観劇日記〜2005年06月〜
04日(土) 19:00 来日カンパニー「WE WILL ROCK YOU」 新宿コマ劇場
13日(月) 18:30 フジテレビ「THE BOY FROM OZ」 青山劇場
15日(水) 19:00 東京都交響楽団「第610回定期演奏会」 サントリーホール
16日(木) 19:00 練木繁夫/藤原浜雄/鈴木康浩/古川展生
「ピアノ四重奏曲名曲選 I」
JTアートホール
21日(火) 18:30 宝塚歌劇団花組
「マラケシュ・紅の墓標」「エンター・ザ・レビュー」
住友VISA貸切公演
東京宝塚劇場
25日(土) 13:00 NEW ADVENTURES「愛と幻想のシルフィード」 東京芸術劇場中劇場
25日(土) 17:00 新国立劇場バレエ団「ドン・キホーテ」 新国立劇場オペラ劇場
28日(火) 18:30 宝塚歌劇団花組
「マラケシュ・紅の墓標」「エンター・ザ・レビュー」
東京宝塚劇場
30日(木) 18:30 劇団スイセイ・ミュージカル
「広い宇宙の中で」初日
博品館劇場


2005年06月04日(土)19:00-21:50
来日カンパニー「WE WILL ROCK YOU」@新宿コマ劇場

A席 9450円 後段-ロ列-32番 (パンフレット:2000円)

演出:クリストファ・レンショー

 ポップ:ロバート・グラブ
 カショーギ:ロス・ギルウェン
 ガリレオ:ダニエル・ハンフリス(ピーター・マーフィーの代役)
 スカラムーシュ:ピパ・グランディソン
 キラー・クイーン:アニー・クラマー
 ブリット:ダニエル・フレッチャー
 オズ:レベッカ・ジャクソン・メンドーザ

 QUEENの既成ナンバーを利用したミュージカルです。とはいえ「MAMMA MIA」ほど好き勝手に利用して、お話に凝りました、というわけでもなさそうなので、実は期待しておりませんでした。そもそも、リアルタイムでのQUEENは存じておりませんし、ロックミュージシャンたちによるミュージカルは「芝居」の力があまりにお粗末だったりするのでかなり苦手なタイプでしたから。コマ劇場に足を踏み入れてみれば、通常のミュージカル公演とは異なり、中高年のカップルが目立ちかなり地味な印象。おまけに客入りは半分といったところ。「やっぱりハズレかいな?」と思いつつの観劇だったのですが、意外や意外、はまりました。舞台って観てみないとわからないものですね。
 ストーリーはとっても簡単。近未来の世界では、音楽は全てネットで配信され、好き勝手なものを聞いたり、ましてや演奏するなんてもってのほか。そんな未来を予測して、QUEENというバンドが秘密兵器を世界のどこかに隠しているという。そして、ROCKを自分達の手に取り戻そうと立ち上がる若者がいた。。。(ちなみに、パンフレットは2000円もするくせに、あらすじはおろか、ミュージカルナンバーすら記載がありませんでした。スタッフの自慢話と写真だらけ……って文句言いつつ買っちゃってるんですけど・汗)
 いやぁ、台本はかなりクサイです。どこかの高校ブラスの音楽劇に登場しそうな、もしくは「フットルース」の出来損ないみたいなお話ですもの。とはいえ、シニカルなジョークと言葉遊びの連発はいかにもロンドン・ミュージカル。語呂の良さが英語に不自由な僕でさえ感じられる納まりの良さ。QUEENのナンバーからの一節だとか、ロックミュージックの楽屋ネタまで、コテコテのネタが連発なので、前述のようにQUEENを知らず、おまけにロック音楽は詳しくない僕としては、そのクサさをほとんど感じることがないので、そりゃあ「会場は受けているけれど、このネタわっからないよぉ」という部分も沢山ありましたが、かといって、当時のネタを知らなくても笑える箇所も多かったので、ビギナーに優しく、玄人筋にも満足な台本と言えましょう。こういうの好きですねぇ。一部のファンに媚びず、全体のバランスを考えてあるところがさすが! それにしても、様々なスタイルの曲を書き分けているQUEENの作曲レベルの高さに、おクチあんぐりです。
 そして、特筆すべきは出演者の歌唱力。「歌唱力」を売りにした作品や劇団は多々ありますが、それらと比べても段違いです。音域の広さ、声色の豊かさ、ナンバーの盛り上げ方、どれをとっても脱帽! 台詞だけだとこっ恥ずかしい台詞であっても、ミュージカルナンバーによって感動的に盛り上げてしまうのですから、かなりズルイです。通常、歌手による歌い上げだと「○○さんリサイタル」になってしまいますし、かといってミュージカル俳優による歌い上げだと「今、ワタクシは歌い上げるという芝居をしております」というちょっと冷静な部分が見えがちなのですが、あくまで役になりきった上で、気分のおもむくままに歌い上げ、会場を興奮させるのですから、その威力たるや凄まじいものがあります。恐ろしいことに、メインキャスト全員がそれぞれの歌唱スタイルを持っている上に、その完成度が高いので、ただただ劇場の椅子に沈みこんで脳内トリップしていれば良いなんて、至福としか言いようがありません。若者が歌うロック、中年のロック、老人のロックと、それぞれの味を生かした歌を一同にして聞けるなんて初めての体験でした。その年代に応じた格好良さってあるんですよ。決してロック=若者の音楽ではないことを実感しました。こんなにレベルの高い来日カンパニーも珍しいかも。
 演出はミュージックビデオを舞台上で再現、とでも言いましょうか、ナンバーごとに色合いがガラリとかわり、巨大スクリーンに映し出されるコンピュータグラフィックス、ディズニーランドも真っ青なヴィヴィッドでキッチュな衣装も相まって、とてもバブリーな印象を受けます。あれこれ考えて難しい解釈が必要な作品とは異なり、「今、この瞬間を楽しみましょう」というコンセプトが徹底していて素敵です。美術もコマ劇場の舞台をだいぶいじり倒したようでして、素晴らしい効果をあげていました。個人的にはキラー・クイーンが登場するとボルテージが最高潮。ふふふ、強い女の人が男達をはべらせて威張っているシーンって好きなんです(爆) よって、話はとびますが、高柳ぽっぽさんや、出雲タキちゃん、一部の作品でのお花さまが大好き←ローカルネタですみません。 閑話休題。ただし、今回はアンサンブルも歌唱力重視のキャストを揃えたようで、ダンサーたちの腹ポッコリがかなり目に付きました。よりにもよって、お腹を出す衣装が多かったのですが、みなさん本当はお若いでしょうに、お腹のみならず、腰まわりまで脂肪がついている方が……。


