空を見上げよう2

part6

京都府:大徳寺の空

ずっと続いていた梅雨空が嘘のように一転、この日は一日中いい天気。
“お待たせっ”とばかりに空が用意してきた目の覚めるような青。大きな雲が海開きに駆けつけた子供たちのように、元気いっぱいに空を泳いでは通り過ぎて行きます。

夏の足音。今年もそれは、空から聞こえ始めてきたようです。


奈良県:元興寺極楽坊の空

空がすごく近くに感じるときがあります。
元興寺の空はいつもそう。すっと手を伸ばせばすぐにでも届きそう。

もしかすると、極楽坊の屋根にはちゃんと空が届いているんじゃないだろうか。ここにいると、そんな気がしてなりません。

空の手触りはいかがですか。言わずとも、きらきらとした屋根の輝きに、答えはちゃんと出ているようですね。


京都府:蟹満寺の空

この日の空は、朝からご機嫌ななめ。空一面を暗い雲が覆い、強い風の中、あられが容赦なく顔や手をがんがん殴りつけてきます。
うひゃあ、大変大変。お寺に着くやいなや、一目散に本堂の中に逃げ込みました。

でも、しばらく経ってお堂を出てみると、あれ? まるで別の日に来たようなきれいな青空が広がっています。
僕が本堂にいる間に、なにかいいことあったのかな。
空がご機嫌になるくらいの、とっておきのいいことが。


奈良県:中宮寺の空

青一色。どれだけ待っていても、小さな雲ひとつやってこない。

どうやら、今日は雲の休日のようです。

のどかな春色の一日です。きっと、雲たちもこぞってどこかへ遊びに行ったに違いありません。


広島県:浄土寺の空

この日の浄土寺は、気持ちのいい青空。
ベンチに座っていたおじいちゃんが、のんびりとこの美しい空を見上げていました。
将来、僕もおじいちゃんになったらまたこのお寺に来て、同じように晴れた空を眺めることが出来たらいいな、と思いました。

人生の幸せって、きっとこういうことなんだろう。そのおじいちゃんの姿を見て、そう思いました。


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