ペン
筆
ゴムピック
鉛筆
左上から パレットナイフ
道具と白磁の事
私が使っている絵の具や筆をご紹介します。
筆はラファエロの3/0号です。大きな作品はもっと大きな筆を使いますが、通常の作品ではほとんどこの筆一本で描いてしまいます。ヨーロピアンの作品を中心に制作してるので丸筆です。
テレピン・ペンオイル・バルサムなど
基本的には速乾性のオイルを使います。題材によっては遅乾性のオイルも使います。
絵の具や技法との相性が大事だと思うのでそれぞれで使い分ける先生方が多いのではないでしょうか。
細かい描写や繊細に描きたい時は速乾性のオイルが向いています。
上絵付け絵の具
チャイナペイントで使う絵の具は粉末です。これをオイル等で溶いて使うわけですが私は30色くらいの色数で制作しています。本当は何百色もあるそうです。メーカーによっても色や粒子の細かさが微妙に違います。
また、水彩絵の具などと違って混色が出来ない色もあるので注意が必要です。
金彩セット
当会(磁器上絵付けの会)で使う金はマット金の25%です。
金の含有量によって安いものから高価なものまで幅広い種類が存在します。安いものは不自然なほどピカピカと光り輝きます。
私は金彩だけで窯入れの温度を変えたりしません。
本当は金彩は絵の具のみの焼成より20度〜40度くらい低い温度で焼成するように言われていますが絵の具と一緒に焼成しても今までトラブルはありませんでした。
色見本プレート
絵の具の特徴や混色の具合を見るためにあらかじめ色見本を作りました。
もちろん全色というわけにはいきませんが実際に試してみると思わぬ色同士が混色できる場合もあり、発見があります。全く同じものを何枚か作れば焼成の温度を変えて発色の違いを比較できます。
この画像では分かりにくいのですがプレート縁の余白に色の名前や混色の比率など記入してあります。
色カード
教室での生徒さんの作品作りで色の相談に乗らせていただくことが多いので私にとっては必要なものです。
もちろんこれは紙の印刷物なので絵付けの色とは必ずしも一致しません。
でも色のイメージは相手の言葉だけでは伝わりにくいので目安になります。
これがあれば見当はずれな色のアドバイスをしないで済みます。
練習プレート
色見本プレートと同じお皿で練習プレートを用意しています。新しい技法を試したりオリジナルのものを考える時に便利です。
失敗してもあまり苦にならないし色見本と一緒に収納できるので効率がいいように思います。
トチ
窯入れのときに使う「トチ」です。写真左のように様々な大きさがあります。写真右のように絵をよけてトチを置き、その上にまたお皿を重ねて窯入れすることが出来ます。もともとは陶芸でよく使われるものです。
ただしボーンチャイナなど釉薬の軟らかい食器には使えません。
焼成の時に釉薬が緩んで傷がついてしまうからです。
チャイナペイントで使う食器類は、絵付け専門店で購入するほか、市販の白い食器も可能です。
ただし、全てが焼成出来るとは限りません。
私が今まで取り扱ってきた白磁については以下の通りです。
上絵付け(800℃焼成)が可能かどうかを一覧にしました。
ご参考になれば幸いです。
また、補足情報として再焼成について挙げておきます。
この場合の再焼成とは「作品を仕上げるまでの数回の焼成」のことではなく、
「一度食器として使ったものを再び加筆などして焼成する事」
を表しています。
食器として使っていて金彩が剥げたりして修正したい時、食器の素材によっては、焼成によって黒い斑点が出たり釉薬が痛んだりする事があるので情報として併記しておきます。
あくまで私の経験のみです。全ての方には当てはまらない事を予めご了承下さい。
| メーカー・ブランド |
焼成 |
再焼成 |
備考 |
| マイセン |
○ |
○ |
波の戯れ、ホビーコレクションなど。 |
| リチャードジノリ |
○ |
○ |
アイテム数が多く使いやすい。 |
| コペンハーゲン |
○ |
○ |
東洋的な柄もよく合う |
| コペンフィッシュシリーズ |
× |
― |
焼成によって釉薬が泡立つ事がある。 |
| カーラ |
○ |
○ |
シンプルでカジュアルなものが多い。 |
| ビレロイボッホ |
△ |
× |
焼成回数を少なめに。 |
| ウエッジウッド |
× |
― |
絶対ダメではないが、お勧め出来ない。 |
| アウガルテン |
○ |
○ |
入手しにくいが高品質。 |
| アレッシィ |
○ |
○ |
カジュアルなので大胆な柄も |
| アルツベルグ(白磁) |
○ |
○ |
陶器のシリーズは焼成した事がありません。 |
| KPMベルリン |
○ |
○ |
是非クラシックな柄に |
| ローゼンタール |
○ |
○ |
シンプルなスタジオラインも有り |
| フューステンブルグ |
○ |
○ |
入手しにくいが動物などの白磁もあります。 |
| ヘレンド |
○ |
○ |
アイテム数は多くないが魅力的。 |
| リモージュ |
○ |
○ |
ピルケースなどで有名。 |
| 大倉陶園 |
○ |
○ |
白磁部分が美しい。エナメル盛りは不可。 |
| ノリタケ |
○ |
○ |
色々なシリーズがあります。 |
| ノリタケボーンチャイナ |
○ |
× |
基本的にボーンチャイナは再焼成不可 |
| ナルミ |
○ |
× |
上に同じ |
| ニッコー |
○ |
× |
上に同じ |
| 白山陶器 |
○ |
○ |
アイテム数は少ない。実用的。 |
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