岩間寺<正法寺>(滋賀県大津市)

訪問日:2006/09/17

バスに揺られて山頂へ

標高およそ400m半ば。岩間山のほぼ山頂付近に、岩間寺は建っています。ふもとの駅からバスに揺られて、お寺まで連れて行ってくれるのですが、この日は千日会という法要が行われるということもあって、車内は参拝に向かう人でわいわいがやがや。早くも賑やかで楽しいお寺を予感させてくれるのでした。
バスを降りると、ひんやりとした空気が肌を包みました。山の頂です。境内からは、ふもとの景色が見て取れます。瀬田川から琵琶湖、大津の町の風景…広々とした景色は、とてもきれい。みんな、眼下の絶景に見惚れています。
もう、この時点で岩間寺のことが大好きになっていた僕です。

白昼の密教儀式

さて、この日行われていた千日会というのが、実は右の写真のように炎が燃え盛る激しい行事でした。周囲では太鼓がドンドン叩かれ、法具はじゃらじゃらと鳴らされ、なるほど密教の儀式らしい迫力のグルーヴを作り出しているのでした。これまで密教の法具を実際に使っているところなんてなかなか見る機会がなかったので、それが何よりも新鮮でした。
もっとも日中に行われているものだから、密教の儀式とは言えどこかほのぼのしています。庶民的な境内の雰囲気も相まって、のどかのどか。ドンドン、じゃらじゃらがなんだか心地よいリズムになって、そのうちに少しうとうととしてくるくらいでした。

絵に描いたような庶民のお寺

本堂は、やけに堂々とした大きな建物でした。付近はこれまた人で賑わって楽しい雰囲気。お堂の前にベンチが置いてあって、そこにおじいちゃんがちょこんと腰かけて休んでいらっしゃるのが、なんだかとても絵になっているなぁと思いました。
外陣で御守りや絵馬を売るおばちゃんもよくしゃべる陽気な人で、来た人来た人に気さくに話しかけては大声で笑いあっています。
そんな絵に描いたような庶民のお寺です。山頂付近にあるお寺にしては、珍しいなと思いました。

普段着の岩間寺も見てみたい

もちろんこの日は、法要が行われていたのでたくさんの人で賑わっていたのですが、何もない普通の日でも、きっと岩間寺の庶民的な雰囲気は何も変わらないんだろうなと思います。
静かな日には静かなりに、山頂の美しい空気をいっぱい吸って、遠くに瀬田川の眺望などを楽しみながら、さぞかし気持ちのいい一日が送れるんだろうなと思います。そんな普段着の岩間寺にも、ちょっと会ってみたくなってきました。また、近いうちに訪れるかもしれません。

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