2002年6月の観劇記録・観劇日記

●2日(日) 11時〜 宝塚歌劇団花組「琥珀色の雨にぬれて」 「Cocktail」@東京宝塚劇場
●8日(土)16時〜 OSK日本歌劇団「ASUKAの嵐」「We Love Revue」@文京シビックホール
●12日(水) 11時35分〜 映画「SPIDER-MAN」@日劇1
●12日(水) 19時〜 東京都交響楽団 「第552回定期演奏会」@サントリーホール
●13日(木) 18時半〜 新国立劇場オペラ「カルメン」@新国立劇場オペラ劇場
●18日(火) 18時半〜 宝塚歌劇団花組「琥珀色の雨にぬれて」 「Cocktail」@東京宝塚劇場
●20日(木) 16時35分〜 映画「ニューヨークの恋人」@日比谷スカラ座1
●20日(木) 18時55分〜 映画「愛しのローズマリー」@日比谷映画
●23日(日)11時45分〜 映画「ハイ・クライムズ」@日比谷みゆき座
●23日(日) 15時半〜 宝塚歌劇団花組「琥珀色の雨にぬれて」 「Cocktail」 千秋楽@東京宝塚劇場
●25日(火)19時〜 TSミュージカルファンデーション「フォーチュンクッキー」初日@サンシャイン劇場
●26日(水) 18時半〜 新国立劇場バレエ団「ジゼル」@新国立劇場オペラ劇場
●28日(金) 15時半〜 宝塚歌劇団星組「プラハの春」 「LUCKY STAR!」 初日@東京宝塚劇場
●30日(日)14時〜 東京都交響楽団「マーラー・シリーズ第5回」@横浜みなとみらいホール



2002年6月2日(日)11:00-14:15 
宝塚歌劇団花組「琥珀色の雨にぬれて」「Cocktail!」@東京宝塚劇場
S席8000円 1階16列37番
演出:柴田侑宏、正塚晴彦(琥珀)/藤井大介(Cocktail!)
パンフレット:1000円

本日はJCB貸切公演。馴染みの方々にお会いする。今までさんざん「台詞も歌詞も聞き取れない!」と文句タラタラ
だった東京宝塚劇場の音響もようやく落ち着いてきたようで、ちゃんと聞き取れるようになったのは嬉しかった。それ
でも他の劇場に比べればずっと悪いんだけれどね。(ここに限らず最新式の劇場に限って音響が悪いのってどういう
ことだろう???)あれ、でも、もしかしたら、再演作品だし、今回もすでに○回目の観劇だから、単にボクのソラミミで聞
こえているような気になっているだけ!?



2002年6月8日(土)16:00-19:05 
OSK日本歌劇団「ASUKAの嵐」「We Love Revue!」@文京シビックホール
S席6200円 1階10列8番
演出:山田孝之(ASUKA)/吉峯暁子(We Love)
パンフレット:1000円

ん〜、駄目でした。
個々の生徒の実力は宝塚と大差ない(むしろ上手いかも)んだけど、キザッたり、色気を振りまくのは苦手みたいで、
パサパサした印象。男役が男役に見えないんですよ。おばちゃんが男言葉を話しているっていう印象。これは、発声
と姿勢の問題が大きいかな。そして、ほとんど全員が大根役者でした。そりゃ、ボクがご贔屓の宝塚歌劇団だって、
大きな事言えないけれど、それでも、ちゃんとエンターテインメントしているから楽しめる。それが、今回は芝居もショ
ーも全然盛り上がりナシ、衣装は同じものばかり(それもショボイ)、装置は宝塚の地方公演の方がまだ変化に富ん
でいてマシってレベル。Wトップというのは豪華なようでいて、実はトップ不在という印象。作・演出家はもっと作品の
流れを考えるべきですねぇ。今まで観たミュージカルやショーの中で最低の作品でした。生徒(って言うのか??)はそ
れでも作品を投げ出さずにがんばってたよ。特に良かったのはダンスかな。人数が少なくて手抜きできないからかも
しれないけれど、全員が良く踊ってました。宝塚のダンスはバレエを基本にしているけれど、OSKのダンスはジャズダ
ンスが基本かな。同じレビューなのに、雰囲気が違って興味深かった。どちらかというとSKDに近いのかも。でも一番
驚いたのが客席の雰囲気。みんなおしゃべりし放題。いつもだったら、注意しまくりのボクだけれど、あまりにみなさ
んが楽しそうにしゃべりっぱなしなので、「この劇団はしゃべりながら観るのが正しいのね」と解釈しているのですが、
実際のところはどうなのでしょう???何はともあれ、この劇団はもうイイヤ。おなかいっぱい。●K▲D★さんが宝塚を観
て食傷気味になった気持ちが理解できました。



