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私は20代の頃、ヨガをやりました。ヨガにはたくさんの呼吸法がありますが、神経症の人に合いそうな呼吸法の中から、誰にでも出来るような呼吸法を書いてみたいと思います。 神経症の人は、いろんな事へのこだわりから、不安や緊張を感じているだろうと思います。問題はそのこだわりですよね。もし、心がこだわりから離れたら、心がおだやかになり、随分楽な状態になると思いませんか?もし今、そうなれたとして、その時の自分をちょっとだけでいいですから、想像してみて下さい。 「こだわり」というのは1つの事に意識が集中して、他の事に意識が向けられなくなっている状態をいいます。人間は1度に1つの事しか考えられないようになっています。だとしたら、別の事に意識を集中できたら、そのこだわりから離れられますよね。その方法の1つが、この呼吸法です。 ●呼吸に関する基本的知識 それではまず、呼吸について基本的なお話しをしてみたいと思います。人間は意識しないでも、自然に呼吸をするように出来ています。眠っている時でも、自然に呼吸していますよね。これは全ての内臓と同じように、自律神経が24時間、呼吸をするようにコントロールしているからです。ところで内臓の中で1つだけ自分の意識でコントロール出来る臓器があります。それが「肺」なんです。すなわち、呼吸を意識的にコントロールする事によって、自律神経を安定させたり、気持ちも穏やかにしていく事が可能なんです。なぜかというと、呼吸は自律神経と意識の両方でコントロールが可能だからです。 ところで、心が落ち着いている時に、自分がどんな呼吸をしているかを観察してみて下さい。不安や緊張がある時とは、かなり違うだろうと思います。不安や緊張を感じている時は、呼吸が浅く早くなりますが、落ち着いている時・穏やかな気分の時は、呼吸が深くゆっくりになります。呼吸は意識でコントロールできますから、深くゆっくりな呼吸をする事によって、気持ちも穏やかにする事が可能になります。 ●具体的な呼吸法のやり方 この呼吸法は、心がよく乱れて困っている人にお勧めしたい呼吸法です。方法は簡単で、呼吸の吐く息を1〜、2〜、3〜、4〜・・・と数えていく訳です。これなら、いつでもどこでも出来ますよね。呼吸を数えながら、ゆっくり深呼吸を続けていくと、次第に気持ちが穏やかになっていくのを感じるだろうと思います。 不安や緊張を起こさせる「こだわり」の方に意識が向くと、数が数えられなくなりますから、そういう時は、もう1度、1から呼吸を数えてみてください。そして呼吸を数えているうちに、心が穏やかになり、こだわりから解放されていくだろうと思います。 また不安や緊張を感じている時は、胸式呼吸になって肩や胸が動くだろうと思いますので、できるだけ腹式呼吸を心がけてください。ゆっくりと腹式呼吸すると、副交感神経(迷走神経)の働きが高まり、おそらく2〜3分続けていくと、心が落ち着き・穏やかな気持ちになっているのを感じるだろうと思います。もちろん5分、10分と長く続けても構いません。 呼吸のやり方をお話ししてきましたが、この呼吸法をやる時の姿勢ですが、どんな姿勢でも構いませんが、背筋を伸ばしてやってください。イスに座ってもいいし、正座をしてもいいし、立ってでもかまいません。座ってやる場合は手を膝の上に置いてやるといいでしょう。 |
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