2002年9月の観劇記録・観劇日記
●5日(木)
18時半〜 新国立劇場オペラ 「椿姫」 プレミエ@新国立劇場オペラ劇場
●9日(月)14時半〜 宝塚歌劇団星組「ヴィンターガルテン」@宝塚バウホール
●10日(火)13時〜 宝塚歌劇団月組「長い春の果てに」「With a Song in my
Heart」@宝塚大劇場
●10日(火)18時〜 宝塚歌劇団月組「長い春の果てに」新人公演@宝塚大劇場
●11日(水)14時〜 「Thank You Broadway! Vol/2」@青山劇場
●13日(金)19時〜 伊藤亮太郎 ヴァイオリンリサイタル@かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホール
●17日(火)13時半〜 宝塚歌劇団雪組 「追憶のバルセロナ」「ON THE
5th」@東京宝塚劇場
●21日(土)16時〜 宝塚歌劇団星組「ヴィンターガルテン」@日本青年館
●22日(日)14時〜 新国立劇場バレエ団「こうもり」プレミエ@新国立劇場オペラ劇場
●22日(日)18時〜 トヨタふれあいコンサート「古川展生ストリングス」@横浜トヨペット ウエインズ21
●28日(土)15時半〜 宝塚歌劇団宙組「鳳凰伝」「ザ・ショー・ストッパー」初日@東京宝塚劇場
C席9450円(会員割引) 3階1列5番
演出:LUCA
RONCONI 指揮:BRUNO CAMPANELLA
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
パンフレット:800円
ヴィオレッタ:アンドレア・ロスト
アルフレード:マッシモ・ジョルダーノ
ジェルモン:アントニー・マイケルズ=ムーア
新国立劇場オペラ新シーズンの初日。新プロダクションのプレミエでもあるので張り切って出かける。が、会場入り してすぐに、Tシャツ・ジーンズ・サンダルという、TPOをわきまえてない観客を発見。そりゃ1階席じゃないから、正装 して来いなんて言わないけれど、それなりの格好をしてくるのが礼儀ってものじゃない?おまけに、今日は新国初日 とは思えないほど客層が悪く、まだ演奏中だというのに拍手や掛け声をかける輩が数名。まったくねぇ。
さて、今回のプロダクションですけれど、期待が大きすぎたせいか、ボクにとってはつまらなかった〜!とにもかくに も演出が最悪。「更に狂わじ」というミュージカルが昨年だか一昨年に、日本青年館で上演されたけれど、装置がほ とんどあれと一緒。舞台正面に数段の階段があり、ひな壇や家具がその前を左右に動くだけ。新国サイズの装置の ため、舞台中央にはレールがくっきりはっきり。そんなわけで、舞台の奥行きを生かすわけでもなく、やたらと横長に 舞台を使うものだから、はっきりいって、舞台上を隙間風が吹きまくり。無駄な空間が多かったな。そもそも「椿姫」は オーソドックスに上演しても状況がはっきりわかるのに、無闇に部屋を行き来させたり、装置を左右に動かしたりで、 舞台上は常にちょこまかしていて煩わしいこと甚だしい。「とりあえず、新国の舞台機構を使ってみたい」という新国初 登場の演出家にありがちなミスだった。そのくせ、演技指導はさっぱりで、歌手は舞台上を右往左往するだけで、ま るで演奏会形式のオペラコンサートみたいなノリ。これだけポピュラーな作品をせっかく新国で上演するのだから、民 間では太刀打ちできない程ゴージャスな舞台にするか、もしくは、思いっきり前衛的な舞台にするか、はっきりしてほ しかった。今回は、宝塚バウ公演の装置、二期会の美術って感じで、毎年上演している藤原歌劇団の「椿姫」がいか に素晴らしいかを再認識。とにかく、途中で飽き飽きして仕方のない演出だった。ヴェルディの音楽が良いのと、新し いタイプのヴィオレッタ、素晴らしいジェルモンのおかげで途中退場はしなかったけど。
●アンドレア・ロスト(ヴィオレッタ)
あまりに地味すぎてどこにいるのかわからん!!社交界の華だなんて間違ってもなれないよぉ。上記の通り、やた らと装置(=部屋)が動く演出だったので、その都度「どこよ?どこ??」と探し回る程。この役はそれこそ欧米各地で 歌いまくっているあたり役だし、キャリアのあるベテラン歌手のはずなのになぁ。。。主役の輝きがなかったな。「リゴ レット」のジルダあたりで丁度良いレベルの歌手。ボクが今まで聴いたヴィオレッタの中で最も軽い声。結核で死ぬ役 だから、張り上げても声がない、というのは、ヴィオレッタ役に合ってるのかなぁ。
●マッシモ・ジョルダーノ(アルフレード)
これまたインパクトのない人。ま、主役が主役だから派手な人を持ってくるわけにもいかんか。テクニックはしっかり しているし、そこそこお歌も上手なんだけれど、アルフレード役に必要と(ボクが思っているだけですけれど)、「情熱」 だの「一途さ」は皆無だった。ベテラン歌手が、片手間に軽〜く歌ってますというのが気に食わん!下手でもひっくり 返っても良いから、100%で歌ってます!と見せてくれぃ。おまけに、チラシなどの写真は詐欺画像で、大根役者のオ ッサンだった。いえ別にオペラですからさしたる演技は期待してないけれど、せめて「ヴィオレッタが好きで好きでたま らん!」って態度位はねぇ。。。
●アントニー・マイケルズ=ムーア(ジェルモン)
