part4
雪と雪の間を縫って、一瞬の晴れ間。“雪なんて初めから降ってなかったよ”とでも言いたげに、明るい青空が広がりました。
けれども、しばらくすると暗い雲が、“はい、おしまい”と空を覆ってしまいました。
やがて、雪+雨=みぞれ。
一瞬の青空は、僕に瑞龍寺を美しく見せるべく神様が取り計らってくれた粋な演出だったのかもしれません。
紅葉の季節がやってきました。ここ常楽寺でも、紅染まる境内を一目見ようと、たくさんの人で賑わっていました。
見上げれば、抜けるような青空。
大きな雲が、ゆっくり、ゆっくり、通り過ぎていきます。
そりゃ、この美しい境内だもの。
雲だってゆっくり見物しようと、思わずスピードを緩めてしまったんだよ。
おおらかな勝林院のおおらかな青空。大原の秋は、今年も美しい。
大きな本堂の真ん前に立って、空を見上げて深呼吸ひとつ。身体中の細胞が“よし、がんばろう!”と気合を入れる。
大原は、僕にとって極上の心の清涼剤。
七五三の季節がやってきました。
境内では、晴れ着に身を包んだ子供たちが、お母さんに手を引かれながらとことこと歩き回っています。傍らにはビデオ片手のお父さん。なんとも賑やかな秋の日の石清水八幡宮です。
初めは雨も辞さないよといった不安定な天気だったのですが、眼下の微笑ましい光景に空も笑顔満開。次第に、きれいな青空が広がっていきました。
都会の空です。でも、こんなにも美しい。
かの大事件の折には、紅く血の色に染まったであろう本能寺の空も、時代は下って平成の世、こんなにも美しい青に染まっています。紛れもなく平和の色だなぁ、と思います。
のどかな境内に響くお題目も、またのどか。
そんな現代の本能寺を、信長はこの抜けるような青空の上から、どんな想いで見つめているのでしょうか。