坂 村 真  民  の  世  界

よ う こ そ タ ン ポ ポ 堂 ヘ(最終更新2004.6.26)

   ( 滋賀県大津市・義仲寺境内・翁堂(16.5.8) )

 

1.鳩  寿  第 5 号 2. タ ン ポ ポ 堂 か ら 
3.朴庵(ほうあん)例会・終了のお知らせ 4.坂村真民全著作一覧 
5.詩国バックナンバー 6.タンポポ堂ライブラリー(義仲寺・芭蕉墓)
7.作成者からのご挨拶 8.坂村真民関連HPリンク集
9.メッセージボード  

     あなたは  人目の来訪者です。 


坂村真民さんの略歴

明治42年1月6日  熊本県に生まれる。8歳の時に、父親

の急逝によりどん底の生活に落ちる。5人兄弟の長男とし

て母親を助け、幾多の困難と立ち向かう。昭和6年 神宮皇

学館(現皇學館大學)を卒業。25歳の時、朝鮮にて教職につ

き、36歳全州師範学校勤務中に終戦を迎える。昭和21年

から愛媛県で高校の国語教師を勤め、65歳で退職、以後詩

作に専念する。始めは短歌を志し、昭和12年『与謝野寛

評伝』を著している。四国に移住後,一遍上人の信仰に随

順して仏教精神を基調とした詩の創作に転じる。昭和37年、

月刊詩誌「詩国」を創刊、16年3月からは「鳩寿」と改題し、

以後毎月、一回も休むことなく発刊し1200部を無償で配布

 している。また詩の愛好者によって建てられる真民詩碑は

日本全国47都道府県に分布し、その数は現在,海外の

32基と合わせると約680基となる。         

主な著書は、4.「坂村真民全著作一覧」に載せてます。

(愛媛県県民文化会館にて(16.2.1撮影)

                                                                


1.鳩  寿  第 5 号 平成 16 年 7 月 1 日 発 行
             
 出  会  い

 人生とは
 真実一路の
 道を行く
 出会いの
 旅である

 またたく
 星よ
 わたしの旅路を
 守らせたまえ

  わたしを待っていた人

わたしを待っていたのは
バーナード・リーチであった
それはまったく
思いもかけない
出会いであった
魂と魂との
出会いだけに
神の恵みと
言ってよかろう
リーチは
長い間
わたしの頭の中に
住んでいたイギリスの
陶芸家である
その作品が
処せましと
並んでいるではないか
恐らく彼の作品が
これだけ集められているのは
世界一かも知れない
形といい
色彩といい
どんな小さい作品でも
みな生きている
生きて
呼びかけてくるのである
時間さえあれば
一日中でも
わたしは
見続けていたであろう
義仲寺(ぎちゅうじ) への旅を終えて
リーチの魂のこもった作品に接し
出会いの不思議さに
生きていることの
ありがたさを
しみじみと
天に感謝した


 ※リーチ
    イギリスの陶芸家. 明治四十二年来日。
    柳宗悦の民芸運動に参加。
    大正九年帰英。尚わたくしの 「遊筆遊心」
   (致知出版社刊) 七十二ページ参照せられたい。

  

  ヨ    ブ    記

旧約聖書に出てくる
ヨブと苦を共にする
不思議さよ  
ヨブの妻は言う
神を捨てなさいと
十年も寝ている
妻は言う心の中で
すべて神仏に
お任せしなさいと
ああわたしは
そこまでまだゆけない

 ※妻は脳梗塞で物が言えない.

 
 
                   後        記
 
                 
        1 出  会  い

  「鳩寿」(きゅうじゅ)第五号は「出会い」をテーマにしました。

 年を重ねれば、重ねるほど、出会いの不思議が思われてなりません。

わたくしは明治生まれの古い人間だから、出会った方々のおかげで、詩人として詩に生きることができました。

だから、あの世に行っても、出会った方々の幸せを祈りつつ、飛天となって永遠の旅を続けようと思っています。


                       2 出会いの不思議

 なんという出会いのありがたさでしょう。訪ねた折、リーチの作品をこの世に残された館長の図師礼三さんに

お会いでき、じきじきにお話を聞きました。

この人ありてリーチの作品がこの世に残ったのです。世界一かも知れないと言われました.心のこもったいい

作品というものは、神仏の加護があることを、わたしはしみじみと思いました。

 皆さん、機会があったら 「日登美美術館」 を訪ねてください。

 所在地 滋賀県神崎郡永源寺町山上2083

 電 話 0748−27−1707

                       3 お 願 い

 天なり、命なりで、寵皮症との戦いは止めました。

そんなわけで薬などお送り下さらないようお願いします。

                    

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