本日のぶらぁぼ!はこの方。今までジェルモンというのは自分勝手で嫌なオッサンだと思っていたけれど、家族思 いの、そして二幕頭では興奮していたけれど、結局はヴィオレッタにとってもやさしい人、というのが感じられ、ボクに とって新たな発見の演唱。全体的にすべりまくりの歌唱の中で唯一どっしり歌ってて安定感抜群。こんな素敵なお父 様の忠告を無視して勝手に舞い上がっている、アルフレードがお馬鹿に見えて仕方なかったなぁ。
……でもさぁ、この話ってそもそもは「内緒ですけれど」といいながら、すべての秘密をよりにもよって一番話しては ならない相手に話している、アンニーナって召使いがいけないんじゃないの?お客様の名前なども確認しないで勝手 に通しちゃうし。おまけに「早くお使いに行ってきて!」と命じられても、腰が重くてなかなか動かないしさ。
全席指定4500円 を列5番
演出:齋藤吉正
パンフレット:220円
バウホールデビューでした。入り口は喫茶店の入り口と同じ位狭いし、ロビーは田舎の市民会館の小ホールレベ ル、おそらく、今だったら消防法に引っかかりまくりの客席、としょぼいんだけれど、客席の勾配が急だし、見慣れて いる青年館の1/3の客席なもんだから、舞台との一体感があって、素晴らしい体験をさせていただきました。古いけ れど、良い劇場です。いつも「バウ作品は装置がスカスカだなぁ」と思っていたけれど、この劇場で観るとそんなことは なく、単に作品と東京でのハコがあってないだけ。そして、広い舞台と客席では迫力も勢いも感じられない生徒たち も、このハコで観ると力いっぱい演じているように見えた。やはり、劇場と作品の相性は大切なんだなぁ。
さて、星組というとつい先日まで「プラハの春」という重い作品を演じてたけれど、実は今回も第二次世界大戦下の ベルリンを舞台にした重厚な作品。設定からして仕方ないけれどミュージカル「キャバレー」のような設定と装置。W主 演というのは生徒を生かすのが難しく、駄作になりがちだけれど、今回は朝澄けいと真飛聖の個性を生かしたなかな か見ごたえのある台本。とはいえ、新人さんの初主演には難しすぎるし、本公演とバウ公演とはいえ、前回公演と似 たようなシチュエーションは、生徒の使われ方もどことなく似ている部分も多く、観ていて疲れる。そして、そして、一 番気になったのは、ベルリンのキャバレーなのに、使われている音楽がムーラン・ルージュのものだったこと。これ は、わざとフランス趣味を取り入れたのか、宝塚お得意の時代考証無視ゆえなのかは不明(僕も不勉強です)。
●朝澄けい(トーマ)
「秋…冬へのプレリュード」での大浦みずきのような役。ダンサー役なので、やたらと踊るシーンはあるし、主役なの で、歌も芝居もアピールする部分がいっぱい。でも「単独主演は任せられなかったのね」という押しの弱さを感じた。 何か得意分野がある人でもないし(別に何か弱点があるわけでもないけど)、男役としてのガッツが感じられないんだ よねぇ。生活感と存在感がないので、舞台上で常に透明。霞を食べて生きているような、ある意味とっても宝塚な生 徒だけれど、せっかくの美味しい役を生かしきれなかったかな。
●真飛聖(クラウス)
そして、反対に当たり役に恵まれたのがまとぶん。彼女も舞台が暗いので、本公演の特にショーなんかでは、ぜん ぜん映えないんだけれど、芝居心のある人なので、バウサイズの劇場での主演はなかなか素晴らしい。真矢みきば りのクサイ演技が炸裂!!今回は線が細くて都会的な朝澄嬢とのW主演だったので、線が太くて野暮ったいまとぶ んが美味しいところをさらった印象あり。これで、もっとスターとしてのオーラを身につけたらなぁ。学年からして、今後 のどこまで成長するか不安があるし、星組は上級生が詰まっているので、スター路線としては今後が心配。
……と書くと二人とも冴えないみたいだけれど、とっても個性も売りも違う二人なので、互いの弱点を補強しあって、 二人セットならばナカナカの好舞台でしたよん。
●秋園美緒(ジョセフィン)
本日のベストヒット。折りしも大劇場でリカちゃんが前田美波里かジョセフィンかという、超当たり役で見せ付けている のでタイミングが悪いけれど、リカちゃんと比べなければ、そんちゃんもとっても美しきジョセフィン。彼女は娘役をさせ ると地味だし、ぶりっ子が鼻につくけれど、女役の方が向いてるのか、大人っぽいイイオンナがとっても似合う。黒塗 りも似合っているし、地声の歌も色気たっぷり、演技も哀愁漂ってて絶品。主演の男役二人が派手なタイプではない ので、彼らの相手役としては、十分華やかだったし、今回の公演を成功に導いたのは彼女の力。ま、学年は下であ っても、場数としてはダントツにこなしているものね。
●叶千佳(ヒルダ/レオナ)
今回の公演で足を引っ張ってたのが彼女。「国境のない地図」における白城あやか様のような美味しい役なのに、 今、どの役を演じているのか、今、どの時代なのか、(やたらと時間が前後に動く作品なのです)、彼女がシーンにな ると混乱することしきり。とにかく、どの登場シーンも”叶千佳”であって、芝居として成り立ってない。こんな人がヒロ インなんて演じているから、作品も駄作に見えてしまうんだよねぇ。そして、宝塚にはそれが売りになってしまうほど 歌の下手なスターはいるけれど、売りにするほど面白くもなく、かつ、壊滅的にテクニックのない歌にビックリ。下手だ 下手だと聞いていたけれど、面白くもないだなんて……。とにかく、彼女の現在の僕の宝塚における「要らない生徒」 ワースト3に入る!なんでこんな子がヒロインなのぉ?????
