や昇任人事について教育関係者を対象に「目安箱」を設ける。大分県の汚職事件を受け、13日からホームページや郵送で現場の教員らから進言や不満を聞き、同会議の年末の第3次答申に盛り込む再発防止策や制度改善の提言に反映させる考えだ。
 教員採用のあり方では、同会議の前身の規制改革・民間開放推進会議が05年、公正性確保のため採用基準の公表を求める答申を出し、文科省も県教委へ公正性の確保を求める通知を出した。しかし、その後に大分県で不正が明るみに出た。規制改革会議では学校選択制など教育制度の改革を打ち出してきたが、教員採用のあり方についても踏み込む必要があると判断した。(竹中和正)
大分市教育長・市教委部長を処分 教員採用巡り口利き (朝日新聞)
2008年8月12日
大分県の教員採用汚職事件に絡んで、大分市教委は12日、08年度採用試験で県教委幹部に口利きをしたとして、足立一馬教育長(61)を減給10分の1(3カ月)、豊田正孝・学校教育部長(59)を次長級に降格し、減給10分の1(2カ月)とする懲戒処分を発表した。一連の事件を受けて、口利きをした公務員が処分されるのは初めて。
 市教委によると、足立教育長は小中学校と高校の教員採用試験で1次試験の終了後、高校教員時代の教え子ら十数人の受験者リストを、県教委の富松哲博・教育審議監(義務教育担当)と小野二生(つぎお)・教育審議監(高校教育担当)に届け、合否の事前連絡を依頼した。
 豊田部長は小学校の教員採用試験で、1次試験終了後の昨年9月ごろ、大分合同新聞社の幹部社員から長女の合格を依頼され、県教委の富松審議監に合否の事前連絡を依頼した。合格発表の前日、県教委幹部から合格の連絡を受け、幹部社員へ伝えたという。
 豊田部長は当初、市教委の調査に対し、幹部社員からの依頼を否定し、虚偽の報告をしていたが、その後、認めたという。
高校教科書、被爆建物の写真取り違え 東京書籍が訂正へ (朝日新聞)
東京書籍の高校教科書「日本史B」で、長崎の原爆被害を受けた「長崎医科大学(現在の長崎大医学部)付属病院」として掲載されている写真が、別の被爆建物の写真だったことが12日、分かった。同社は近く、文部科学省に訂正を申請し、写真説明を改める考え。同社によると、掲載されていたのは、被爆した城山国民学校(現在の長崎市立城山小学校)。この教科書は03年4月に検定を受け、04年4月に使われ始めた。現在は全国約60校で使われている。
8月12日 AO入試廃止も 21年度の国公立大入試要項まとまる (産経新聞)
2008.8.11 17:26
 国立大82校と公立大74校の平成21年度入試要項がまとまった。受験生の意欲や個性を重視し、面接や書類などで合否を判断するアドミッション・オフィス(AO)入試を実施するのは20年度と同程度の約60校。奈良女子大などが新たに導入する一方で、一橋大は今回から募集枠を廃止する。
 一橋大は廃止の理由を「しっかりした学力を身に付けているかどうか判断できない」としており、学力低下が指摘される中、議論が広がりそうだ。愛知県立大と愛知県立看護大は統合を申請している。
 主な入試日程は次の通り。
 センター試験の出願受け付け 10月1〜14日▽センター試験 21年1月17、18日▽追試験や再試験 同24、25日▽国公立大の前期日程試験 2月25日以降▽公立大の中期日程試験 3月8日以降▽国公立大の後期日程試験 同12日以降
市町村・学校別結果は非開示 全国学力調査で鳥取県教委 (朝日新聞)
2008年8月11日
鳥取県教育委員会は11日、文部科学省が小学6年と中学3年を対象に07年4月に実施した全国学力調査で、市町村別と学校別の結果を開示しないことを決めた。県情報公開審議会からは「開示すべきだ」とする答申を受けていたが、「序列化が進み、点数至上主義を招きかねない」といった学校現場からの意見を尊重した。
 この日、臨時教育委員会が開かれ、教育委員6人が公開の場で話し合った。「開示には教育現場の不安が大きく、学校現場が混乱する」「調査結果の開示は教育について考える良い機会になる」と開示に賛否両論が出たが、採決で非開示を決めた。また、実施済みの08年度の調査結果も非開示とし、09年度分以降は再検討することで合意した。
 鳥取県教委は、地方紙記者から07年10月に市町村と学校別の結果の開示を請求され、開示しないよう求めた文科省通知に沿って非開示とした。記者は異議を申し立てた。県情報公開審議会は7月8日、文科省通知に法的拘束力はなく、開示で事業に支障がでることも考えづらいとして、開示すべきだと答申した。これを受け7月15日に開かれた県教育委員会は、意見が分かれ結論を出せなかった。
 県情報公開条例には、11人以上の学級については学力調査の結果を開示することになる条項がある。今回の決定は条例に沿って判断した答申に従わない形で、開示請求者が納得できない場合は行政訴訟になる可能性もある。(北村有樹子、徳永悠)
    ◇
 鳥取県元知事の片山善博・慶応大教授の話 非開示は論外。情報公開は、出すのが嫌な情報でもルールに従って出すものだ。ルールとは県の情報公開条例で、県教委がねじ曲げることはできない。どうしてもというなら、従った上で、今後、条例改正を議会に提案すべきだ。大分県の例を見ても、教委は独善的傾向がある。教委の独立とは教育内容についてのことで、法律や条例に従わないことではない。
 お茶の水女子大大学院の耳塚寛明教授(教育社会学)の話 市町村教委から多くの反対がある中で公開には踏み切れなかったのだろう。全国学力調査の結果を公開するかどうかは、情報公開の文脈だけで議論すべきではない。今後、結果を公開するとしたら、教育施策としてどういう意味をもつのかを詰めなければいけない。他の県や市町村もひとごとと思わず、公開することも一つの選択肢として検討していくべきだ。
過去の採用試験でミス 富山県教委 (産経新聞)
2008.8.11 22:39  富山県教育委員会は11日、過去2年間に実施した教員採用試験で、誤った解答で採点したミスがあったと発表した。いずれも合否に影響はないという。
 県教委によると、ミスがあったのは、平成18年と19年に実施した採用試験の1次試験で、「情報」や「書道」など3科目7問。今年7月上旬、過去の「情報」の3問について正答とされているものが誤っているとの指摘があり、発覚した。このため過去3年間さかのぼって調べた結果、さらに4問誤りが見つかった。
