* こっそり読書日記 * ..since 2004.5.20
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| 前章で、”読書ノートをつけています・・”というお話をしていたのですけど、そのweb版といったところです。 ナゼ「こっそり読書日記・・」なのかというと、いつまで続くか自信がないのでコッソリと、綴っているから・・(^^ゞ 本のタイトルと、著者名、発行社名、初版本第1刷が発行された日付と、簡単な感想なども記してみました。 末尾の( )のなかの日付けは、一応自分が読み終わった日・・ですが、けっこうテキトーかも・・(^^ゞ とくによかったと感じた本には★印もつけてみることに・・^^ よかった・・と言っても、本の良し悪しがヨッチにわかるハズもなく・・(^^ゞ、よかったと思う本・・というのは、 なんとなく惹かれる・・、とか、雰囲気が好き・・、とか、文体が好き、印象的なフレーズがあった・・、感動した、心に残った・・、面白かった、楽しかった、ほんわかした・・、泣けた・・、内容的には苦手だけどストーリー展開に引き込まれてぐいぐい読んだ・・、とか、まぁ、いろいろです。。 つまり、あんまり参考にならない・・、ってことですね。。とほほ.. ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
「そのときは彼によろしく」 市川拓司 著 小学館, 2004.11.1 ★★★ 「ひとくちの甘能」 酒井順子 著 角川書店, H.18.4.30 ★★★ ![]() 「遠くの空に消えた」 行定勲 原案 ・ 益子昌一 ノベライズ ゴマブックス, 2007.8.10 ★★ 「うさぎパン」 瀧羽麻子 著 メディアファクトリー, 2007.8.6 ★★★ 「花まんま」 朱川湊人 著 文芸春秋, 2005.4.25 「窓の灯」 青山七恵 著 河出書房新社, 2005.11.20 「いっぺんさん」 朱川湊人 著 実業之日本社, 2007.8.25 「”ゆっくり力”ですべてがうまくいく」 斎藤茂太 著 新講社, 2003.4.4 ★ 「夢を与える」 綿矢りさ 著 河出書房新社, 2007.2.28 「金曜日のパリ」 雨宮塔子 著 小学館, 2003.12.20 ★ 「風に舞いあがるビニールシート」 森絵都 著 文芸春秋, 2006.5.30 「ひとり日和」 青山七恵 著 河出書房新社, 2007.2.28 「4TEEN フォーティーン」 石田衣良 著 新潮社, 2003.5.20 ★ 「月下の恋人」 浅田次郎 著 光文社, 2006.10.25 ★★★ ![]() 「チルソクの夏」 佐々部清 脚本,ノベライズ 橋口いくよ 幻冬舎文庫, H19.2.10 ★★★ 「水辺のゆりかご」 柳美里 著 角川文庫, H11.6.25 ★ 「イギリスにたくさんのありがとう Many Thanks to England」 王由由 著,photo 田中庸介・王由由 東京書籍, 2006.12.1 ★★★ ![]() 「きいろいゾウ」 西加奈子 著 小学館, 2006.3.20 ★★★ 「恋愛写真 もうひとつの物語」 市川拓司 著 小学館, 2003.6.20 ★★★ 「椿山課長の七日間」 浅田次郎 著 朝日新聞社, 2002.10.1 ★ 「トムは真夜中の庭で」 フィリパ・ピアス 著,高杉一郎 訳 岩波少年文庫041, 1975.11.26 ★★★ 「鏡の法則 〜人生のどんな問題も解決する魔法のルール〜」 野口嘉則 著 総合法令出版, 2006.5.23 ★★ 「かもめ食堂」 群ようこ 著 幻冬舎, 2006.1.20 ★★ 〜 「かもめ食堂」と、灰谷健次郎さんの本のこと。 〜 ”2007年の近況報告”にUPしています。 こちら と、こちら。 「東京奇譚集」 村上春樹 著 新潮社, 2005.9.18 ★★★ 「八月の路上に捨てる」 伊藤たかみ 著 文芸春秋, 2006.8.30 ★ 「さおり&トニーの冒険旅行 ハワイで大の字」 小栗左多里・トニー・ラズロ 著 ソニー・マガジンズ, 2005.11.25 ★★★ 「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 〜身近な疑問からはじめる会計学〜」 山田真哉 著 光文社新書191, 2005.2..20 ★★ |
![]() 「5つの生地で簡単お菓子」 cuoca レタスクラブMOOK, 2006.10.30 (お菓子レシピ) ★★★ パウンドケーキ、クッキー・タルト、スポンジケーキ、パイ、シュー、の5つの生地をつかったお菓子バリエーションの作り方。バレンタインのチョコレートのお菓子も。写真がとってもかわいいです。作ってもみれるといいな(^^ゞ (10月) 「赤い指」 東野圭吾 著 講談社, 2006.7.25 (長編小説) 東野圭吾さんは好きな作家さんですが、今回とりあげられている題材は悲惨過ぎて読んでいてやり切れないというかんじでした・・。現代社会に実際に起こっている事件に向かい合うという姿勢なのだとは思いますが・・。 最後の謎解きの展開や、加賀刑事と父親のエピソードなどは、東野圭吾さんらしいよさが感じられるところだと思いました。 (10月) 「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」 リリー・フランキー 著 扶桑社, 2005.6.30 (長編小説) ★★★ 評判通りのとっても泣ける本でした。やさしくてあたたかくてせつなくて、心にのこりました。 (10月) ![]() 「Presents」 角田光代 著,松尾たい子:絵 双葉社, 2005.11.30 (短編小説集) 日々何気なく贈り、贈られている”プレゼント”、”贈り物”、というものについて、あらためて思い出させてくれました。 プレゼントの包装紙をイメージしたという装丁も可愛い。 (9月) 「母に習えばウマウマごはん」 小栗左多里 著 ソニーマガジ ンズ, 2005.6.20(マンガ・お料理レシピ) ★★★ 野菜いっぱいのヘルシーでシンプルで、きらりと光るお料理レシピたち、作ってみたいものがいっぱいでした。 (9月) 「ダーリンは外国人 2」 小栗左多里 著 メディアファクトリー, 2004.3.30 (マンガ・エッセイ) ★★★ 1巻に続いてやっぱり楽しくて面白いです。ダーリンが外国人じゃなくても思い当たるような身近な話がいっぱいあって可笑しいです^^ (9月) 「ドイツ流美しいキッチンの常識 〜世界一手際の良い国に学ぶ」 沖幸子 著 光文社知恵の森文庫, 2005.11.15 (エッセイ・生活実用書) ★★★ ドイツの家庭に学ぶキッチンをきれいに保つ知恵とコツがたくさん。 巻末のドイツのお料理レシピも嬉しいです。 (9月) ![]() 「アルゼンチンババア」 よしもとばなな 著 幻冬舎文庫, H.18.8.5 (中篇小説) ★ よしもとばななさんらしいちょっと不思議でおかしな、ファンタジックでやさしい物語でした。 装丁と挿画を奈良美智さんが担当されています。 (8月) 「贅沢貧乏のマリア」 群ようこ 著 角川文庫, H.10.10.25 (伝記エッセイ) 森茉莉さんについて、伝記エッセイという独特の形をつかって、群ようこさん独自の視線から描かれています。 実在した人物について書かれたものは、フィクションとはまた違った興味深さがあって面白いです。 (8月) 「刺繍する少女」 小川洋子 著 角川書店, ’96.3.25 (短編集) 独特な不思議な雰囲気の短編集でした。小川洋子さんの本ももっとたくさん読んでみたいです。 (8月) 「対岸の彼女」 角田光代 著 文藝春秋社, 2004.11.10 (長編小説) 平成17年に第132回直木賞を受賞した作品。ディテールの細やかさや、登場人物たちの心理描写の繊細さやリアリティがすごいと思いました。 (8月) 「美しい暦の言葉」 山下景子 著 インデックス・コミュニケーションズ, 2006.4.15 ![]() (季節事典・エッセイ) ★★★ 二十四節気、七十二候の言葉が紹介されています。日本語のうつくしさや、季節感、季節の移り変わりとともに暮らしてきた日本の古えの人々の暮らしっていいなあ・・と、しみじみと感じました。 先に出版された「美人の日本語」や、「美人のいろは」とはまた違ったよさがあって、こちらもとってもよいなあ・・!と思いました。。さくら色の装丁もすてき・・。 (7月) 「容疑者Xの献身」 東野圭吾 著 文芸春秋, 2005.8.30 (長編小説) ★ ![]() とても胸に応えて印象深かったりもしました。★も2つ・・ぐらいの気持ちだったんだけど・・、描かれている題材だけを見れば衝撃的なお話なので・・。お薦め・・といえるのかどうかわからなくて・・。 (・・こちらのダイアリーのほうで少し詳しく書いています・・ → 7月30日) (7月) 「てるてるあした」 加納朋子 著 幻冬舎, 2005.5.25 (中篇小説) ★★ お友達が教えてくださった本です。あたたかくて、切なくもあって・・、よいかんじの本でした。最後の方はじーんとしちゃったりも・・。 (7月) 「トニー流幸せを栽培する方法」 トニー・ラズロ 著,小栗左多里 画 ソフトバンククリエイティブ, 2005.12.8 (エッセイ) ★★ 小栗左多里さん著「ダーリンは外国人」の”ダーリン”こと、トニーさんのエッセイ集。 正統派の人生訓・・というかんじなのに、難しくなくて素直に読めてしまって、あらためて気付かせられることも多かったです。 トニーさんってよい人だなあ・・と、しみじみほんわかとした気持ちにもなりました。 それにしても、トニーさんは外国の方なのに、日本人の自分でも心許ないような(^_^; 難しい言葉をよくご存知なのであらためてすごいと思ってしまいました。 (6月) 「Fabric!」 雅姫 著 アスコム, 2005.10.15 (生活エッセイ・写真) ★★★ 雅姫さんの大好きな布のお話、布のある暮らしのこと・・。