2002年6月12日19:00-21:05 
東京都交響楽団「第552回定期演奏会」@サントリーホール
B席5000円 2階LA3列13番
指揮:ガリー・ベルティーニ ヴァイオリン:庄司紗矢香
パンフレット:200円(無料配布)

 今日のお目当ては庄司嬢。まだ高校生なんだけれど、最近の大人っぽい高校生の中にあって、とっても幼さが目
立つ雰囲気の子。場数を踏んでいるはずなのに、舞台にあらわれる姿は、「ヴァイオリンコンクールに優勝した中学
生」という雰囲気。でも、いざ楽器を構えると途端に顔つきが変わる!そして、華奢な体格からは創造できない逞しい
音楽。生で彼女を聴くのは初めてだったけれど、圧倒されてしまった。
 この日は小泉首相もいらしていたんだけれど、
ヴァイオリンコンチェルトだけ聞いてお帰りになってしまった。あらまぁ、勿体無い。後半は合唱団が合唱団なので○
○ちゃんを探せ!の予定だったんだけど、舞台横の席だったので、残念ながら見切れてしまいわからずじまい。残
念。



2002年6月13日(木)18:30-22:20 
新国立劇場オペラ「カルメン」@新国立劇場オペラ劇場
Z席1500円 4階4列5番
演出:Maurizio Di Mattia 指揮:Jacques Delacote
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
パンフレット:1000円

 カルメン:イルディコ・コムロジ
 ホセ:ウラディーミル・ボガチョフ
 ミカエラ:砂川涼子
 エスカミリオ:ジーノ・キリコ

 女性上位の公演でした。そして、今までカルメンというと、バルツァやカラスの「強い女」のイメージだったのが、今回
はとっても「かわいい女」としてのカルメン。強がっているのでもなく、威張っているのでもなく、とっても気まぐれで、か
つ自分の本能のままに生きる女でした。だから、自分に注目しないホセを誘惑するものの、格好良いエスカミリオが
あらわれればすぐに鞍替え。自分の言動を非難されるとすぐに怒るし、その人を嫌いになる。ん〜、中学生の女の子
みたい(笑)
 コムロジはリリカルな歌手なので、ドスのきいた歌唱じゃないんだけれど、今回の役作りにはぴったりの声。pをとて
も効果的に使った歌いくちは僕にはとっても新鮮だった。カルメン役は怒鳴れば良いってもんじゃないのを実証。なん
だか、とっても衝撃を受けた歌手だったなぁ。
 ボガチョフは張り上げるところはかますし、音程もあやふや。さらに、見た目もとっても野暮ったい。でもね、でもね、
ホセはモテモテな男じゃないし、カルメンも気まぐれでいっときだけ好意を示しただけ。となると、彼のように情けない
雰囲気の男の方が合ってるのかも。きっと、バルツァなんかと組むと調和しないんだろうけれど、ここがアンサンブル
の面白いところかな。
 アンサンブルといえば、新国オペラのレギュラーメンバーが参加する、五重唱やカルタの歌は圧巻だった。声も良く
でているんだけれど、アンサンブルとして信頼関係があるのか、冒険する部分、フォローする部分がかっちりしてい
て、心地よかった。一流のオペラは主役だけでなく、脇が揃ってこそ。だんだん、新国も一流になりつつあるってこと
の証明かな。
 さて、キリコ氏は中学生の時にロイヤル・オペラの来日公演の「カルメン」(バルツァ&カレーラス主演)でもこの役を
歌ってた。相変わらずスタイルが良く、歌が良くなく、馬鹿面だった。この人とっても僕は嫌いなんだけれど、能無し馬
鹿男として描かれている、今回のエスカミーリョにはぴったりの配役だったんじゃないかな。