 県教委は再発防止策として「今後は試験終了後も問題と解答をチェックする」などとしている。
文科省は安堵 学力テスト結果非開示は「適切」に (産経新聞)
2008.8.11 22:26
 鳥取県教委が全国学力テスト(学テ)の結果を非開示としたことについて、地域・学校別の公表は行わないよう求めてきた文部科学省は「適切な判断だ」と胸をなでおろしている。
 文科省では「鳥取県の情報公開条例は学テの結果を一部を除いて開示すると定めた例外的な規定」として、他自治体へ波及することは少ないとみていた。だが、大阪府枚方市では情報公開を求める住民訴訟が起きており、鳥取県が開示すれば、他の自治体も雪崩を打って公開することも予測された。
 「非開示を前提とした学テが自治体の考えで公開されるようでは、保護者として参加できない」(曽我邦彦日本PTA全国協議会長)と、全国規模の学テがわずか2年で崩壊する危険もあっただけに、文科省側にとっては穏当な結果だったといえる。
 一方、学テの実施手続きの問題が指摘されている。文科省では、実施要領で地域別、学校別の非公表を求めながら、要領を順守するよう各教委に確認していなかった。「来年度以降は文書か説明会で非開示であることの確認を取る必要がある」(文科省幹部)との方針を示唆した。
 また、学テの目的は結果を活用した学力向上だとしながら、結果そのものを公表しないことにも疑問の声が出ている。
 独自の学テを実施している東京都では市区町村別の結果を公表し、上位の国分寺市や小金井市などの指導法は参考にもなっている。
 学校選択制を採用している自治体では、学テの結果を公表すると入学希望者が増減するとの指摘があるが、「学テの成績で学校を選ぶ親はほとんどいない」(東京都足立区の保護者)との見方もあり、改めて公表について是非が問われそうだ。
「子供は力あるのに…」 学テ非開示決定受け、鳥取県教育長 (産経新聞)
2008.8.11 17:55
臨時委員会終了後に記者会見する、鳥取県の中永広樹教育長=11日午後、鳥取県庁 「子供には受け止める力があるのに。残念だ」。全国学力テストの結果を開示するよう求めた鳥取県情報公開審議会の答申を受けながら、再び非開示を決定した県教育委員会の委員6人で唯一“開示派”の中永広樹県教育長は11日、臨時委員会終了後に記者会見し、無念さをにじませた。
 市町村教委などから、競争をあおり、序列化につながるとの強い反発を受けての結論。中永教育長は「従うが、県情報公開条例を尊重すべきだと言ってきたことに間違いはない」と話し、「大人が先回りして心配ばかりするのでは子供の力を奪うだけ。2教科だけのテスト結果で子供が劣等感にさいなまれてつぶれたりするだろうか」と首をかしげた。
大分県教委への批判・提言、2か月弱で1000件超す (読売新聞)
大分県教委を巡る汚職事件で、県教委に寄せられた電話や電子メールによる批判や提言などが、最初の逮捕者が出た6月中旬から2か月弱で1000件を超えた。
 大半は批判だが、「以前から不正合格の謝礼の相場は200万〜300万円と言われていた」といった情報提供や、新任教員の実名を挙げて、不正の有無を調査するよう求めた電話もあったという。
(2008年8月11日22時40分 読売新聞)
8月11日 教育長非常勤化の条例検討 全国初、北海道の町議会 (東京新聞)
2008年8月10日 18時10分
北海道の中頓別町議会が、教育長の非常勤化を可能とする全国初の条例の制定を目指している。厳しい町財政を踏まえた行財政改革の一環で、遅くとも来月中には条例案を議員提案し、成立させたい考えだ。だが、町教育委員会事務局や文部科学省からは「教育行政が滞る」などと反発の声も上がっている。
 北海道北部に位置する人口約2200人の中頓別町は、過疎化が進み、小中学生は現在約150人。ピーク時に10校あった小中学校は来年度から2校に。生涯学習の業務も4月、町教委から町に移され、町教委の業務は減少している。
 だが任期の4年間に教育長に支払われる月給や退職金は計約3500万円。「仕事量が減っているのにこんなに報酬はいらないのではないか」。町議会では今年4月、町の財政問題を取り上げたのを機に、非常勤化の議論が加速した。
 条例案は、現教育長の9月の任期切れ前に可決される見通しで、推進役の柳沢雅宏町議(55)は「人口20万、30万の都市と2000人の町が同じ扱いなのはおかしい」と強調。4年間に計約1700万円を削減できる見込みだという。
鳥取11市町が不参加検討 学力テスト、結果開示なら (京都新聞)
小中学生を対象にした全国学力テストの市町村別、学校別結果の開示をめぐり揺れる鳥取県で、開示した場合、県内19市町村のうち11市町の教育委員会が、来年のテストへの不参加も含めて検討する考えであることが9日、共同通信のアンケートで分かった。
 情報開示を進める県と、参加主体の地元自治体が対立する構図。全国の公立で不参加は愛知県犬山市だけで、参加しない自治体が増えれば、全国の小6と中3全員参加が前提のテストの存在意義が揺らぎかねない。鳥取県教委は開示するかどうか11日に決める方針。
 アンケートは全市町村教委に質問用紙を送付、17市町村が回答した。
 15市町村が開示に「反対」で、うち11市町が「不参加も検討」と答えた。反対派は「過度の競争や序列化につながる」「学校間に順位を付けるのは本来の目的から外れる」と懸念。「どこまで開示するかは市町村教委が考えるべきだ」と県教委の主導に反発する声も複数あった。(共同通信)
廊下で競走、勢い余ってガラス突き破る…17歳高校生が転落死 (読売新聞)
10日午後0時30分ごろ、神奈川県鎌倉市高野の県立大船高校で、同高3年津田祥(あきら)さん(17)(同県藤沢市鵠沼桜が岡)が4階廊下の窓(縦108センチ、横75センチ)から、約13・5メートル下の地面に転落し、胸などを強く打って間もなく死亡した。
 大船署の発表では、津田さんはほかの生徒1人と約60メートルの廊下で、走ってタイムを競っていたところ、突き当たりにある床上約90センチの窓ガラスを突き破って転落した。