きれいだったり可愛かったり、シックだったり・・、そんな布たちのフォト、さまざまな布に彩られた暮らしのシーンを見ているだけで楽しい。。布たちに寄せる雅姫さんのやさしさでいっぱい。 (・・ダイアリーのほうでもご紹介しています・・ → 7月3日) (6月) 金子みすゞ「ほしとたんぽぽ」 絵 上野紀子,デザイン なかえよしを,選 矢崎節夫 JULA出版, 1985.10.1 (童謡・画集) ★★★ 前記↓「ふうちゃんの詩」と同じシリーズの本です。 金子みすずさんの詩からは、やさしさやあったかさや、楽しさや可笑しさや・・、そういうものがたくさん伝わってきてやっぱりとてもすてきだと思いました。挿絵もとても雰囲気が似合ってる・・。 (6月) 3〜5月。更新できないまま日が過ぎてしまいましたm(__)m。本のタイトルだけ記してみました。 (・・ ダイアリーのほうに少し詳細に記しています → 5月17日 ・・) ![]() 「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(上・下) J・K・ローリング 著・松岡佑子 訳 静山社, 2004.9.1 (長編物語) ★★★ 「時雨の記」 中里恒子 :著 文春文庫, ’98.7.10 (中篇小説) ★★ ![]() 金子みすず(南京玉)より 「ふうちゃんの詩」 上野礼子 絵,なかえよしを 構成,矢崎節夫 解説 JULA出版, ’95.11.14 (詩・画集) ★★★ ![]() (ココログブックス) 「眞鍋かをりのココだけの話」 眞鍋かをり :著 インフォバーン, 2005.9.13 (エッセイ・ブログ本) ★★ ![]() 「日々が大切」 大橋歩 :著 集英社, 2005.12.20 (エッセイ・イラスト) ★★★ (天然生活ブックス) 「旅のおはなし Bon Voyage」 雅姫 :著 地球丸, 2005.7.10 (旅エッセイ・ガイド) ★★★ 〔大型版あらしのよるにシリーズ〕 きむらゆういち :作,あべ弘士 :絵 講談社, (絵本) ★★★ 「あるはれたひに(2)」 「くものきれまに(3)」 「きりのなかで(4)」 「どしゃぶりのひに(5)」 「ふぶきのあした(6)」 「まんげつのよるに(7)」 「しろいやみのはてで あらしのよるに特別編」 全て「あらしのよるに」(↓ 1月の欄に記載しています)のシリーズの続編です。 オオカミのガブとヤギのメイの物語、ほんとうによいですよねー。。 ほのぼのしててあったかくて、ちょっぴりとぼけていて可笑しくて、じーんとして。。 すっかりファンになって読みました。(*^o^*) (2月) 「美人のいろは」 山下景子 :著 幻冬舎, 2006.2.10 (日本語辞典・エッセイ)★★★ まだ読んでいる途中なのですが、ダイアリーとあまり間が空いてしまっても・・と思って記しておきました。 とてもすてきな本です。ゆっくり少しずつ読んでいきたいと思っています。 あとがきもすてき。。 詳細をダイアリーにも記しています。併せて見ていただけたら嬉しいです。 こちら。。 と、 こちら。。 (2月) ![]() 「ドイツ流掃除の賢人 世界一きれい好きな国に学ぶ」 沖幸子 :著 知恵の森文庫・光文社, 2005.8.15 (エッセイ・生活実用書) ★★★ 沖幸子さんがエコロジカルできれい好きなドイツの人々の暮らしに学んだ、住まいをきれいに保つちょっとしたヒントの数々・・、少しずつでも見習えるといいな・・。所々に挿し入れられた美しいお住まいのフォトがあたたかくてすてきです。 「絵本からうまれたおいしいレシピ3」 きむらかよ・晶子・アコ :著 宝島社, 2006.2.28 (レシピ) ★★★ おいしそうなお菓子やパンや、おかずが、可愛くてなつかしい絵本や物語と一緒に紹介されていて、夢いっぱいの本でした。 レシピを参考に作ってもみなくちゃ、と思いながら、本を汚したくなくてまだ眺めてるばかりで・・(^^ゞ (・・ ダイアリー掲載日→ 2月10日 ・・) (2月) 「Good Luck(グッドラック)」 アレックス・ロビラ,フェルナンド・トリアス・デ・ベス :著,田内志文 :訳 ポプラ社, 2004.6.22 (短編物語) ★ ![]() たぶんもう一昨年のクリスマスくらいに、ブームになっていた本・・。今頃になって読みました。(^^ゞ 当時は図書館で大変な順番待ちだったのに、すごくあっさりと借りることができて・・(^^ゞ シンプルでわかりやすいメッセージが伝わってきて、よいかんじの本でした。 ただ、あれだけのブームになったのは、どういう理由からだったのだろう・・?と、少し不思議な気持ちもしました・・。こんなふうにわかりやすくてシンプルで、子どもの頃に読んだなつかしいお伽噺みたいな物語が、求められていたということなのかも・・。 グリーン色に4つ葉のクローバーのシンプルな装丁もきれい。たしかクリスマス限定版として赤色の表紙の本も発売されていたのですよね。赤色の本もきれいでしょうね・・。 物語の中に記載されていた「今日できることは今日してしまうこと・・」という教訓、今度こそ、いえ、今日こそ・・、身に付けたいと思いながら、実行できず・・(^^ゞ (2月) 「おばけ桃の冒険」 ロアルド・ダール :著,田村隆一 :訳 評論社, S.47.9.20 (中篇物語) ★ 「チョコレート工場の秘密」に続いて、ロアルド・ダールさんの物語を読んでみました。 ジェームスと不思議な仲間たちが繰り広げる冒険物語。奇想天外なハチャメチャさや、登場人物(?)たちのユニークさ、面白さは、この人の特徴なのだなあ・・とおもいました。楽しくて夢のある冒険物語でした。 (1月) ちいさな絵童話 りとる2「あらしのよるに」 木村裕一 :作,あべ弘士 :絵 講談社, 1994.10.28 (絵本) ★★★ あらしの夜のまっくら闇の中、こわれかけた小屋でお互いの正体も見えないまま出会って一緒に雨宿りして友達になるヤギとオオカミ・・。ちょっぴりスリルがあって、可笑しくて、とてもほのぼのする絵本でした。どこかとぼけていて気のいい二人(二匹)の、今後がたしかに気になります^^。映画も見てみたいです♪ (1月) 「リネンとかごとヒヤシンス」 雅姫 :著 集英社, 2005.3.31 (フォトエッセイ) ★★★ 雅姫さんのフォトエッセイ集。季節ごとに章分けされて、雅姫さんの大好きなもの、お気に入りのもの、暮らしのこと・・などがやさしい文章で綴られています。たくさんの写真もナチュラルで、すてきで、とてもあたたかいです。穏やかでやさしい時間が流れていて、ほっとやさしい気持ちにさせてくれます・・。 (1月) |
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「美輪明宏のおしゃれ大図鑑」 美輪明宏 :著 集英社, 2005.8.31 (エッセイ)★★★ この一冊のなかにレトロでかわいいものがいっぱい詰まっています!装丁もカワイイ。。 プロローグには、”美しいモノに囲まれていれば、人は自然に美しくなります”とあって、おしゃれに心豊かに暮らすためのヒントがいっぱい。 ざっと項目を拾ってみると、ファッションのこと、中原淳一さんのこと、香りのこと、お部屋づくりのこと・・、アールデコ、音楽、美しい言葉づかいのこと、作家たち、マリーローランサン、色彩のこと、竹久夢二、高畠華宵、蕗谷虹児、初山滋、内藤ルネ、寺山修司・・、映画のこと、椿姫、歌舞伎、エディットピアフ・・。フジ子ヘミングさんとの対談なども・・。 美術や文学、音楽、映画、芸術・・、と、美輪明宏さんのその造詣の深さにもびっくりです。とても内容が濃くて、写真とイラストも満載です。 (・・ ダイアリーにも掲載しています→ 1月10日 ・・) (12月) 「逃れの森の魔女」 ドナ・ジョー・ナポリ :著,金原瑞人・久慈美貴 :共訳 青山出版社,2000.2.25 (中篇物語) ★★★ お菓子の家を見つけたヘンゼルとグレーテルの童話の、魔女を主人公にした物語です。 思いがけない発想と、丁寧に構成、肉付けされた物語は、パロディを超えて読み応えのある一つの物語となっていました。 魔女がグレーテルのためにエプロンを作っている描写や、約束していた鉢を贈ろうとする場面など・・、胸を打ちます。もとになった童話以上に深い物語となっているかも・・。 子どもの頃にお菓子の家に憧れたわくわく感も思い出させてくれます。 (12月) 「チョコレート工場の秘密」 ロアルド・ダール :著,田村隆一 :訳 評論社, S.47.9.10(中篇物語) ★★★ 秋に映画化されたその原作です。映画はとても原作に忠実に作られていたんだなあ・・という印象を受けました。そして映像とはまた違った、本の文章からイメージを膨らませていったり、文章を追っていくときのわくわく感、というもののよさもあらためて感じさせてくれる楽しい一冊でした。 訳者あとがきに記されていた、作者が4人の子どもたちのために作ったお話だというのも、心あたたまるエピソードでした。 映画の最後に付け足されていた原作にはないワンカさんの物語は、映画らしいよさが付け加えられていてそちらもとてもよかったと思います。 (12月) 「幸福な食卓」 瀬尾まいこ :著 講談社, 2004.11.19 (中篇小説) ほんとうはそれぞれに脆さや哀しみを抱えていて、でもほんわかとした家族のお話で、好きなかんじの小説でしたが、やっぱり、突然誰かが亡くなってしまったりする展開が、好きなかんじのお話のなかではなおさらそうあってほしくない・・という気持ちなのです。 (12月) 「間宮兄弟」 江國香織 :著 小学館, 2004.10.20 (中篇小説) 間宮兄弟の、とってもささやかで、穏やかな日々・・。でも、とても平凡で、日常的な毎日というものが、実はとても幸せで、得がたく、大切なものにも、おもうのです・・。 二人の兄弟の存在をいとおしくも尊くも感じさせてくれるような作者のやさしい視線が感じられます。二人の仲のよさに、男兄弟っていうのもいいものだな・・と、心あたたまりました。 (11月) 「ちび象ランディと星になった少年」 坂本小百合 :著 文芸春秋(文春ネスコ), 2004.3.3 (回想文・中篇) ★★★ タイの象つかいの学校へ留学し、夢をかなえて日本で初めての象つかいとなり、そうして突然の不慮の事故で若くして亡くなった哲夢くんの生涯を、お母さんであり、”市原ぞうの国”のオーナーである坂本小百合さんが綴ったものです。 哲夢くんとランディをはじめとする象たちとのあたたかな交流、信頼、そしてたくさんの写真からも象たちの愛らしさややさしさが伝わってきます。 (11月) 「さくら」 西加奈子 :著 小学館, 2005.3.20 (長編小説) 新聞の書評を見て読んでみたいと思った本でした。が、予想に反してあまりに重たい物語でもありました・・。ただ、”サクラ”と名付けられたのんびりとした犬の存在が、ほんとうにこの家族にとってほんわかと心あたたまる存在で、救われる気がしました・・。 (11月) 「美人の日本語」 山下景子 :著 幻冬舎, 2005.3.15 (日本語解説・エッセイ) ★★★ 日本語のうつくしさや奥ゆかしさ、いにしへから受け継がれてきた日本の雅やかな自然や風物、人の心・・などに触れることができ、とても嬉しい思いでした。 章ごとに美しく色分けされた本の装丁もとてもすてき。 ・・ 2005.11.2.のダイアリーにも詳しく掲載していますので併せてご覧いただけると嬉しいです。 ・・こちら。。 (11月) 「狐笛のかなた」 上橋菜穂子 :著 理論社, 2003.11 (長編物語) ★★ 物語に引き込まれてハラハラドキドキワクワク・・夢中になって読む気持ちを、久しぶりに思い出した気がしました・・。 それも日本の四季や風土が印象的に描き込まれた、とても日本的な物語として・・。 小夜という不思議な力をもった少女と、野火というやはり数奇な宿命に生まれた子狐が、大人たちの戦いの渦のなかに巻き込まれていき、そして・・。 時代は明示されていないけれど、はるか昔の侍の時代のようでもあり、なので歴史小説を読んでいるようなかんじでもあり、また、小夜や霊狐たち、宿敵らが不思議な力で戦うところは陰陽師安倍晴明の物語などに近いのかも?とも思います。安倍晴明の本はまだ一度も読んだことはないのですが・・(^^ゞ。さらにそこにもう一人の謎の少年と、小夜の出生の謎も隠されていて・・、というようにして物語は展開していきます・・。 戦いの描写などが重過ぎて、子ども用の本としてはどうかな・・と思う部分もあるのですが、物語のストーリー展開や多彩な登場人物達のキャラクター設定、郷愁を感じさせる舞台設定など、物語としてとても惹きつけられるものがありました。 (10月) 「西の魔女が死んだ」 梨木香歩 :著 新潮文庫, H.13.8.1 (中篇物語) ★ 子どもの頃、こんなおばあちゃんがいたらいいなあ・・と憧れていたような、なつかしい気持ちのする物語でした・・。 主人公の少女まいが魔女になるための修業は、大人にとっても大切なものを教えてくれているように思えました。 (10月) 「いつもsimpleいつもsmile 私の暮らしの楽しみ」 平澤まりこ :著 オレンジページ, 2005.2.28 (暮らしのエッセイとフォト) ★★★ 平澤まりこさんの本もいつも大好きです。平澤まりこさんの住まいや暮らし、日常のこと、お気に入りのものたちなど・・、写真やイラストと一緒にたくさん紹介されていて、見ていてとても楽しいです。 青森の手仕事の工芸品や、鳥取の民芸品、長崎焼きものの町などを訪ねる旅のページもとてもすてき。 (10月) 「13歳のハローワーク」 村上龍 :著 はまのゆか :絵 幻冬舎, 2003.11.30 (職業ガイド・コラム) ★★ 13歳の・・というタイトルから、こんなにもたくさんの、詳細で具体的な職業を紹介した本だとは思ってもいなくて、読み始めてみてびっくりしました。現代という時代のなかで職業を選択する・・という視点で書かれていて、大人が読んでもとても勉強になりました。 ”何も好きなことがないとがっかりした子のための特別編”という章が設けてあるところなども親切で良心的だと感じました。 (9月) 「恋愛中毒」 山本文織 :著 角川文庫, H.14.6.25 (長編小説) 山本文織さんってこういう物語も書くのね・・と、少し意外でした。ファンタジックな雰囲気のものを書く人なのかな?と思っていたので・・。 最後の種明かしや、人物の心情描写など、やっぱりすごい・・とも思いました。もう少しほかの作品も読んでみようと思います。 (9月) 「Welcome to Jiyugaoka ようこそ自由が丘へ」 王由由・著,安東紀夫・写真,田中庸介・イラスト 東京書籍, 2005.8.4 (ガイドブック・エッセイと写真) ★★★ 王由由さんお気に入りの自由が丘のショップなどを紹介したガイドブック&エッセイ。雑貨屋さん、花とガーデニングショップ、レストラン、スイーツとパン、洋服やベビーショップ、本屋さんやスーパーマーケット、etc.・・。わー、このお店知ってる〜と、嬉しかったり、今度このお店に行ってみたいなあ!・・と、また嬉しかったり・・。 ショップのオーナーさんと由由さんの対談のようすなども掲載されていたりして、自由が丘という街のもつ魅力やぬくもりがあらためて感じられる一冊でした。 (2005.8.28のダイアリーにも掲載しています。 ・・こちら) (8月) 自然きらきら13 「こぎつねこんこん」 今津秀雄・写真と文 偕成社, 1990.11. (児童書・写真絵本) ★★★ キタキツネの写真があまりに可愛いらしくて北海道の自然もあまりに美しくて、涙が出てしまいそうな気持ちになりました。やさしさあふれる一冊。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「キタキツネの季節」 今津秀雄・写真,神沢利子・文 偕成社, 1984.10. (児童書・写真絵本) ★★★ 親と子の写真絵本3 「キタキツネのあかちゃん」 福田幸弘・写真,結城モイラ・文 ポプラ社, 2001.7. (児童書・写真絵本) ★★★ 科学のアルバム 動物・鳥 13 「森のキタキツネ」 右高英臣・写真と文 あかね書房, 1983.2. (児童書・写真絵本) ★★★ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ キタキツネの写真絵本、図書館で借りてきて、ちょっとしたマイブームを楽しんでいました(^^ゞ キタキツネって、かわいくて、うつくしくて、強いなあ・・とおもいました。動物たちってみんなそうなのかも・・。 こういう子ども用にわかりやすく書かれた写真絵本で、あらためてキタキツネのこと、その生態などを知ることができて嬉しかった。キタキツネたちが成長していく月日と、そのあいだ、これらの本を書かれた写真家の方々がキタキツネを追い続けた月日が重ね併さって、いっそう重みが感じられた本たちでした。 ・・・・どうして急にキタキツネのマイブームになっちゃったかというと・・、 ”2005.8.20のダイアリー” ・・こちら が きっかけでした・・。 今津秀雄さんってどんな人なんだろう?!この人の写真をもっと見てみたい!キタキツネのこと、もっと知りたい・・!と、思ったのでした・・。 ダイアリーは自分の興味のあったことを綴っているのだけど、ときにはダイアリーがきっかけでまた自分の興味が広がることもあるみたいです(*^o^*) (8月) 「伊藤まさこのポッケのなかから」 伊藤まさこ :著 講談社, 2004.5.24 (暮らしの本・エッセイと写真) ★★★ 伊藤まさこさんの本はいつもやっぱり大好き! 伊藤まさこさんの暮らしのこと、毎日の暮らしのなかで大好きって思っているステキなもの、可愛らしいもの、おいしいもの、あったかいもの・・、たくさん見せてもらえるから。そうして私もそれらがとても好き・・と思うから。 (8月) 「パンプルムース!」 江國香織・文,いわさきちひろ・絵 講談社, 2005.2.23 (ポエム・画集) ★★★ ポエムはとても江國香織さんらしい雰囲気だなあ・・と、おもいました。お洒落で、ちょっぴりつんとおすまししてつよがっていたり、ぴりっと辛口のエッセンスがきいていたり・・、でも砂糖菓子のように甘くてやさしく、少女のように繊細で、不思議で夢見がち・・。 ちひろさんのやさしくて繊細で、愛らしい絵ととても似合ってる・・。 ・・グレープフルーツのことをフランスごでは、パンプルムースっていうのかぁ・・・。 (8月) 「霧笛荘夜話」 浅田次郎 :著 角川書店, H.16.11.30 (短篇集) 1つ一つの小話ごとに完結もしているのだけど、全部が併さって1つの物語になっています。 北の寂しい港の古いアパートに暮らす住人たちのお話。「鉄道員」などとはまた少し雰囲気が違った浅田次郎さんの短編集でした。でも舞台設定など、やはりどこか似ているのかも・・。 ちょっぴりミステリアスでファンタスティックで、かなしくて、あたたかい・・、そんな印象の物語。 浅田次郎さんの本ももう少しいろいろと数を読んでみたいと思っています。 (8月) 主婦の友生活シリーズ Comoブックス 「藤井恵さんちの卵なし、牛乳なし、砂糖なしのおやつ」 藤井恵:著 主婦の友社 H.17.6.10 (お菓子レシピ) ★★★ 生活シリーズ 「ほんとうに作りやすい焼き菓子レシピ」 稲田多佳子:著 主婦と生活社 2005.4.20 (お菓子レシピ) ★★★ ![]() とてもかわいいお菓子の本2冊。ほんわかしあわせな気持ちになれました。 本にのっているお菓子を作ってもみたいです。 (2005.7.23のダイアリーにも掲載しています。 ・・こちら) (7月) 「ブルーもしくはブルー」 山本文緒 :著 角川文庫, H.8.5.25 (中篇小説) ★ 山本文織さんの小説を読むのは、これがはじめてかも・・。ずっと読んでみたい作家さんだと思ってはいたけれど・・。 