京都御所(京都市上京区)

訪問日:2004/11/07

主催は宮内庁、主賓は僕たち一般人

京都御所の一般公開の季節がやってきました。春と秋、年に2回行われる大パーティーです。
主催は宮内庁。国を挙げての盛大なパーティーです。さあ、後から後から人が押し寄せますよ。
人波を眺めることがこれほど楽しいと思ったのは、久しぶりのことでした。今日は日曜日。老若男女、みんな楽しい休日を過ごしています。“僕たちは楽しんでいる”というこの連帯こそが、京都御所一般公開の醍醐味だと僕は思うのです。

紫宸殿は大騒ぎ

ちょうど紫宸殿に差し掛かったところで、場内アナウンスが聞こえてきました。それは迷子のお知らせでした。
迷子が出るほどの混雑だったんだ! と、そのとき初めて思いました。ふと混雑に目を向けると、みんなデジタルカメラやカメラつき携帯電話を紫宸殿に向けて撮影に余念がありません。押し合いへし合い、まるで海外スターが来日したかのような大騒ぎです。
最初のうちはこの熱気にいささか唖然としていたのですが、知らず知らずのうちに楽しくなっていきました。こういう場合、外から眺めているよりも中に入って一緒に騒いでしまった方が断然楽しいのです。

おのずと気持ちが高揚してくる

京都御所のクライマックスは紫宸殿と清涼殿ということになるのだろうけれども、この二つを結ぶ通路を歩いていたときが、僕の気持ちが最も高揚した瞬間だったと思います。
さっきまで目にしていた壮大な紫宸殿の余韻を引きずりつつ、次に訪れる清涼殿への期待を繋ぐ。この余韻と期待のダブルミックスに、僕の心は子供のようにはしゃいでいました。
少なからず、僕は気持ちが上ずっていたのだと思います。家に帰ってからその日写した写真をチェックしていると、ピンボケや手振れの写真が次々と出てきたのです。

断然、スケールの桁が違う

やっぱり京都御所は、偉大だと思います。人を楽しませる術に長けているだけでなく、人を圧倒する力にも長けています。
京都御所の世界は、あまりにも大きな大きな世界です。訪れる人一人一人の心のキャパシティを大きく広げて、ゆったりとしたスペースを作ってくれます。
心の底から楽しくて、心の底から気持ちがいい。たぶん、訪れた人の多くが同じことを思ったでしょう。またこの盛大なパーティーに参加した時、今度はどんなワクワクした気持ちにさせてくれるのか、今からもう楽しみで仕方がありません。

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