生駒ジャーナル

Ikoma journal ikoma o arukeba
※『森林ジャーナリストの思いつきブログ』
長年、「ここだけの話コラム 生駒通信」として続けてきたこのコーナー。もともとは、超短文コラムを書く練習のような気持ちで始めた。数行、せいぜい数十行で日常の出来事をコンパクトに面白く書けるか。これがテーマだった。
だが、すでに2つのブログ(表ブログと裏ブログ)を開設してしまい、たいていの日常の出来事はそちらに記している。表ブログは仕事である森林関係の内容。先に開設して移転後閉鎖するはずが今に至るまで残っている裏ブログには仕事内容から移行して日常の「ドーデモよい話(^^;)」を記すようになった。さらにツイッターも始めた。
では、この「生駒通信」には何を書くべきか? そもそもブログをやりながらHPの日記欄を続ける必要性はあるのか、と疑問を引きずってきた。だいたい書くネタを探すのに苦労するよ(^o^)。それに、この3つの媒体(+ツイート)を全部読まれてしまうと、私の日常の行動や思考は、みんな公開しているようになっているではないか(ーー;)。
とはいえ、世間のHPからは消えていく日記だけに、あえて残したい気持ちもある。ほとんど意地だが、消えゆくものへの讃歌(大袈裟)である。
そこで、少し棲み分けを計ることを考えた。おそらく、アクセス数ではブログに劣るだろう。つまり読者が少ないことを前提にしたいと思う。だから、これまでの日記体は止める。テーマごとにしよう。そのうえで、ここには主に生駒の出来事、生駒の情報を記すことにする。多少探してみたのだが、意外と生駒の街をジャーナリスティックな視点で紹介するようなブログやHPはないのだ。そこで、タイトルも、多少変更して再出発する。
もっとも、読者が少ないことに胡座をかいて、極めて個人的な愚痴や悪口雑言を記すかもしれない。ブログと違ってコメント欄がないから、反論も来づらいだろうし( ̄ー ̄)。よいこの皆さんは、読まないように。
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2012年
5月
道路下のトンネル
生駒市内には、バイパス道路が多く建設されている。人口が増え交通量が増え、どんどん新しい道が作られるのだ。
すると、古い道は旧道として家々や農地の間に隠れてしまう。人一人が歩くだけの幅しかなく、うねうね曲がっている道は、通る人も少なくなり近隣の者にしか知られなくなるだろう。私は、そんな道を探して歩くのが好きだ。いわば土地の記憶を感じることができる。今はどことどこを結んでいるのかわからないような細い道も、よくよく見れば石仏やら地蔵堂があり、かつては表街道だった名残を発見することもある。
新しいバイパス道路の影響の一つに、旧道を切断してしまうことがある。単なる幅広の自動車が通れる道というだけでなく、バイパスが事実上の自動車専用道になると、横切ることも難しくなるからだ。すると道の左右を分断しかねない。これまで棚田の畔のように通れた道が切断され、バイパスの向こう側に渡るには橋やガード下などがあるところまで大きく迂回を余儀なくされる。
さて、生駒市内でもっとも大きなバイパスは阪奈道路だろう。生駒市を東西に突き抜け、南北を分断している。私は、あえて阪奈道路沿いを歩くことがある。すると、意外なトンネルを発見できるのだ。おそらく阪奈道路建設時に、地域を分断しないよう、道の下に小さなトンネルを設けたのだ。
そのトンネルは、今も近隣の人がよく通っているケースもあれば、ほとんど忘れられて廃墟じみた様子のところ、あるいは農家が物置代わりにしてしまっているところもある。なかには道路上のゲームセンターに、ワルガキが車なしでもたどり着ける秘密の通路になっているケースも。それを探し出すのは、なかなか楽しいよ。
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こんな、通学路になっているトンネルが、一番楽しい。
生駒山のヘンな動物たち
生駒山には多くの動物がいる。とくに近年はイノシシが猛烈に増えて問題になっている。さらにタヌキも多いし、ノウサギもいる。キツネもいるようだ。またイタチもいれば外来種のアライグマも見つかっているそうだ。そのほか飼育動物もかなりの種数になる。野良犬や野良猫はともかく、ヒツジにヤギは当然。ウマにウシ、ポニーなども飼われている。が、実はもっと珍しい動物たちがいるのだ。先の白蛇だけではない。
たとえば、これは何かわかるか?