文章も読みやすくて、お話の展開にも惹きつけられて、すいすい読めました。他の本も読んでみようとおもいます。 表紙の蝶が描かれた装丁もお洒落な雰囲気できれい・・。 (7月) 「川のむこう つれづれノート14」 銀色夏生 :著 角川文庫, H.17.6.25 (日記) ★ 銀色夏生さんの”つれづれノート”は、今回で終了してしまうらしい・・。私は途中の巻が長く抜けてしまっていていきなりこの本を手にしたので、ずっと以前の頃のつれづれノートとは随分印象が変わったみたい・・というふうに感じました。 でも銀色夏生さんらしさ・・、みたいなものがやっぱり流れている・・、というふうにも。そうしてやっぱり好きだなあと感じる部分がたくさんありました。 (7月) 「ダーリンは外国人」 小栗左多里 :著 メディアファクトリー, 2002.12.28 (カルチャーマンガ?) ★★★ とっても面白かったー!ダーリンことトニーさんのほのぼのとしたお人柄と、さおりさんとの名コンビぶりがとても可笑しい。 笑いながらも外国のくらしについて知ることができたり、外国の人の目線から見たときの日本人、文化や生活、習慣など、あらためて気付かされることなども多くて、とてもためになるマンガでもありました。 (7月) 「内田彩仍さんのDear, sweet home おうちがいちばん」 内田彩仍 主婦と生活社, 2005.2.28 (手作り・暮らし) ★★★ おうちのなかの可愛くてすてきな、やさしさいっぱいの手作りのものたち・・。シックな茶系で統一されたお部屋や小物たち、手書き英字のステッチ刺繍や、手作り布バッグなどなど、可愛くてシックで、ナチュラルで心地よくて・・、内田彩仍さんのほのぼのとしたお人柄が伝わってくるよう・・。こんなすてきな手作りのある暮らし、憧れてしまいます・・。 (6月) 「星見るしあわせ」 吉沢深雪 :絵と文 WAVE出版, 2002.11.24 (エッセイ・童話) ★★ 星にまつわるエッセイや思い出などを綴った、ほんわかやさしい気持ちになるような、心なごむ1冊。 最後の月の兎娘の童話もメルヘンあふれていて可愛らしく、ほのぼのとした気持ちのする童話でした・・、結末はちょっと予想外の悲しいお話だったことが意外だったけれど・・。 本を読み終える頃には、のんびりと夜空を眺めてみたいような気持ちになりました・・。 紺色に銀色でシンプルに描かれた本の装丁もすてきでした。 (6月) 「ああ言えばこう食う」 阿川佐和子・檀ふみ 集英社, 1998.9.10 (往復エッセイ) ★ 「阿川佐和子のガハハのハ」 阿川佐和子 文芸春秋, 2001.4.30 (対談集) ★ どちらもかなり前の本だけど、図書館でちょうどみつけて、そういえば読みたいと思っていたんだった・・と、借りてきました。 往復エッセイや対談・・という形が読みやすくて、往復エッセイは辛口だったり可笑しかったりして気軽に楽しく読めて、対談集は対談のゲストとして招かれる相手の方が多分野・多岐にわたってとても多彩なお顔ぶれで、阿川佐和子さんがそれぞれの方から自然に引き出していくいろんなお話を興味深く面白く読めました。 阿川佐和子さん、檀ふみさんの、洗練された大人の女性だけど、でもちょっぴりずっこけていたり可笑しかったり・・、というお人柄が上手く活きていてかんじがよいです。 (6月) 「暮らしのラブレター」 王由由 :著,安東紀夫 :写真 東京書籍, 2004.6.30 (エッセイとフォト) ★★★ yuyuさんの本はいつもステキだけれど、今回はいっそうステキさが増していたみたい・・。yuyuさんのやさしさあふれる心のこもったエピソードでいっぱいで・・。安東紀夫さんの写真もいっそう輝いていて、美しい薔薇やパール、お花のバスケット、耳に包帯を巻いたうさこちゃんや、チャイニーズドール、ロマンチックなティーセット・・。ミルク色のきりんのぬいぐるみの可愛さに感動。。癒しと安らぎの一冊でした・・。 (2005.6.3のダイアリーでも少し触れています。) (6月) 「泣きたいほど青い空」 俣野温子 :著 廣済堂出版, 2004.10.15 (詩とイラスト) ★★ ときにはこんな詩集を手にとってみたりするのもよいですよね。散文とはまた違うよさがあって・・。 こぼれ落ちた言葉たちが、心の琴線をそっと鳴らしてくれるみたいで・・。俣野温子さんのすてきなイラストも散りばめられていて・・。 (5月) 「おいしくてかわいい」 伊藤まさこ・渡辺有子 主婦と生活社, 2004.12.6 (グルメ・甘味ガイド) ★★★ 本のタイトルと装丁だけで既にもう大好きになってました^^。料理・雑貨のスタイリスト伊藤まさこさんと、料理家渡辺有子さんが、ふだんのお喋りをするようにして披露してくれる、お気に入りのおいしくてかわいいものたちがいっぱい! おいしいものって、パッケージもかわいい・・、見た目のかわいさが、おいしさをいっそう引き立ててくれてるってことを、あらためて実感。。 ところで、かわいいと思うパッケージって、シンプルだったり、さりげないものが多いみたい。それでいて、実は計算され尽したデザインなのかも・・。ちょっとクスって笑えるものもいいですよね♪。そうして、外国のものもモチロンすてきだけれど、「京都においしくてかわいいお菓子を買いにいこう!」のページでは、京都の老舗のパッケージのシブイ和のすてきさにあらためて惹きつけられて、見入ってしまったり・・。きゅっと結んだひものかわいさとか、たまりません。 瓶や箱や包装紙、紐やリボン・・、そういうパッケージのかわいさが大好きで、ついとっておいたり、なかなか捨てられなかったりする人には、嬉しくてにこにこしちゃうような本です♪ (5月) 「夜のピクニック」 恩田陸 :著 新潮社, 2004.7.30 (中篇小説) ★★ 図書館で予約をしたとき既にたくさんの順番待ちになっていました。ようやく手許に回ってきたちょうどその頃、この本が第2回「本屋大賞」を受賞したと知って、ちょうどタイムリーな偶然で嬉しかったです^^。ちなみに第1回の受賞作は、この読書日記の一番最初の方にも書いている↓小川洋子さんの「博士の愛した数式」でしたっけ・・。全国の書店員さんたちによって選ばれるというこの賞の受賞作、今後も楽しみにしています。 1年に1度、全校生徒で丸1日歩き通すという学校行事、そのシンプルな設定がとてもいい、上手いなあ・・ということをまず一番強く感じました。日没の海岸や、夜の闇の中を懐中電灯で照らしながら・・、そしてまた空が白んでいくなかを・・、歩いていくようすは目に浮かぶようで、ロマンチックでさえありました。 貴子や融や・・、彼ら彼女たちが高校生活に対して抱いている感情、進学のための通過点みたいでどう過ごしたらよいのかわからないような気持ちや、同じように恋愛に対して戸惑う気持ち、それらは思い当たることが多過ぎて、その頃の自分と重なってしまって痛くて切なく、今でもいたたまれないような気持ちになってしまう・・。同時にとても爽やかであたたかい小説でもあり、好印象でした。 (5月) 「ものにまつわる日々のこと 〜 自分サイズのここちよい暮らし」 平澤まりこ :著 原書房, 2004.6.1 (エッセイ・イラスト) ★★★ フード、ジャーニー、キッチン、ファッション、トイ、ビューティー、ワーク、そして日々のいきぬき、の各項目に分かれて、イラストや写真と共に紹介されるお気に入りのモノや暮らしのこと。かわいかったり、あったかかったり、かっこよかったり、おちゃめだったり・・、平澤まりこさんの”日常の宝物たち”がいっぱい詰まった本。可愛くて楽しくて、大好きです。平澤まりこさんの本、これからもたくさん読みたいな。 (5月) 「tray(トレー) のせる・はこぶ・おく」 堀井和子 :著 KKベストセラーズ, 2001.10.25 (フォトエッセイ) ★★★ 堀井和子さんご愛用のいろんな”トレーたち”が紹介されています。 こういう暮らしのなかのモノたちを見せてもらえるのがとにかく大好き、楽しいです。それがその人が日々使い込んでいるお気に入りのものたちだったりすればなおさらです。 (4月) 「私の好きな暮らしのかたち」 雅姫 :著 集英社, 2003.3.19 (エッセイ・暮らしフォト) ★★★ こちらの本も詳細については忘れてしまっているのですけど(たぶん他の本と記憶が混ざってわからなくなってしまっていて・・m(__)m)、でもとにかくステキな本でした。 雅姫さんの本もたくさん読み続けたいと思っている本の一つです。雅姫さんのナチュラルでやさしさ溢れる暮らしにうっとり。穏やかで心地よい空気に包まれてしまうよう・・。 (4月) 「ももこの宝石物語」 さくらももこ :著 集英社, 2002.11.30 (エッセイ・宝石ガイド) ★★ さくらももこさんの宝石に関する著書のうちの1冊。それぞれの宝石について、ももこさんの体験したエピソードなどが楽しく語られています。 宝石って、きれいで高価なもの・・というぐらいのイメージしかもっていなかったけれど、ももこさんが宝石について書かれた本を読むようになってからは、もっと親しみが湧いて、いろいろ奥深くて興味深いものだなあと思うようになりました。 宝石も自然の産物だから、地球上に同じ石は2つと存在しなくて、手許にきた石はその人と縁がある石・・というように述べられていたのがとくに印象的でした。宝石の価値ってそういうことなのかも・・と思うようになりました。 (4月) 「東京五つ星の手みやげ」 岸朝子 :著 東京書籍, H.16.3.12 (グルメ・甘味ガイド) ★★★ おいしそうな甘味がいっぱいで食いしん坊にはたまりません。それぞれのお店の歴史や、伝統や、語り継がれるこぼれ噺・エピソードなどを知るのも、おいしいおやつのもつ楽しみの一つだなあと思います。 (4月) 「おでかけ手帖」 平澤まりこ :著 情報センター出版局, 2002.10.26 (お出かけガイド) ★★★ 感想を書いている今、本を読んでからもう一月以上も経ってしまっていて詳細がわからなくなってしまっていてごめんなさい。。