 津田さんは10日午前11時ごろ、来月行われる体育祭の応援について、同級生7人と打ち合わせをするために登校していた。
(2008年8月10日23時42分 読売新聞)
8月10日 アトムやドラえもんにも使える?伸縮自在の電子回路 (読売新聞)
ゴムのように伸び縮みし、電気を伝える新材料を、東京大などのチームが開発した。
 炭素原子でできたカーボンナノチューブを、伸縮性のある高分子(ポリマー)に混ぜたもので、この材料を配線に使った電子回路は、70%伸ばしても機能に変化がなかった。これだけの伸縮性と導電性を両立したものは世界初。
 ロボットの関節など曲がる部分で使う電子回路に役立つ技術で、スポーツウエアや水着に使われる伸縮素材に混ぜて、血圧などを検知したり、人体の機能を強化したりするハイテクスーツの開発にも使えそうだ。科学誌サイエンス(電子版)に8日掲載された。
 電気を通す性質のあるカーボンナノチューブは、ゴムに混ぜると導電性材料が作れるが、束になって固まりやすいため混ざりにくく、導電性を高めるため入れる量を増やすと固くなる課題があった。東京大の染谷隆夫准教授らのチームは、カーボンナノチューブとよくなじむ「イオン性液体」をあらかじめ混ぜ、それをポリマーに加えることで、均一な混合に成功。ナノチューブの配合割合は20%で、電気の伝えやすさは市販の導電性ゴムの500倍以上と、曲がる電子回路の配線材料としても十分使えるという。
(2008年8月9日18時53分 読売新聞)
8月9日 通信添削、小中学校の全学年で増加 文科省調査 (朝日新聞)
2008年8月9日
学習塾に通う小中学生の割合はこの15年で大きく変わらないものの、通信添削を受ける割合は全学年で上昇したことが8日、文部科学省が結果を公表した「学校外学習活動調査」で分かった。塾と比べ、通信添削が安上がりなことも一因とみられる。
 調査は07年11月、公立校に通う小1〜中3の保護者約6万8千人と、小3〜中3の子ども約5万3千人を対象に実施。習い事や家庭教師を含めて何らかの学習活動を学校外でしているのは小学生の82%、中学生の76%だった。
 同じ質問をした93年の調査と比べると、通塾率は小1〜小5で増加、小6〜中3で減少した。平均すると小学生は24%から26%に上昇、中学生は60%から54%に下がった。一方、通信添削は全学年で増え、特に小1では10%から23%と倍以上に増えていた。
 費用を93年と比較すると、塾の平均月謝は1万5300円から2万1300円と、6千円上がった。一方、通信添削は、平均月謝が5600円と塾の約4分の1で、93年の4900円から700円の上昇にとどまる。このこともあり、文科省は「塾より月謝が安い、通信添削を選んでいるのでは」とみている。
 国語と算数・数学に集中する傾向がある塾と比べ、通信添削は、理科や社会も受ける子どもが多く、小1〜中1の8割以上が「学校の宿題や予習・復習の指導」に活用している。(中井大助)

「全校読書」、学力底上げ 文科省、学力テストで追加分析 (日経新聞)
文部科学省は2007年の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)について、成績と生活習慣の相関などを追加分析した結果をまとめた。中学3年生では全校一斉の読書活動を実施している学校は、正答率の低い生徒の割合が、すべての試験科目で読書未実施の学校より低かった。
 小学6年生では博物館や科学館、図書館を活用した授業を行うほど、学力の高い層の割合が高くなる傾向が判明。書く習慣をつける授業や様々な文章を読む習慣をつける授業を行うと、低学力層の減少と高学力層の増加の両方の効果があることも分かった。(08日 16:00)
広島県教委が教育長ら処分 元教諭の女児乱暴事件で (産経新聞)
2008.8.8 20:32
 小学校内で複数の女子児童に乱暴したなどとして逮捕、起訴され、懲戒免職となった元教諭、森田直樹被告(42)=公判中=の事件を受け、広島県教育委員会は8日、公教育への信頼を損ねたとして、榎田好一教育長(60)を戒告の懲戒処分にした。
 また、伊藤学司教育次長(41)ら幹部4人も厳重注意を受けた。
 一方、三原市教育委員会は8日、管理・監督責任があったとして、植木章弘教育長(63)を3カ月の減給処分(10分の1)にするなどした。
小学生4人に1人塾通い 文科省調査 進む低年齢化に保護者の不安も (産経新聞)
2008.8.8 18:48
 学習塾に通う公立小学生は25・9%で、平成5年の前回調査から2・3ポイント上昇し、過去最高の割合となったことが8日、文部科学省の学校外活動実態調査で分かった。小学生の学習塾通いが低年齢化する一方、中学生はスポーツやピアノなど習い事をする傾向が強まっている。
 塾通いの過熱化により、家庭の経済力が子供の学力格差に影響することを保護者は懸念しており、同省では有識者による検討会を立ち上げ、結果を細かく分析したいとしている。
 調査は平成19年11月、公立小学3年生から中学3年生までの児童生徒約5万3000人と保護者約6万8000人を対象に実施。昭和60年、平成5年に行った同様の調査と比較した。
 小学生で学習塾に通うのは、小学1年生の15・9%(同3・8ポイント増)、2年生の19・3%(同5・2ポイント増)など通塾の低年齢化が顕著だった。逆に習い事は72・5%で同4・4ポイント減った。
 中学生では、学習塾に通うのは53・5%で同6・0ポイント減少したが、習い事は31・2%で同2・9ポイント増となった。
 同省では、通塾の低年齢化について、学習習慣をつけるために家庭が学習塾を利用しているのではないかと分析。一方、中学生は少子化が進み高校進学がしやすくなったことで、習い事をする時間的余裕ができたと分析している。
 学習塾通いの理由については「子供の希望」が34・7%で最も多いが、塾通いが過熱していると懸念する保護者も6割を超えた。
 過熱の理由として「学校だけの学習では不安」と答えた保護者が66・5%と最多で、公教育への不安を裏付ける結果となった。