2005年06月13日(月)18:30-21:30
フジテレビ「THE BOY FROM OZ」@青山劇場

A席 9500円 2F-E列-8番 (パンフレット:2000円)

演出:フィリップ・マッケンジー

 ピーター・アレン:坂本昌行
 ライザ・ミネリ:紫吹淳
 グレッグ・コンネル:IZAM
 ディック・ウールノー/ディー・アンソニー:団時朗
 マリオン・ウールノー:今陽子
 ジュディ・ガーランド:鳳蘭
 ヤング・ピーター:西川大貴
 リトル・ピーター:松谷嵐

 ピーター・アレンの伝記ミュージカルです。「マンマ・ミーア」や「We will Rock You」と同じく、元々ミュージカル用ではないナンバーを組み合わせてのミュージカル作品。ちなみに「OZ」というのは「オズの魔法使い」のオズではなく「オージー=オーストラリア」のオズのことだとか。
 第一幕では、オーストラリアで育った芸達者な男の子が香港でジュディ・ガーランドに認められてアメリカに渡り、ライザ・ミネリと結婚するまで。第二幕では、ライザと別れた後、華やかなGAY生活を送るも、エイズによってこの世を去るまで。
 台本はかなりブロード・ウェイ版に忠実なようで、ジョークの部分もほとんど踏襲していたような気がします。ピーター役の坂本君は舞台に出ずっぱりで、ストーリーテラーになったり、劇中の人物になったりと大忙し。元々、ヒュー・ジャックマン用に作られているので、歌やダンスの見せ場はコレといってないのですが「芸人」としての魅力を求められるのでナカナカの難役だったかと思います。坂本君は決して歌やダンスが上手いわけではないのですが、椅子からずり落ちる程でもなく、手に汗握ることなく観ることができました。ただし「芸人」としてはまだまだ力不足で、お笑いシーンでは吉本新喜劇が入って下品になってしまったのが残念。そして、沢山の台詞をほとんどとちらずにこなしたのには脱帽ですが、それでけでいっぱいいっぱいで、感情表現についてはかなり乏しかったです。でも、一幕の幕切れのソロダンスはかなり伸びやかで気持ち良かったですよ。このシーンはもっと見たかった!
 とはいえ、今回は作品自体が「ピーター・アレンを巡る人々」といったもので、「水戸黄門」ではありませんが、実は主役はあまり見せ場がないのです。座組み上は主演ではないのに、実質的に話を引っ張っていたのが紫吹りかさん、鳳ツレちゃん、今陽子のオネエサマたち。いやぁ、それぞれ個性爆発の素晴らしいスターっぷりでした。よくもまぁ、こんなにピッタリの女優達を引っ張ってきたもんだと感嘆! そして、そんな彼女たち(&男達)に愛され続けるのがピーター。ちょっとホストチックな生涯とも言えるかも!?!? ジャニーズのファンって、主演の人以外であっても「凄い人は素直に認める」という気質があるようで、今回もオネエサマ方が正当なる大拍手を浴びていました。自分のご贔屓だけでなく、その共演者も一緒に応援しましょうという姿勢、なかなか素敵です。
 さて、ピーターが出会った順に紹介させていただきますが、まずは母親役の今陽子。場面と場面のつなぎに登場するだけなのですが、時間の流れを表現するのを一手に引き受け、飲んだくれの亭主との結婚に疲れた若い女性〜子供の才能を伸ばそうと応援する母親〜世界に羽ばたく息子を応援すると同時に心配する中年女性〜芸能人と結婚する息子の将来を憂える一般人としての立場〜GAYとしてカミングアウトした息子を暖かく理解するサバけた老婦人〜エイズとして衰弱する息子を鼓舞する哀しき母〜と、登場するたびにシチュエーションも背景も異なるのですが、それらを鮮やかに演じ分けていて圧巻でした。自分の意見を述べつつも、最後は息子の幸せを祈って暖かく応援するという、男にとっての理想の母親像を見せてくれました。彼女のお芝居があってこそ、この作品が感動的に仕上がったといっても過言ではありますまい。ソロナンバー「泣かないで」では、母親としての愛情と強さを遺憾なく表現し、作品を引き締めてくれました。
