WATANABE NORITO
Endless Talking 2006

すみませんが、長尺版ENDLESS TALKINGは連載を休止中です。


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2006-04-19Wed.
The Treehouse Book
 Peter Nelson,Judy Nelson著 Paul Rocheleau写真 $25.00 出版社:Universe Pub ペーパーバック:224p ISBN:0789304112 (2000/06)
 こんな家を建てたいわけじゃないけど、こういう感じは好きです。住まいとか暮らしとか、生活のベースに「真面目な遊び」は大切。
 大きな木に、アイデアてんこ盛りのツリーハウスだらけです。白人カルチャーのルーツって樹上生活なんでしょうか? 僕らはやっぱり田んぼ? その違いだけ見ても、実に楽しい写真集です。手作りテラスでハープを弾く夫人の図なんて、かなり笑えます。“危ないから2人以上で渡っちゃダメ”なんて書いてある橋とか、いいよねぇ。
 地震大国ニッポンじゃあり得ません。悲しいかな、すぐ揺れを連想してしまう。
 それにしても、このセンスはすごいです。大木の安心感と、手作りのものと加工品の組み合わせ方! ここまでやってくれればエコと言って構いません。トゥーマッチな物件もありますが、田舎の家に共通するにおいが文化を超えて感じられもします。

2006-04-12Wed.
Voice of AFRICA 南アフリカの偽装ラジオ”STREET DESIGN FILE 02
 
ジェニー・ロミン著 都築響一編集 ¥2,520 出版社:アスペクト 単行本:84p サイズ:20cm ISBN:4757207778 新装版 (2000/06)
 ラジオの写真集。として単純に楽しむのもアリだけれど、ここに収められたラジオたちの背景にあるのは、南アフリカの政治事情です。
 1994年。初の自由選挙に向け、反アパルトヘイトとネルソン・マンデラ選出に向けて大きく動いた人々は、操作されない情報を得ようとラジオに耳を近づけました。ある者がこれを木箱に入れ、またはオモチャに似せたりして家に置いたのは、警察の手入れを恐れてのことだったといいます。それにしても、これらラジオのなんと大らかなこと。手作りのカラフル“マジックBOX”とでも言ったらいいかな。情報に寄せた希望の強さが、そのデザインと色に滲んでいます。
 見ていると、アートって何だと考えちゃいます。僕からは逆立ちしても出てこないものばかりだ…。
 ここにある主義と主張は、何もかもを超えて信用できます。どんなデモよりリアル。

 このコラムを、今年度は「本の紹介」をメインに展開しようと思います。年4回発行の塾通信には授業で登場のものを、こっちには割と僕の趣味的なものを載せようかな、と。D・ブルーナの言う“BOOK FOR ALL”とまではいきませんが、ちょっといいかも、と手にとってもらえるような1冊をお知らせできたらうれしいです。
 このところ、何となく自分の中に“ネイティヴ”というテーマがあります。そんなラインナップになりそうです。
 


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