 こうした過熱の結果として「保護者の経済的負担が増す」が40・7%、「保護者の所得が子供の学力に影響を与える」が29・9%など、経済格差が学力格差に直結することを挙げる声が多かった。また「生活習慣への悪影響」43・0%、「健康・体力への悪影響」37・2%、「活動体験・生活体験の不足」38・6%など子供の心身の発達への影響を心配する意見も多かった。
愛知教育大入試で出題ミス (産経新聞)
 愛知教育大(愛知県刈谷市)は8日、2月に実施した前期日程の入学試験で、世界史の設問に出題ミスが2カ所あったと発表した。ミスのあった2問について、受験した55人を正解とし、不正解とした全員に加点する措置を取った。
 措置の結果、第2希望の専攻で入学した男子学生1人が第1志望の専攻の合格ラインに到達。また前期日程の試験で不合格になったが後期日程で合格し入学していた女子学生1人が、前期日程の合格ラインに到達した。
 同大は2人に謝罪。男子学生については希望があれば第1志望の専攻に所属を変更するという。
8月8日 法科大学院の統廃合表明 法相「低実績校は整理」 (中日新聞)
2008年8月7日 21時47分
保岡興治法相は7日、修了者が新司法試験の受験資格を得ることができる法科大学院について、合格実績の低いものは統廃合すべきだとの考えを表明した。法科大学院の設置認可を行う文部科学省と近く協議を始める方針も示した。
 法科大学院制度は2004年に、法曹人口をめぐる将来の需要増大に対し「質の高い多様な法曹を育てる」との理念の下で設立された。しかし新司法試験の合格率は4割程度にとどまって当初目標の7、8割には遠く及ばず、学生が試験対策への傾斜を強めるなど問題点が指摘されていた。
 保岡氏は共同通信などのインタビューに対し「教育能力のない学校は学生に配慮した上で合併かやめるかし、あるべき法科大学院の姿を目指して整理すべきだ」と述べ、今後も改善が見られない場合は統廃合を検討すべきだと強調した。
 現在、全国に74校ある法科大学院の現状については「学生にできるだけ広くチャンスを与え、特に地方に配慮して法科大学院の設置を認めてきたが、内容が伴わない学校もあるし、ばらつきがある」と指摘。
「大学全入」遠のく、進学率予想以上の伸び 08年調査 (朝日新聞)
2008年8月8日
 08年4月の大学・短大の志願者数が74万4千人に対し、入学者が68万4千人だったことが文部科学省の学校基本調査で分かった。志願者数と入学者数が同じになる「全入時代」が07年春にも到来すると試算されていたが、文科省は「近い将来に、志願者数と入学者数が同じになる見込みではない」としている。
 旧文部省は「09年に全入となる」と97年に試算。その後、進学率が横ばいで推移していたこともあり、中央教育審議会(文科相の諮問機関)は05年の答申で、実現の予想を07年春に前倒しした。しかし、景気回復の傾向が続いていたことや、就職で有利になるとの判断などが影響し、高校卒業後に大学進学を希望する割合はこの数年で上昇。今年は高校卒業生の60.1%が大学・短大への入学を志願。浪人と合わせた志願者は中教審答申の試算より10万人以上多く、入学者は志願者数の約92%にとどまった。
 一方、入学者が定員を割った私大はこの春、全体の47%になり、人気が集まる大学とそうでない大学の二極化は進んでいる。
中学生の「不登校」34人に1人、過去最高更新 (読売新聞)
昨年度1年間に30日以上欠席した「不登校」の中学生の割合は前年度比0・05ポイント増の2・91%で、過去最高を2年連続で更新したことが文部科学省の学校基本調査(速報)でわかった。
 生徒34人に1人の計算になる。統計上は不登校とならないものの、保健室で過ごす「保健室登校」も相当数いるとみられ、こうした子供たちへの教育や心のケアをどう進めるかが、新たな課題として浮上している。
 調査は全国の国公私立の小中学校3万3680校を対象に実施した。
 2007年度の不登校の小中学生は、06年度より2360人多い12万9254人。01年度に過去最多の13万8722人を記録して以後、少子化の影響やスクールカウンセラーなどの配置によって減少傾向にあったが、05年度に底を打ってからは2年連続の増加となった。
 中学生の不登校は10万5328人。06年度に比べ2259人増え、全生徒に占める割合は、過去最多だった06年度の35人に1人からさらに多くなった。不登校の生徒が在籍する中学校は全体の86%に上った。
 小学生は101人増の2万3926人。全体の0・34%(06年度比0・01ポイント増)で、298人に1人の割合だった。
 文科省は今回初めて、不登校が増えた要因を都道府県教育委員会に複数回答で尋ねた。93%の教委が「人間関係をうまく構築できない児童・生徒が増えている」と答える一方、「家庭の教育力の低下」(82%)や、「欠席を容認するなどの保護者の意識の変化」(65%)など家庭の要因を指摘する回答も多かった。
 ◆保健室登校「瀬戸際の予備軍」◆
 日本学校保健会が全国752校の小中学校を対象にした調査では、保健室登校の中学生は、01年度の1000人当たり5・6人から06年度は6・6人に増加している。
 東京・多摩地区の市立中学の場合、昨年秋から今年春まで4人の女子生徒がほぼ毎日、保健室登校をしていた。4人の悩みは、いずれも友人関係。学校を休みがちになった時、担任から「保健室でもいいから学校に来た方がいい」と勧められ、保健室登校を始めた。
 今春、4人のうち1人が卒業し、3人は教室に戻ったが、今は別の生徒1人が保健室に通っている。
 「友人との意思疎通が下手で、ちょっとした行き違いで教室に行けなくなる子供が増えた」。この学校の養護教諭はそう指摘し、「保健室には統計上、不登校ではないが、瀬戸際の予備軍がたくさんやってくる。そうした子たちの実態を把握し、早めにケアをする体制を充実させるべきた」と訴えた。
(2008年8月7日23時27分 読売新聞)
大学院生の5人に1人は社会人 (産経新聞)
2008.8.7 17:36 大学院生の5人に1人が社会人−。文部科学省が7日に発表した学校基本調査(速報値)で、大学院生のうち社会人(退職者、主婦含む)が占める割合が20.4%(前年度比0.9ポイント増)で過去最高になったことが分かった。また、学部・大学院全体で女子が初めて4割を超え、40.2%(同0.4ポイント増)となった。
