(日記)「6月30日(水)」
仕事中に職場の人に飲みに誘われたので、仕事が終わってから突発で飲み会。
8人で守口駅前の居酒屋に入り、23時頃まで飲む。

で、解散してから、良い具合に酔って千鳥足で電車に乗り、真っ直ぐ神崎川に戻る。
珍しく途中で十三に寄らなかったのは、この前、阪急の定期をどっかに落っことして
十三で下車できなかったからだ(笑)
とほほ、8月の半ばまで残ってた定期だったのに・・・

で、神崎川で電車を降りると、ホームのベンチに酔ったおっさんが寝ていた。
俺と同じ歳ぐらいのおっさんかと思われるが、ちょっとヨレたスーツを着て、軽い脂肪質
の身体、真面目そうなメガネをかけた姿は、なんか
「ウダツの上がらない課長さん」を思わせる風情であるが、たぶん実生活では俺より
このおっさんの方が、よほどウダツは上がっているんだろうな(笑)

そのおっさんはベンチの上に身体の右を下にして横臥し、右手を伸ばしてその腕に
頭を乗せた姿で寝ていた。
まあ、ウルトラマンの変身シーンのポーズみたいと言えば判りやすい(笑)

同じ列車から降りた他の乗客がホームからいなくなるのを待って、おっさんの肩をツン
ツン突いて
「なあ、風邪ひくで」と言ってみたが、おっさんは反応しない。
生きてっかな?
と心配になって、頸動脈を探ってみると、脈はありそう(笑)

生きてるんなら多少いじってもかまわんだろう・・・と、わけのわからんことを考えな
がら、右足の靴を脱いで
「起きて下さいよお」と、靴下を鼻に近づけてみたが、平気で寝てやがんの
ううむ・・・夏用の靴下は通気性が良くてパンチのある香りを醸し出せなかったか(笑)
(やっぱ、酔っぱらい相手にこのネタをやるのは冬に限るね)

そんで、俺もベンチにおっさんと頭あわせに寝転がって、おっさんの右手を俺の顔に、
俺の右手をおっさんの顔に当てて
「クロスカウンターでダブルノックアウトの図」などやってみたが、全然面白くなかっ
たので、すぐやめた。

で、しばらくして缶コーヒーを買い、俺もクツを脱いでおっさんの横にアグラをかいて座り、
このおっさんの事をあれこれ考え始めた。

やっぱこのおっさんも家に帰れば子供がいるんだろうか?・・・とか、
平日に酔いつぶれるまで飲むなんて、よほど嫌なことがあったんだろうか?・・・とか、
このおっさん、俺と同じ年齢っぽいけど、俺より勝ち組の人生なんだろうか?・・・とか、
なんか、いろいろ考えたと思うが、酔ってて何を考えたのかほとんど覚えていない。

途中、次の電車が来て、乗客がゾロゾロ降りてきたが、何人かがこちらを見て一瞥を
くらわせるだけで通り過ぎて行った。
まあ、ベンチに酔っぱらいが2人いる光景なんて、見ても嬉しくないわな(笑)

またしばらくボーっとしていると、次に来る電車が最終になることを思い出し、このおっ
さんがここで電車を降りた客なのか、それともここで電車に乗ろうとしている客なのかが
気になった。

そんで、ちょっと大げさにおっさんの肩をユサユサゆすって、耳元で
「つぎ最終やで、どこの駅に行くんや?」と、大きめの声で尋ねると、
おっさんが寝返りをうちながら、小さな声で
「にしきた(西宮北口)・・・」と言った。
そんじゃあ、最終に乗らにゃイカンじゃないか!(^^;

ちょうど最終電車が近づいて来たので、おっさんの肩をペシペシと叩くと、
おっさんがノソっと身体を起こして、寝ぼけた顔でベンチに座る。

電車がホームに停車してドアが開いたので、焦って
「これ乗りや!最終やで!」
と急かすと、おっさんようやく理解したらしく、靴をゴソゴソと履いて、
「おおきに・・・おおきに・・・」と言いながら
最終電車にヨタヨタと乗り込んで行った。

