坂 村 真  民  の  世  界

よ う こ そ タ ン ポ ポ 堂 ヘ(最終更新2004.4.25)

   ( 熊本県立玉名高校の本館(16.3.24) )

 

1.鳩  寿  第 3 号 2. タ ン ポ ポ 堂 か ら 
3.朴庵(ほうあん)例会・終了のお知らせ 4.坂村真民全著作一覧 
5.詩国バックナンバー 6.タンポポ堂ライブラリー(玉名高校700番碑除幕式)
7.作成者からのご挨拶 8.坂村真民関連HPリンク集
9.メッセージボード  

     あなたは  人目の来訪者です。 


坂村真民さんの略歴

明治42年1月6日  熊本県に生まれる。8歳の時に、父親

の急逝によりどん底の生活に落ちる。5人兄弟の長男とし

て母親を助け、幾多の困難と立ち向かう。昭和6年 神宮皇

学館(現皇學館大學)を卒業。25歳の時、朝鮮にて教職につ

き、36歳全州師範学校勤務中に終戦を迎える。昭和21年

から愛媛県で高校の国語教師を勤め、65歳で退職、以後詩

作に専念する。始めは短歌を志し、昭和12年『与謝野寛

評伝』を著している。四国に移住後,一遍上人の信仰に随

順して仏教精神を基調とした詩の創作に転じる。昭和37年、

月刊詩誌「詩国」を創刊、16年3月からは「鳩寿」と改題し、

以後毎月、一回も休むことなく発刊し1200部を無償で配布

 している。また詩の愛好者によって建てられる真民詩碑は

日本全国47都道府県に分布し、その数は現在,海外の32

基と合わせると約680基となる。         

主な著書は、4.「坂村真民全著作一覧」に載せてます。

(愛媛県県民文化会館にて(16.2.1撮影)

                                                                


1.鳩  寿  第 3 号 平成 16 年 5 月 1 日 発 行
             
ふるさとのさくら

思いもかけず
母校に碑が建ち
ふるさとに帰り
早咲きの櫻を見
一輪を口にする
ああ
玉杵名 (きな) の
玉の櫻よ
日の本の国を
守らせ給え
ここに学び
ここに育つ
若びとを
守らせ給え
ふるさとの
さくらよ

  第七百番碑

  第七百番碑
  念ずれば花ひらく
  碑が
  母校熊本県立
  玉名高校校庭に
  建立された
  卒業後
  七十八年ぶり
  わたしは母校の
  門をくぐる
  七百番碑は
  すぐ近くに
  建っていた
  まったく感無量
  生きていたことの
  ありがたさよ

  除幕入魂式

 除幕入魂式は
 わたしがした
 石の姿も良かった
 好天に恵まれ
 すべてが喜びに
 満ちていた
 わたしは碑に
 額 (ひたい) を当て
 国の栄えと
 巣立ちゆく
 若人たちの
 幸せを祈った

    参考にと名簿が学校から送られてきた

  第十九回大正十五年卒業
  百二十六名とあり、殆どがあの世に行き、残っている
  人は蓼々(りょうりょう)としていた。
  一番小さく一番弱かったわたしが、ふしぎでならない。
  わたしは「念じてください」「念の一道」「念に生きる」三冊の本を
  出している。その「念」のおかげではなかろうかと思った。
  「念」の七百番碑は、そんなことも、知らせてくれるではなかろうか、
  とも思った。皆さんもどうか考えてください。

   真の民とは

  真(しん)の民(たみ)とは
  一滴 (いってき) の水が
  流れ流れて
  海に注ぐまで
  病いに苦しむ人を慰め
  正しく生きようとする人
  を励まし
  天の力を借りて
  その病いを癒やし
  その心を強くし
  天国に送り届ける
  一人の旅人のこと
  これはわたしの
  最後の願い
  これはわたしの
  一生の祈リ
  ああ
  それも
  終わりに近い
  対   面

     玉名小学校校長室にて

  四十二歳の父と
  九十五歳の吾と
  対面する
  ああ
  まさに
  一期一会 (いちごいちえ)
  なリけリ
 
                   後        記
 
                 
        1 後 記 の こ と

 読者の中には、後記から読むという人があるようだが、本でも、序文よりあとがきの方が、心を打つ。

妙な心理であるが、家でも玄関より、裏木戸の方が親しみがあり、家族の方々の真の姿がにじみ出て、

そこだけが光っている。虚像がないからであろう。

 でも、「鳩寿」 は始めから読んでください。病気のことを書くと、娘から叱られるが、乾皮症というのが、

こんなに苦しいとは、わたしも知らなかった。ちょっと薬を変えただけで、自分でも耐えられぬように苦しんだ。

 そんなことから大字宙大和楽の宇宙碑にわたしは、体を預けました。

大宇宙大和楽の世界実現のためには、そういう心境の変化が必要ではないでしょうか。


                         2
  さ る 歳 の さ く ら

 今日は真美子が満開の桜を見せにいってくれました。一枝の桜の花を口にして茶を喫し、さる歳の桜を見、

来年はとり歳の桜だ、と心に語りかけ、それまでは元気でいなければと、心に呼びかけ誓った。

 鳥たちも、お待ちしていますよと、強く言って飛んで行った。
  
  病いがまた
  一つの世界を
  開いてくれた
  さる歳の
  さくらよ


                       
 3  お 願 い

 第二号で体の不調を書き、御心配かけてすみません。

どうか築などお送り下さらないようお願いします。

                     

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