●陽月華(マルコ)
そして、本日の最大のヒットは彼女。男の子の役で、よくありがちな「主役が芝居している後ろでうろうろする」役なの に、僕の目は主役を通り越して彼女に釘付け。男の子にしか見えないのです。サッカーボールの蹴り方、台詞の口 調、歩き方、座り方、どれをとっても「男役」ではなく「男の子」が舞台上に存在。あまりに素晴らしい演技に「これは 誰?」と休憩時間にパンフをめくれば、これがなんと娘役の子じゃありませんか!!!一体、男役連中は今まで何を 訓練していたんじゃぁ〜。ぽっと出の娘役ごときにこんな才能を発揮されて悔しいだろうなぁ。そういや、宙組も男役 不足で某娘役がペルシャの王子なんざ演じているけれど、あれはどう見たって女の子にしか見えないでしょ。それが ねぇ、陽月はねぇ。。。今まで宝塚で見た男の子役の中で最高。いや、外部のへなちょこ本物男の子俳優よりも素晴 らしい!!あまりに下級生で大した見せ場もないんだけれど、パンフの写真を見ると若かりしころの女帝花ちゃんを 彷彿とさせるし、これで歌がちゃんと歌えるならば、応援する!あぁ、叶千佳を押し出せ〜!!
●鳴海じゅん(カステルン)
名チョイ役の男役版はというとなるみん。通常組替えメンバーは栄転の意味合いがあると思うけれど、彼女は組替え しても活躍の場がほとんどないという可愛そうな生徒。バウだとさすがに生徒数が少ないので活躍してました。男役 で唯一ちゃんと歌えるとあって、主題歌をサラリと華やかに歌って、場をさらっていました。やっぱり、主題歌や、ショ ーの曲は、歌の上手い下手も重要だけれど、いかに声の立ち上がりが良いか、も大切な気がする。かつての久城彬 路線を歩きそうな予感。
A席5500円 1階25列49番
演出:石田昌也(長い春)/岡田敬二(With)
パンフレット:1000円
小児科医と少女の話だと聞いていたんだけれど、
脳外科医と少女のお話だった(笑)
デマ流したのは誰だぁ???
最近の月組は低調なのではっきり言ってまったく期待してなかったんだけれど、なかなか素敵な作品に仕上がって いて、とっても気に入りました芝居は!ショーはリカちゃんの女役が売りなだけで、駄作な上に失敗作。そ もそも歌の駄目な月組なので、ロジャース物は不利なことこの上なし。東京ディズニーシーの「アンコール」のようなシ ョーなので、余計に技術のなさ、舞台の仕上がりの甘さが目立ちまくり。これは東京公演までによっぽど作り直さな いとまずいなぁ。。。超絶ダンスのミュージカルラッシュの直後に、しょぼいタップのショーを東上させたり、ロジャース 関係のショーが正統的に格調高く上演されているところへ、妙に真面目に作ったショーを持ってきたりと、タイミングの 悪さの目立つ宝塚。東上することが決まっているのだから、もっと宝塚の良さが生きる作品で、勝負してほしいなぁ、 と切に思った次第。今回の公演は芝居は良いけれど、ショーがあまりにあんまりなので、宝塚のそれも月組のディー プなファンでない限り、友人を誘えないなぁ。
●紫吹淳(ステファン)
トップ3作目にしてようやくクリーンヒット。最近は超短命トップが目立つけれど、やはり面白いのは二年目以降。組も ようやく落ち着き、舞台に余裕がある。昨年一年間の月組は「紫吹淳と新人たち」というとんでもない陣営で、彼女も 手抜きしまくり(に見えた)舞台だらけだったけれど、今回は強力な専科二人の共演とあって、変な力みもなく、そし て、手を抜くこともできず、まことに素敵な舞台姿でござんした。芝居に関しては、メイクダウンもなく、さらさらのおとな しい金髪ヘアーに、ナチュラルなお化粧。ピアスやアクセサリー着けまくりという、「お前本当に外科医か?」と疑問な 扮装ではあるけれど(ま、宝塚だし・笑)奇抜な衣装も見事に着こなし最高に格好良い!相手役も、死なせてしまった 恋人:紫城るい、元恋人:汐風幸、現在の恋人:大空祐飛、未来の恋人:映美くらら、と4人もとっかえひっかえ登場。 まことに男役冥利につきる上、4人がそれぞれシチュエーションにあった役で、だれも無理も背伸びもしないという状 態だったので、リカちゃんも余裕たっぷり。やっぱり、男役トップには余裕が必要だよ、と納得したのでした。が、芝居 では格好良いものの、ショーともなると歌の弱さが目立ちまくり。でも、超ハイレグのダルマで踊りまくるシーンでは、 男役の時のように脱力で踊るわけにもいかず、珍しく本気で踊りまくり。それも、ナイスバディを惜しげもなく披露し 「私を見て〜」オーラが炸裂!紫吹淳の宝塚におけるのベストステージだと断言いたします!!残念な のは、あまりにセクシーなゆえか、舞台写真は上半身のみな事。きっと、予定以上にスミレコードに引っかかってしま ったに違いない!そして、最後の最後にカマキリのようなとんでもない衣装を、見事に着こなして大階段に登場した 時に、初めて彼女の偉大さを思い知った!正統派ではないけれど、自分なりのスタイルをついに極めたか!!次回 作の「春の踊り」は期待薄だけれど(さすがにねぇ、、、)「シニョール
ドン・ファン」では存分にエロエロ路線で光ってく ださいまし。先生方も学年的に先のないリカちゃんに新たな挑戦なんてさせてないで、ひたすら得意分野で光らせま くってくださいまし!