走り去る最終電車を見ながら、
「無事帰れるんかな?・・・でも少なくとも今だけは最寄り駅に降りて帰宅確定の
俺の方が、あのおっさんよりも勝ち組だよな」
などと、またわけのわからんことを考えたり。

で、面白い物も見れたしそろそろ俺も帰ろう・・・と思ったが、次の瞬間あること
に気が付いて酔いが吹っ飛んだ。

俺の靴が無い!(笑)

あああ!あのおっさん、俺の靴を履いて電車に乗りやがったよ!
ベンチのおっさんの足があった方の下を見ると、なんかヨレた革靴が転がっている。
半泣きになって、おっさんの靴をつま先で履いてヒョコヒョコ歩いて駅員室に行き、
駅員に事情を説明したら、思いっきり呆れた顔をされた(笑)

で、もしも幸運にもおっさんが靴の間違いに気が付いて駅に取りにきた時のために、
おっさんの革靴は駅員に預かってもらって、俺は便所で履くようなサンダルを借りて
それでアパートに戻りましたとさ(笑)
(日記)「6月22日(火)」
今日は、派遣先の部署で午後から作業場の掃除。
なんでも明日、エライ人がここを見学にくるんだって。

散らかっている机の上を片づけ、床の上でぐちゃぐちゃになった配線を全部外して、
作業場かなりスッキリ。

雑巾で机の上を拭いて回っているうちに、なんか調子が出てきて
「なっにっかに〜つなが〜れたぁえぶりで〜ぃ」と、機嫌良く歌いながらゴシゴシやってたら、
隣のブースでオーディオ関係の機械を操作していた、アーティストっぽい西洋人の人にニラま
れた(笑)
あ、こりゃすんまそん「グランセイザー」は嫌いすか?(^^;

そんで、溜まった古いコピー用紙をビッグムーンさんとシュレッダーにかけていると、
うちの会社から同じ部署に派遣されてきている後輩の山■が
「ついでにこれも処分しといて下さい」と言って、ドンっとコピー用紙の束を
目の前に置いた。

おいおい、これって俺の分の5倍はあるじゃねーかよ、テメーがやれ!
と思ったが、コイツにそんなことを言おうものなら、スジの通ってない口論で2晩は
潰れそうになるので
「へいへい、なんで俺が・・・」とブツブツ言いながら、黙々とシュレッダーをかける。
(弱いね、どうも(笑))

そしたら、シュレッダーが15分ほどしたら動かなくなってしまった。
なんでも過負荷で高温になるから、30分ほど放置して放熱せんといかんのだって・・・
レイズナーのV−MAXかレインボーマン並に稼働時間の短い機械だな(笑)

で、仕方がないので紙を手で細切れにしていると、ふと
「俺って、ここで時給ナンボで仕事してるから、こうやって紙をビリビリやってる間にも、
派遣先には経費が発生してるんだよなあ、それも普通のバイトの何倍もの金額で・・・
今の俺が紙一枚破るのにいくらのコストがかかっているんだろう、しかも他人が出した
紙なのに」
と思い、急に悲しくなってきたり。

しばらくして山■が、扇子をパタパタさせながらやって来て
「なかなか減りませんねえ」
とかヌカしやがんの
あああ!てめえ、なに様?(笑)

今度コイツがトイレでンコしてたら、上から水かけちゃる
と決心しながら黙々と紙を破り、50分後ようやく終了。
終わってみたら、紙で手に細かいキズがついて痒いのなんのって(笑)

で、最後に床に掃除機をかけ、
「いっつかはぁ〜若い君たちのぉ〜」と、歌いながら掃除機をブンブン動かしてたら、
さっきのアーティスト風西洋人の人が、またこっちを見ていた
あ、こりゃ何度もすんまそん、ひょっとして「どっこい大作」・・・好きスか?(^^;