 大学院生は26万2687人で、そのうち社会人は5万3667人。私大大手の早稲田大学(本部・東京都新宿区)でも、大学院生8609人のうち社会人は25%超の2175人を占める。早大は「勤労学生」の減少を理由に社会科学部などの夜間部を昼間部に移行中だが、代わりに「勤労院生」が着々と増えている。
 「スキルアップのため学部レベルではなく専門的レベルの知識を求める社会人が増えている。大学としても夜間、土曜日の授業や、修士の1年コースを用意するなど、学びやすくしている」と早大広報課。
 一方、大学・短大進学率(浪人含む)は6年連続で上昇し、55・3%で過去最高となった。中央教育審議会は平成17年1月に「19年度にも『大学全入時代』が来る」と試算したが、20年度も入学者数は約69万人で、志願者数約74万を下回った。
 文科省は、「当時の予想以上に大学進学志向が高まっており、全入時代はむしろ遠ざかっている」(調査企画課)としている。
学力テスト結果開示なるか 苦悩の鳥取県 (産経新聞)
2008.8.7 23:29
文部科学省が非開示を求めている全国学力テストの市町村別・学校別結果の公開をめぐり、鳥取県教育委員会が判断に苦慮している。開示を求めた県情報公開審議会の答申に対し、県内市町村の教育長らが反発、公開を決めるはずだった県教委の定例委員会で意見がまとまらず、結論が持ち越される事態に。今月11日の臨時委員会で諮られることになっており、開示が決まれば都道府県では全国初。教育関係者の間でも賛否が分かれる問題とあって、鳥取県教委の判断に注目が集まっている。
 ●「釈然としない」
 「市町村教委は国の実施要領を信じてテストを行っている。市町村別や学校別は開示しないという大前提が崩れる」。こう訴えるのは鳥取市の中川俊隆教育長。県内全市町村の教育長は7月11日、全会一致で非開示を求める要望書を県教委に提出した。
 県教委は当初、同月15日の定例委員会で開示を決める方針だったが、こうした反発を考慮して慎重姿勢を示す委員が多かったため、結論は臨時委員会に先送りされることに。中永広樹県教育長は「条例を尊重すべきだという思いが独り歩きしていたかも。反省もあるが、予想外で釈然としない」と話した。
 保護者の受け止め方はさまざまだ。小1の娘を持つ鳥取市の母親は「開示に賛成。わが子の学校の成績が低ければ、先生に頑張ってほしいと思う」。一方、同市の小3男児の母親は反対する。「そんなに細かなデータが必要なのか。子供への影響が心配」と不安を口にした。
 ●非公表が前提
 全国学力テストの結果の扱いについて、文科省は「学校の序列化や過度の競争を招く」として、地域、学校別に公表しないよう強く求めている。このため大半の都道府県教委はこれまで、開示には慎重姿勢を貫いてきた。
 大阪府教委小中学校課は「学校ごとの公表はないという実施要領を前提に、市町村はテストへの参加を決めている。もしも府教委が開示の方針を示せば『約束が違う』と反発が起きるだろう」。兵庫県教委義務教育課も「全国学力テストの実施主体は文部科学省。参加者は学校。どちらでもない県は開示を決める立場にはない」と言い切る。
 都道府県単位でテストの結果を公表する場合、各自治体の情報公開条例が判断の根拠となる。
 鳥取県の条例は県独自の学力テストを想定し、全県的な集計結果について児童、生徒数が10人以下の学級を除き情報を原則開示するよう定め、県は実際に開示している。全国的にも珍しい条文で、今回の県情報公開審議会の判断に影響を与えたとみられる。
 ●開示の市区も
 「非開示推奨」を掲げる一方で文科省は、テストの参加主体である各小中学校と、その設置者の市町村に対しては「結果を保護者らへ伝えることができる」とも説明している。独自に成績を公表している市区や学校があるのはこのためだ。
 広島県福山市や東京都墨田区では、教委の依頼を受け、ほとんどの公立小中学校が自校の平均正答率などを学校ホームページに掲載している。
 福山市教委指導課は「各校の結果を明らかにしなければ、学校ごとに異なる教育課題を解決することはできないと判断した」という。福山市と墨田区では、以前から県や都が行っている学力調査の結果を学校単位で公開していたため、現場での目立った混乱はなかったという。
 ●非公表が前提
 全国学力テストの結果の扱いについて、文科省は「学校の序列化や過度の競争を招く」として、地域、学校別に公表しないよう強く求めている。このため大半の都道府県教委はこれまで、開示には慎重姿勢を貫いてきた。
 大阪府教委小中学校課は「学校ごとの公表はないという実施要領を前提に、市町村はテストへの参加を決めている。もしも府教委が開示の方針を示せば『約束が違う』と反発が起きるだろう」。兵庫県教委義務教育課も「全国学力テストの実施主体は文部科学省。参加者は学校。どちらでもない県は開示を決める立場にはない」と言い切る。
 都道府県単位でテストの結果を公表する場合、各自治体の情報公開条例が判断の根拠となる。
 鳥取県の条例は県独自の学力テストを想定し、全県的な集計結果について児童、生徒数が10人以下の学級を除き情報を原則開示するよう定め、県は実際に開示している。全国的にも珍しい条文で、今回の県情報公開審議会の判断に影響を与えたとみられる。
 ●開示の市区も
 「非開示推奨」を掲げる一方で文科省は、テストの参加主体である各小中学校と、その設置者の市町村に対しては「結果を保護者らへ伝えることができる」とも説明している。独自に成績を公表している市区や学校があるのはこのためだ。
 広島県福山市や東京都墨田区では、教委の依頼を受け、ほとんどの公立小中学校が自校の平均正答率などを学校ホームページに掲載している。
 福山市教委指導課は「各校の結果を明らかにしなければ、学校ごとに異なる教育課題を解決することはできないと判断した」という。福山市と墨田区では、以前から県や都が行っている学力調査の結果を学校単位で公開していたため、現場での目立った混乱はなかったという。
8月7日 新学習指導要領を学ぶ 精華町教委が教職員夏季研修会 (京都新聞)
精華町教委は5日、京都府同町下狛の「むくのきセンター」で町立の5小、3中学の教職員を対象に、夏季研修会を開いた。
 教育現場を取り巻く状況への理解を深め、小中9年間の児童・生徒の課題を共有する狙いで、計約180人が出席した。
