訪問日:2005/01/16
金閣は大阪のおばちゃんみたいだなぁ、と思います。
派手好きでいつも賑やか。俗っぽくて、いやに堂々としてる。とってもバイタリティ溢れる存在なんです。
その強烈過ぎるエネルギーをしょうがないなぁと思いながらも、どこか憎めない。ボクにとっての金閣は(そして大阪のおばちゃんも)、そんな存在です。
この日も、昼間っからピカピカ輝いてるなぁと半ば呆れつつも、それでいて堂々とした風格を感じるのはさすが金閣だなぁと思ったんですよ。
僕はこう思います。
行く前はちょっと鼻で笑っちゃうところがある。だけど、行ってみるとやっぱり凄い。それが金閣だと思うんです。
だって、ピカピカだもん。焼失前の金閣はところどころ金がはげていて、幾分古びた感じも出ていたみたいだけれど、再建後の金閣は全身見事な金ぴか。ここまでやられるとぐうの音も出ません。
僕は金閣は再建されてよかったと思ってるんです。だって、今の金閣の方が絶対に堂々としてると思うもの。侘び寂びなんて言葉は金閣には似合わない。いつも安っぽくて、それでいて自信たっぷりの金閣が僕は大好きなのです。
それにしても、この日もたくさんの人。ほんと、金閣ってスーパーアイドルだなと思いました。
じっくり見ようなんて人はほとんどいなくて、みんな記念撮影に余念がないか、そうでなければおしゃべりに花を咲かせながら境内を一周していきます。中には、金閣なんてほとんど見てないんじゃないかって人もたくさんいます。
いわゆる俗っぽい観光地の姿です。だけど、金閣って一種のトリックスターですからね。こういう俗っぽさが何よりも似合っているような気がするのです。
ところで、この日は普段は公開されていない方丈が公開されていました。
いつもは外から眺めるだけだった方丈の庭園が、今回だけは中から見ることが出来るのです。僕は早速、中に入ってみることにしました。
うん、ここもやっぱり金閣寺。たくさんの人で溢れかえっていて、みんな見るともなく足早に去っていく。でも、この賑わいに身を埋めるのはやっぱり楽しいのです。僕は襖絵や庭園よりも、この雰囲気に満足して内心にんまりだったのです。