夏の思い出
丸木 紗也子
私は8月4日の朝、とてもきんちょうしていた。なぜかって?その理由 は・・・。教会のキャンプだったからだ。しかも子どもだけで大人は行かな い。私はあまり母とはなれたことがない。5才の時、はじめて、祖母のうち へ1人でとまった時のこと。夜、ねるとき、わんわんと泣いたのが、今でも きおくに残っている。だから、すごくきんちょうした。西千葉駅で集合なの で、いそいで、にもつを神父様の車に入れてもらい、いそいでかいだんをの ぼった。上ではもうみんな待っていた。私は教会の友だちが1人しかいない ので、いそいでその友だちのところへ行った。その子の名前はたまることえ ちゃんという。とてもやさしくて、親切だ。だれかとちがって(自分のこと )。電車にのるとき、ドラマのことを思いだした。まるで、ドラマのように 、母がだんだんと遠くなっていった。
「 母さん、また明日あおう。 」
といいたかったがもうおそかった。もうその時は電車にのっていたのだ。 さっきはボケていたのか、母と別れたのが、ショックになっていたのだった 。10分ぐらいジーッとしていたら、同じ青チームのアヲンちゃんという女の 子が声をかけてきた。その子は私よりぜんぜん大きく、みあげるほどだった 。私が「 たまごっちってしってる? 」と聞くと、
「 うんしってるよ。たまごっちならもってる。 」
と答えてくれて、とてもうれしかった。 「 どんなキャラクターがすき? 」 と聞いたら、 「 くちぱっちかなぁ。 」
と答えてくれた。 「 私もそうなの。 」
といったしゅんかん、 「 いいコンビになれるかも。 」
と思った。
その話も少しずつやめ、ジーッとしていた。しゅっぱつしてどのくらいた ったのだろうか。けしきが緑につつまれてきた。家もほとんどが一けん家。 公園もない。ついたのは、久留里というところ。私の祖母がいってたのだ が久留里の水はおいしいらしい。本当だろうか。
最初のかだいは、水あそび。おびつ川という川で、おもいっきりあそんだ 。弟は水がきらいで、砂あそびをしていた。私は、アヲンちゃんといっしょ に、リーダーたちに水をかけてあそんだ。とってもおもしろかった。そのあ と、着がえ、久留里ようち園というところにいった。今日はここでおせわに なるらしい。久留里ようち園には、しいくごやと、小さな池があった。しい くごやには、にわとりと、うさぎが2羽いた。にわとりさんと、うさぎさん は、ジーッとしていた。うさぎさんは、暑そうにしていて、うちのうさぎと 大ちがいだった。うちのうさぎは、クーラーもかかっているし、のんびりし ていた。神父さまはさきについていた。にもつをはこんだ。中には、ハムス ターとお魚とかめがいた。みんなはそれがきになったみたいで、 「 かわいい!なにこれ? 」
というふうにキャーキャーいっていた。
一方、かめは・・・。
「 なにこれ?ギャー、かめじゃん。ちかよらないで。 」
というふうに、じゃまものあつかいにされていて、かわいそうだった。か めは3びきいて、みんな、はげしく、もがいていた。そのあと、バーベキュ ーをした。やきそばと、やさいをいため、みんなでたべた。なぜか、とても 、とても、おいしかった。そのあと、池をみたら、小さなカエルがいた。と ても小さく、1センチほどしかない。私はそのカエルに恋してしまった。ほ っぺをみたら、それはメスだ、とすぐにわかった。うちにもカエルは、3び きいるけど、5~6センチほどある。おまけに夜、ゲコゲコなくんだ。もし 、マンションにカエルがきらいな人がいたら、どうしようとつくづく思う。 そのあと、部屋にもどった。お風呂に入り、パジャマに着がえ、いよい よ、今日のクライマックス!手持ち花火だ。その他に、せんこう花火など、 かわいいのもたくさんあった。私は、せんこう花火4本と、手持ち花火3本 をもらった。夏休みに花火は一度もやっていなかったので、とても楽しかっ た。そのあとぬいぐるみのプー太をだし、ねた。右にアヲンちゃん、左にこ とえちゃんというふうに、2人に囲まれてねた。私はねぞうがわるいからぶ つからないか、心配になったけど、タオルを体にぐるぐるにまき、動けない じょうたいにし、ねたから少しは安心だった。
次の日、リーダーよりも、みんなよりもはやく起きた。時計をみたら、朝 4時38分だった。
「 えー?うそ。まだこんな時間? 」 なんて思った。みんながかんぜんにおきたのは、10時30分だ。それまで に、井戸の水をくみにいき、また、もどった。みんなはもう朝ごはんのじゅ んびをしていた。朝ごはんはパンにキュウリ、トマトに、ハムだ。とてもお いしくて、なみだがでた(あくびかも)。そのあと、とても忙しいのだった 。山をのぼるのだ。山に行くとちゅう7センチほどある赤い毛虫がいた。女 の子たちがキャーキャーいい、虫よけスプレーをガーガーかけた。私はアヲ ンちゃんと、
「 けむしは毛が長いから、スプレーかけてもいみないのに。 」 なんてことをダラダラいっていた。いよいよ山にのぼる時間だ。最初 はらくだったが、30分ほど歩くとつかれてきて、休けいした。それから、30 分、ずっと歩いて、ついに、久留里城に着いた。まず一番さいしょに水をの んだ。汗が水に入り、少ししょっぱかった。それからゆーっくりお弁当を食 べた。お弁当はおにぎりとタクアンとゼリーだった。それから、せんべいを たべ、少したんけんした。久留里城は思ったより小さく、3階だてだった。 1階には、昔の久留里の写真がかざってあり、2階はなにもなく、3階はま どがあり、けしきは最高だった。また下におりたら、マムシのぬけがらが宝 石のようにかがやいていた。横の木をみると、マムシが休んでいた。みんな は、びっくりし、キャーキャーいった。
それから、集合写真をとり、また、1時間ほどかかって下り、部屋にもど り、にもつをまとめ、帰るじゅんびをした。そして、園長先生とうさぎたち に、さよならをいって、電車にのり、2時間ほどかかって、やっと西千葉駅 についた。そこでは、母と父がまっていた。2人にキャンプのことを話した 。とても、変わったキャンプだったと今でも思う。