 今陽子とは逆に外交的な魅力に溢れているのが鳳ツレちゃん。ガミガミどなりながら登場するだけでいきなり「鳳蘭の世界」が出現します。「スター」という役がこれほど似合う人もなかなかおりませぬ。(年功序列の厳しい宝塚のOG公演においてさえ、無条件にトップを務めてしまうのもなぜか許されてしまう華やかさ)。一旦舞台から離れるとプレッシャーに脅かされ、実の娘にすら主役の座を渡すものかとライバル心を丸出しにする程ナーバスなのに、いざ本番ともなると振り向いてニッと笑うだけで舞台を支配出来てしまうなんて、ジュディ・ガーランドも凄いけれど、鳳蘭もこれまた凄いです。坂本君が必死に歌い踊る横で、チャラチャラと動いているだけなのに、決めのポーズになると舞台をさらってしまうのですから。さすが「主役専科」を歩んで来ただけに風格があります。
 そんなツレちゃんの娘に扮したのが紫吹りかちゃん。宝塚時代から女役には定評がありましたが(芝居はやたらと男臭かったけれど)、ティーンエイジャーの娘を演じても違和感ナシ。ま、母親がツレちゃんですから、ちょっと押し出しが良い位で丁度良いのです(笑) かつては省エネ歌唱法が目立つ宝塚の中でも、彼女は最も省エネの歌(ダンスもかな)を披露していたのですが、さすがに絶叫するツレちゃんの前での省エネはできないらしく、全力投球の舞台でした。歌もダンスもピーターそっちのけで、バリバリに頑張っていました。なんだ、出来るんじゃない、と今までの舞台についてあれこれ思うところはありましたが、今回はショーマンとしての魅力をタップリ堪能してきました。やたらと露出している衣装なので、中途半端な女優さんが着用したら下品で嫌らしくなってしまうでしょうに、あまりにプロポーションが良いので、凄く格好良く見えるのも嬉しい。ライザ・ミネリ・コンサートのシーンでは、男達を引き連れて、まことに見事な歌とダンスを披露。このミュージカル最高の華やいだ場面となったのでした。そして、年齢を重ねるにつれて、台詞や歌は落ち着きを見せ始め、スターとしての貫禄は増していくのはさすがの引き出しの多さ。ツレちゃんもりかちゃんもショースターとしての実績があるので、芝居の中での短時間だけの芝居であってもスターとしての存在感に説得力があるんですよねぇ。
 男優陣はまずはスケール感で女優陣に完敗でしたが、スターの役も、息子を無限の愛で包み込む母親も登場しないので、ま、こんなものでしょうか。彼女たちに拮抗する強烈な個性の役がないのですから。(グレッグの押し出しがもっと強ければ、女からピーターを奪ったGAYとして面白くなったかも)。でも……もう少し頑張りましょうね。少なくとも、洋物作品の中で、いかにも日本人といった姿勢だとか仕草は控えましょう。ちょっとした出番の中でも、役の設定を観客に理解させ、強い印象を女優は残すことができるのに、男優たちときたら手も足も出ない状態というのはちと情けないです。あ、リトル・ピーターは素晴らしいテクニックでした。シッカリした歌唱とダンスで堂々とした役者っぷりに、思わず「ほほぉ」とおじちゃんは喜んじゃいましたさ!
 でもまあ、致命傷だと攻撃されるようなひどい役者はいませんでしたし、お姉さんたちは自分の役割を理解してきっちり盛り上げてくれるし、結局は色々な愛に満ち溢れた舞台なので、見終わった後の後味がまころによろしゅうございました。そして、青山劇場の24分割セリが久しぶりに大活躍していて、見応えがありました。満足、満足。


2005年06月15日(水)19:00-21:10
東京都交響楽団「第610回定期演奏会」@サントリーホール

A席 3800円 1階-4列-20番 (パンフレット:200円・無料配布)