って、そんなわけ無いか・・・
(日記)「6月21日(月)」
学生時代の後輩で、当時同じ下宿で隣の部屋に住んでいた時光阿闍梨(以下「じこー君」)が、
大阪に来るってんで、一緒にメシを喰うことになった。
彼は現在、北海道の稚内の寺で副住職をしており、俺の知り合いでは間違いなく一番遠いとこ
ろに住んでいる(笑)
ただ距離では一番離れている彼も、副住職の業務として年に何回か高野山に来るので、俺の
大学時代の友人の中では2番目に会う機会が多い(笑)

今回も、彼が高野山の行事「山王院堅精」に出席した後で大阪で会うことになったので、
俺も仕事を18時に切り上げて、合流場所の梅田に向かう。

途中、電車から外の景色を見ると、台風一過で雨雲も去って空が見えるようになっていたが、
太陽が地平線に近いところにあるのに夕焼けにならず、沈みかけた太陽光が白いままで、空が
昼間の様に青いという、ちょっと不思議な景色になっていた。

たぶん台風のせいで、西の空が広範囲にわたって天気が悪く、青い光が散乱で衰退すること
無くどの波長の光も均等にここまで届いているのだろう。

てなことを考えながら、19時、集合場所の紀伊國屋書店前に到着したが、じこー君がなかなか
現れない。
なんかあったか?と、少し心配になったが、10分ほどして彼から電話が入った。
どうやらJR大阪駅の周辺で迷っているらしい(笑)
30分ほど遅れて、じこー君が到着。

開口いっぱつ
「いやあ、大阪の女の人って、薄着でいいっすねえ!」
だって。
あ、なるほど、稚内はまだ寒いから、この時期に女の人が薄着でいるのが珍しいのか(笑)

ここで誤解の無いように書いておくが、彼はいたって真面目な男であり、遠出をした
場所で女性を見て感想を言うのは、我々が若い女性のほとんどいない高野山に長い間住ん
でいた時にできあがった挨拶のテンプレートみたいなものである(笑)
(つまり俺も遠出したら、似たような感想を言う・・・ちゅうこったね(笑))

で、メシを喰いながらお互いに近況報告。

その後、居酒屋に移って飲み開始。

居酒屋の窓から通りを眺めながら、じこー君が
「いやあ、外人がいっぱい歩いてますねぇ、やっぱり大阪って都会だなあ」
と言ったが・・・
あんたんとこの稚内だって、クルマを買いに来たロシア人がいっぱいいるだろ(笑)
大阪みたいにアジア系の人が多く歩いてるより、数が少なくてもロシア人の歩いてる
方がインパクト強くないか?、俺はそう思う(笑)

で、しばらくして、居酒屋が閉店になったので、ショットバーに移って飲みの続き。
酔いが回りながらじこー君と喋っていると、ついテメーが中年であることを忘れ、
学生時代のように体力があるかのような錯覚に陥って、ショットバーを出てから、
さらにタクで十三に移動して、また飲む。

結局2時半まで飲み続け、そこで解散して、タクでアパートに戻った。

もう次の朝、ヘロヘロ(笑)
でもちゃんと会社いったけどな、エヘンプイ。
(日記)「6月19日(土)」
本日、高校時代に所属していた写真部のOB会があるってんで、昨日の夜から
和歌山の実家に帰っている。

居酒屋の集合が19時なので、それまでレンタルで借りた
「ジャイアント・ロボ(今川版)」の4・5巻
「RED SHADOW 赤影」
「バトルロワイアルII」を観たり。

赤影は予想より面白かったな、CASHEERNよか遙かにマシ(笑)
ところで、赤影のクレジットに横山光輝の名前がなかったのは
どーゆーこった?

