訪問日:2005/05/01
大神神社の御神体は、背後にそびえる三輪山です。話だけ聞くと、厳かな場所なんじゃないかという気がしてきます。
ところが、参道には屋台がいっぱい出てるし、すぐ近くには賑やかな商店街があるしで、これが結構楽しい神社なのです。ましてやこの日はゴールデンウィークの真っ只中。境内もお祭のような賑わいとなっていました。
大神神社の神さまって、陽気で楽しいことが大好きなんですよ、きっと。
賑やかな境内を後押ししてくれるのが、つい五年ほど前に解体修理が終わったという拝殿です。とっても煌びやか。そして重厚。
この拝殿の屋根のてっぺんに神さまが腰掛けて、人で賑わう境内の様子を楽しげに眺めている姿を想像したら、なんだか楽しくなってきました。
「神さまの笑顔」って、普段あまり想像することないと思うんだけど、ここへ来ればいつでも心の中に神様の笑っている顔が浮かんできます。
ここに来ると、子供の頃父親に連れられて嫌々山の辺の道を歩いたことを思い出します。父親は歩くことにかけては天才でしたが、逆に僕は病弱のせいもあって歩くことが大嫌い。ホント、だらだらと歩いて父親を困らせたことをよく憶えています。
そのとき立ち寄った大神神社で僕にインパクトを与えたのが、ピラミッド式にどっしりと積まれた酒樽でした。父親はお酒の大好きな神さまなんだと言っていたけど、今の僕にはその言葉を信じることができます。
きっと大神神社の神さまは、お酒ばっかり飲んでて、いつも上機嫌なんですよ。だから、大神神社はいつでもこんなに陽気で楽しいんだと思うのです。
何度か訪れている大神神社ですが、この日初めて宝物収蔵庫に入りました。
中には大神神社ゆかりの仏像や書状なんかが展示されていたのですが、中には土器なんかもたくさんあって、古代よりここが祭祀の地であったことがよくわかるのでした。
ところで、大神神社とは直接関係ないのかもしれませんが、堂本印象の絵画が二枚、向かい合わせで展示してありました。どちらも抽象の世界に入ってからの作品のようでしたが、力強い色彩の躍動は見ていてとっても迫力がありました。“大神神社とは直接関係ない”と書きましたが、この賑々しい色彩の踊りは、まさしく大神神社のカラーだと思いました。
さすが堂本印象、わかってるね!