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| 第2話 怪獣と恐竜 |
私が「見分けがつかないもの」、それは怪獣と恐竜である。恐竜マニアや怪獣マニアは一緒にするな〜!と怒りの声を
あげるのだろうが、私の頭の中では「大して違いがないもの」として認識されている。 今年の夏、アヒル旦那とフロリダのディズニーワールドに遊びに行った時のこと。「ねーねー、あそこの怪獣の前で写真を撮ろうよ!」と 私が言うと、アヒル旦那は軽蔑の眼で「…あれは、恐竜。怪獣とは違うの!」と言う。「なんで〜? どこが違うの? どうやって見分けるの?」と 反論する。そして、「じゃあ、ティラノザウルスは? ゴジラは? 恐竜の中にも、空飛ぶ恐竜っていたの? キングギドラは、どっち?」 「ウルトラマンに出てきたのは、みんな怪獣なの?」「じゃあ、恐竜は火を吹かないの?」…、私の疑問は次々と口から飛び出す。 恐竜が遠い遥か昔に滅びたことぐらいは知っている。骨が発掘されるのも知っている。だけど、怪獣と恐竜、どう外見で判断できるというのだろう? 「あやしいケモノ」と「おそろしい竜」との間に、どれだけの差があるというのだ? 恐竜と怪獣を見分けるぐらいは、世間常識なのだろうか? 怪獣と恐竜の定義、見分け方を誰か教えてほしい。(2001.9/9 記) |
| 第1話 電話が怖いの… |
苦手なものを挙げるとしたら、まず電話である。相手に電話をかけるのが、
とにかく嫌。特に初めて電話する相手。もう勘弁してもらいたい。だいたい電話の前で10分は考え込んでいる。
「どうやって切り出そうか? 話の手順は? 用件は? もし本人がいなかったらどうしよう?」こんな具合である。一大決心をして、勇気を出して電話をかける。相手が留守だったりすると、ほっとする。
しかし、「電話をかけなければ…」という強迫観念をあとに持ち越すだけのこと。憂うつな気分は続く。
自宅の電話は、常に留守番電話状態である。最近、やたらに多いマンションのセールス。 「結構です。」とひとこと断われば済むものを、相手もお仕事大変だよな〜、ストレスたまるよな…と、ついつい考えてしまう。私は、“No”が言えない。断わることで、こっちも辛くなって しまう。たいていのセールス電話は留守電だと切ってしまう。確信犯的な「居留守番電話作戦」である。もっとも、私が昼間、在宅していることは稀だが…。 用件をちゃんと入れてくれるのは、演奏会の仕事の電話。「○○フィルですが、○月○日、ご都合いかがでしょうか…」そんなメッセージが聞こえてきたら、息せき切って走ってきたふりをして受話器を取る。 「もしもし!?あ、すみませ〜ん、ベランダにいたもので…」とか言って芝居をする。(担当者様、これをお読みになってたら、ごめんなさい!m(_ _)m ) そんな私でも、朝8時半と朝9時頃の電話には出る。前者は決まって、「かあちゃん」ことアヒル旦那の母。NHKの連続テレビ小説が終わった時間である。「はい!お母さま!おはようございます!」という具合に さわやかアヒルモードでお話しする。後者は私の実家の父。いくら朝寝坊の私でも、この時間には起きているだろう…と。しかし、この電話で起こされたのは、一度や二度ではない。\(^_^;)/(註:アヒル旦那は朝5時半起床、6時過ぎに出勤。夜中2時半頃まで起きている私は、 彼を送り出して、もう一眠りするのである) 今や世の中はケイタイ時代。だが私にとって、ただの電話でさえ嫌いなのだからケイタイなど持ち歩くのは、もってのほかである。まるで鎖で繋がれているみたいではないか。どこで私が何をしようと放っておいて欲しい。なんだって世の中の人々は、
歩きながら、そんなに喋ることがあるのだろう? そんなふうに道ですれ違う人々を見ている。私はこの先も、よほどの必要性を感じない限りはケイタイは持たないだろうと思う。
とはいうものの、飲み会で帰りが遅くなった酔っ払いアヒル旦那カブのケイタイには「どこにいるの?! ちゃんと連絡くらいしなさい!」と、ときおり雷を落したりする。自分勝手なこと、この上ない。(2000.12/17 記)
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