神経症になったら運動しよう!


★ 神経症になったら(総論)をまだ読んでいない方は、そちらを先に読んで下さい。

●鼻が見える!

 神経症と言っても、いろんな症状があります。例えば、鼻が見えて気になって困るという人もいます。鼻は目より前にあるんですから、見えるのが当然なんですが、それが気になって、その事から気持ちが離れなくなって、こだわってしまうんですね。

 この「こだわり」というやつを何とかしたい訳です。上の例で言うと、鼻が見えても、その事にこだわらなくなって、別のことに意識が向けば、何も問題はない訳です。こだわらなくなるとどういう状態になるか?というと、その事から別の事に意識が向いていくようになります。川の流れのように、一カ所にとどまらないで意識が流れていく状態です。

 つまり、神経症になっている人は、健康な人でも多少なりとも感じる事に、こだわっている状態と言えるでしょう。そこで1つの事にこだわっている気持ちを、他に向けて気を紛らわせるとか、忘れようとか、いろいろ方法を考える訳ですが、逆に気になってしまうという悪循環になりがちです。

●奥の手を1つ紹介

 そこで奥の手を1つ紹介します。何かにこだわっている訳ですから、そのこだわりに使っているエネルギーを、別の事に使ってしまおうという訳です。つまり運動をして、エネルギーを使ってしまうと、気になって仕方がない事を考え続ける為のエネルギーが無くなる為に、考える事が出来ない・こだわる事が出来ない…という状態におちいる訳です。しかも運動で呼吸が深くなり、丹田力が高まると、心も安定します。

 人間は生きていると、毎日、いろんな事を考えます。「心の針」という言葉がありますが、心の針はクルクルといろんな方向に向いている訳です。ところが、時々、その針が止まるんですね。止まった方向が、自分が喜ぶ事や、自分が幸せになる事ならいいんですが、神経症の人は、悲観的な事・自分が苦しむ事に心の針が止まって、そうなったらどうしよう?そうなったら大変だ!…と考え始める為に、悪循環に陥っていきます。

●運動の目的は運動不足解消・ダイエット

 それでは、具体的にどういう運動をすればいいでしょうか?運動といっても、いろいろありますよね。歩く?走る?エアロビクス?…、実は、割とどんな運動でも効果があります。例えば、家から外に出られない人は、部屋の中で運動をすればいいし、外に出られる人の場合には、ちょっと遠くまで歩いてもいいですね。

 神経症になっている人は、ほとんどが運動不足です。そこで、運動不足を解消する為に、運動をしてみましょう。ただし「症状」を治す為と考えると、症状に意識が向いてこだわってしまいます。そこで「運動不足解消」とか「ダイエット」を目的にするといいと思います。

 家の中で出来る簡単な運動としては、バランス体操でリラックスのページに書いてありますが、簡単な所で足の屈伸から始めてもいいですね。私はこれで神経症を治しました。不安で電車に乗れなかった時は、近所を走って乗れるようになりました。運動を始めると筋肉の量が増え、基礎代謝が上がってくるに従って、症状がラクになっていくのを感じるでしょう。

 動悸などがあっても、内臓に異常がない不安発作には、ステッパーがお勧めです。私も使っていますが、雨の日でも、不安になった時すぐに運動が出来て、下半身に効く所がいいですね。

 外に出られる人は、ちょっと遠くまで早足で歩きましょう。私が若い頃は、家の近くを走っていました。もちろんジムへ通っても構いませんし、水泳などいろんな種類の運動を組み合わせてもOKです。

 この方法のコツは、2つあります。どんな運動でも構いませんから、自分のエネルギーを使ってしまって、こだわるエネルギーがなくなってしまうようにする事。そして、症状が出た日は必ず運動する事です。症状が出なかった日は運動しなくても構いません。もちろん運動しても構いませんけどね。

 


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