2002年6月18日(火)18:30-21:35 
宝塚歌劇団花組「琥珀色の雨にぬれて」「Cocktail!」@東京宝塚劇場
A席5500円 1階24列20番
演出:柴田侑宏、正塚晴彦(琥珀)/藤井大介(Cocktail!)
パンフレット:1000円

 昨日から一部復帰したトップスターのチャーリーが参加した公演。これは復帰といえるのだろうか???というのが
正直なところ。とっても痛々しくて、涙なしには観られない!チャーリーズバーからの出演なのですが、暗転してから
のスタンバイだと間に合わないので、すでにつり物のドアの後ろにスタンバイしているのが見えてるんだけれど、マイ
クのスタンドにしがみついてやっと立っているという状態。もうこれを見ただけで「ヤバイ」と思ったんだけれど、ライトが
当たって大拍手が起こった瞬間にシャキっと立って、満面の笑顔。とっても嬉しそうだったけれど、すぐに泣き顔。そし
て、たった一段の台を降りられずに手を引いてもらって降りてました。本来ならば彼女が踊るであろうシーンは、泣き
ながら舞台に突っ立っているだけ。客席はもう泣きながら手拍子して応援するしかありません。すると、チャーリーは
足を無理に動かして踊ろうとするじゃありませんか!まっすぐに立っているのも苦しいらしく、やたらとフラフラするし、
歩き出す際にはよほど痛いのか顔をゆがめるし、歩いてもびっこをひくし、ターンだってできなければ、銀橋も休みな
がらでないと渡りきれない。それなのに、それなのに、横にだけは動く足を動かして踊ろうとする!!たったの一週間
の公演しか残ってないけれど、こんな調子じゃ、それすら乗り切れられないよ、という雰囲気。客席一同が「立ってて
くれるだけでよいです。無理しないで!」と思ってたに違いない。近くの席の人の話では、大劇場の最後の時とあまり
変わらない、とのこと。衣装は質素だし、出演といっても、ほとんど立っているだけ。状況をしらない人ならば「金返
せ!」の出来ですが、それでも、組子もスタッフも客席も一丸になってチャーリーを応援。「あぁ、宝塚ってあたたかな
場所だな」と心が温かくなる瞬間でした。
 そして、土日の二回公演後に残って稽古していたという花組メンバーも偉い。大劇場公演と東宝公演の後はDCや
風友が入り、今の公演が終わればすぐに博多座とエリザの稽古。まったく休む暇がないんですけれど、良くやってま
したよぉ。特にみどりちゃん。泣き虫の多い花組の男役がついついしんみりしてしまいがちになるのを、掛け声をかけ
たり、苦手なダンスを人一倍踊ったり、アドリブで笑いを取ったり。デュエットダンスなんて、チャーリーに考慮して彼女
だけが踊るはずが、チャーリーが一生懸命踊ろうとすると、それに沿って踊ろうとする。でも、チャーリーはリフトも、み
どりちゃんを支えることもできない。でも、彼女は背筋を使って、あたかもチャーリーが支えているように踊りきっ
た!!みんなが泣き崩れる中、みどりちゃんはチャーリーを支えつつ、公演も支えた!年度末にいろんな賞があるけ
れど、全てみどりちゃんに差し上げたい!!彼女がトップ娘役だったのいうのはチャーリーの幸運の一つ。そして、た
った一週間の、それも中途半端な出演だけれど、素敵な仲間に支えられていることも幸運かな。もちろん、完全な舞
台を観られなかったのは残念だけれど、チャーリーの最後の舞台はボクにとって、とても強烈な印象を残しました。最
近は一生懸命だとか必死だとかいうのははやらないらしいけれど、(ワールドカップでそうでもなくなったか??)チャ
ーリーの姿というのは、動けなくても美しかった!!
 チャーリーのパレードでの衣装はシンプルな服に肩からのモールをたらしただけ。パンツもコルセットか何かの関係
かな、ゆったりタイプのものでした。



2002年6月20日(木)16:35-18:35 
ニューヨークの恋人@日比谷スカラ座1
前売一般1300円 M列28番
監督:Bobby James Mangold
パンフレット:500円

