坂 村 真  民  の  世  界

よ う こ そ タ ン ポ ポ 堂 ヘ(最終更新2005.2.26)

   ( 愛媛県双海町の菜の花:17.2.26撮影 )

 

1.鳩  寿  第 12 号 2. タ ン ポ ポ 堂 か ら 
3.朴庵(ほうあん)例会・終了のお知らせ 4.坂村真民全著作一覧 
5.詩国バックナンバー 6.タンポポ堂ライブラリー(双海町の菜の花)
7.作成者からのご挨拶 8.坂村真民関連HPリンク集
9.メッセージボード  

     あなたは  人目の来訪者です。 


坂村真民さんの略歴

明治42年1月6日  熊本県に生まれる。8歳の時に、父親

の急逝によりどん底の生活に落ちる。5人兄弟の長男とし

て母親を助け、幾多の困難と立ち向かう。昭和6年 神宮皇

学館(現皇學館大學)を卒業。25歳の時、朝鮮にて教職につ

き、36歳全州師範学校勤務中に終戦を迎える。昭和21年

から愛媛県で高校の国語教師を勤め、65歳で退職、以後詩

作に専念する。始めは短歌を志し、昭和12年『与謝野寛

評伝』を著している。四国に移住後,一遍上人の信仰に随

順して仏教精神を基調とした詩の創作に転じる。昭和37年、

月刊詩誌「詩国」を創刊、16年3月からは「鳩寿」と改題し、

以後毎月、一回も休むことなく発刊し1200部を無償で配布

 している。また詩の愛好者によって建てられる真民詩碑は

日本全国47都道府県に分布し、その数は現在,海外の

35基と合わせると約730基となる。         

主な著書は、4.「坂村真民全著作一覧」に載せてます。

(愛媛県県民文化会館にて(16.2.1撮影)

                                                                


 鳩  寿  第 12  平成 17 年 3 月 1 日 発 行
             
       夢

 百歳をめざせ
 百歳を祈れ
 人に笑われてもいい
 夢は
 大きい方がいい

 白神山地の
 ??林(ぶなりん)の
 なかで
 わたしは祈った

 四国から
 青森まで
 飛んで行った
 わたしの夢を
 わかってくれた
 ??(ぶな)たちよ

  
 ※ ??は「木偏に無」と書く
  
  生きるのだ

生きるのだ 

生きるのだ

百歳まで

あと四年

生きるのだ

しっかりと

生きるのだ

生きるのが

わたしの信仰

わたしの念願

鳥たちよ

わたしを助けてくれ

霊鳥(れいちょう)

カラスよ

わたしを救てくれ

  
  希望と自信


 きょうは別人のように

 希望と自信ができた

 良い医師に出会ったからである

 百歳まで生きる夢が

 湧いてきた

 ああ

 出会いの不思議よ

 ありがたさよ

 観世音菩薩さまの

 おかげである

 
   一本の棒

 去年(こぞ)

 今年(ことし)

 貫く棒の如きもの

        きょし
 これは高浜虚子の句

 芭蕉も

 そうであった

 しんみんよ

 お前の詩も人生も

 貫く

 一本の棒であれ

 

 

             後          記

   一人対千百人の賦算(ふさん)行(ぎょう)を続けてきたが、部屋で転倒してから、自信がなく

 なった。でも、今年はとり年でもあるので、この一年はなんとかして続けてゆこうと思う。どうか

 一人対一人と思ったりしないでください。

  実は発送するまでは大変です。こまかく言うなら、封筒に○○行とあったりしますが、私は一人

  一人○○様と書きかえて送っています。読者は愛する人だからです。どうか、そんな私の気持

 を知ってください。すべては賦算(おふだ)くばりで、一遍上人のおふだくばりを私は私として皆さ

 んに差し上げているのです。「詩国」 発刊以来この気持ちは変りません。

 老齢九十六歳となり、一人対千百人は大変な労力です。わかってくださればありがたいですが、

 一人対一人と考えている人が多いので、ひとこと今月は書きました。

 良い医師に出会い、夢がふくらみました。お互いしっかと生きてゆきましょう。

 二度とない人生です。

 
 
       
     

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