18時40分、向かえにきたO倉(仮名)のクルマに乗り、居酒屋に向かう。
久しぶりに、写真部の顧問だった恩師(物理のセンセ)に会ったら、今年から教頭に
なったと聞いて驚いた。

で、現在の母校では、俺らの在学時に鬼の指導教官だった体育のセンセが校長に就任し
たと聞いて、もっと驚いた(笑)
そんで、現在の我が母校は荒廃が著しいという話も聞いたのだが・・・
「あのセンセ、校長になって守りに入りやがったな」と思ったり(笑)
当時の俺らに向けられていた、サディステックなまでの指導姿勢はなんだったん
だろう?(笑)

いやまあ、俺は非行少年ではなかったので、そのセンセには別段ウラミは無いのだが、
知り合いが当時、そのセンセの体育の授業で
「この中で体育が嫌いなヤツはいるか?」と聞かれたので、ただ1人手を挙げたら、
「お前に俺の授業を受ける資格はないよ、逆立ちしてろ」と言われて、体育が終わる
まで逆立ちさせられた・・・っちゅう話があるのだが、
体育の好き嫌いと授業を受ける資格がどう関係するのか、あのセンセが校長になった今、
お互い大人の立場で問いただしてみたいような気もする(笑)

今おもえば、逆立ちさせられた知り合いは、1時限分の学費を返納させても良かったん
じゃないか?・・・等と、プロ市民みたいなことを考えてみたり(笑)

で、本日のOB会に集まったのは、顧問の恩師と部員が6人。
集まるメンツが年々減っていくのな(笑)

音信不通になって消息すらわからんヤツも増えてきたりして、いよいよ中年の同窓会
らしくなってきた(笑)

そんで結婚して子供のいる人に聞いたら、ほとんどの人が、もう子供が高校卒業したり、
子供が高校に入学したりしたそうで、なんかますます人生に取り残された気がした。
考えてみたら38歳ってのは、二代続いて早めに結婚した人なら、孫がいてもおかしく
ない年齢なのな。
俺も良い歳して、なにやってんだろうね、ワンセブンのお絵かきしたりキャシャーンの
映画を観てブチブチ文句ゆーてる場合じゃないだろうに(笑)。

でもまあ、今は、血統を後世につなげるとかゆー前に、てめーの生命線を明日までつなげ
るのでいっぱいいっぱいちゅうか・・・(笑)

で、居酒屋を出てから、みんなでカラオケ。
俺がアニソンを吼えても、みんなちゃんとノッてきてくれるのな。
たぶん本人が観てるんじゃなくて、子供が観てるんだろうな、きっと(笑)
(日記)「6月11日(金)」
仕事先の一緒の部署(扱ってる製品は違うけど)で作業をしているタキガワさんに
アニメのカラオケに誘われた。
実はタキガワさんは、昔こっちの住人で、その後社会復帰を果たした人だったらしい、
職場でアニカラに誘われるなんて初めてのことだったので、喜んでOKした(笑)

そんで、派遣先の社員のハマグリさん(命名:俺)と、うちの会社の2年生になる
フシギ(命名:派遣先のメーカーの開発担当のエライ人)も強引に誘って4人で行
くことに。

18時45分、仕事場の1Fに集合

梅田に移動して、お初天神の居酒屋に入る。
軽く飲んで喰ってからカラオケに突入するつもりだったのに、なにをどう間違った
のか予定以上に話が盛り上がって、気が付いたら22時少し前(笑)

それでも行きますとも(笑)
カラオケに移動して、半ばヤケクソ気味に2時間コースでオケ開始。
全員、帰宅が午前様になるけど・・・すでにそんなこたぁ覚悟完了の様子(笑)

タキガワさんは俺と同じぐらいの歳なので、世代的に同じ歌が好きのようだ、
スバットを歌ったら「あすかぁ!」取られて、嬉しいやら悲しいやら(笑)

フシギは、特にタクで縛ってはいないので、いつも通りの選曲(あ、でもハガレンも
歌ったな)

問題は、タクの道に全く縁のない人生を送って、大手メーカーに就職したハマグリさ
んだ(笑)
しかもこの人「カラオケは大ッキライ」ときている。
(もちろんそんなことは承知で誘ったんだけど(笑))
そのハマグリさんに強引にマイクをすすめると、宇宙刑事三部作をしっかり歌って
くれた。
よしよし、それでこそ日本の男の子だ(笑)