おとぎ話やコメディは照れが入ると観ていてシラケる。この映画ははちゃめちゃなストーリーを真面目に取り扱ってい
るのに好感。イギリス貴族とNYのお洒落なオフィスという、ボクの好きなシチュエーションのカップリングというのを差
し引いても良くできた映画でした。傑作とは思えないけどね。気の利いた台詞が多いのも嬉しい。昔は全体の雰囲気
重視だったのに、最近はちょっとした台詞が気になるようになったかな。



2002年6月23日(日)15:30-19:40 
宝塚歌劇団花組「琥珀色の雨にぬれて」「Cocktail!」千秋楽@東京宝塚劇場
A席5500円 1階24列57番
演出:柴田侑宏、正塚晴彦(琥珀)/藤井大介(Cocktail!)
パンフレット:1000円

トップのチャーリーは結局「琥珀色の雨にぬれて」は全公演が代役公演。「Cocktail!」も最後の一週間だけ、それも
部分出演。当初は気の毒だったし、18日に観劇した際は、壮絶な匠ひびきの姿に打たれたけれど、今日はどうかな
ぁ?感動できるかなぁ?と心配しながらの観劇。やっぱり、人が苦しんでいる姿を眺めるのはつらいもの。でも、心配
とは裏腹にチャーリーは調子良く、歩くのも自然ならば、いつもよりもたくさん踊ってくれて感無量。もちろん、段差は
すべて取り払うか、手を引かれながらだったけれど、それでも、今日の最後の舞台にかける意気込みを感じた。サヨ
ナラショーは、いかんせん主演作品が少ない彼女なので、いきなり「琥珀色の雨にぬれて」で始まったのにはちょっと
びっくり。だって、一時間前に観た作品が、配役は変わったとはいえ、同じ装置、同じ衣装で再現なんだもの。デジャ
ヴって感じ。今回は雑念が多かったせいか、感動にはいたらなかったけれど、休演、代役、専科、ハローグッバイと、
波乱万丈な宝塚生活を送ってきた彼女に対して、良かったね、幸せだね、と僕も思えるような卒業式になったのはう
れしい。なんだかんだ言って、宝塚は商業演劇とはどこか違って、良い意味で、義理と人情の世界だなぁ。。。明日
からはゆっくり休んで、第二の人生を幸せにお過ごしください>チャーリー



2002年[6月25日(火)19:00-21:45 
TSミュージカルファンデーション「フォーチュン・クッキー」初日@サンシャイン劇場
S席7500円 1階21列3番
演出:謝珠栄
パンフレット:1000円