●映美くらら(エヴァ)
好きな人の近くにいたい、もっと理解しあいたいという気持ちが、演技の端々からほとばしり出ていて、思わず「その 気持ちわかるよぉ」と僕も涙。エミクラちゃんは子役をさせたら宝塚一なのだけれど、あまりにはまりすぎていて、開演 直後は嫌だったんだけれど、(僕はイイオンナ系のトップ娘役が好きなのでね・笑)その演技力にいつの間にやら引き 込まれてしまった。もちろん、周りのフォローがあってのことなんだけれど、石田先生が当て書きの才能を発揮して、 どの生徒も光るという、奇跡のような台本を作成してくれたおかげで、エミクラちゃんも大活躍。そして、最後の大人に なったシーンで色気を出したのに仰天。今回は彼女の特性が生きた役。ドンピシャリの役が得られて幸せな人です、 エミクラちゃんは。でも、ショーではもっとお歌を頑張りましょうね。。。
●汐風幸(ナタリー)
女役です。インテリなんだけれど、恋にはピュアという役を快演。宝塚のレベルを超えたこれまた素晴らしい出来。オ ペラグラスで眺めると「どう見ても日本人」な顔立ちなのに、肉眼で観ると立居振舞がオシャレなパリジェンヌ。エミク ラが子役だったので、ほとんどトップ娘役状態。イイオンナでした、惚れ惚れ。反面、男に戻ったショーは痛かった。タ ッパはないし、スタイルが悪いので、リカちゃん、ワタル君と並ぶと見劣りするし、はっきり言って、バックダンサーの 誰よりも冴えない。さらに、歌も声の立ち上がりが悪いのでパンチに欠ける。それを考慮してか、彼女は一人だけで 歌うというシーンが多かった気がする。彼女一人に集中してください、という意図がミエミエのね。それでも地味なの はどうしたものでしょう。。。新専科の一人ではあるけれど、今後は芝居のみで、ショーのお呼びはかからないんじゃ ないかな。
●湖月わたる(クロード)汐風幸も特出のため3番手というポジションだけれど、実質的には2番手男役だった。今回 は悪役かと思えるほどひねくれた役なのを、スターとしてなんとなく演じるのではなく、役者としてこなしたのに彼女の 成長と実力を感じた。成り上がりとしての余裕のなさ、いやらしさ臭さがプンプンしてたし、発病して3日後には死んで しまうというシーンでは、あまりに美貌を無視し、役に生きていた姿に、ゾクゾクと感動。まさか、トップ路線の人がここ まで汚れを演じられるとは嬉しい誤算。ショーでは、格好良く踊りまくりで惚れ惚れ。最近の宝塚は女っぽい男役が 多いけれど、野郎に徹したすがたに好感。相手役をリフトすればブンブン振り回すし、女装リカちゃん相手のシーンで は、胸やおしりを揉みまくりだし、まったく持って男の色気を振りまきまくってた。ま、少年役と女役はあまり存在感を 感じなかったけど。
●大空祐飛(フローレンス)実は大っ嫌いなジェンヌなのです、男役としては。そして、女役として登場と聞いて、絶句 していたのだけれど、いざ登場してみれば、滅茶苦茶綺麗だし、女の嫌な面を的確に演じてた。うん、彼女は女役に 転向したらファンになりそう。
●霧矢大夢(アルノー)
マッチョです。ゴムマリみたいです。何だかタカラジェンヌというよりも、香港のスターみたい。女性に対して「ボインで すね」ではなく「胸板が厚いですね」と誉めるのはいかがなものかわからないけれど、キリヤンはまさに筋肉モリモリ の男性にしか見えない!弟に欲しいタイプだなぁ。愛嬌があって可愛いし。そして、どこか垢抜けず、見た目に反して 脆い男を好演。いや、彼女は男性だから好演ではなく当たり前の事なのかもしれないけど。それにしても、サラリとし た台詞に込められる感情の何て豊かなこと!彼女の好演があってこそ、リカちゃんの、ワタル君の演技が映え た!!ショーでも、今回唯一歌える男役スターとして大活躍。昔は「上手いけれど地味」って感じだったのに、いつの 間にやら芸人さんとして、アピールする力が大幅にアップ。トップになれるかどうかは微妙な人だけど、これからも末 永く宝塚を盛り立ててほしいな。好きやわぁ!