 府教委総務企画課の畑利忠総括指導主事が「教育改革の動向と学習指導要領の改訂」をテーマに講演した。畑さんは来年度以降、順次移行が始まる新学習指導要領にふれ、「地域社会、家庭との連携、小中学校の連携を積極的に進めることが大事」などと話した。
 講演後は参加者が3中学校区に分かれて、各学校の小中連携の取り組みなどを発表し、意見を交わした。
学力の質 向上を探る 乙訓教職員セミナー (京都新聞)
乙訓教育委員会連合会の「乙訓教職員セミナー」が5日、京都府大山崎町円明寺の町立中央公民館で開かれた。2市1町の小中学校から教務主任や若手教員ら約300人が参加し、講演やパネルディスカッションを通して、学校教育の充実について考えた。
 講演では、京都大教育学研究科の田中耕治教授が「質の高い学力を求めて」と題して話した。田中教授は、日本では学校教育の中心は授業で「授業研究」という学校文化がこれまで形成されてきたことを強調。授業研究を進めるための近年の課題として、「学校現場の多忙化や教員の急激な世代交代がある」と述べた。
 パネルディスカッションでは、小中学校の教諭らが「質の高い学力をめざして」をテーマに意見を交わした。
8月6日 センター試験、「地理歴史」「公民」を統合…2012年度から (読売新聞)
大学入試センター(本部・東京都目黒区)は5日、2012年度の大学入試センター試験(12年1月実施予定)から、社会科系の「地理歴史」と「公民」を統合して1教科にするほか、6科目を三つに分類していた「理科」のグループ制を廃止すると発表した。
 現在は不可能だった「日本史B」と「地理B」、「物理1」と「地学1」などの組み合わせによる受験が可能になり、受験生にとって受験科目の選択の幅が広がる。
 センター試験の出題科目の選択範囲については、国立大学協会などが「受験生の科目選択の幅を広げたい」と要請し、05年から同センターや文科省などで検討を重ねていた。また、12年度から受験教科を事前登録する制度を導入する。ただし、科目については受験当日に選べるようにする。
 このほか10年度のセンター試験から、主に国語や英語などの試験で、現在は使用を禁じている、過去のセンター試験や各大学の入試に出題された文章、教科書に掲載された題材を使用できるよう改善する。
(2008年8月6日02時07分 読売新聞)
「日本史、世界史のセンター試験受験可能」文科省が新制度を公表 (産経新聞)
 文部科学省は5日、センター試験の社会と理科で試験科目の選択を弾力化する新制度を公表した。社会では「地理歴史」と「公民」の2分野を統合し、「倫理」と「政治・経済」を合わせた統合科目を新設。「日本史と世界史」「地理と倫理、政治・経済」といった現行では受験できない組み合わせが可能になる。中学3年生以下が対象となる平成24年度試験(同年1月)から実施する。
 現行の社会は、「公民」で現代社会、倫理、政治・経済の3科目から1科目を選択。「地理歴史」では世界史A・B、日本史A・B、地理A・Bの6科目から1科目を選ぶ仕組み。新制度では、「地理歴史・公民」の計10科目から最大2科目を選べるようにする。
 理科は現在、(1)(2)(3)の3グループから、それぞれ1科目を選ぶ形式だが、グループ化を廃止し、理科分野計6科目から最大2科目を選べるように改める。
2008.8.5 23:01  センター試験の有識者会議が昨年4月に、制度改革を提言していた。
国語の過去問題解禁 センター試験 (産経新聞)
2008.8.5 22:59
 大学入試センターは5日、平成22年1月のセンター試験から、国語の問題に教科書や過去の大学入試で出された文章を素材文として使用することを解禁すると発表した。設問は独自に作成する。従来は受験生の公平性確保のため、過去問題の使用を避けてきたが、方針転換した。同センターは、「試験問題に適した素材文には限りがあり、重複を避けつつ良質な試験問題を作成することが年々困難となった」としている。
鳥取の学力テスト開示、小中校長ら反対 (産経新聞)
2008.8.5 23:26
 文部科学省が実施した全国学力テストの学校別、市町村別データの開示の是非をめぐり、鳥取県教委と小中学校校長会など教育現場との意見交換会が5日、同県倉吉市の中部総合事務所であった。県情報公開審議会が先月7日に県教委の非開示処分の取り消しを求めたことを受け開かれた。
 中永廣樹県教育長ら県教委幹部と県内の校長約30人が出席。校長らは「子供に対するいじめが増える。学校が学校として成り立たなくなる」などと開示に猛反対。「県の都合で開示されても、混乱して尻ぬぐいさせられるのはわれわれの教育現場」との声もあった。
 県側は県独自の基礎学力テストの開示で生じた問題の具体例を挙げるよう求めたが、校長側から具体例は示されなかった。中永教育長は「今回は時間がないが、開示で問題が生じるようなことがあれば、情報公開条例の改正を働きかけていきたい」と説明した。
大分県教員汚職 仲介の元参事、贈賄共犯容疑で立件へ (朝日新聞)
2008年8月6日3時0分
大分県教委の校長・教頭昇任試験に絡み、同県佐伯市立小学校の校長1人と教頭2人が元義務教育課参事、江藤勝由被告(52)=別の収賄罪で起訴=に商品券計110万円分を渡したとされる事件で、県警は江藤元参事と3人を仲介したとされる元同課参事、矢野哲郎被告(52)=別の贈賄罪で起訴=を贈賄の共犯の疑いで立件する方針を固めた。江藤元参事を収賄の疑いで追送検し、3人を贈賄の疑いで書類送検するのと同時に矢野元参事を追送検する方向で、当時の経緯を詳しく調べている。
 調べでは、校長ら3人は08年度の昇任試験で便宜を図ってもらった見返りなどとして今年3月までに、校長が10万円分、教頭2人が2回に分けてそれぞれ計50万円分の商品券を江藤元参事に渡した疑いが持たれている。江藤元参事は、校長は試験の得点をかさ上げして昇任させ、教頭2人には面接や論文のテーマについて試験前に指導するなどの便宜を図ったとされる。
 矢野元参事は江藤元参事に3人を紹介。3人が3月に大分市内で商品券を購入した際に同行したという。3人は同じ日に、矢野元参事とともに大分県別府市内に江藤元参事を訪ね、商品券を渡したとみられている。