 神戸公演を経ているせいか、お客さんもノリノリ。ほとんどがワタル君目当ての宝塚ファンらしく、手拍子がちゃんと
裏打ち!!宝塚ファンは数々のフィナーレで訓練されているので、難しい手拍子も難なくこなしてしまうのです(笑)
 ……そんなわけで、今回の注目は湖月わたる嬢。もちろん、鈴木綜馬(劇団四季)、日向薫(宝塚歌劇団)、畠中
洋(音楽座)と、それぞれの劇団で主役を務めた面々の共演も楽しかった。何よりも、音楽面がとっても面白かった。
だって、歌い手によって、曲の編曲がそれぞれの劇団風なんだもの。長身女性たちの場面は華やかに、中年男性の
場面は真面目に、小柄な男性の場面はやや野暮ったく、ちゃあんと色分けされた編曲。そういえば、演出の謝先生
はどの劇団とも関わっているはず。それゆえか、それぞれの役者の特徴をしっかりとらえていて、無理なく、格好良く
見せる!だから、彼ら四人の誰のファンであっても楽しめること請け合い!大道具の変換ミスや、客層の違いによる
台詞の間の計算違い、オリエンタル→サンシャインの舞台感覚の違いによる、ダンス場面でのちょっとした動きの硬
さは見られたけれど、演出はしゃれてて、気が利いてて面白かった。あ、駄洒落が多いのが東京のお客さんには合
ってたかは疑問。神戸公演を観た人の話だと、笑いのツボが東京と神戸は違うとか。確かに、生活感覚が違う街だ
から、そうだろうなと思う。昔、宝ジェンヌがコメディ作品の東上の際に、「東京のお客さまに受けいられてもらえるか
不安」とインタビューに答えていたのを、「同じ作品だし、すでに大劇場公演済みなのに何言ってるの?」と疑問だっ
たのが、今になってやっと理解。ボクが妙に受けていたスノッブな部分が関西ではちっとも笑いにならなかったんだっ
て。今回はどの役もあて書きならではのドンピシャリで、他キャストでの公演や再演は考えられないんだけれど、そし
て、宝塚や四季や音楽座に縁がないと、付いていけない部分も多いんだけれど、勢いがあって、楽しかったなぁ。な
んだか、愛読者大会の拡大版みたい。あ、劇中では中華料理(本物)がやたらと出てくるのですが、デザートのマン
ゴープリンが美味しそうでした。ちなみに神戸公演ではタピオカと杏仁豆腐だったとか。
●湖月わたる
相変わらず、細かく、難しそうな振り付けを颯爽とこなす。サンシャイン劇場は舞台が狭いので、踊りにくそうだった
な。心配していた「女装」も、設定と演出に助けられ可愛くこなしてた!それに、苦手とされている歌も、キーが合って
いるので、気持ち良さそうに歌っていて、上手に聞こえた!!男役がたまに女役に挑戦するとオカマのようで気持ち
悪いのに、よりにもよって、もっとも野郎が似合うわたる君が可愛いのにびっくり。それでいて、コートをひるがえして
の男役のシーン(あ、ネタバレ!)は、動きが誰よりも大きく、シャープで男っぽくて格好良い!!!でもね、こんなに
出来が良いと、トップになれるかどうかわからない今の宝塚歌劇団で生き殺しにされたままだと退団しちゃうぞぉ〜。
●鈴木綜馬
最近はすっかりコメディの人。でも、この人のお笑いは(チャーリーガールでは外したけど)、基本的に品の良い演技
による笑いなので、ボクは好き。演技も共演者に向けるまなざしも暖かいんだよねぇ。それでいて、たまに壊れると怖
いんだけれど。(どの役が、とは言いますまい。。。)歌は今回の出演者の中ではピカ一。でも、それに安心しすぎた
のか、音程とリズムは結構メチャクチャ。これは歌が上手いと評価される人にありがちなんだけれど、本人は気持ち
よく歌い上げていて、気にならないんだろうねぇ。最近、ボクはやたらと音程とリズムが気になるんだけれど、みなさ
んはいかがですか?年とともに性格が細かくなっているのかなぁ???
●日向薫
ワタル君ですら小さく見えるほどデカイ!身長はたったの1cmしか違わないはずだし、ダンスも歌も(!)ワタル君の
方が上手いんだけれど、舞台での存在感は負けちゃいません。身長だって、ワタル君よりももっとあるように見える!
これが、トップ経験者というものなのね、という印象。あの、ファンの方には叱られしまうでしょうが、そしてそれはカツ
ラのせいかもしれませんが、櫛田恵理子に見えました、遠目では、ボクには。彼女がワタル君を可愛がっている様子
は、客席からも感じられ、それがとても心地良かった。
●畠中洋
お笑い担当。そして、似合ってた。途中、よっぱらう場面があるんだけれど、もちろん、芝居としてオーバーに演技して
いるんだろうけれど、身近にまったく同じように急に崩れるように酔いつぶれる人を知っているので、(よたろーね。隣
席だったけど、どんな気持ちで観てたんだろう?)、あまりオーバーに感じなかった。あれで暴れたり、暴言を吐き出し
たら同じなんだけどな。



2002年6月26日(水)
新国立劇場バレエ団「ジゼル」@新国立劇場オペラ劇場

18:30-20:55 C席2992円 3階4列3番
振付:ジャン・コラリ/ジュール・ペロー/マリウス・プティパ
指揮:Aleksandr Sotnikov
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
パンフレット:800円

 ジゼル:バルボラ・コホウトコヴァ
 アルベルト:デニス・マトヴィエンコ
 ミルタ:前田新奈
 ハンス:ゲンナーディ・イリイン

 実はこの作品は好きではないのです。一幕は純真な乙女をだます女たらしの話。二幕はやたらと古めかしい妖精
たちのの場面がだらだらと続く。振り付けもこれといったダイナミックな見せ場もないしね。だから、今までに何度も生
で観ているんだけれど、たいていどこかで寝てしまっている(今回も)。ダンサーはとっても良く踊ってたよ。コホウトコ
ヴァは表情ひとつでジゼルの心情を表していたし、マトヴィエンコは品良く、かつ鋭いダンスで魅了。でも、でも、それ
でもこの作品は嫌い〜。つまらない!!
 余談ながら、新国バレエの公演でこんなに客席がさびしいのは初めて。1800人収容の劇場だけれど、1000人位し
か入ってなかったんじゃないかな?