で、24時前(だったと思う)に解散
俺だけ阪急で帰るので、梅田でみんなと別れ、最終電車まで十三をうろついていたら、
道に転がってたドリンク剤の空き瓶を踏んで、盛大に自転車をなぎ倒しながらすっこ
ろんでしまった。
しかも雨上がりだったもんで、体中ビチョビチョ(笑)

誰だ、こんなとこにオロナミン捨てたヤツぁ!
ああ左肩いてえ・・・


ところで、みんなちゃんと帰れたんかね?

ちゅうか、また行きますよ!いいですね?>ハマグリさん(笑)
(日記)「6月5日(土)」
ちゅうわけで、昨日めでたく38歳になったわけだ、これが(笑)

で・・・
「俺も38歳になったんだから、相応しい行動ができるようにならにゃイカンよな」
と思ったりするが、なにが相応しい行動かは個人の主観によるので、俺的には
何をどー変えて良いのか見当もつかず(笑)

起床12時
しばらく3Dで「レイズナー」のお絵かき。
「レイズナー」っちゅうと、85年に放映されたロボットアニメで、その頃俺は
高校生であり、今その絵を描こうとすることは、大変「38歳らしい」行動では
あるよな・・・うん。(ヘリクツ(笑))

18時頃、お絵かきに飽きたので、十三をぶらつくことにした。
十三に到着すると、カラオケ屋のにーちゃんが割引券を配っていた。
知らないフリをして、その前を通り過ぎようとしたら、そのにーちゃんが
「よろしくお願いしま〜す」
と言って、割引券を差し出す。

「一人で歩いてるヤツにまで割引券を渡すのか?」と驚きながら、受け取った割引
券をシゲシゲと眺めつつ
割引券を渡したちゅうことは「来い」ちゅう意味だよな・・・
一人でも行っていいのか?
近所のカラオケ屋が潰れて、一人カラオケは最近ご無沙汰なんだぞ、俺(笑)
と思って、にーちゃんに
「一人でも行って良いんか?」と訊くと
露骨に嫌な顔をされた。
来て欲しくないんなら、割引券を渡すんじゃねえ(笑)

で、十三の「なか卯」に入って、並を喰らいながら
「そいや、タク以外の38歳のヲヤジって、カラオケに入ると、普通はどんな
歌を歌うものなのかな?」
と、疑問に思った。

いや、「普通」とは単に「統計的に大多数を占める」という意味しかありえないので、
俺に言わせりゃ「普通のカラオケ」と言えば、それは「アニソン・特ソン」を指すこ
とになるのだが、世の中にはナニを勘違いしているのか「普通のカラオケ」の意味を
「現在、もしくは近い過去にヒットチャートの上位にある歌」として使っている輩も
いる(笑)
で、そんなヤツは大抵、俺がアニソンを吼えたら
「マンガの歌は聞いてて判らないから普通の歌にして下さい」
と怒り出したりする。
俺に言わせりゃあんたらの歌う歌は俺に判らんのだが、俺にそれを聞かせるのはアリで、
自分が判らん歌を俺が歌うのは非難するんかね?(笑)

とまあ、そーゆーわけで、ここでは「普通の38歳」を「大多数の38歳」という意味で
使うことにするが、38歳という年齢は、ヒットチャートを追いかけるのも恥ずかしいし、
さりとて演歌に突入する歳でもあるまい。
それに演歌とは人生の苦難を歌いあげるジャンルであって、38歳だと最大の悩み事は
仕事と家庭に集中しているので、人生を歌うには早すぎる(笑)

本当に、38歳ってどんな歌を歌っているんだろう?・・・と、考えながら
神崎川に戻って、しばらく商店街を歩いていると、あるスナックの中から、カラオケで
演歌を歌うオッサンの声が聞こえてきた。