●大和悠河(ブリス)
背伸びしまくりだった前回好演とは逆に今回は余裕たっぷり。いっぱいいっぱいだと見ていて辛いもの。学年の割り に初々しさを保っている人で、相変わらず爽やかで可愛い。とはいうものの、いつ観ても、何を観ても、台詞を力いっ ぱいがなりたてるだけなので、正直言って僕は飽きた。辟易。もう新人とはいえない学年なんだから、技術も演技も 落ち着きが欲しい。何をやってもあまりに下手っぴなんだけれど、それを補う華と押し出しの良さは認めるけれどね。 ……余談ながら、最近の宝塚は「けど、」という台詞が多いけれど、これは「でも、」「けれど、」が正しいのと違いま す?何だかヤンキーの高校生の言葉みたいで僕は嫌いなんです。昔は正塚先生作品で目立っただけのように思う けれど、最近はどの作品も「けど、」のオンパレードでちと耳障り。それも、いきなり「けど、」としゃべりだす事が多い のでね。ん〜これだけが連発されると「けど、」は正しい国語なのかどうか、わからなくなってきた(汗)
9月10日(火)18:00-19:45
宝塚歌劇団月組「長い春の果てに」新人公演@宝塚大劇場
S席4000円 1階9列41番
演出:石田昌也、小柳奈穂子
パンフレット:無料
本公演が正に当て書きの作品だったので、新人公演組は個性の違う役に戸惑っていたみたい。そんな中、それなり に消化し、自分に合った役作りをしていたのに好感。大劇場での新人公演を観るのは初めてだけれど、東京公演の それとは緊張度が段違いで面白かった。やはり一度目と二度目では余裕が違います。
●月船さらら(ステファン/紫吹淳)
本役のリカちゃんが個性派スターならば、さららんは正統派スター。元・花組トップのタモさんに似ていると思えた(同 行のぴよちゃんは反対意見)。男役というよりも女性的だし、足は短いし、歌もダンスも芝居も稚拙。でも、舞台姿に は華があり、かもし出す雰囲気は優しく明るい。フェルゼンやスカイのようにスマートさを求められる役だと手も足もで ないけれど、今回は大病院の後継ぎのボンボンというキャラクターが本役よりもはまってた。そして、本公演では気づ かなかったけれど、ステファンて本当に二代目ボンボン。プレイボーイだけれど、お相手はしっかり者の女性だし、人 望はありそうだけれど、仕事は実はこなしてないし、(患者のカウンセリングはナタリー、手術はアルノーに任せてい る!)後進へのなれない授業にてこずったりしているし、酒や賭け事に走ったり、いきなりスペインに移住したり、とに もかくにも、自分の感情のみで生きているやわなボンボン。だから、本公演では「ヤブ医者のお前でも」と罵倒されて も、それは単にわざと言われているように聞こえたのが、新人公演だと「お金と家柄だけでこの地位なんだろうな」と 妙に納得してしまった。で、こんなにも本役とは印象が違うのに、ちゃんと成り立ってしまうのが面白い。技術点はも のすごく低いけれど、役の読み込みはさららんが確かかも。本役さんは手術だというのにアクセサリーじゃらじゃらつ けてるもん(笑)そして、舞台上のハプニングにも焦らず冷静にアドリヴで返すあたり、路線スターとして育てられてき た余裕を感じた。あ、これもボンボン度アップに役立ったかな。まだまだ問題は多い生徒だけれど、トップになれると 確信した公演でした。
●紫城るい(エヴァ/映美くらら)
本役さんはそのまんま少女で、14歳の役がぴったりなんだけれど、性転換したてのるいるいだとどうしても大人っぽく なってしまう。とはいえ、今の宝塚にエミクラの役を他に演じられる人なんて見当たらないし、どう演じても成功しえな い、今回一番の損な役どころだと思う。でも、さららんがリカちゃんとは違った役作りだったので、「大人の医師が少女 を助ける」という本公演に対して、「大人になりきれない医師を患者の大人びた少女が成長させる」という新人公演。 これはまったくバランスの面白いところ。
●城咲あい(ナタリー/汐風幸)
幸ちゃんは男役なので、大人の女性の格好良さを前面に出してたけれど、まだまだ若い城咲あい嬢は同じイイオン ナでも、また別の役作り。本公演は(学年のせいもあるけれど)、中堅医師たちのお話、だったのに対し、新人公演で は、医大を卒業したての若者たちが活躍するインターンの話だった。で、城咲嬢は同期の中でもトップの成績で卒業 したけれど、優等生というレッテルに苦しんでいる女性のように見えたんだなぁ。大人びているし、知的だけれど華も あるし、今後注目したい娘役。ただ、場数の少なさが響き、銀橋ソロでは、発生のポジションを外してしまい、「おぉ〜 い、どこへ行く〜」とさっきまでの優等生がどこかに行ってしまったのが新人公演ならではで楽しかった!
●北翔海莉(クロード/湖月わたる)
長身だし、ダンスは上手いし、とにかく格好良かった。他主要キャストが本役とのギャップに苦しんでいる中、最も素 質が本役に近い生徒だったかと思う。わたる君は今さらアピールしなくてもスターなので、今回は役者として、トップを 立てるためにあえて自分の押さえ、(はまりすぎていて、スター芝居に戻れるか?と心配はあるけど・笑)スターという よりも役者に徹して身を引いていたけれど、北翔君はそこまで吹っ切れていないみたいで、あくまで二枚目として造 詣、自分のスター性をアピールしての登場。ぴよちゃん達は絶賛だったけれど、僕にはまだアピールが弱いかなぁ。 技術はともかくとして、スターとしてのアピール度はさららんの方がまだ上かな。おそらく、次回の新人公演は彼女が 主演になるだろうから、エロエロのドン・ファンぶりを見せて欲しいものです。で、話が戻るけれど、発病して特別病棟 に入院しているシーンは、宝塚としては問題なのかもしれないけれど、わたる君のように、ヨゴレで演じてこそ、死後 のセリ上がりのシーンが映えるんだと思う。浄化されました〜、みたいなね。それが、北翔君の場合はいつも綺麗で いつも格好良いので、役の幅が狭くなってしまい、感動できなかったのも事実。トップの役だと、それこそツレちゃん や真央さんのように、「私を観なさい!」だけで演技しなくても成り立つけれど(あ、ファンなのに…汗)、二番手の役ど ころとしては、ちゃんと役を作り、演技しないといけないのだな、と改めて、宝塚の二番手の美味しさ、難しさを感じ た。
9月11日(木)14:00-16:55
「Thank you!