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金網越しなのでわかりにくいが、エミューだろう。オートトラリアにいる、飛べない鳥。ダチョウに似ているが、もっと猛々しい。山の中で、こんな動物を飼っている人がいることには驚いた。
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ニホンザルだっている。
鳥類なら、キジやヤマバト、オオタカ、カワセミ、カモ……と豊富だが、ついでに警察犬養成所もある。
もちろん、個人の所有が多いが、これらを巡るツアーなんてはウケルかな。
3月
白蛇のいる寺
まず、写真を見ていただきたい。何が写っているのか。赤いけど、白蛇なのである(笑)。赤いのは、温めるための電熱の色。どうせなら、昼光色にしてほしかったな。かなり大きく立派だ。まだまだ寒いから冬眠しているかと思ったが、しっかり温めていました。動かなかったけど。白蛇という種類はいないから、アオダイショウのアルピノなのだろう。
この白蛇が見られるのは、八大龍王龍光寺というお寺である。鳥居もあるので、神仏混交なんだろうか。
八大龍王の鳥居。
このお寺、どこにあるのか知っている、あるいは写真を見てすぐわかった人はえらい。実は、案外有名なところだからだ。
それは、生駒山上である。 遊園地と隣接しているのだ。いや、なんとなく遊園地の中にあるような立地だ。境内からウォータースライダーとか飛行塔が見えるし。電波塔も目に入るし。
これが有名?な飛行塔。なんたって、東京のスカイツリーより高い(笑)。
どうやら、この龍光寺は、新興宗教らしい。開祖は空海(弘法大師)としているが、由来によると、明治に加賀藩主だった前田候の夢に平将門なんぞと関係ある人が出てきたとか、いろいろ面白い。境内は新しくて、なんとなく手づくり感も漂い、楽しめます。お土産も売っている。しかも、滝行場もつくっていた。生駒山に滝行をする場所はたくさんあるが、どこも廃れつつある中、あえて新設するなんて、元気だ。意欲的な経営を感じる。とにかく大阪側に向けての眺めが抜群にいいので、ここでレストランを開けば流行るだろう・・・と大きなお世話的に考えてしまった。なお山頂から少し下ったところに湧き水があり、龍王池がつくられている。
ともあれ、生駒山で白蛇を見られるのだよ。これだけで感激だ。
高山地区にリニア新幹線駅を?
近頃、結構笑えたのが、このニュース。生駒市長が、懸案の高山第二工区の利用法として、リニア新幹線駅を誘致しようとぶち上げたのだ。それを受けて、高山の地権者も、賛成の声を上げて、なんと誘致看板まで立ててしまったとさ。
高山第二工区は、もともとニュータウン計画があったのだが、頓挫して、買収した土地が腐ってる。費やした金は利息も含めると1000億円にも達しているとか。購入したのは都市機構URだが、それを求めたのは生駒市なんだからやっかいだ。そこでリニア駅ですか。名古屋から大阪までの延伸はいつになるかわからないけど、奈良に駅を作りたい声は昔からある。
いや、実は私も夢想したことがあるのよ。でも、少し考えたら無理…というより無駄だと気づく。だいたい生駒にリニア駅があって、奈良の中心街にはどうして出ますか。近鉄のけいはんな線を引き込む案があるが、それで生駒駅に出て乗り換える? それとも高の原か木津市辺りに接続する? 生駒市民の私としては、それなら大阪に出てノンストップのリニアで東京に出る。東京−大阪が1時間で結ぶというが、奈良に止まるリニアはもっと各地に止まる。各駅停車のリニアなら時間はかなりかかる。最高速になる前に次の駅に止まらねばならない(^^;)。2時間くらいかかってしまう可能性が高い。
が、笑ったのは、その点ではない。だって、現山下生駒市長は、高山第2工区の開発反対で立候補したからである! もともと生駒に縁がなかったのに、反対運動に参加するため移ってきて、それで市長になったら奈良市に転居した(嘲笑)人物なのだ。そして、今度はリニア駅という開発ですか。そういや、その前に高山の工業団地に工場誘致もしていたな。すっかり開発市長になったんですねえ。いや、ほめているのです。現実がわかってきた、と。
むしろ笑えるのは、高山の人々の動きだろう。市長を応援してきた高山開発反対派は、市長が開発を容認に転換したことで、前回の市長選で別候補を立てて開発反対を貫いたけど、今度の話に何か声明だしたとは聞かない。逆に、市長を目の敵にしてきた高山の地権者が、応援団になってる。
ちなみにリニア駅は、荒井知事が大和郡山案を注目しているよう。たしかに高山よりマシか。私は、奈良県境の高の原辺りにつくればいいのに、と思っている。すると、ここは京都府内だから、あえて言えば南京都駅となる。これで京都の面子は保たれるし、建設費も京都府が出す。でも、利用はほぼ奈良県民だろう(⌒ー⌒)。実を取るのだ。
それでも、私は利用しないかもなあ。新大阪駅からノンストップで走るリニアに乗りたい(笑)。でも、その前にリニア新幹線なんか、いらない!!
