シクロクロス専用車

インチキ商店転倒虫 インチキ商店転倒虫
 シクロクロス専用車は完成車ではほとんど市販されていません。 私の知る限りではアラヤとブリジストンから出ているだけです。('97現在)
 しかし、フレームは既製品がかなりの種類が出回るようになりました。 したがってフレームを買ってお好みのパーツを組み付ける方法が 現在は一般的であるといえます。

●フレームの選択
 これは乗っている人に特徴を聞くのがいちばんですが、 よく出回っている既製品について独断によるコメントを載せておきます。

・丸石
  最も安い?シクロクロスフレーム。 入門用に最適
  クロモリカイセイ019Eチューブで割と軽い。
  96−97シーズンに出回ったモデルは1年前のものに比べて格段に進歩した。
  その後は大きな変更はないもよう。
  フォークが柔らかくてショックの吸収性がよい。

・OTAKE(TOYO製)
  7000系アルミTIG溶接 かなり太いチューブ
  Rエンド幅が135mmと特殊(MTBと同じ)
  MTBからの乗り換えの人には違和感が少ない。
  パーツはMTBのものを使うことが前提の設計となっている。
  乗り味は固いがよく進む。安定性はよい。私の過去の使用車。
  疲労で?クラックが入った人が多い。

・MITANI
  できはたいへんよいがちょっと値段が高い。
  アルミ溶接フレームで軽くて丈夫

・アラントップクロス
  アルミ接着フレーム
  世界で最もたくさん使われているシクロクロスフレーム
  乗り味がとても柔らかい=ショックの吸収性がよい
  チューブが抜けたことのある人が結構いる
  タイヤとのクリアランスが少ない
  ピラー径が特殊(25.0mm?)

・アランスーパートップクロス
  タイヤとのクリアランスが広がった新タイプ ファットタイヤOK
  しかし、シートチューブの径が特殊(30mm)で Fディレイラーをつけるのに苦労する。
  (28.6mm用のFDを長いボルトで強引に締め込むのがよいそうです。)   ショックの吸収性はよい

・BS
  既製品があるらしいがあまり出回っていない。
  所有者によれば丈夫で重いという話である。

 その他いろいろなショップでつくってくれるとこともあると思いますが、 実績のあるところにおまかせするのがいちばんです。
 しかし、1台目は比較的安い既製品を買った方がよいのではないかと思います。 慣れないうちは結構よく壊すことがありますので。

●パーツの選択
 シクロクロスで使うパーツはタイヤを除いて手に入りやすくて 一般的な規格のものを使用するのがいちばんです。 高価なパーツを使用する必要性はありません。 ロードレーサーのように長距離を走ることにはならないと思いますので、 耐久性もそれほどシビアに考えなくても大丈夫だと思います。

○駆動系パーツ
 ロードレーサー系からの流用とMTB系からの流用と 2とおりあります。トップレベルの一部の選手を 除いてはMTB系のパーツを使用して低めのギア比に 仕上げた方が楽しく走れると思います。 シマノの9速で組むのが最も一般的です。

一例
 チェーンホイール LX42*32(インナー外す)
 BB       デュラエース(103mmの短いシャフトを使う)
 FD   LX
 RD       105SC(ショートケージ:MAX28T)
 ハブ       105SC
 スプロケット   XTR12−28T 又は105 13−26T
 シフター     105SCデュアルコントロールレバー

○ホイール
 レース用としてはチューブラーホイールの方が軽くてパンクもしにくいのでおすすめです。 400g程度以上の重さのものが強度的には安心です。
 練習、スペア用にもう1組WOのホイールがあると便利です。
 リムの径や幅、断面はチューブラー、WOともほぼ同じものを 使っていればブレーキ調整無しで交換できて便利です。
 スポークは15番プレーン以上の太さのものが安心です。 適度なスポークの張力でショックを吸収させる ようにした方がよいでしょう。(あまり堅く張らないほうがよい。)

○タイヤ
 最も性能に影響を与えるパーツです。
 レース用のタイヤとしてはチューブラーが一般的です。
 その理由は、WOに比べて同じ強度のホイールをつくるなら軽量に仕上がること。 同じ太さ、空気圧ならパンクしにくいことです。 (多少底づきしてもパンクしない。WOならスネークバイト)
 上級者になるとレースの時は各種のタイヤを張ったホイールを数セット準備しているものです。
 WOのタイヤは、チューブラーに比べるとホイールとしての重量が 重くなること、同じ太さ、同じ空気圧ならパンクしやすいことから レース用としてはほとんど使われていません。
 しかし、コストが安い、パンクしても修理すれば即ベストの状態で 使えるという特徴のため、主に練習用、ツーリング用として使われています。
 具体的なタイヤの選択はこちらへ

○ハンドル、ステム
 ハンドルはトラディショナルな?ドロップハンドルを使用します。 ロードの時よりも10〜20mmくらい幅広のものが 安定性が良くてよいでしょう。 また、リーチやドロップの大きいものは、下りでバーの下を持ったときにポジションに余裕がなくなることもあるので要注意です。
 また、ロードと比べて近めの高めのハンドル位置にセットした方が楽に走れますのでステムの長さも注意が必要です。
 この注意点に留意すれば、あとは何でも好みのものをつければよいと思います。強度的に問題がなくかつ軽ければなおよいでしょう。

○サドル、シートピラー
 強度的に問題がなく軽いものを好みで選べばよいと思います。

○ペダル
 MTB用ビンディングペダルが現在の標準です。 シマノのSPDが最も普及しています。
 凍結や極端な泥詰まりコースの場合に備えて、デカペダルか クリップ&ストラップのペダルを別に用意した方がよい場合もあります。

○ブレーキ
 MTB用カンティブレーキが標準です。必要にして十分な制動力があります。
 Vブレーキを使用する選手もいます。 少ない力でブレーキングできてよいという話ですが、 リムとのクリアランスが少なくなるので (ホイールの)調整がたいへんだという面もあります。

作成者:でんか

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