m(__)m でも自分が行ったことのある場所、これから出かけてみたいな、と思う場所、たくさん紹介されていて、大好きなかんじの本だったことを覚えています。 (4月) 「高山なおみさんののんびり作る おいしい料理」 高山なおみ SSコミュニケーションズ, 2003.7.17 (料理レシピ・エッセイ) ★★★ こちらも「レタスクラブ」に連載されたものを編集したものだそうです。数多くのレシピ本のなかでも、とりわけ印象深いステキな本だとおもいました。 季節感あふれる旬の野菜や果物をたっぷりつかったレシピ。一見手間や時間がかかってもいるのだけど、味噌に漬け込んでおく、とか、お鍋にかけておく・・といったような、シンプルで素材を生かしたお料理たちは、とてもおいしそう。日本の伝統的な保存食、和食、香菜やナンプラーをつかったアジアン料理など・・。 そのレシピや、とても素朴で昭和の家を思わせるような写真から、とても年配の人・・という印象を抱いたのですが、↓の栗原はるみさんや藤野真紀子さんよりもお若い方らしいです・・。 とても心のこもった、あたたかくてほっとする食卓でした。 (2005.3.25のダイアリーにも掲載しています。 ・・こちら) (3月・・) 「もうひとつの贈りもの 〜家の中にも楽しいこといっぱい」 栗原はるみ 文化出版局, 1999.10.25 (料理レシピ・エッセイ) ★★★ 「藤野真紀子 お菓子&器 〜好きな人に食べさせたいとっておきのレシピ」 藤野真紀子 主婦と生活社, 1999.4.10 (お菓子レシピ・エッセイ) ★★★ レシピ本はやっぱり見ていて楽しいです。勉強にもなるし^^。 どちらも時々差し挟まれる文章に、お二人の暮らしぶりがうかがえてエッセイ的な要素もあって・・。 おうちのなかや、日々の暮らしのなかにある”楽しい”、が伝わってきます。 お料理やお菓子の盛り付けられたようす、テーブルセッティング、たくさんのステキな器なども見ていて楽しいです。 (3月・・) 「往復書簡」 小泉今日子・こぐれひでこ SSコミュニケーションズ, 2003.12.25 (書簡集) ★★★ 雑誌”レタスクラブ”に連載された往復書簡を編集したものだそうです。 こういう気軽に読めるエッセイの類は基本的に好きです。小泉今日子さんもこぐれひでこさんも好きな人なのでなお楽しく読めました。二人の間に交わされる書簡で取り上げられる話題もとても多岐にわたっていて、写真も満載で、お二人の日常、感じていること、暮らしのことなども覗き見れて楽しかった。 (3月・・) 「きもの365日」 群ようこ :著 集英社文庫, 2004.5.25 (きもの日記) ★★ 1年間毎日着物を着続けよう・・という企画のもと、その毎日のようすを綴った日記です。 きものを毎日着続けるために生じてくるさまざまのことが新鮮でした。きものをふだんの日常着として着続けることはやっぱりいろいろと手のかかること、大変なことも多く、でも楽しみも多いのだなあと感じました。 たくさんのきもの用語や、きもののもつ季節感も楽しめ、時折挿入される写真の数々も楽しめました。 (3月・・) 「ちひろのアトリエ」 松本猛 :著(いわさきちひろ・絵), 新日本出版社, 2004.8.8 (絵とエッセイ) ★★★ 童画家いわさきちひろさんの思い出や、黒姫山荘のこと、いくつかの代表的な絵についての解説などを・・、ちひろさんの息子さんである松本猛さんが書かれたエッセイ集です。 ちひろの絵って、やっぱりいいなあー!って、見てると嬉しくなりました・・。自分のお気に入りの絵が出てきて嬉しかったり、また新しくお気に入りの絵が出来て嬉しかったり・・。新しく見つけたお気に入りは「五人の子どもたち」という絵です♪ 冒頭に掲げられたちひろさんの言葉「大人になること」は、静かに胸を打つような、何度も読み返したくなるような、忘れられない文章だと思いました。 (3月・・) 「雨鱒の川」 川上健一 :著 集英社, 1990.8.25 (長編小説) ★ HPのお友達が教えてくださった本です。 美しい自然のなかの小さな村、その小さな社会が全世界であるかのようにして、こんなふうに暮らしている人々が、いまでも日本のどこかにあるのかな・・? もうどこにもないかもしれないし・・、いまでもこんなふうに暮らしている人々がいるのかもしれない・・。 人が生きていくのにほんとうに大切なものって、とても少なくて、とてもシンプルなものだってことを思い出させてくれる・・、いまはもうなつかしいような気持ちのする、うつくしいお話でした。 (2月・・) 「号泣する準備はできていた」 江國香織 :著 新潮社, 2003.11.20 (短篇小説集) 江國香織さんの短篇集は、なんとなく好きだなあ・・と思うときと、自分にはピンとこない遠い世界に感じられるときの二通りあります・・。今回の短篇集は後者でした。 それでも江國さんの作品をせっせと読み続けてしまうのは、今回はどちらだろう・・?と、予測がつかないことも楽しみの一つになってしまっているみたいです・・。 (2月・・) 「いま、会いにゆきます」 市川拓司 :著 小学館, 2003.3.20 (中篇小説) ★★★ ずーっと図書館の予約待ちをしていて、やっと読めました。(^^ゞかなり泣けてしまいました・・。うつくしくて胸をうつ言葉がたくさんあって、お互いを思う気持ちとやさしさに溢れていて・・。 悲しいお話のはずなのに、これから先の巧と佑司の姿に明るく前向きな印象さえ感じました・・。 主人公の巧は、いろんな困難な問題を抱え込んでいるにもかかわらず、友人のノンブル先生や、あたたかい職場の人々にも恵まれていて、そういう意味では現代のやさしいおとぎ話のようでもありました・・。 最後の謎解きはなくてもよかったくらいに、幽霊のおはなしのままで自然に受けとめていましたが・・、澪が自分で選び取った人生だったということを、最後に伝えておきたかったのかもしれません・・。 (2月・・) 「チョコレートダイエット」 楠田枝里子 :著 幻冬舎, 2004.11.10 (食・ダイエット・ショコラトリーリスト) ★★ ![]() 大のチョコレートずきという楠田枝里子さんの手による本。チョコレートが美容や健康にも効果のあるすぐれた食品だということが述べられています。チョコレートを上手に利用して、バランスよくダイエットするためのハウツーなど、あれこれ・・。 また、ところどころにチョコレートに関する”マメ知識”のコラムなども差し入れられていて、読み物としても楽しめました。 とくに嬉しかったのは巻末に世界のチョコレートショップの名店と、おいしそうなチョコレートがたくさん紹介されていたこと。 チョコレートboxのようにお洒落なチョコレート色の装丁も可愛い。。 (2005.2.2のダイアリーにも掲載しています。 ・・こちら) (1月・・) 「ステップファザー・ステップ」 宮部みゆき :著 講談社文庫, 1996.7.15 (短編推理小説集) ★ 宮部みゆきさんにこんな軽快な雰囲気の推理小説集があったんだなあって、小さな驚きでした。謎解き自身にはそれほど重点が置かれていないようで、それぞれの事件の背景に隠れている小さな人間ドラマをみつけていく・・といったふう。 短編のため宮部みゆきさんの圧倒的な筆力や、緻密な構成力はそれほど感じられないようだけれど、泥棒と小学生の双子の兄弟のコンビが活躍するという設定や、登場するキャラクターたちも楽しくて、気軽に楽しめるところがよかったです。 (1月・・) 「温かなお皿」 江國香織 :著 理論社, 1993.6月 (短編小説集) ★ 最初の1編目を読んでいて、以前にも読んだことのある本だったことに気付きました・・。でも他の短編もすっかり忘れてしまっていたのでそのまま思い出しながら読んでいきました。 「晴れた空の下で」というお話、こういう仲のよいおじいさんとおばあさんが出てくるあたたかなお話も江國さんの得意みたい・・。 江國香織さんのこんなふうにやさしくて何でもないような短編集も好きです。 (1月・・) 「蹴りたい背中」 綿矢りさ :著 河出書房新社, 2003.8.30 (中篇小説) 集団のなかの孤独感とか、他人との関わりに苛立ったり、反発したり、嫌悪したり、でも渇望したりする感情、思春期の不安定に揺れ動く心、攻撃的だったり、傷つきやすかったり、繊細だったり・・、そういうものがよく伝わってくるように感じました・・。 自分の好きなかんじの小説とは少し違うみたいでした・・。 (1月・・) 「姉の結婚」 群ようこ :著 集英社, 1992.3.25 (短編小説集) 「膝小僧の神様」 群ようこ :著 新潮社, 1993.2.15 ( 〃 ) 2冊とも群ようこさんのかなり古い時期の短編集です。たまたままだ未読だったので読んでみました。 「姉の結婚」は、結婚やお金にまつわるあれこれいろいろなお話集。 「膝小僧の神様」は、子ども時代の日々のお話。 群ようこぶし・・といったかんじの軽快な文章ですいすい読めてしまって、こういうことってあるよねーと思わせる身近さがよいですよね。 群ようこさんの最近のものもまた読んでみたいな・・と思いました。 (1月・・) 「きのね」(上・下) 宮尾登美子 :著 朝日文芸文庫, 1995.1.15 (長編小説) ★★★ 伝統ある歌舞伎の世界を舞台に、昨今流行の(?)純愛が描かれています。さらに純愛というよりももっと鬼気迫る愛、凄絶な愛といったかんじ・・。とにかく光乃の想いが叶ってよかった・・。雪雄をはじめとする登場人物たちの描き方が端役にいたるまで魅力的に描かれていて、みなが懸命に生きている姿が尊かったです・・。 歌舞伎という伝統芸能の魅力や雰囲気も味わうことができてよかった。 (1月5日) |