Broadway! Vol.2」@青山劇場
全席指定9500円 1階XB列25番
演出:高平哲郎
パンフレット:1000円
出演:鳳蘭/涼風真世/前田美波里/今拓也/北村岳子/斉藤晴彦/山本耕史/島田歌穂/タイムファイブ/夏木マリ/ 本田美奈子/市村正親/村井国夫
チャリティーコンサートとしては「???」の部分も多かったけれど、さすがに上記メンバーがそれぞれ得意の歌を披 露するとあって、ショーとしては最高に楽しかった。でも、こうして並べて聞いてみると、ミュージカルナンバーというの は特殊なもので、いくら名歌手が歌ったとしても、本役さんの歌唱にはかなわない。音が取れれば良いのではなく、 歌でドラマが語れるか、かな。だから、本公演では下手な俳優が歌っている歌を、歌の上手い歌手や他の俳優が歌 えば、音楽的には素晴らしいけれど、それ以上の広がりがないんだよねぇ。僕は日ごろから「歌える俳優を!」と願っ ているんだけれど、ちゃんとヴォイストレーニングした俳優は、即名歌手になれるのに、と思った。個々の感想を書き 出したらきりがないので割愛するけれど、例外の方が一人。この公演はキャリアには関係なく50音順に並んだり挨拶 したり、というはずなんだけれど、いつの間にやらツレちゃんが、(「お」だから端に立つはずなのに)いつのまにかちゃ っかり中央にいるのには、おなかをかかえて笑ってしまった。でも、そんなことをしても、集団でアンサンブル演技をす るシーンで、「どうせ顔が見えないから」とサボろうと、それが許されてしまうのはさすが。「私のためにライトをあて て、音楽を流して!」と歌うローズのナンバーは、まさにツレちゃんのものです、はい。凄いメンバーが当たり役のテー マ曲を歌うのだから、一つ一つは素晴らしいのに、ツレちゃんの後では誰も何も歌えないがな(爆)
鳳蘭恐るべし!
9月13日(金)19:00-20:50
「伊藤亮太郎ヴァイオリンリサイタル」@かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホール
全席自由2300円 L列4番
パンフレット:無料
モーツァルト:ヴァイオリンソナタ
k.376
ブラームス:ヴァイオリンソナタ第1番「雨の歌」
イザイ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番
フォーレ:夢のあとに(”北の国から”でおなじみですね)
マスネ:タイスの瞑想曲
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
(アンコール)
サン・サーンス:白鳥
モンティ:チャルダッシュ
シューマン:トロイメライ
前半はドイツ系、後半はフランス系かな。伊藤さんは良い意味でボンボンっぽさを感じる人。そして、おもちゃ箱のよう なアルコのコンサートでは安心の源みたいな人。しか〜し、ソロともなるとそれらが災いしてしまうみたい。個人的に はドイツ物での落ち着いた演奏、フランス物でも小品をBGM風の曲は耳に馴染むんだけれど、ヴィルトゥオーゾ系の 曲、それもジプシー音楽になると、真面目さが邪魔してつまらないの何の!音楽が弾まないんだよねぇ。せつなさも なければパッションも皆無。おまけに、そんなにテクニックが売りの人でもないので、もたつきが目立ちまくり。こんな ジプシー音楽じゃ踊れないよぉ。丁寧に弾いてこそ映えるもあるけれど、勢いが命、みたいな音楽だってあるんだぞ ぉ。こうして聴いてみると「弾きたい曲」と「向いている曲」は別物ですね。前回の千葉公演は、伊藤さんの地元という こともあってか、もしくは宣伝が行き届いていたからか、そこそこ入っていたけれど、今回は、100人いなかったんじゃ ないかな?スカスカの客席が寂しかった。でも、こんなに良くない演奏のコンサートを大勢の人に披露しなくて良かっ た、……とも思う、正直なところ。まだまだこれからの人ですね。個性年齢は若いし(笑)優等生ヅラはいちど忘れて、 思いっきり音楽を楽しんでみてはいかが?
当日B席2500円 2階16列68番
演出:正塚晴彦(バルセロナ)/草野旦(5th)
パンフレット:1000円
my楽は終わってたんだけれどうさどんに付き合って当日券で観劇。千秋楽まであと一週間なので、朝六時に劇場前 で待ち合わせ。寝たのは2時、起きたのは4時半なので、もうろうとしながら劇場に来て見れば、(本来禁止されてい るはずだけれど)レジャーシートに布団を敷くという万全体制で、泊り込んでいる人も何組かいて、物凄い人・人・人。
が、探せども探せどもうさどんは見つからず。
結局彼女がきたのは6時半ごろ。そして63人目。(ちなみに僕は37人目)。今日の座席券は50枚なので、うさどんは 立ち見かと思いきや、当日券を購入せず、キャンセル待ちに流れる人が多く、彼女も座席券GET!それも僕の隣の 席!!僕は通路際の席が好きなので、中央寄りではなく、端の席を選んでいたのでね。嬉し、嬉し。で、なぜこんな にもキャンセル希望が多いのか不思議に思ってたら、何でも今日はトップの絵麻緒ゆうの誕生日なんだとか。みなさ んより良い席を求めて並んだというわけですな。フムフム。そんな事情では二階のてっぺんのチケットはいらないが な。僕は普段贅沢をさせていただいていて、二階てっぺんからの観劇は初めて。スター性のある生徒とない生徒が ばっちりわかって面白い。そして、舞台の一番奥で踊っている子まで良く見えるので、1階もしくは2階前方席からだ と平面的に思えるシーンすらナカナカ見ごたえあり。タカラジェンヌはチョイ役でも手を抜かないので、ショーの前半、 「初級エアロビクス」のシーンも、マスゲームとしてみると美しい!!この位置からだと、余裕のない高度な振り付け でいっぱいいっぱいよりも、こうして余裕たっぷりの方が良く見えるのかもしれない。誕生日ならではのアドリヴはほと んどなかったけれど、トップさんはおお張り切りで熱いステージだったし、時期トップのコムちゃんも、喉を痛めていな がらも、「私を見て〜!」オーラが強烈になってきたのは頼もしい限り。彼女は小柄だけれど、ダンスシーンは遠くから でも大きく見えた。のびのびと踊る姿は見ていて気持ち良い。今回の芝居は当て書きとあって、だれもが適材適所。