なんでスナックの外に漏れ聞こえる歌って、ヘタクソに聞こえるんだろうね?
と思いながら、ふと、どんな連中が演歌を歌っているのか気になって、生まれて初めて
スナックと言う場所に一人で入ってみた(笑)

中に入ると15人が座れるカウンターがあり、推定60歳代のおっちゃん5人とおばちゃ
んが1人、50代のおばちゃんが1人座っていた。
やっぱ、演歌ってこんぐらいの歳の人が歌うんだな・・・と、納得(笑)

席に座ってビールを頼み、しばらくおっちゃん達の歌を聴くことにする。

みんな気持ちよさそうに歌っているが・・・
なんか歌い方がヌルい・・・ちゅう気がした(笑)
いや、演歌に熱さを求めたらイカンし、気持ちよく歌うのはそれはそれで良いことなので
文句は無い。

でまあ、ビールをチビチビやりながら、時折少し大げさに拍手をしたりしてたが、
しばらくして、あるおっちゃんがハングルの歌ばかりを歌うことに気が付いた。
ハングルの歌の画面なんて初めて見たが、画面にはハングルと、その発音のカタカナ、
それに邦訳と3つの歌詞が表示されるのな。
なんて羨ましい
「ジャスピオン」で言えば、日本語と英語版とその発音のカタカナが
ついてるよーなもんじゃないか!(笑)
これなら、ハワイ版のジャスピオンも簡単に歌えるのに
いや、何なら「ゴーゴーV」でもいいんだけど・・・

フィリピンで大人気の「ボルテスV」も、フィリピン版の歌詞とかつけてくれん
かなぁ・・・なに?フィリピンではボルテスのOPが日本語で歌われている?
そりゃ失礼しました(笑)

で、1時間ほど経ってビールもヌルくなり、勘定を払って帰ろうと席を立とうと
すると、となりの50歳代のおばちゃんが
「もう帰るん?一曲歌っていったら?」と言いだしやがった(笑)

今日は歌う気はサラサラないし、どうもここは暗黙のうちに「演歌縛り」っぽい
雰囲気なので、俺が歌えるわけもない(笑)

「いや、今日は帰りますわ」と断ったが、そのおばちゃんがカウンターに座ってる他の
おっちゃんに
「この人、帰る前に一曲歌っていってもええと思えへん?」と言うと、
おっちゃんが揃ってこちらを向き
「にーちゃん歌って行けや、心配せんでも一曲100円や」と、囃し立ててきた。

だれが1曲の値段なんか気にしてるか(^^;

以前、会社の上司に連れられて、梅田のスナックに入った時、上司に
「カラオケ歌え」と言われ、しぶしぶ「デビルマン」を吼えたら、店のボーイに
「お客様、奥の席にどうぞ」と、マイクのない奥の席に移動させられた悲しい
体験を思い出してしまった(笑)

おばちゃんがしつこく
「あんた、知ってる演歌ないの?」と訊く
やっぱ演歌縛りかよ!

あまりにしつこいので
「氷雨ぐらいなら歌えると思うけど、歌ったことないで」
と言うと
「氷雨やったら演歌やん、ママ〜この人、氷雨やて〜」
と、勝手に曲を入れられてしまった(笑)

で、俺の順番が来て
氷雨を歌った、初めて歌った。
大人しく歌ったら、演歌っぽくなるかな?と思って、最初は抑えめに歌っていたが、
サビに入ったら、いつもの「ウィンスペクター」と同じ声になってしまい、
もおヤケになって、最後までそのまま歌いきってやった(笑)

歌い終わってマイクを置くと、拍手の一つもなく、みんなイヤ〜な顔をして
こっちを見ていた・・・
だから、ヤだってゆーたじゃんか(笑)

ちゅうわけで、勘定の1100円を払って、逃げるように店を出ようとすると
ママに「次は、もう少し早い時間にね、この人達が来る前に」
と言われた。

もう来ねぇよ!(笑)


俺の、カラオケスナックデビューは散々な結果に終わりましたとさ(笑)

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