2002年6月28日(金)15:30-18:40 
宝塚歌劇団星組「プラハの春」「LUCKY STAR!」初日@東京宝塚劇場
S席8000円 1階12列68番
演出:谷正純(プラハ)/中村一徳(LUCKY)
パンフレット:1000円

 大劇場公演の評判が悪く、東宝劇場開場以来初の売れ残り公演。作・演出はどちらも最悪とボクが思っている宝
塚の癌二人。二人ともどの公演も同じなんだよねぇ。馬鹿の一つ覚え。それが、盛り上がりなどのちゃんとある公演
ならば偉大なるマンネリだけれど、盛り上がりもなく、ひたすら退屈なだけの公演だからタチが悪い。通常、期待して
いない公演は意外と楽しめるものだけれど、今回は期待通りのつまらなさ。ま、わかってたから怒る気にもならないけ
どね。ヘボな演出家の二人にはもうウンザリ。そんな中、生徒はとっても頑張ってて、良くやってた。でもね、星組の
生徒って優等生が揃っているんだけれど(故に?)、三人口なんかでもアピール度が低く、それが舞台の勢いを無くし
ている。せっかくの美味しい場面がもったいないなぁ。通常、歌える人が揃うと「負けないぞぉ!」と頑張ると思うんだ
けれど、星組に限っては、優秀な合唱団になってしまってる。劇団四季は役者の個性を殺すのを売りにしているけれ
ど、宝塚はその逆じゃなかったっけ???
 「プラハ」はゴルチェの衣装が作品に合わない上、動きにくそう。さらに、主役以外はこれといった人物像を書き込ま
れていないので、怒っているだけ、叫んでいるだけ、等々演じようのない役ばかり。おかげで(いつものことだけれど)
思想が急に変わったり、いつの間にやら居なくなっていたりと、展開にムリがありすぎ。どの役が大きいということもな
いので(どれもどうでも良い役!)生徒を適当にシャッフルしても全然問題ナシ!つまり、生徒の特性も個性も生かし
ていなければ、見せ場もないってこと。
 「LUCKY」にいたっては、いつもと同じ展開の山も谷もない平坦ショー。前回の宙組の「ダンシング・スピリット」と曲
調もテイストも同じ。ダ〜ンシング、ダ〜ンシング!と叫んでいた代わりに、ラッキー、ラッキーと叫んでいるだけ。始
終落ち着きのないうわっついた編曲と振り付けと演出。衣装もほとんど同じ印象。でもね、宙組と違って星組はおっと
りアダルトの生徒が多いので、似合わないんだよねぇ、まったく。上手にこなせば良い作品と、下手でもアピールが
必要な作品があるけれど、前者が得意な星組に、よくもまあ後者の作品が連続するもんだ!せっかく歌手が揃って
いるんだから(ダンスは評判ほど良くない)、もっとしっとりと歌い上げる場面なんかあっても良いと思う。昔の宝塚は
(って昔と比べるのは卑怯だけれど)、アダルトな麻実れい、アイドルな大地真央、玄人筋の瀬戸内美八など、組によ
って得意分野やカラーがあって面白かったんだけれど、なんで、組カラーを消したいんだろう?>理事長そういや、最
近の小学校は、みんな平等に扱うために、運動会で順位をつけなかったり、成績をぼかしたりしているよね。でも、無
個性ってそんなに望ましいことなのかなぁ?自由を求めた作品なだけに、その逆の行政が見えた今回の公演は、ボ
クにとってはとってもとってもつまらなかった!今後は新人公演と、JCBの貸切公演を観劇予定だけれど、何だか気
が重くなってきた。。。
●香寿たつき
たしか、この作品は大劇場におけるトップお披露目公演。でも、でも、10年位トップを張っているように見えた。コメディ
は苦手な彼女だけれど、重厚な作品ならばドンとこい!歌もダンスも芝居も安心して見られる数少ないタカラジェン
ヌ。でも、一番豪華な衣装を着て登場するにもかかわらずインパクト弱し。こればかりはいかんともしがたいのかな
ぁ。。。
●渚あき
彼女も安定感ばっちり。が、女帝タイプじゃないので「どこに居たの?」なんですよねぇ。歌もダンスも芝居もそこそここ
なすのにアピール度低し。花組で奥ゆかしい娘役としての修行を極めすぎたか???
●彩輝直芝居ではボロがでなかったので、上手くなった、と思ってたんだけれど、ショーになった途端歌詞は聞こえ
ない、ダンスはモタモタともうボロボロ。単に芝居では使われていなかっただけかも。でも、合唱団星組の中にあって
は、確かに目が行く。これは貴重。
●安蘭けい上手いんだけれど、ここ数年進歩がないんですよねぇ。予想通りの出来であり、それ以上でも以下でもな
い。
●夢輝のあ
名歌手揃いの星組の中でもダントツの良い声。音の広がりといい、声量、男役としての声質もピカ一。
●仙堂花歩
最近のエトワールの中で一番良かった。やわらかく、自然に、それでいて広がりのあるすばらしい歌唱でした。



