勧修寺2(京都市山科区)

訪問日:2006/02/12

水鳥の休日

勧修寺の庭に、白い花四つ。池のほとりに巣を作るサギの一家です。
池の中を覗けばたくさんの鯉が優雅に泳いでいますが、別段彼らの狙いはそこにはないようです。ただ、のんびりと辺りを見渡しているのみです。
そうなると目的は僕と同じ、広々としたこの庭にくつろぎに来たんだろうね。
サギ一家の、ほのぼのとした休日。家族団らんのひと時です。

スパイ現る

境内には大変有名な石灯籠があって、樹齢750年というハイビャクシンの木の間から、何かの偵察のようにひょこっと首だけを出しています。この後、きょろきょろと首を左右に動かして、またしゅるしゅるるん! と引っ込んでいっても、何らおかしくはなさそうな感じです。
ただ、彼の目的がたとえスパイ活動であったとしても、そこに記録されているのは勧修寺の美しい光景ばかりに違いありません。
“もういいや、スパイなんて!”
などと本来の偵察を忘れて、首を出しっぱなしでこの広々とした美景に見惚れているのかも知れませんよ。

池の中の青空

空。
たった一つしかないようで、実は世の中にたくさんあるもの。
例えば、勧修寺の池に大きく映し出された青空、これだって立派な空です。風もなく音もなく、息をひそめた水面に、雲の形まではっきりとわかるような鮮やかな青空。水面を日が照らし、空がきらきらと輝いています。
ふと、池の中を覗きこむと、そこには悠々と泳ぎ回る鯉の群れ。青空泳ぐ鯉。一足早い端午の節句です。
大きな大きな池を、ゆっくりと時間をかけてぐるりと一周します。どこから見ても、池の中の空は胸のすくような気持ちよさです。

晴れた日がよく似合う

何度か訪れている勧修寺ですが、こんなに美しい青空の下で見たのは初めてでした。やはり、このお寺は快晴が一番似合うようです。
“快景”という言葉は今の日本にはないのだけれど、晴れた日の勧修寺を表現するにはぴったりの言葉だと思います。
思いっきり振ったバットが、見事に芯をとらえてホームラン。そんな最高に気持ちのいい一日になりました。

・勧修寺(2004/12/04)

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