 矢野元参事は06年にあった07年度の小学校教員採用試験で、長女が合格するよう便宜を図ってもらった謝礼などとして、江藤元参事ら2人に商品券100万円分ずつを渡したなどとして起訴されている。自身の経験を基に、校長ら3人に商品券の贈与を働きかけた可能性があるという。
8月5日 医師不足対応、医学部総定員をピーク時並みに増員 (読売新聞)
文部科学省は5日、深刻化する医師不足に対応するため、来年度の各国公私立大学医学部の総定員を、2008年度の7793人から約500人増やして、ピークだった1982年の8280人程度にすると発表した。
 すでに、179人の増員は決まっているため、残りの約320人の増員を目指す。
 増員の具体策として、文科省は、毎年6月末が期限の定員変更の申請を10月末に延期する。今後、増員を希望する大学に対して、9月22日までに定員増計画の提出を求める。
 計画を検討したうえで、年末までに増員を認めるかをどうかを決定することにしている。
(2008年8月5日20時51分 読売新聞)
センター試験、科目選択を12年に柔軟化(日経新聞)
文部科学省は5日、大学入試センター試験の科目選択を2012年1月実施分から弾力化することを決めた。社会科で日本史と世界史の組み合わせが可能になるなど、従来より受験生が柔軟に選べるようにする。
 社会科はこれまで「地理歴史」と「公民」の2教科から1科目ずつ選ぶ方式だったが、この分類をなくし、地歴公民全体から2科目を選べるようにする。理科も現行は「物理」「化学」「生物」から1科目ずつ選ぶ仕組みだが、これらをひとまとめにした全体から2科目を選択可能にする。
 従来は無理だった日本史と世界史や日本史と地理、物理と地学といった選択が可能になる。センター試験の科目選択を巡っては、高校や大学の関係者から「組み合わせに制約があり使いづらい」との声が出ていた。(22:01)
センター試験、過去出題の文章を10年から再利用(日経新聞)
大学入試センターは5日、過去の大学入試センター試験や各大学の入試で出題されたことがある文章や、教科書に載っている文章について、センター試験で利用する方針を決めた。2010年1月実施の試験から適用する。同センターはこれまでこうした文章を再利用しないことにしていたが、出題に適した文章には限りがあり、新たな作問が難しくなっていた。(22:01)
10事業「不要」と判定 自民PT、文科省ヒアリング (朝日新聞)
2008年8月5日
自民党の「無駄遣い撲滅プロジェクトチーム(PT)」が4、5日、文部科学省に対してヒアリングを実施し、政策の必要性について判定する「政策棚卸し」をした。結果的に約160億円相当の10事業が「不要」、約1430億円相当の6事業が「今のままなら不要」と判定された。
 省庁の事業について、こうした形で仕分けされたのは初めて。とりまとめ役の河野太郎衆院議員は「引き続き、他の省庁についても実施したい」と話した。ただ、結果は政府の判断に直接結びつくわけではなく、「不要」と判定された中には自民党が積極的に推進してきた事業も多いため、今後の扱いが難しそうだ。
 棚卸しは民間シンクタンクの「構想日本」が協力。自治体職員や教育関係者も参加し、公開で実施された。
 その結果、文科省がこれまで進めてきた自然体験や道徳教育のためのモデル事業はいずれも「評価の物差しがない」「国が一律に行うのは適切でない」などの理由で、「不要」と判定された。また、全国学力調査は「全員を対象に毎年実施する必要がない」、奨学金貸与事業は回収が進まず、延滞額が増えていることなどから、「今のままなら不要」となった。
 鈴木文科相は自身が取り組んできた体験活動の推進が「不要」とされたことについて5日の会見で「これから、政務調査会にだんだん上がってくる。まだまだ、議論の入り口だと思っている」と述べるにとどまった。一方、河野氏はヒアリング終了後に「事業の目的は非常にいいが、個別の事業を見ると、目的と関係ない場合も多い。そこは与党の一員としても反省しなければいけない」と語った。
8月2日 蜂須賀弘久氏死去 元京都教育大学長 (中日新聞)
2008年8月1日 22時35分
蜂須賀 弘久氏(はちすか・ひろひさ=元京都教育大学長、元神戸女子短期大学長)1日午前8時ごろ、虚血性心疾患のため自宅で死去、79歳。京都府出身。葬儀・告別式は3日午前10時から京都府宇治市槙島町目川190の1、セレマ槙島シティーホールで。喪主は長女西垣紀壬代(にしがき・きみよ)さん。
大分市教育長も合否の事前連絡を依頼、教員受験の十数人分 (読売新聞)
大分県の2008年度教員採用試験に絡み、県教委ナンバー2の教育審議監を務めた足立一馬・大分市教育長(61)が小中学校、高校の受験者計十数人の名前を書いたメモを現役の審議監2人に渡し、合否の事前通知を依頼していたことが分かった。
 足立教育長は1日、依頼の事実を認め、「長年の慣習で、許される範囲のことと考えていた。反省している」と陳謝した。06年度試験から毎年十数人分を依頼していたという。
 足立教育長については、汚職事件に絡んで県警が元義務教育課参事・江藤勝由被告(52)(収賄罪で起訴)らの関係先から押収した「口利きリスト」に依頼主として名前が挙がっていたことも同日、判明した。足立教育長は「採用を働きかけたことはない」と否定した。
(2008年8月1日16時25分 読売新聞)
文科省:日本語指導が必要な外国人の子…2万5千人超 (毎日新聞)
全国の公立小中高校などに在籍する日本語の指導が必要な外国人の児童・生徒数は07年度、過去最高の2万5411人に達したことが、文部科学省の調査で分かった。前年度比13.4%(2998人)の大幅増だが、実際に日本語指導を受けている児童・生徒の割合は83.5%(2万1206人)で、同2.1ポイント減った。外国人児童・生徒の増加に指導体制整備が追いついていない現状が浮かんだ。
 昨年9月1日現在の数を調べた。日本語指導が必要な児童・生徒は▽小学校1万8142人▽中学校5978人−−など。在籍校数も過去最多の5877校に達した。
 都道府県別では、外国人が働く自動車関連会社などが集まる愛知県が5030人(前年度比941人増)と圧倒的に多く、全体の約2割を占めた。母国語別ではポルトガル語が1万206人と最多。