みんなが活躍していると、今後の雪組にも期待!とはいえ、若いころと違って睡眠不足と疲労感はいかんともしがた く、「観たい」という意思とはうらはらに途中何度か意識を失ってしまった。年を感じる今日このごろ……。
9月21日(土)16:00-18:50
宝塚歌劇団星組「ヴィンターガルテン」@日本青年館大ホール
A席5000円 1階J列35番
演出:齋藤吉正
パンフレット:600円
Billyさんと一緒に初日を観劇。バウホール観劇の時に比べて全体的にレベルアップ。真飛聖はとっても濃い芝居を するようになり、男っぷりが増していて好感。朝澄けいは線が細すぎる上に長髪カツラなので女の子に見えた。全員 の技術点が高いわけじゃないけれど、チームワークの良さが感じられ、まとまりの良い舞台に仕上がってたのは気持 ちよかった。
この作品は登場人物のそれぞれが色んな国籍や人種なんだけれど、演じているのが日本人のみなので、「俺の国 籍はいったいどの国なんだ?」と舞台の上でしゃべっている役者に向かって「こっちが知りたいわい!」と心の中でツ ッコミを入れまくり(笑)「ミス・サイゴン」を帝劇で観た時の事を思い出してしまった。
作品としては、あまりに盛り沢山で消化不良なのと、主演が二人ということで、山場が拡散してしまい、全体的に単 調な雰囲気だったのが惜しい。生徒が頑張っていただけに余計にそう思える。これからの宝塚には優秀な作・演出 家が必要だな、と切に思う次第。
青年館は大きかった!
C席2835円(会員割引) 4階3列54番
振り付け:ROLAND
PETIT
指揮:DEVID
GARFORTH
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
パンフレット:1000円
ベラ:アレッサンドラ・フェリ
ヨハン:マッシモ・ムル
ウルリック:ルイジ・ボニーノ
プティ振り付けの「こうもり」もの凄いです。新国バレエ団大化け。女装リカとエロエロわたる主演で「コンタクト」状 態。(あ、すみません、宝塚的表現ですね。。。)技術も余裕も豪華さも段違いなので、無理してでも来てみて。ここ数 年に観た内外のダンスの中で最高。感動と笑いで涙がチョチョ切れだぁ。できれば外人キャストの日がオススメ。シ アターゴーアーとしてこの公演を見逃しちゃ駄目でっせ!!そして、どうせ観るなら二階席か三階席がオススメ。一階 席はフォーメーションがきれいに見えないかも。
楽しい公演なのにプティがカーテンコールで登場したら、急にこみあげるものがあって感動の涙を流しました。それ もいつものように、涙が込み上げるというレベルではなく、涙が頬を伝って流れるという状態。勝手に涙が流れるなん て!!
宝塚の端役にいたるまでのサービス精神とスターの押しの強さ、四季の手抜きせずに舞台に望む姿、新国ならで はの人海戦術と豪華さと技術面での余裕、シュトラウスの親しみやすさと格調高さ、プティのエスプリが見事に融合 した舞台でした。バレエダンサーは苔の生えたどこかの歌手と違い、髪型や髪色をちゃんと役にあわせているし、新 国バレエ団は長身ハンサムなスマート揃いだから燕尾服が似合うの何の!こんなにも燕尾の似合う日本人男性団 体があったなんて!!燕尾の郡舞で宝塚より満足したのはこれが初めてだし、カフェのシーンでは三人組の給仕が 抜群のチームワークとイキの良さ、超絶技巧を軽々と披露してくれっぱなしだし、主演から端役まで出演者一人一人 が演技しているし、バレエでこんなにワクワクしっぱなしになるなんてうれしい驚き。スピーディであか抜けてて、客席 は笑いと拍手の渦。誰を観れば良いのか目移りしっぱなしだった。フライングも早変わりもあるし、セクシーなのに下 品でない。初日に来て良かった!通うぞ〜!!今夜は興奮して寝れないわぁ(^O^)
9月22日(日)18:00-20:00
古川展生「トヨタふれあいコンサート」@横浜トヨペット ウエインズ21
全席自由 無料
パンフレット:無料
・古川展生(チェロ)
・奥村愛(ヴァイオリン)
・田口章子(ヴァイオリン)
・宮本美喜(ヴィオラ)
・黒木岩寿(コントラバス)
・ベリンダ・メイ(モリコーネ
・愛のテーマ)(モリコ−ネ)
・グリーン・ディスティニー(タン・ドゥン)
・リベル・タンゴ(ピアソラ)
・果てなく続くストーリー(MISIA)
・エンヤ グレイテスト・ヒッツ
・ソング・オブ・ライフ(鳥山雄司)
・ソング・フォー・マイ・ブラザー(ジョージ・ベンソン)
・ティアーズ・イン・ヘブン〜チェンジ・ザ・ワールド(エリック・クラプトン)
・「リバー・ダンス」スペシャル・メドレー(ビル・ウィーラ)
(アンコール)