指揮:李心草
ピアノ:コルネリア・ヘルマン

 董立強:オーケストラのための「ディスタンス」(2003)
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467
(アンコール)
 バッハ:主よ人の望みの喜びよ
(休憩)
 プロコフィエフ:交響曲第1番 ニ長調「古典交響曲」op.25
 チャイコフスキー:幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」op.32

 都響の定期会員の高橋さんがおフランス旅行のため、代役で定演に行ってきました。しばし倦怠期していたので、久しぶりの都響コンサートです。が、こんな時に限って、残業になってしまい、一曲目の「ディスタンス」には間に合わず、二曲目からの入場となりました。オーケストラのコンサートなので、のぼぉちゃんはどうでも良い……と思いつつ、ピアノコンチェルトゆえ、足さばきしか見えないというのはちょっと残念(笑) ピアノのコルネリア・ヘルマンはアルプスの山の中で「サウンド・オブ・ミュージック♪」と歌い踊るのが似合いそうな健康的な美人さん。リリカルで素直なモーツァルトでした。アンコール曲も古典作品なので、今宵はさほどリズムの複雑な曲が演奏されたわけではないのですが、細かなフレーズの中でちょっとしたアクセントで変化をつけるのが新鮮で面白かったです。
 後半で登場したプロコのシンフォニーはバレエ「ロメジュリ」を彷彿とさせるリズミカルさだとか楽器同士の掛け合いが楽しい大好きな曲なのですが、なぜ「古典」というタイトルが付くのか未だに納得いきませぬ。とってもモダンなのに。続くチャイコの幻想曲は表情豊かな華やかさが魅力の曲。指揮者(20〜30年前の小学生に良く見られた坊ちゃんカットで、どことなく見覚えがあるようなないような……)がオケを結構あおる方で、気持ちよく熱狂してました。おかげでのぼぉちゃんの弓はやたらと毛が切れていました。席が近かったというのもあるのですが、ppの部分でプツプツと切れた毛をちぎり捨てる音が結構聞こえて思わずププッ。


2005年06月16日(木)19:00-20:50
練木繁夫/藤原浜雄/鈴木康浩/古川展生「ピアノ四重奏曲名曲選 I」@JTアートホール

全席指定 3000円 13列-7番 (パンフレット:無料)

ピアノ:練木繁夫
ヴァイオリン:藤原浜雄(矢部達也の代役)
ヴィオラ:鈴木康浩
チェロ:古川展生

 マーラー:ピアノ四重奏曲[断章]イ短調
 モーツァルト:ピアノ四重奏曲 第2番 変ホ長調 K.493
(休憩)
 R.シュトラウス:ピアノ四重奏曲 ハ短調 Op.13
(アンコール)
 R.シュトラウス:ピアノ四重奏曲 ハ短調 Op.13 より スケルツォ

 結局のところ、のぼぉちゃんのベストの状態を聴くには室内楽が一番の気がするのです。楽器の特性としても、音量の幅を最も自然に発揮できる規模ですし、各パートとの掛け合いが気を抜けない部分があるので、のぼぉちゃんだけ手抜き(?)なんて出来ませんし。ま、普段弾きなれていない曲を、ベテランに混ざって演奏することが多いのですから。今回、残念ながら病欠となった都響のコンマス矢部ちゃんに代わって、読響のコンマス(今も?)の藤原さんが参加。ますますオジサマ色の強いステージになりました。が、なんとのぼぉちゃんがすんなり溶け込んでいました! 最近は「若手」だとか「新星」といった言葉は他のチェリストに使われることが多くなり、いよいよ、のぼぉちゃんも中年期に突入! なぁんて本人に言ったらきっと頬っぺたをプーっと膨らませることでしょう!
 ヴァイオリンが急遽入れ替わったということを差し引いても、今回のアンサンブルはかなりバラバラだったように思われます。出演者がそれぞれ相手の出方を探り、あれこれ音で遊び、語りかける、という点ではさすがのベテラン揃いではあるのですが、いかんせん音楽性がバラバラ。藤原さんは前半のマーラーやモーツァルトにおいては「一昔前の音楽家だものね」と聴きながら自分に言い聞かせていたのですが、R.シュトラウスになったら、自分で自分をごまかすのも限界。すみません、彼のヴァイオリンの音は苦手です。固くてキンキンした音。。。柔らかさだとか明るさ、自由という空気をあまり感じることが出来なかったのが残念。もちろん、技術的には安定しているし、音楽も大きいので、好きな人にはたまらないのでしょうが……ゴメンナサイ。ヴィオラの鈴木さんは派手な演奏家ではないけれど、ちょっとしたフレージングで美味しい節回しをして、聴き手をドキリとさせてくれました。
 そして、のぼぉちゃんはというと、久しぶりに乱暴でないピッツィカートだとか、力まない、走らない、のびやかな音楽を聞かせてくれました。いやぁ、こんなのぼぉちゃんが聴きたかったのです! ここしばらくのフラストレーションを吹き飛ばしてくれるような小粋な演奏でした。彼は色々なジャンルの演奏に取り組んではいますが、たまにお遊びで演奏するならばともかく、やはり基本のクラシック路線を極めてほしいなと、改めて思いました。ということで、あれこれほころびのあるアンサンブルではありましたが、それでものぼぉちゃんの魅力全開というだけで喜んでしまうのですから、ファンって単純。久しぶりに、のぼぉちゃん「が」良かったねとおしゃべりしながらの帰路となりました。のぼぉちゃんは、コンチェルトのコンサートもいくつも控えていますが、室内楽、それもメンバーや会場を厳選したものに沢山参加していただきたいものです。
 さて、のぼぉちゃんがどんなに良かろうと、コンサートの主役はやはり練木さん。マーラーでは、聴いているこちらのお腹が痒くなってきそうな、繊細なpppでの演奏、モーツァルトではグルベローヴァのコロラチューラを聴いているかのような華やかかつ軽やかなパッセージを披露。彼のキラキラした音の前では、他演奏者の音がまるでモノラルのように思えてしまうのが不思議です。そして、fffになっても決して濁らない音。タッチもぺダリングも絶妙で、思わず見入ってしまいます。R.シュトラウスともなると、自由自在な呼吸で気持ちよく音楽空間を泳ぎまわっていました。あっちこっち暴走しようとする面々をまとめ、盛り上げどころも、丁々発止とやりあうところも、結局は練木さんの手のひらの上での出来事となるのが素敵です。それにしても、R.シュトラウスのピアノ四重奏曲は初めて聴きましたが「薔薇の騎士」を彷彿とさせるフレーズが沢山登場して、かなり僕好み。あれこれフレーズが移り変わっていくのがのぼぉちゃん向きだからやろか?


