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神経症になる人は理想が高いという事を、他のページにも書きましたが、その異常に高い理想というのは、どこから受け取ってしまったのか?というと、親や社会からではないかと思います。親は子供に良かれと思って、あるいは躾と思って「ああしなさい」「こうしなさい」という事を言いますし、社会に出れば、会社等の人間関係で、いろんな事を言われたりします。また恋愛や結婚に失敗して、きつい言葉に傷ついた人もいるでしょう。神経症になるような人達は、とても真面目ですから、それを真正面から受け止めてしまって、理想が高くなってしまうんですね。 ところで、そんなに完璧な人間なんて、この世にいるだろうか?と考えてみると、そんな人はどこにもいないんです。神経症の人が「こうでなければならない!」と考えているような生き方をしている人は、この世にはいないんですよ。私が神経症が治り、そして周りの人達を見てみたら、そこにはみんな頑張っているようでいて、適当に息を抜いて、何とかバランスを取りながら生きている人達ばかりだった訳です。そして、一人ひとりみんな生き方が違っていました。それで構わないんですね。 確かに親は言ったかもしれません。「しっかり勉強しなさい」とか「きちっとしなさい」「そんな事をしていると、人に何と言われるかわからないぞ」等と、いろんな言葉で、私達を脅してきたのかも知れません。それを真面目に受け止めて、真剣に言われた通りに生きようと努力してきたのが私達神経症者なんだろうと思います。 でも、実際にはそんな生きかたはしなくても、生きていけるし、そんな生きかたをする必要もないんです。私達一人ひとりの人生は、親のものでもないし、まわりの人のものでもありません。私たちの人生は自分のものです。どんな生きかたをするか?それを決めるのは自分であり、その責任を取るのも自分自身なんです。親や周りの人の言う通りの生き方をして、その結果どうなろうと、その人達が責任を取ってくれる訳ではないんですね。だとしたら、自分が本当に生きたいように生きてみたいと思いませんか?自分が本当に喜ぶような生きかたをしてみませんか?それをお勧めしているのが、このHP「神経症と付き合っていく方法」なんです。 例えば仕事にしても、どんな仕事をしても、生きていく事さえ出来れば、それで構わないんです。人間関係だって、誰かに好かれない事もあるかも知れません。嫌われる事だってあるかも知れません。人間は不完全な存在ですから、誰にも決して嫌われないような人なんて、この世にはいないんです。そして人に好かれるか?嫌われるか?は、自分の幸せに取って、そんなに大きな問題ではないんです。なぜなら自分だって全ての人を好きになれないでしょう?嫌いな人だっているだろうと思います。 私達一人ひとりには「自由意志」が与えられています。どういう生きかたをしていくか?それは私達が自分で決めて構わないんです。親はおそらく先に死んでいくでしょう。私達もいつかはおかんに入る時が来るでしょう。死ぬ時になって後悔しないように今を生きてみませんか? 仕事で出世しなければならない訳ではないし、多少貧乏しても生きていければ、それでいいじゃないですか。人間関係がしんどければ、人と距離を取って生きても構わないんです。結婚してもいいし、しなくても構わないんです。要するに、自分がどう生きるかは、誰にも規制する事は出来ないし、生きていく事さえ出来れば、それで構わないんだと思います。神経症の人は、生きていく為に最低限必要な事、つまり「生きていければそれでいいじゃないか」という考え方を持つ事が出来れば、気持ちが少し楽になるんじゃないでしょうか。 働きたく無い人は、誰かの世話になったっていいし、最悪の場合、生活保護だってあります。今の世の中で餓死する人はいません。人間関係で人に好かれなくたって、あるいは嫌われたって、生きていく事は出来るんです。そこまで腹をくくってしまうと、もう恐いものは無くなるんじゃないでしょうか。 |