・アンコールが第1部のエンヤの曲
・ヴァンゲリスの「アンセム」(ワールド・カップ公式テーマ曲)
クラシック奏者が集まってのポップスコンサート。打ち込みを多用した曲が多かったけれど、会場に対して音量が大 きすぎた。のびぃは楽器ぶつけたり名前を間違って謝ったり忙しかった。だいぶ場数をこなしているはずだけれど、そ れでもトークは下手っぴ。ま、そこが初々しくて良いんだけれど。今日のコンサートはヴァイオリンのカワイコちゃんに 完全に食われてた、というのが常連メンバーの一致意見。生意気にも兄貴風をふかしたのに、共演の女の子達にな められてたし、ア〜タが仕切ろうだなんて10年早いのヨ!まだまだ好き勝手に泳がせてもらってなさい!!サイレント 楽器についてはのびぃが先駆けみたいな存在なのに、音色も音量も音の切れものびぃが一人でボヤボヤしてた。だ から、もしかしたら奏者の問題もあるのかもしれないけれど、サイレント楽器による五重奏は、音は濁るし、ハーモニ ーが綺麗じゃないのはがっかりだった。若い子をサポートできる技量も風格もないんだから、かっちりと脇を固めてい ただいて、自由奔放に音楽と戯れて欲しいな。
編成と曲がうまく噛み合わないという曲もちらほらあったけれど、(弦楽器はポンっとキレの良い音を出すのが苦手) 固定ファンに新しい音楽を紹介してくれるのは嬉しい。そして、今後のためにも新しいファンの開拓も必要だし。でも ね、でもね、、、一つ一つの仕事を丁寧にこなしてください。やっつけ仕事は聴いてて悲しくなります。
S席8000円 1階12列58番
演出:木村信司(鳳凰伝)/三木章雄(ショー・ストッパー)
パンフレット:1000円
大劇場での観劇に引き続き二度目の観劇。通常、大劇場公演は、劇場客席の雰囲気や、旅行気分が相まって、 (その良し悪しは別としhて)とても気楽に、点数も甘く観劇し、東京公演ともなると冷静に観劇するので、アラが目立 ちまくり、となるので、大劇場で感激したものの、今回はどうかなぁ、とちょっぴり心配しながらの劇場入りをしました。 でも、全体的にレベルアップしての東上で、今回も楽しめた!ただし、東宝劇場は音響がとっても悪いのが残念!飛 行機の機内放送レベルなんだもの。台詞も歌詞も聞きにくいったらありゃしない。ただでさえ宝塚の生徒は無理した 発声で音声不明瞭なんだから、新劇場では音響にもっともっと気を使って欲しかったなぁ。
★鳳凰伝
宝塚は生徒が多い(=場面が増える)ので、これ位基本の話はわかりやすい方が作品としてまとまる気がする。実 際僕は「単純すぎ」と宝塚ファンには非難ごうごうだった作品好きだし。もちろん、上演時間も含めて重い作品ではあ るけれども、某組の某作品とは違って、わかりやすい作品を豪華に仕上げてくれて嬉しい。ちゃんとエンターテインメ ントになってたし(初日ならではのハプニングはご愛嬌)。
★ザ・ショーストッパー
どこを切っても和央・水で、やたらと踊りまくっているショー。前回の宙組も踊り狂うばかりのショーだし、スターの数も 多かったけれど、今回のショーの方がずっと楽しかった。スピードと音圧で押しまくりだと観ていて飽きるし疲れるけ れど、今回はさすがベテランの先生だけあって、緩急があって飽きなかったし、沢山の種類のダンスを楽しめて僕は 満足。ま、それらのダンスをすべて踊りこなせているかというとそんなことはないんだけれど、少なくとも副組長さんが 出演されていれば、僕は満足。技術といい、見せ方といい完璧!!
●和央ようか
今ひとつトップとしてのオーラが足りないと思ってた人。ま、今だにどこか薄い、という印象は変わらないけれど、歌い 終わった時などの見得の切り方が何時の間にやら立派になってた。「鳳凰伝」では、やたらとエッチな台詞がちりば められているんだけれど、タカちゃんとオハナちゃんのコンビだと、爽やかに進行するのが不思議。
●花總まり
音響のせいかもしれないけれど、大劇場公演の時よりもさらに声量なし。喉の調子も悪かったのかもしれない。彼女 は「エリザベート」以降、歌唱力がUPしたけれど、また一つレベルが上がった気がする。技術で聞かせる歌ではなく、 歌でドラマが語れるようになった!演技もねぇ、押さえた台詞の中に情感を込めるのが出来るようになってたかな。と はいえ、相変わらずラブシーンの色気のないこと。氷のような姫君の心が愛の炎に溶けてしまう、という部分が今ひと つ。とはいえ、緊張感があって素晴らしい出来だというのに拍手が少なかった。好き嫌いは別として、良い仕事してた のになぁ。 なぜ???
●水夏希
すご〜く上手になっていて格好良かった。歌も椅子からずり落ちることもなく、あのヒョロヒョロ声の水君が、彼女なり に張り上げて歌えるようになってた!さすがにコクーンなどに比べてあまりにショボイ水中立ち回りは、「とりあえずご 苦労さん」程度で受けなかったけど。。。個人的な意見だけれど、トップと二番手は和央さんと水君位離れているのが 理想。トップには余裕が生まれるし、二番手は力いっぱいぶつかれるもの。
……まだまだ観劇予定アリなので、今日はこのあたりで。。。とにかく、トップトリオが好調ならば、組子もやる気 満々で、とっても組としての勢いを感じた。ダンスも、全員が踊りこなしているとは思えないけれど、雪組の初級エア ロ&スカスカタップのショーの後では、爽快感たっぷりで、僕としては堪能。
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