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LEE特別編集「毎日がこはるびより」 伊藤まさこ :著 集英社, 2004.10.19 (くらしのエッセイ・フォト) ★★★ 胡春ちゃんの生き生きとした表情が可愛い!「たべる」「あそぶ」「おしゃれ」「おうち」の4章からなっています。 伊藤まさこさんの見せてくれるさまざまの暮らしのシーン、暮らしのなかのモノたちは、ほんとうに自分も大好きなものばかり!見ているとすごーくしあわせな気持ちになってしまいます。 こはるちゃんのシック可愛いお洋服は大人でもこんな服が着たいなあって思うくらい。きれいなパープル系の色合わせなども大好き! 白いサマードレスにシロツメクサの冠をつけた胡春ちゃんはお姫さまみたいで、自分も少女の頃にタイムスリップ・・。 「せかいでいちばんすきなおやつ」という言葉の響きって、なんてやさしい気持ちにさせてくれる言葉なんでしょう〜。 ステキな写真を届けてくれる撮影の竹内章雄さんのお名前も覚えておかなくっちゃ♪ ミッフィーちゃんの作者ディック・ブルーナさんを訪れたようすも収録されていて、嬉しい・・。 (12月・・) MORE特別編集「松嶋菜々子と行くパリの旅本」 集英社, 2004.12.17 (ガイドブック・ファッション・写真集) ★★★ パリの街角、お洒落なカフェ、おいしそうなスイーツ、可愛い雑貨、洗練されたショップ、田舎のオーベルジュ・・、ステキなパリがいっぱい。松嶋菜々子さんがきれい・・。 (2004.12.20のダイアリーにも掲載しています。 ・・こちら) 「なっちゃんレシピ」 小島奈津子 :著 地球丸くらしブックス, 2004.10.25 (レシピ集・エッセイ) ★★★ なっちゃんのおうちごはんはどれもおいしそうで作ってみたいものがいっぱい!なつかしいお母さんのごはんのような素朴なお惣菜などもあって親しみが感じられます。 なっちゃんの暮らしぶりや、気さくで暖かいお人柄が伝わってきて、エッセイとしても楽しめました。 (2004.12.5のダイアリーに参考にして作ったお料理など掲載しています。 ・・こちら) 「タモリのTOKYO坂道美学入門」 タモリ :著 講談社, 2004.10.15 (ガイドブック・エッセイ) ★★★ 坂道愛好家のタモリさんが、雑誌「TOKYO 1週間」に連載した記事が単行本になったものです。 タモリさんお気に入りの、いまも江戸の情緒をのこす数々の東京の坂道の写真と、その歴史やエピソード、周辺の名所旧跡、お散歩ルート、おいしいもの屋さんなどがコンパクトな本にぎっしり詰まっていて、この本を携えて街歩きをしたくなりました。 (2004.11.22のダイアリーにも掲載しています。 ・・こちら) 「国産米粉でクッキング おそうざいからお菓子・パンまで」 坂本廣子・坂本佳奈 :著 農山漁村文化協会, 2003.12.30 (レシピ集) ★★★ 米粉、上新粉をつかったレシピ集で、小麦粉の代わりとしてカロリーをおさえた出来上がりになるそう! おもち、おだんご、生八ツ橋、ケーキやパン、お好み焼き、たこ焼き、カレー、グラタン、クリームシチューにクリームパスタ・・、etc.多彩なおやつやお料理はどれもおいしそうで是非挑戦してみたいと思いました。 (参考にして作ったりんごのケーキは ・・こちら) 「誰か Somebody」 宮部みゆき :著 実業之日本社, 2003.11.25 (長編小説) 宮部みゆきさんの本は、あまり怖そうじゃないのを選んで少しずつ読んでみています。一番最初に読んだ「火車」の、あの緊迫感が強烈な印象になっていて、その後に読む作品はついそのときの印象と比べてしまい、この読書日記で宮部みゆきさんの本に★印がついていないのは、そのせいもあるかもしれません。 今回の作品「誰か」は、”新聞に載るような有名人でもないし、表彰されるような立派な人でもなかったけど、ちゃんとした人で、真面目に働いて、家族を愛していて、たくさんの誰かにとっての大切な人だった・・”、という出発点は、一見凡庸なようだけど好ましい印象を抱いて読み始めました。そうして最終的な展開は、意表を突かれる結末で、何か意外なかんじでした・・。期待していたような結末と違っていたというか・・。 本筋とは全く関係ないけれど、しばしば「ちいさなスプーンおばさん」の本について記述されていたのがなつかしくて嬉しかったです。 ごく普通の平凡に暮らしている人々が、ふとしたきっかけで思わぬ事件や事故、犯罪に、いとも簡単に巻き込まれてしまう可能性があるんだ・・と感じさせられるところも、宮部みゆきさんの作品の怖さだとおもいます。 (11月20日) 「私のテーブルセッティング」 大原照子 :著 柴田書店, 1989.7.10 (テーブルセッティングとレシピ集) ★★★ 「Sunday and Brunch 日曜日のおひるごはん」 堀井和子 :著 マガジンハウス, 1992.9.25 (レシピ集) ★★★ 「はじめての中国茶」 工藤佳治 :監修 主婦の友社, H.14.12.20 (中国茶入門書) ★★★ 三冊とも”生活実用書”、という分類でいいのかな? 前者二冊は、おいしそうな写真が満載で眺めているだけでも楽しいし、お料理やお菓子のレシピも試してみたいものがいっぱい! 「はじめての中国茶」は、中国茶の基本的なことがやはり豊富な写真付きで紹介されています。いろいろな中国茶葉や茶器、中国茶を楽しめるお店の情報、中国茶に合う簡単デザートレシピも魅力です。 (11月・・) 「ダ・ヴィンチ・コード」(上・下) ダン・ブラウン :著,越前敏弥 :訳 角川書店, 2004.5.30 (長編小説) ★★ ずっと図書館の予約順番待ちをしていて、やっと手許に回ってきました。とにかく先が読みたくて、珍しいことに眠る時間も惜しんで読みました。 読み終わってみると・・、いつも推理小説を読んだあとはそうなのですが、やっぱりちょっと狐につままれたような・・、すこーし納得できないような・・気持ちも。。 それにしても、読み応え充分のミステリーでした。最後まで誰が悪玉なのかちっとも見抜けなかったし・・。展開も全く予想できなかったし・・。。投げかけているダ・ヴィンチの絵画の謎も、イエス・キリストの真実(?)も、とても波紋の大きい問題だと思うし・・。 とにかくいろんな要素が盛り込まれていて、盛りだくさんの作品です。 レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザ、岩窟の聖母、ウィトルウィウス的人体図、最後の晩餐・・、にはじまって、マグダラのマリア、秘密結社、シオン修道会、オプス・デイ、ローマ教皇、テンプル騎士団、聖杯・・、フィボナッチ数列、アナグラム・・、暗号、数学、科学、・・・という具合。。舞台もパリ、ルーブル美術館、ニューヨーク、ヴァチカン、スイス銀行、ロンドン、テンプル教会、ウェストミンスター寺院・・、etc.と、欧州を縦横にかけめぐり、欧州の歴史や宗教、教会、美術、建築、科学、数学など・・、人々のあらゆる興味と関心を盛り込んで惹きつけるかのようにして、ぐいぐいと物語が展開していきます。 また、文学作品として見たとき印象にのこったのは、オプス・デイの司教アリンガローサと、修道僧シラクの師弟愛、その悲しい最期も含めて・・、彼らが登場する場面の描写にとくに印象強いものがありました・・。 物語が終結に向かうロスリン礼拝堂、ラストのルーヴル美術館などのシーンは映像にするとさぞ美しいだろうと思えました。 ・・余談ですが、推理小説って殺人で始まるものだから、一人でいるときに思い出して怖くなってしまうので、それでちょっと読書ずきの人なら当然読破しているような著名な推理小説も、あまり読んでいないのです・・。 この作品のように読み応えがあって、しかも殺人の出てこない推理小説というものが、出てきてくれないものかなぁ・・ (11月8日) 「あるようなないような」 川上弘美 :著 中央公論新社, 1999.10.25 (エッセイ集) ★★ 川上弘美さんのエッセイを読むのはこれが初めてだったかもしれません。 こんなことを言うとおこがましいですが、文章が上手だなあ・・と感心させられました。文章が展開していくようすも、ものの感じ方、とらえ方も独特で、やっぱり感心してしまいました。 でもところどころで、同じようなこと感じている・・と、共感できる部分があったりして、嬉しかった。 大げさな表現や押し付けがましいところがちっともなくて、そういうところがとてもセンスのよい人だなあ・・、とても好きなかんじの文章を書く人だなあ・・、と思いました。感受性が鋭くて、繊細な人だな・・という印象も。この人の小説も読んでみたいです。 ・・エッセイ中に紹介されていた森田愛子と高浜虚子の挿話のなかで交わされた言葉がとても美しくて印象的だったので、忘れないようにここにメモしておきました・・ 「虹消えて既に無けれど在る如し 愛子」 (10月30日) ↑と、書いてUPしていたのですが・・、後日、川上弘美さんは「センセイの鞄」の作者だったことに気付きました!そうか、どこかで見たお名前だと思っていたら、「センセイの鞄」の人だったんだー、、このエッセイの何年か後にあの小説を書かれたんだなー、こういう人が「センセイの鞄」を書かれたんだなー・・、とすごく納得、、嬉しかったです。 「指先の花 〜映画『世界の中心で、愛をさけぶ』律子の物語」 益子昌一 :著 小学館文庫, 2004.5.1 (中篇小説) 「世界の中心で、愛をさけぶ」の映画版をノベライズ化したものだそうです。まだ映画の方を見ていなかったので、映画ではどんなふうだったのかな?と気になってしまってイメージがうまく湧かないまま読み終わってしまったような・・。 でも読後感には爽やかなものがのこって、先行小説「世界の中心で、愛をさけぶ」よりもむしろほっとする印象・・。 (10月26日) 「一葉の口紅 曙のリボン」 群ようこ :著 筑摩書房, 1996.12.10 (中篇小説) ★★ 早世の女流作家樋口一葉の生涯を描いた小説です。併せて同時代に同じように夭折した女流作家木村曙との交流なども絡めて物語は展開していきます。明治期まだ女性が生きづらかった時代に、文学を志し、薄命に終わってしまった彼女たちが哀れでした。とくに、貧乏に追われる日々のなかで幸薄かった一葉が、輝かしい文学的名声を後世にまで残していることを思うと、そのギャップに感慨深いものがありました。