2005年06月21日(火)18:30-21:35
宝塚歌劇団花組「マラケシュ・紅の墓標」「エンター・ザ・レビュー」住友VISA貸切公演@東京宝塚劇場

B席 3500円 2階-14列-38番 (パンフレット:1000円)
演出:荻田浩一(マラケシュ)/酒井澄夫(エンター)

 リュドヴィーク・アドラー(マラケシュにあるホテル・クーペに滞在している男):春野寿美礼
 オリガ・オブライエン(行方不明の夫を探してマラケシュにやって来たロシア人女性):ふづき美世
 レオン(リュドヴィークの仕事仲間。ベルベル人の母と白人の父を持つ):樹里咲穂
 ソニア(イヴェットの付き人):矢代鴻
 クロック長官:(マラケシュにあるフランス統治政府の警察長官):萬あきら
 ラッラ(レオンの母親。ベルベル人):京三紗
 コルベット(ホテル・クーペのオーナー):夏美よう
 ナターリャ・ワレンコフ(折がの伯母。亡命ロシア貴族):梨花ますみ
 クリフォード・オブライエン(オリガの夫。大英帝国の測量技師):彩吹真央
 ギュンター(イヴェットを執拗に付けまわす美術品コレクター。ドイツ人):蘭寿とむ
 イヴェット・ダンボワーズ(元レビューの花形スター。リュドヴィークのかつての恋人):遠野あすか
 蛇:鈴懸三由岐