2002年6月30日(日)14:00-15:30 
東京都交響楽団「マーラー・シリーズ2000〜2004 第5回」@横浜みなとみらいホール
S席5400円(会員割引) 1階C17列22番
指揮:ガリー・ベルティーニ
パンフレット:無料

 さいたま市と横浜市でのみ開催される都響のマーラーシリーズ。本日はごひいきののびぃの登板日。昨日一日間
違えてホールに来ているので、何だか変な気分。ベルティーニが指揮の時は都響も手を抜かないのですごく盛り上
がった。ついでながら、ボクはお見合い席で、前の席もあいてたのでのびぃもバッチリ。久々に足癖の悪さも堪能(っ
てことは調子良かったってことね)。都響の面々の今日のいでたちはラフなスーツのため、相変わらずガラが悪かっ
た。人当たりは柔らかなのに、いつも何でああなっちゃうんだ?鼻ポリポリのため? それとも客席を睨むため??で
も、それらは着こなしには関係ないか。。。
 で、演奏ですけれど、相変わらず、クラリネットへ安っぽい音だし、フルートも響きが安定しないんだけれど、それで
もやっぱり、ベルティーニ&都響のマーラーは勢いと安定を感じる。うねるような濃厚でたっぷりの響きにボクは大満
足。普通、熱演というと、余裕のない演奏のことでもあるんだけれど、今回は余裕のある熱演だな、と感じた。上記の
一部の楽器の響きの問題はそうそう解決しないだろうけれど、その弱点をちゃんと踏まえた上での演奏だったんじゃ
ないかな。楽しいコンサートでした。
 このホールでのフルオーケストラのコンサートははじめてだけれど、同じワインヤード形式のサントリーホールはffに
なると音が飛んでしまうのに、ここはしっかりお腹に響いてきたのにはびっくり。そういや、客席配置はともかくとして、
建物としてはシューボックスタイプでもあるかな。もっと近く(都心からの地理的にも、駅からの距離的にも)だったら、
頻繁に通うだろうな、と思う素敵なホールでした。
 今日は初クラシックコンサートの清水さんをお誘いする。が、マーラーの大曲一曲だけのコンサートは、初心者には
つらかったみたい。確かに、ちょっと近代の入った響きだし、長いしね。
 そうそう、のびぃのHPにご本人様の書き込みがあったので、勝手に転記させていただくことにする。本日と同じプロ
グラムは金曜日に埼玉会館でも演奏されているのですが、その終演後の書き込みです。

6月ももう終わり、本当にに時がたつのは早い。今日は埼玉会館で、マーラーの6番弾いてきました。いやいやすごい曲だなこれは・・・。
マーラーという人はいったいどういう脳みそを持っていたのか。もうほとんどカオスの世界なんだけど、その中になんとも言い表せない特
別に美しい世界が存在する。とにかく弾くのもすごく難しい。この6番とそして7番も難しいらしく、ア、そういえば9番も本当に難しい。どれも
大変ってことか・・・・。それにしても彼の緩徐楽章はどうしてこうも美しいのか、というか何か麻薬のような存在ですなこれは。って僕もちろ
ん麻薬やった事ないですけど。