樋口一葉という女性の生涯と人物像をほんの少し垣間見ることができた思いです。 (10月21日) 「スーパーパティシエ 辻口博啓の やさしい、お菓子」 辻口博啓 :著 ソニー・マガジンズ, 2004.2.20 (お菓子レシピ) ★★★ 自由が丘の人気の洋菓子店「モンサンクレール」などで知られるパティシエ、辻口博啓さんが、”リ・ファリーヌ”という米の粉をつかって小麦アレルギーの人でも安心して食べることができるお菓子を紹介したレシピ集です。和テイストのお菓子やお店で人気のケーキ、お茶とお酒に合うお菓子など、個性的で独創的なお菓子がたくさん。私もリ・ファリーヌをつかってお菓子を作ってみたいと思いました。 おいしそうなお菓子の写真を見てると幸せ。。 (2004.10.22のダイアリーにも掲載しています。 ・・こちら) (10月19日) 「魔女っ子チョッちゃん 〜旅のまにまに〜」 黒柳朝 :著 主婦と生活社, H.4.10.12 (エッセイ・主に旅エッ セイ) ★★ ↓前述の、娘さんである徹子さんの本を読んだばかりだったから、一層印象深く読むことができました。 徹子さんの本からイメージしていたお母さま像とはかなり違った印象。同じように、朝さんの口から語られる旦那さまの姿は徹子さんの本からイメージしていたお父さま像とはかなり違った印象でした^^。 とても個性的で、人間味にあふれていて、そして、やっぱりあの徹子さんのお母さまだなー!と感じさせられる部分も! いつまでも若々しい自由で柔らかな精神と、ポジティブなエネルギーが素晴らしい。 安野光雅さんの装丁もステキ・・ (10月15日) 「トットの欠落帖」 黒柳徹子 :著 新潮社, 1989.5.25 (エッセイ集) ★★★ こちらもHPのお友達に教えていただきました♪ あー、面白かった!黒柳徹子さんってほんとになんて愉快なんでしょー! どのお話が一番可笑しかったですか?私はね、・・、、あ、いけないいけない、ネタバレになっちゃうからナイショにしておきますね^^ (10月11日) 「ハッピーライフカタログ」 廣瀬裕子 :著 大和書房, 2002.6.30 (エッセイ・生活道具フォト) ★★ HPのお友達が教えてくださった本です。 著者の身の周りの、毎日使っているお気に入りのもの、生活道具たちが、ナチュラルな写真と一緒に掲載されています。 一つ一つのモノに真剣に向き合って、選びとって、大切につかっているようすがとてもステキ。 シンプルでナチュラルな身の回りのモノたちには、心をほっとさせてくれる安らぎパワーがあるみたい・・。環境に配慮されていたりとか、ごはんをおいしく食べるためのキッチン道具などが多く紹介されていたりするところからも著者のステキな生活スタイルが伝わってきます。 偶然自分とお揃いのお気に入りのモノを本のなかにみつけたりしてなんだか嬉しい。。 (10月6日) 「理由」 宮部みゆき :著 朝日新聞社, 1998.6.1 (長編小説) 奇抜でセンセーショナルな筋立てのなかに、現代社会が身近に抱えている歪みや問題を描き出して見せているようすが鮮やか。占有屋という特異な事象を取りあげて、綿密な調査にもとづいて書き上げられているオリジナルティーも見事だとおもいました。 描かれている個々の家族たちのありようは現実だったらあまりにやり切れない・・という気持ち。。 先が気になって一気に読ませてしまう宮部みゆきさんの筆力がさすが。 (10月3日) 「いつか記憶からこぼれおちるとしても」 江國香織 :著 朝日新聞社, 2002.11.30 (短編小説集) ここに描かれている女子高校生たちの日常は、現実的なようでもあり・・、超現実的なようでもあって・・、不可解さと危うさに満ちている。江國さんらしい・・というかんじもしました。 (9月25日) 「雨はコーラがのめない」 江國香織 :著 大和書房, 2004.5.20 (エッセイ,主に洋楽エッセイ) ★ 江國香織さんがここに挙げている愛する洋学のほとんどに無知の私は、その気持ちを共有することも、反発することもできなくて残念。それでも、この本もまた江國さん独特の気配と雰囲気に満ちている・・ということは感じることができました。 江國さんの音楽を語る言葉を読んでいると、ちょうど耳慣れない洋楽をきいているような気持ちになります。よくわからなくて、でもなんとなく憧れる世界・・といったかんじ。”雨”という名前のアメリカン・コッカスパニエルと一緒に音楽を聴いて暮らす江國さんの日々は、それもまた一つのステキな洋楽のようなのです。 個人的には、ワンちゃんのことが書かれている本は基本的に好きなのです。 (9月14日) 「旅好き、もの好き、暮らし好き」 津田晴美 :著 ちくま文庫, 2001.1.10 (エッセイ) ★★★ 津田晴美さんが紹介する旅の数々は、こんなふうに旅ができたらステキだなあって憧れです。とても充実していて、わくわくする旅なんだけど、とってもリラックスしている・・。 異国の風や空気のなかで、空や、海や、大地、おいしいもの、ステキな人、大好きなものにたくさん出会う旅。旅仕度や旅先でのお買物についての記述も興味深く読みました。 (9月10日) 「卒業」 重松清 :著 新潮社, 2004.2.20 (中篇小説集) ★★ HPのお友達がおすすめと教えてくださった本です。 「まゆみのマーチ」、「あおげば尊し」、「卒業」、「追伸」という4つの小説が収録されています。肉親、とくに親の老いや死、介護、残された遺族、不登校・・というような、家族の直面する重いテーマを扱った作品ばかりですが、人の弱さ、不器用さ、悔恨・・などを描いて最後にはその善意の部分に辿りつくストーリーで、読後感にはあたたかい希望のようなものを感じさせられます。 描かれている家族の情、親が子を思う愛情の強さがとても印象的。 ところどころでけっこう泣いてしまいました・・。本を読んで泣いてしまったときは、あとから思うとどうしてあんなに泣いちゃったんだろう?とけっこう恥ずかしい気持ちがするけれど、内容ももちろんですが、きっと作者の文の運びの巧さに引き込まれてしまっていたということもあるのでしょう・・。なので読んでいるときは涙が出るに任せて、読み終わったらさっさと忘れることにしています。架空のお話にあまり浸って引きずってしまうのも怖くて・・。 でも、それらは現実に充分起こりうるお話でもあって・・、小説って現実以上に現実的だったり、真実を衝いていたりするから、人は引き込まれちゃったりもするんですよね。。 どの物語とも語り手は40歳の男性という設定がされていて、これは自分が老いてゆく親の子どもであり、また、子どもたちの親でもあり・・、両方の気持ちがわかる年齢、そして自分自身もいろんな思いを抱えて揺れている年齢として設定されているようです。 親から子、子から孫、という家族のつながりや、永遠に繰り返されていく死と誕生の絆、そういうものを受け入れ、肯定している作者のメッセージがよく表現されていると思いました。 (9月6日) 「小さな生活」 津田晴美 :著 ちくま文庫, 1998.12.3 (エッセイ) ★★★ 毎日の暮らしを成り立たせる小さなものもの、いろんなことごと、日常の生活のなかの何気ないものやことに立ち止まって、みつめて、あれこれ工夫して、いつくしんで・・、そんなふうに暮らしていくのってやっぱり楽しい。あとがきもステキ。 (8月31日) 「幸田文の箪笥の引き出し」 青木玉 :著 新潮文庫, H.12.9.1 (エッセイ) ★★★ 数々のきものの思い出をとおして語られる母 幸田文、祖父露伴のこと。 今は亡き愛しい人々とそれに寄り添ってきたきものたち、ともに暮らした日々をいとおしむ気持ちがあたたかいです。 大切に心に刻み込まれている一つ一つのきものの思い出、典雅なきもの用語の数々、美しい色の名前・・、それらはきものが生活のなかにあった頃の日本の暮らしのこと、きものへの思い、そういうものがもっていた美しさを伝えてくれます。ところどころに挿し挟まれたきものの写真も嬉しい。 (8月26日) 「小さいときから考えてきたこと」 黒柳徹子 :著 新潮文庫, H.16.7.1 (エッセイ) ★★★ 黒柳徹子さんらしい可笑しくてとぼけたお話がいっぱい。そうして、ユニセフの親善大使としての活動のなかで出会った子どもたちのこと、世界のこと・・、大切なお話がいっぱい。 黒柳さんの愉快でお茶目で、あたたかくて真摯な心が溢れ出していて、知りたくないような世界の現実のことが心をこめて綴られていて、胸をつかれる本でした。 黒柳徹子さんのこと、もともと大好きだったけど、トットちゃんでますます好きになって、そうしてこの本で最高に大好きになりました。 たくさんの人に読んでもらいたい・・。 (8月17日) 「小学生日記」 hanae*(はなえ) :著 プレビジョン, 2003.12.22 (エッセイ) ★★ 小学生でこれほどの文章力、hanae*ちゃんはすごい。すご過ぎます。ただただ驚嘆! 若い瑞々しい感性が素晴らしいです。その一方で、小学生だっていろんなことがあって戸惑ったり迷ったり悩んだり・・、いろんなこと考えているんだよね、自分だってそうだったよね・・・と、忘れていた子ども時代を思い出していとおしい気持ちにさせられたり・・。 hanae*ちゃんは3年間アメリカの学校で過ごしたそうだけど、それが彼女の自由で公平で自立した心を育んだ一因にもなっているんだろうなと思えました。 (8月14日) 「さくらえび」 さくらももこ :著 新潮文庫, H.16.7.1 (エッセイ,旅エッセイ) ★ さくらももこさんのエッセイはいつもながら可笑しくて、軽快な語り口がスイスイ読めちゃう。でもファンとしては、多作のあまりなのか、時には質が落ちちゃってることがあるようにも感じられて、気になるところです・・。後半の旅のエッセイなどはももこさんならではのエピソードいっぱいで読み応えがあり、楽しめました。 表紙のイラストがとても可愛くてほんわかしあわせな気持ちになっちゃいます。それだけでもこの本を手にしてよかったって思えるくらいお気に入り。 (8月10日) 「ほんじょの虫干し。」 本上まなみ :著 新潮文庫, H.16.7.1 (読書エッセイ,旅行記) ★★ 女優の本上まなみさんの読書エッセイ。ギリシア旅行記も付いています。 私は読書エッセイも旅行記も大好きだから、大好きなもののダブルパンチの本・・ということになりますよね^^ 読んでみるととってもほんわかしてました。独特の空気感に、ほっとなごんじゃいます。 フォトやイラストもよいかんじ。 (8月4日) 「阿修羅のごとく」 向田邦子 :著 新潮文庫, S.60.2.25 (脚本小説) 複雑な人間模様を描いていながらいやな印象にならないのは、著者の人間をみつめるあたたかい視線が流れているからなのでしょう・・。細かなディテールの描き込み方などさすがの巧みさを感じさせられます。4人姉妹の醸し出す華やいだ雰囲気は、ふと谷崎潤一郎の「細雪」の世界を連想させられたりもしてステキ。 (7月28日) 「父の縁側、私の書斎」 檀ふみ :著 新潮社, 2004.1.25 (エッセイ) ★★★ 主に”モダンリビング”に掲載された住まいに関するエッセイを中心に、お父様の思い出などを綴ったエッセイ集です。 そこに描写されている住まいのようすは、自分が子ども時代に何箇所か移り住んだ古い借家だったり、夏を過ごした両親の田舎の家の思い出と重なって、郷愁や愛惜の気持ちを共有してくれるものでした。 お洒落な洋風住宅に憧れる一方で、古い日本家屋の記憶をもつ人がどんどん少なくなっていくだろうことを寂しくも感じるこの頃です。夜、床についたとき、天井の木の模様がいろんなふうに見えた経験を共有できる人がいまどのくらいいるのだろう・・?、ふとそんなことを思ったり・・。 思い出がいっぱい詰まった住まいへの愛情や、父がいちばん愛したのは「生活すること」・・、というお父様への愛情があふれていて、著者自身も「生活すること」や”日常”をいとおしんでいる気持ちが伝わってきます。 最終章の「モノは限りなく増殖する」も、思い当たることが多くてかなり面白かった。 (7月25日) 「図書館の神様」 瀬尾まいこ :著 マガジンハウス, 2003.12.18 (中編小説) ★★★ 高校の図書室を中心に繰り広げられる物語。 登場する人々がみんな”いい奴”で(・・なんとなく吉本ばななさんの小説に出てくる人たちの雰囲気にも通じるような・・といったらイメージが伝わるでしょうか・・?)、読み終わったあとであったかい気持ちになれるような本でした。 学校ものってナゼか夏のイメージがするのは私だけなのかなぁ・・、夏の陽射し、夏の空、雲、夏の思い出、夏の匂い・・、みたいな・・。 爽やかで、すこうし切ないような、懐かしいような気持ちがする小説でした。 (7月21日) 「気持ちよく暮らす100の方法」 津田晴美 :著 大和書房, 2001.4.30 (エッセイ) ★ 住まいやインテリアをはじめ、日常の生活のなかのさまざまな”モノ”や”コト”に真摯に向き合う姿勢、鋭い感性に、いろいろと気付かされることが多かったです。 窓辺の灯りや出窓は外を通る人を幸せな気持ちにするために・・というところなど、ステキだなあと思いました。 毎日の暮らしのことって丁寧に向き合うとほんとうに奥が深くて、でもやっぱり楽しいと思いました。 (7月15日) 「京の町家 丁寧な暮らし」 小島冨佐江 :著 大和出版, 2004.4.17 (エッセイ) ★★★ 100年をこえる京の町家に暮らす著者が、町家での暮らしぶり、日々の生活のなかで心がけていること、京都のしきたりや風習、四季の行事のことなど・・を綴ったものです。 古い町家を手間をかけながらもそれを楽しみ、大切に維持し、新しいものも取り入れつつ工夫して暮らす様子がとてもステキだと思いました。 京都のしきたり、食べ物、古くから受け継がれてきた風習やお祭りなども興味深くて、古いものや昔の暮らしのなかにはたくさんのよきものがあったんだな、とか、いまでもこんなふうに古いものや日本のよきもの、伝統や季節感を大切にしながら、四季の移り変わりとともに暮らしている方があるんだなあって、そういう暮らしに心が癒されるような気がしました。 (7月12日) 「恋火」 松久淳・田中渉 :著 小学館, 2002.10.10 (中編物語) ”天国の本屋シリーズ”の第3作目です。このシリーズはこんなふうなかんじのお話が続いていくシリーズなんでしょうね。 大人向けのお伽噺、やさしい癒しのお話といったふうな・・、ちょっと何か物語を読みたいな、しばし異空間に浸りたい・・そんなときに手にとるのにほどよいような・・。夏祭りの花火のお話だからこの時季に読むのにちょうどよいかんじでもありました。 (7月7日) 「ホテルカクタス」 江國香織 :著,佐々木敦子 :挿画 ビリケン出版, 2001.4月 (中編物語) ★ 愛らしい物語。江國香織さんの本のなかでは異色という印象も受けました。過去の作品では「ぼくの小鳥ちゃん」と同じような系統でしょうか。 ”きゅうり”さんと”帽子”さんと”数字の2”さんのお話。ほのぼのしていて罪がなくて、毒にも薬にもならないお話・・ともいえるかもしれません。でもそういうお話ってとても好きだったりします。 日曜日に公園のベンチで笑っていた、というエピソードがとくに好きだったかな。 雰囲気のある挿画も印象的でステキ。 (7月1日) 「真珠の耳飾りの少女」 トレイシー・シュヴァリエ :著,木下哲夫 :訳 白水社, 2000.6.15 (長編小説) この小説を読んでいくうちに、本の表紙に印刷されているフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」(通称「青いターバンの少女」)の絵が、全く無駄なところがなくて、完璧に調和していて、そして絵のなかでもし真珠の耳飾りがなかったら絵が完成しない・・ということがわかるような気持ちがしました・・。 後世の人にこんなふうに一つの物語を書かせてしまうくらいに、フェルメールという画家とその絵が神秘的で魅力があるのですね。でもこの絵には彼が自分の娘さんを描いたものだという説もあるとか・・?、そうするとこの物語はあまりにかけ離れている・・という気もしますが・・。 フェルメールの生きた時代、デルフトの町のようすなど、当時はこんなふうだったかと興味深かった。 また機会があったらフェルメールという人の実像を追った書物・その他など、見たり読んだりしたいとおもいました。 (6月29日) 「まいにちつかうもの」 伊藤まさこ :著 主婦と生活社, 2003.9.15 (生活道具フォト・エッセイ) ★★★ 料理や雑貨のスタイリストとして活躍されている伊藤まさこさんのお気に入りの生活道具の数々。”毎日を一緒に過ごしている道具”たちへのあたたかい視線があふれていて、愛情をこめて作られたモノたちの素晴らしさや、モノを大切に慈しんでつかうこと、毎日を丁寧に暮らすことの心地よさが伝わってきて、しあわせな気持ちになれました。 道具好き、暮らし好き、可愛いものも好き・・、そんな「モノが大好きさん」にとって、きっと嬉しい一冊です。 シンプルな装丁もとても可愛い。 (2004.6.25のダイアリーにも掲載しています。 ・・こちら) (6月24日) 「千住家の教育白書」 千住文子 :著 時事通信社, 2001.11.25 (ノンフィクションエッセイ) ★★★ ときにお話が前後したりして読みづらく感じる部分などもあったのですが、ここに記されていることが全て事実であるということの迫力に圧倒されました。この芸術家ご一家の、並外れた「努力するという才能」に感動しました。 ご家族の団結力、家族愛が素晴らしい。 (6月10日) 「雨の日のイルカたちは」 片山恭一 :著 文藝春秋社, 2004.4.25 (中篇小説集) 文章だったり、物語中で述懐される人生哲学みたいなものに、よいなあと感じさせられる部分も多かったりしたのですが、全体としては自分の好みとは違っていたみたい。表紙の写真が綺麗。 (6月4日) |
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「まだふみもみず」 檀ふみ :著 幻冬舎, 2000.6.10 (エッセイ) ★★ 基本的にエッセイは好きなので、ほとんど全てよい評価になってしまいます。 お父様が能古島で見送ってくれたというお話の情景が印象的でした。 (5月30日) 「博士の愛した数式」 小川洋子 :著 新潮社, 2003.8.30 (中編小説) ★★★ ![]() シンプルで静かで、慈愛に満ちて・・、美しい物語・・。 とても好きな本でした。こんなふうに好きなお話に出会えたのは久しぶり・・と いう気がしました・・。 苦手な数学もちょっぴり好きになれたような気がします。装丁も好き。 (5月27日) 「天国の本屋」 松久淳・田中渉 :著 かまくら春秋社, H.12.12.31 (短編小説) ★ 夢物語・お伽ばなし・・というふうなお話なのに素直に泣けてしまいました・・。 ところどころで、トレンディードラマをト書きにした・・といったような印象を受ける文体がちょっと気になってしま い、それが少し好みとは違っていたかな・・。 (5月22日 曇りのち雨) 「センセイの鞄」 川上弘美 :著 平凡社, 2001.6.25 (中編小説。読みやすく比較的短時間で 読めます) ★★ おいしそうです。食いしん坊さんにはよいでしょう〜。 恋愛小説だと思うのですが、全体的にファンタジックな雰囲気が漂っていて、描かれる情景なども絵的 で印象的で、好きなかんじの小説でした・・。 センセイと月子さんが美術館や、水族館や、ディズニーランドでデートするシーンにほんわかあたたかい 気持ちになりました・・。ラストは切なかった・・。 よいなぁって思ったフレーズがあったのにメモしなかったらもう思い出せない、、失敗失敗、今度からメモ するようにしよう・・。 (5月20日 雨・台風) |
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