 文科省は、増加ペースが続くとみており、教員や指導協力者の配置など対策を進める方針。
毎日新聞 2008年8月1日 19時50分
女子生徒に携帯買い与え「好きだよ」 静岡の中学講師を減給 (産経新聞)
2008.8.1 23:27  静岡県教育委員会は1日、教え子の女子生徒に携帯電話を買い与えてメールのやりとりをするなど不適切な指導を繰り返したとして、公立中学校の男性講師(24)を減給10分の1(2カ月)の懲戒処分にした。
 県教委によると、この講師は昨年12月から今年5月にかけて、携帯のメールで女子生徒の勉強や家庭の相談に乗るなどした。生徒が頻繁にメールしていたことを心配した母親が、生徒から携帯を取り上げた4月、講師は新しい携帯を買い与えてメールを続けたという。
 講師は「好きだよ」というメールも送っており、恋愛感情を持っていたことを県教委に対し認めている。
 5月、親から相談を受けた校長が講師に注意し、メールをやめさせたが、県教委には報告しなかった。県教委は7月上旬、周辺住民からの連絡で知ったという。
8月1日 美術学部全専攻で理系科目必須に 京都市芸大、来春の一般入試から (京都新聞)
京都市立芸術大(京都市西京区)は、来春実施の一般入試から、美術学部デザイン科の受験者に、センター試験の数学と理科を必須科目として新たに課する。美術科、工芸科も数学を課することにしており、既に入試科目に数学があった総合芸術学科と合わせ、美術学部の全専攻で理系科目が必須となった。コンピューターによるデザインの普及などで、芸術家に理系的な素養が不可欠になったことが大きな要因という。
 全国の国公立芸術大5校で、美術系学部の全専攻で理系科目を必須にするのは初めて。
 2009年度の入試要項によると、デザイン科は、数学と理科からそれぞれ1科目、美術科・工芸科は、数学と理科の中から1科目の選択が必要となる。08年度までは、3専攻とも、国語と数学から1科目、地理歴史と公民、理科から1科目の選択が求められたが、数学と理科のいずれも選ばないことが可能だった。
 受験生に人気のあったデザイン科の定員を25人から30人に増やすのに合わせて、試験科目も見直した。デザインや工芸品の制作には、コンピューターを扱ったり、幾何学や強度計算をするのに数学的な素養が求められる上、芸術家としても総合的な学力が必要だとの教員らからの意見を基に、理系科目を課することにした。
 募集要項の配布は11月4日から。オープンキャンパスは、美術学部が8月2日、音楽学部が10月18、19日。問い合わせは教務学生課Tel:075(334)2222。
星の誕生過程明らかに 質量は太陽の100分の1(中日新聞)
2008年8月1日 06時08分 宇宙誕生の大爆発ビッグバンから約3億年後、暗黒の宇宙で最初にできた天体は質量が太陽の100分の1の“赤ちゃん星”だったことを、日米の研究チームがスーパーコンピューターを使ったシミュレーションで明らかにした。1日付の米科学誌サイエンスに発表した。
 宇宙の年齢は約137億年と考えられているが、これまで国立天文台のすばる望遠鏡が観測した最も古い銀河は、128億8000万年前のもの。それ以前は「暗黒の時代」と呼ばれ、どのように星が誕生したかよく分かっていなかった。
 研究チームの吉田直紀名古屋大助教は「暗黒時代がいつ、どのように終わるかという長年の謎が解けた。天体物理学にとって1つの到達点だ」と話している。
 研究チームは、10万光年の範囲について、宇宙初期のほんのわずかな物質密度の分布の「むら」をコンピューター上に再現。質量を持つのに目には見えない暗黒物質に働く重力や、水素とヘリウムガスの化学反応の様子を計算した。
 その結果、暗黒物質の巨大な塊の中から生まれたガス雲の中心部で、水素が76%、ヘリウムが24%の星が誕生することが確認できたという。この星は誕生後、すぐに周辺のガスを取り込んで成長し、数万年の間に太陽の10−100倍程度にまで大きくなったとみられる。
大分教員汚職:富松審議監「責任ない」に身内から反発の声 (毎日新聞)
大分県の小学校教員採用汚職事件で、県教委ナンバー2の富松哲博・教育審議監(60)が県警の任意聴取の中で、一連の事件に関して「私に責任はない」と発言していたことが分かった。07、08年度の試験に際し、部下の元県教委参事、江藤勝由被告(52)=収賄罪で起訴=に自分が口利きを受けた受験者の合格を指示しながら、責任逃れの発言に、県教委内から反発の声が上がっている。
 関係者によると、任意聴取はこれまでに複数回行われた。この発言は調書化されておらず、取調官との何らかのやり取りの中で出たという。
 調べなどによると、07年度の試験時は当時、義務教育課長だった富松審議監(60)と前任の審議監だった二宮政人被告(61)=収賄罪で起訴=から、計約40人を合格させるよう指示された江藤被告は、うち21人の得点を加点改ざんするなどして合格させた。08年度は、富松審議監から指示された受験者を含む計14人の得点を水増しし合格させたという。
 県警は富松審議監がとりまとめたとみられる口利きリストを押収。リストには口利きを依頼した県教委OBらの氏名が記載されており、08年度の不正合格者14人について、県警は富松審議監に依頼した人物の特定を進めている。
 富松審議監は、今年4月に佐伯市内の小・中学校長から県教委参事に昇進した矢野哲郎被告(52)=贈賄罪で起訴、懲戒免職=から3月末、大分市内の富松審議監の自宅で20万円分の金券を受け取ったとされ、県警は収賄容疑で捜査している。
 金券授受の趣旨について、富松審議監は任意聴取に対し「あいさつとして受け取った」と話し、矢野被告も「よろしくお願いしますという趣旨だった」と関係者に話しているという。
 富松審議監は金券授受疑惑が発覚した7日の翌日から休暇を取り、出勤していない。当初は「11日までに会見を開き、説明する」としていたが、突然キャンセルし、一時入院していたという。
 ある県教委幹部は、富松審議監の発言について「自分が置かれている状況を理解していない。(一連の事件に対する)責任がないなら20日間以上も休み続ける必要はないだろう」と憤っている。
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