ニュータウンの隠し田
現在の生駒市には、多くのニュータウンが建設されている。また再開発などで、古い集落が新たな住宅街に生まれ変わっている。かつては棚田や雑木林に覆われていた土地が、今や人家の建ち並ぶ無味乾燥な一角となっている。
何を隠そう、我が家のある土地も、かつては棚田の広がる一帯だったようだ。よく見ると現在でもかすかな土地の起伏や地形が残っている。そして住宅地の合間から水が湧いたりしている。今では地盤を削る危険のある忌むべき兆候だが、以前は農地に水を供給する水の道があったのだろう。
で、こんな土地が残されている。
気持ち良さそうな棚田だが、欲見ると周りは住宅が建ち並んでいる。住宅は尾根筋に建つから、1階の窓の外は棚田が見下ろせる風景なのだろう。反対方向から見上げると、こんな感じ。
見事に棚田の上も、住宅街だ。まるでニュータウンの中にぽっかりと里山が残された状態。季節が違うから緑はないけど。
もっと極端なのは、こちら。
もはや住宅街に取り囲まれている……というよりは、住宅そのものに囲まれて、たった2、3枚の棚田だけが残されたのだろう。ちなみに写真を撮った場所の背後も住宅だ。ここまで来ると、よくぞ残された、と思う。
この農地の持ち主は、意地でも売らずに農地として残しているのだろうか。外からは、ここに水田や畑があるなんて気がつかないだろう。
隠し田と言えば、昔は年貢逃れのため山中にこっそりつくったものだ。日当たりも悪く、十分な収穫も得られないだろうに、それでもつくって年貢に取られないようにする……いわば生活をかけた脱税行為である。今や、農地は住宅街の中に隠すものなのかもね。
ちなみに、こちらは以前飛行機で生駒山を空撮した際に見えた「隠し田」。かなりの山中にある。後で地上を訪ねてみたが、今もこの田んぼに車が通れる道はない。
2月
不思議な祠
散歩で、某有名寺院を訪れた。有名といっても、通向きだが(^^;)、本堂は重要文化財になっている。が、私が気になったのは、その裏である。比較的小さなその寺の裏に、まず鳥居が立っている。そのまま雑木林に延びた階段を登ると、小さな祠。だが、それは珍しいものではない。
驚いたのは、その隣にあった、もう一つの雑木林の中に伸びる道(階段)と、その奥にあった祠だ。
写真を見てほしい。石積みなのだ。その上にコナラが生えているのはご愛嬌としても、石の祠で地下に延びているようにも見える。そして赤い扉……。怪しい(^o^)。
意を決して、扉を開ける。・・・が、中は石の壁であった。
とくに御神体らしきものはない。両側にシーサーみたいなあ・うんの獅子が置かれているが、これは後からのものだろう。
何を祀っているのか、そして、なぜ石の壁なのか。もしかして、古墳? とも思ったが、周りを一周してもはっきりわかるものはない。こんな祠は、仏教・神道系では珍しいだろう。おそらく地元の氏神を祀っていると思うのだが……。
雑誌「ムー」だったら、これをネタに土俗の奇怪な習俗を発見とか、超古代文明につながる巨石文化の名残だとか、いろいろ書けるだろう。(なんなら私に依頼してくれ。「ムー」は憧れの雑誌だ。)
ちなみに生駒山麓の古い集落には、たいてい祠や宮がある。それを探すのも、結構面白いよ。
1月
囲炉裏のある家
囲炉裏のある家である。囲んでいる中には、イギリス人もいる。私も招待を受けたのだが、ここはどこか。別に旧家ではないし、凝った民家風別荘でもない。
ニュータウンの一角なのである。その庭に建てられている。一応、別棟だが、ほとんど洋風住宅とつながっている。外から見るとこんな部屋があるとは気がつかない。
路地のある風景
年も明けた。今年も生駒のあることないこと…いや、あることだけをつらつら記していきたい。
で、最初は、改めて市内を散歩していると気づいたこと。それは、路地が多い。
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これは、駅から徒歩1分の路地。なぜか緑濃い。
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裏通りにも花が植えられている。
これも駅から近いのに、森の中に伸びる小路
路地は、ある危害、じゃない歩きがいがある。まっすぐな広い道より、ウネウネ曲がり、車も通らず安心してまわりをキョロキョロできる(笑)。そして、おそらく都市の昔の顔を残している。曲がっているのは、かつての棚田の畦道だったからかもしれない。そうでなくとも土地の境界が複雑なのだ。しかし、その道には意味がある。必ず、2カ所を繋ぐために作られたのであり、目的地が感じられる。かつての人と人を結ぶルートが透けて見えるのである。
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これは、マンションの傍らに残された路地にあった地蔵様。標識に書かれているように、工事現場から掘り出された石仏だ。これは、かろうじて残った土地の記憶だろうか。その石仏の由来はわからないが。
何も郷土史に足を突っ込むつもりはないが、散歩の途中、こうしたことで「生駒」を感じられるのだ。
謎の標識
裏山を歩いていると、不思議な標識を発見した。
・・・・・きっと、八百長だと思います。。。
2011年は、こちら。
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