 久しぶりに「ダンスの花組」を堪能してきました。エリザベートや、轟悠の特別出演公演、90周年記念の祝典公演などで、ここしばらくダンスはあまり重きを置かれていなかったのですが、ここぞとばかりにダンサーが踊りまくっています。トップさんがダンスよりも歌を主体としているので、春野寿美礼が銀橋で歌い上げている間、ダンサーたちは本舞台で踊りまくるという事が可能となり、下級生たちのやる気が伝わってくるのが嬉しい限り。中でも、蛇役の鈴懸三由岐については、あらかじめパンフなどで役の意味を確認しておかないと「やたらと出てきて踊っているけど……何?」となりかねないのですが、通常の宝塚のレベルを超えた見事なダンスで魅了してくれました。主役ではないけれど、適材適所の脇役がガッチリ舞台を支えてくれると安定感がありますね。今回は芝居もショーも春野寿美礼以外は「歌手には歌を」「ダンサーにはダンスを」と割り振られているという、最近の宝塚では珍しいタイプの公演でした。さすが、座付き作者によるオリジナル!
 とはいえ、芝居については、大勢の生徒それぞれに見せ場を作ってしまい、結局のところトップコンビが発散しどころのない役どころというのも相まって、「メインのストーリーは何?」になり、いつの間にか幕が下りているというのは、大劇場作品としては、宝塚作品としてはいかがなものでしょうね。とにもかくにも、トップに見せ場がないのは致命傷。もしかしたら、見せ場は合ったのかもしれませんが、それを見せ場として見せられなかったのではお話になりませぬ。やたらとスーツ物作品が多く、今回も見た目に地味というのが災いしています。そして、ショーは良く言えばオーソドックスな、悪く言えば古臭い構成でした。
 さて、トップの春野寿美礼ですが、彼女の「今、ワタクシは歌い上げております」という心の台詞が聞こえてきそうな歌唱は、このところやたらと癖が強くなっていて、だんだん苦手になりつつあります。宙組の和央さんを思わせる高音もちょっと、ね。そして、なぜか髪型もいつも同じ不思議な分け目を入れた7-3分けですし、とっても野暮ったいスターさん。そして、相手役のふづき美世はなんでこんなに品がないんでしょうね。歌声もキンキンしているし、ダンスはモタモタ。トップコンビが揃いも揃って野暮ったいのはツライです。どのシーンも金太郎状態。
 さて、逆に絶好調なのが、残念ながら今回がサヨナラ公演となる樹里咲穂。白人と現地人のハーフの詐欺師という胡散臭い役は彼女ならではのもの。「ミス・サイゴン」のエンジニアのような役どころで、話もわかりやすければ、見せ場もタップリで、一回観た限りではありますが、印象に残っている場面というのはどれもこれも彼女の登場シーン。ショーにおいても、コメディ場面に淫靡な場面、シャープな場面に大階段の歌手など、男役・樹里咲穂の魅力全開の構成。トップさんごめんなさい、の目立ちまくり状態の作品なのですが、ま、樹里さんの方が上級生なので、文句は言わせまい。。。ちょいと張り切りすぎて、声を張り上げすぎのキライもありますが、単純に舞台を盛り上げよう、客席を楽しませよう、という姿勢は、ショースターとしては頼もしい限りです。
 樹里咲穂と並んで公演を引っ張ったのが遠野あすか。芝居は高慢ちきな上にダークな過去を併せ持つ二流スターの役、ショーでは各場面ごとの主役と組むという、トップ娘役以上の高待遇。番手でいくと、役の振り方をトップ娘役と逆にしても良い位。さすがにキャリアを組んでいる人なので、歌やダンスでの押し出しはナカナカのスターっぷり。気持ち良いです。が、が、相変わらずの超大根芝居。この人の台詞回しだとか、動きってひたすら下品なのでダメだぁ。。。個人的な意見ですが、宝塚の娘役の路線の人は、せめて品のある人が良いなぁ。。。
 彩吹真央以下の男役スターは押し出しが弱く、存在感がない状態(ちなみに、今回はオペラグラスなし、二階の後方というポジションでした)。その分、ダンサーや歌手たちは、職人系の良い仕事をしていました。


2005年06月25日(土)13:00-14:35
NEW ADVENTURES「愛と幻想のシルフィード」@東京藝術劇場中ホール

A席 5000円 2階-A列-5番 (パンフレット:1500円)
演出・振付:マシュー・ボーン

 ジェームズ(花婿):ジェームズ・リース
 エフィー(その婚約者):ハンナ・ヴァッサロ
 ロビー(花婿付添い人):アダム・ガルブレイス
 ドーティ(花嫁付添い人):レイチェル・ランカスター
 ガーン(エフィーに横恋慕する男):フィリップ・ウィリンガム
 マッジ(ジェームズに横恋慕する女):ジェマ・ペイン
 アンガス(ナルシスト):マット・フリント
 ユアン(人生の迷い子):ロス・カーペンター
 ジーニー(おしゃれマニア):ミカ・スマイリー
 モーラッグ(田舎者):友谷真実
 シルフ:ミュレーイ・トルマー

 バレエやオペラにおける妖精だとか悪霊モノについては、現代人からするとかったるいことが多いのです。「ラ・シルフィード」も、通常の古典バレエとしての公演の際は、ただキレイにフワフワしているだけのシルフィードと、やたらと迷信深い人間達、という設定。ストーリー的に派手な見せ場や迫力ある群舞が登場するわけでもないので、いわゆるロマンティック・バレエは僕の好みの範疇外。が、同じストーリーにもかかわらず「ドラッグ中毒の青年の物語」に仕立て上げたマシュー・ボーンの着眼点に脱帽。「スワン・レイク」や「くるみ割り人形」ほど脱線せず、ほとんどオリジナル通りの展開にも関わらず(もちろん、振付は現代バレエ)、非常に説得力のある作品に生まれ変わっているのが見事です。シルフがジェームズにしか見えず、婚約者や友人の前で挙動不審な言動をとるジェームズという人についても納得がいくでしょ。舞台美術はというと、汚い公共トイレだとか、失業者たちのアパートだとか、廃車の置かれた空き地などで、全然ロマンティックではないので、元々のロマンティック版が好きな方にはショックが大きいかも。でも、僕は今回の設定はかなり気に入ってます。
 このカンパニーの特色として、キャストは当日発表なのですが、ジェームズはお目当てのウィル・ケンプではなく、ジェームズ・リース。でもまぁ、ケンプは名前を知っている、という程度でとりたててファンではないので問題ナシ。クラシック版とは違って、キャストの数が非常に少ないのですが、上記の配役表でもわかるように、それぞれに名前があり、細かなキャラクター設定がなされています。あぁ、とっても英国的! そして、芝居面では凝っているのですが、ダンサーの力量はというとちょっと「?」となってしまうのも英国的!! ダンス・カンパニーなのにも関わらず、動きが鈍かったり、体が固かったり、そもそもダンサー体型とは思えない人まで見受けられるのです。きっと、演技力重視だったりするのでしょうね。ま、そのバラバラさが一幕での「友人達」としてはうまくはまりましたが、ニ幕でのシルフたしの群舞ともなると、そのバラバラさ加減にちょっとイライラ。個人的には、ピシリと揃った群舞というのが好きなので、「決めるところでは決めてよ〜」なんて思ってしまいます。ま、ロイヤル・バレエですら群舞はあまり揃ってない国なのですが……国民性なのかしらん?
 ということで、設定は面白かったけれど、ダンスとしてはさほど面白いとは思いませんでした。芸劇中ホールの舞台のそれも前半分しか使わない演出なので(何しろ出演者はたったの11人ですから!)、これといったダイナミックな振りもなく、個人的にはちょっと苦手な舞台でした。もっとも、週末公演にもかかわらず、空席はちらほらありましたし、何よりも客席の温度があまり高くなかったです。勝手に期待していただけですが、僕にとっては期待ハズレの舞台でした。


2005年06月25日(土)17:00-19:50
新国立劇場バレエ団「ドン・キホーテ」@新国立劇場オペラ劇場

ランク7 3391円(会員割引) 4階-2列-12番 (パンフレット:800円)
指揮:ボリス・グルージン
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

 キトリ:スヴェトラーナ・ザハロワ
 バジル:アンドレイ・ウヴァーロフ
 ドン・キホーテ:長瀬信夫
 サンチョ・パンサ:奥田慎也
 エスパーダ:イルギス・ガリムーリン
 森の女王:川村真樹
 キューピッド:さいとう美帆

 「ドン・キホーテ」は数あるバレエ作品の中でも僕が最も好きな演目です。ストーリーが明快でシンプルですし、初心者でもわかりやすい高度なテクニックのダンスが次から次へと登場しますし、芝居としての踊り、優雅な群舞、民族舞踊、ソロやパ・ド・ドゥなどなど、変化に富んだ見せ場の連続。精神的に七面倒な事を言わず、ちょっとスポーツ感覚なところに爽快感があります。先月の牧阿佐美バレヱ団公演は急遽行けなくなってしまいましたが、今月の新国バレエ団、来月のアメリカン・バレエ・シアターと、色々なカンパニーの公演が目白押しなのも嬉しいです。
 さて、今回のキトリとバジルはロシアからのゲスト。長身で足が真っ直ぐで、ポーズの一つ一つがとても美しいです。ちょっとしたステップも同じ振りで同じスピードにも関わらず、とても優雅にシャープに見えてしまうのですから、見た目命のバレエ公演としては、まずはその恵まれた体躯に見惚れてしまいました。二人とも長身ということもあって、ダイナミックな動きが映えること映えること。おかげで、彼らの登場と共に客席はノリノリ。第一幕の時点から熱い拍手が巻き起こったのでした。定番作品とあってか、脇役も手馴れたもの。通常は有望な若手が演じることの多いキューピッド役は、既に新国バレエ団で主演もこなしているさいとう美帆が扮するという豪華版。そして、コールドから大出世の川村真樹はおっとりかつゴージャスな女王様でした。
 さて、常々、そのレベルはトップ級と僕が誉めそやしている新国のコールドですが、芝居部分では、踊っていない時も、単なる大道具にはならず、目配せはちょっとした表情、おしゃべりしている芝居など、作品に溶け込むのが非常にスムーズで、ソリストのダンスシーンなど、壁の花が大勢となっているバレエ団が多い中、率先して舞台を盛り上げるのがますます板についてきました。もしかしたら、スターさんたちを本気で応援しているのかもしれませんが!見ていて気持ちの良い光景です。それでいて、群舞の場面ともなると、角度もスピードもピタリとあったチームワークの良さを見せてくれる、緩急自在な舞台っぷりは、いつもながらに圧巻です。作品良し、ソリスト良し、アンサンブル良しの楽しい公演でした。ノリノリ!!


2005年06月28日(火)18:30-21:35
宝塚歌劇団花組「マラケシュ・紅の墓標」「エンター・ザ・レビュー」@東京宝塚劇場

B席 3500円 2階-12列-58番 (パンフレット:1000円)
演出:荻田浩一(マラケシュ)/酒井澄夫(エンター)

 リュドヴィーク・アドラー(マラケシュにあるホテル・クーペに滞在している男):春野寿美礼
 オリガ・オブライエン(行方不明の夫を探してマラケシュにやって来たロシア人女性):ふづき美世
 レオン(リュドヴィークの仕事仲間。ベルベル人の母と白人の父を持つ):樹里咲穂
 ソニア(イヴェットの付き人):矢代鴻
 クロック長官:(マラケシュにあるフランス統治政府の警察長官):萬あきら
 ラッラ(レオンの母親。ベルベル人):京三紗
 コルベット(ホテル・クーペのオーナー):夏美よう
 ナターリャ・ワレンコフ(オリガの伯母。亡命ロシア貴族):梨花ますみ
 クリフォード・オブライエン(オリガの夫。大英帝国の測量技師):彩吹真央
 ギュンター(イヴェットを執拗に付けまわす美術品コレクター。ドイツ人):蘭寿とむ
 イヴェット・ダンボワーズ(元レビューの花形スター。リュドヴィークのかつての恋人):遠野あすか
 蛇:鈴懸三由岐

 数日前にはじめて見たときはわけがわからない状態だったのですが、各方面からレクチャーを受けてのリベンジ観劇。言われてみれば、あれこれ伏線が張られていて、非常に凝った作品なのですが、やっぱりつまらない〜。ワーグナーの「ニーベルングの指環」における、ラインの黄金のように「誰もが欲しがるけれど、手に入れた者は不幸になる、黄金の薔薇」を巡るドラマなのですが、いかんせん、約一時間半の上演時間の中でまとめ上げるにはあまりにも扱う題材が多すぎました。むりやり辻褄を合わせました、の感が拭えず、です。
 登場人物の国籍は全員といって良いほど違うのです。モラヴィア人、ロシア人、フランス人、イギリス人、ベルベル人、そしてハーフまで、多国籍キャスト。おまけに、それぞれの国の事情だとか、民族問題まで絡んでくるので、観劇しながら「今は○○人と○○人の会話だから。。。」と脳内変換の必要があるのです。だから、この台本が舞台作品ではなく、連続テレビシリーズだったら、かなり変化に富んだ面白い作品になったかもしれません。
 が、上演しているのが、芝居に余韻のない花組。台詞をなぞるのに精一杯で、その場の雰囲気を醸し出すなんてできないので、結局、どのシーンも同じトーン。パリの回想シーンのみ異色ではありましたが、よりにもよって、その場面の中心は一番大根なあすか嬢。ルドヴィークの昔の彼女のイヴェットと、今の彼女のオリガがもっと深く絡み合えば、ドラマティックに盛り上がって面白かったのでしょうが、どちらも中途半端ゆえに不完全燃焼。最近の宝塚では、三角関係がクッキリ描かれる作品が少ないので、非常に勿体ないことです。
 唯一、ムードメーカーとなっていたのが蛇の鈴懸三由岐。この役は何を表しているのか、実はわかっていないのですが、舞台の空気を瞬時に変えるインパクトがあったのがさすが。全体的に、ダンサーは踊りまくり、シンガーは歌いまくり、という舞台でした。適材適所なのに……なぜこんなにも盛り上がらないのでしょう!?!?
 さて、レクチャーのおかげで、今回はどうにか「ルドヴィークの話」として観ることができましたが、それでもやはりレオンに食われていましたね。これは、春野すみれの醸し出す情緒というのが単一的なのが原因かもしれません。どの歌も歌澪が消えてしまうようなパターン化した歌い方、台詞も「思いを込めています」という心の声が聞こえてきそうなのですもの。が、そんな彼女もショーになると、樹里咲帆との歌合戦だとか、苦手なダンスの合間の歌い上げなどで、変にこねくり回す余裕がなく、癖の取れた素直な歌唱。個人的には、彼女がノビノビと歌っているところが好きです。
 それにしても、この組のトップコンビって、舞台上で組んでいるようで組んでないですね。芝居は結局すれ違いのままですし、ショーでも、同じ場面に登場してはいても、二人組んでの歌やダンスってあまりなかったような。。。


2005年06月30日(木)18:30-21:15
劇団スイセイ・ミュージカル
「広い宇宙の中で」初日@博品館劇場

全席指定 6500円 D列-6番 (CD付きパンフレット:2000円)
演出:西田直木

 富士和子(正太の妻・幽霊):安田貴和子
 林田樹実生(正太の甥っ子):吉田要士
 富士正太(貿易会社社長):越智則英
 生駒源次郎(正太の親友):田代久雄
 生駒ハナ(源次郎の母):佐藤志穂
 浅間靖(陽子の恋人):富塚清衛
 富士陽子(長女):八木みのり
 富士彩恵子(次女):相原奈保子
 富士朋美(三女):金子昌代
 富士昌也(長男):鷹野浩之
 富士ひかる(四女):中村香織
 三原みつ子(家政婦):吉村美喜子
 赤城照代(正太の再婚相手):旺なつき
 アンサンブル:澤地孝博、茂野陽子、藤井珠美、吉井維、岡綾絵、桐生泉