2005年8月の出来事



31日(水)
■久しぶりのゴールデン街。
 日付変更線を越えて帰宅。早く寝なければ、と思いつつも、ボウイのDVDを小一時間鑑賞してしまった。
30日(火)
■ペ・ヨンジュン来日を伝える「サンスポ」と「スポーツ報知」の記事の見出しがかぶっていた。

 待ってたヨン

 「東京中日スポーツ」のかつての見出し<ヨン様、さヨンなら〜>ほどではないけど、センスないなぁ。
■ボウイのライヴDVDを借りてみた。曲自体は15年くらい聴き続けているものの、きちんとしたライヴ映像を観るのは初めて。
 タイトルは「1224」。1987年の12月24日に渋谷公会堂で行われたライヴが収められている。で、実はボウイが解散を発表したライヴでもあったのだ。ぼくはそれを知らずに、2度目のアンコールで登場した氷室京介が「今日はみんなにひとつ言わなきゃいけないことがある」と切り出す解散宣言に単純に驚いてしまった。氷室、涙ぐんでたなぁ。
 カメラワークと音の悪さを差し引けば、メチャクチャかっこよくて、メチャクチャ素晴らしくて、メチャクチャ感動的な作品だ。本当に。
29日(月)
■アルファベットを使わない言語を学ぶのは初めてだから、何か違和感がある。表音文字ではなく表意文字なので、読み方がわからない。いや、それ以前に、発音が難しい。
 「〜したい」とか「〜はありますか」など、簡単な会話くらいは覚えておきたいものだ。とはいえ、会話だから当然発音するわけで。CDを繰り返し聴いて、繰り返し口にするしかなさそうだなぁ。
28日(日)
■旅行代理店へ。
 まずは一応、ヨーロッパ便の空席照会から。10万円を切るパリ行きの航空券があることはあった。アエロフロート利用で9月14日出発・21日着。・・・そんなに休めません!
 パリをやめてロンドンやローマやアムステルダム、さらにはチューリッヒにしようが同じこと。直航便を利用しない限り、経由地までの便が満席なら、経由地より先の都市を変更しても意味がないのだ。
 というわけで、上海に決定。航空券だけ予約しておいた。ホテルは家で地図やガイドブックを見ながら決めればいいや、と。
 さて、気が乗らないけど、中国語の勉強を再開しようか。
 我去上海。
27日(土)
■先日書いた小津安二郎のDVD。発売日は今日なのだが、さっそく午前中に到着。すぐに開封し、「東京物語」を少し鑑賞した。泣けるねぇ。
■海外旅行の行き先が決まったと書いたが、それは単にぼくが決めただけのこと。実は正式に申し込んでいるわけではない。
 そんな中、ぼくの心の迷いを復活させるに充分なパリ行きのツアーが見つかった。それが一昨日のこと。はっきり言って旅行後の生活に不安が生じるかもしれないギリギリの出費だけど、ひとまずウェブ上で空席照会をしておいた。ところが昨日、満席の知らせが。9月の3連休周辺のツアーを今ごろ申し込むのは遅いのか。
 そして、今日。パリに行きたい衝動は抑えられず、安めの航空券をウェブ上で見つけるや電話で問い合わせるということを繰り返した。結論だけ書くと、ぼくの日程・予算に合う航空券はついに手に入らなかった。エール・フランスの直行便で17万円のものならとれる「かもしれない」と言われたってねぇ。
 やっぱりヨーロッパ方面は人気なんだなぁ、と再確認。パリは昨年も行ったことだし、当初の希望である上海で確定させるか。とはいえ、遅くとも明日にはある程度、具体的なものを手に入れなければならないだろう。よし、旅行代理店を直接訪ねて交渉しよう。
26日(金)
■宙に浮きそう。そんな感覚に襲われた。
 睡眠不足(といっても、相対的になんだけど)が原因だろうか。頭が急にボンヤリしてしまったようだ。金曜の仕事帰りだけに、一週間分の疲れがどっと出たのかもしれない。
 で、そこが駅のホームだったりするんだな。ちょっと危ない、と今になって思うんだな。
25日(木)
■台風。大きめの傘をさしても、膝から下がかなり濡れてしまった。「足元がお留守になってますよ」(シェン)ってことか。
■最近読み終えた本:『自白の心理学』。
 冤罪事件において、無実の人がさも真犯人であるかのような供述をしてしまうのはなぜなのか。心理学者である著者が、有名な甲山事件や仁保事件などを題材にして、「嘘の自白」が生み出される心理を分析していく、と。
 特に衝撃的だったのは、警察官向けのあるテキストに次のようなことが書かれているという事実。

 頑強に否定する被疑者に対し、「もしかすると白ではないか」との疑念をもって取調べてはならない。

 取り調べの場では、被疑者はたった一人である。もし被疑者が無実だったとしても、黒と信じて疑わない取調官らのさまざま圧力に耐えることができるだろうか。こうした取り調べの手法だけでなく、自白偏重主義、そして冤罪事件が公的な機関によって調査されたことがないという信じられない無反省ぶりはただちに見直されるべきだと思う。
24日(水)
■ぼくの好きな小津安二郎の作品が、27日に再発売される。
 さすがに全部買う余裕はないので、特に好きな3作品を選んだ。「東京物語」「晩春」「彼岸花」。
 店頭で買うのが面倒なのと、価格の安さを勘案して、初めてAmazon.co.jpを利用することにした。サインインは思いのほか簡単で、注文もすぐにできた。あとは商品の到着を待つだけ。発売日の27日に届くんだろうか。心待ちにしていよう。
23日(火)
■たまにはお気に入りのサイトを紹介してみようかな。
 なかなかの人気サイトなので、すでに知っている人が多いかもしれない。→「裏ドラゴンボールマニア」
 ヤムチャってつくづく惨めなキャラだと思う。
22日(月)
■パスポート用の写真を撮った。つい先月、パスポートの期限が切れたので、再申請しなければならないのだ。
 撮ったのはインスタント写真のボックス。いつ利用しても恥ずかしいなぁ。と、それはともかく、写真のサイズを「パスポート用」に設定し、2回撮影。3枚綴りの写真が出てきて、すべて終了。さて帰るとするか。
 いや、ちょっと待て。2回撮影するのはいいとして、なぜ3枚現像するんだ? 申請に使うのはたったの1枚だよ。2パターンの中から選べるのはサーヴィスのひとつと考えられても、余分な1枚はいったいどういう意図の下に現像されているんだろうか。
 次回の更新でも使えるように? いやいや、パスポートは5年用と10年用があって、申請や更新の際はその時点から6ヶ月以内に撮影された写真を使うのだ。ゆえに、更新時に使おうと5年前もしくは10年前に撮った写真を保管しておいても何の役にも立たないことは明らか。
 一方、紛失や損傷によるパスポートの再発給の際は写真が2枚必要になるらしい。でも、その場合だって2枚で済むわけだ。1枚余ることに変わりはない。
 残りは履歴書にでも使え、とか? 履歴書に貼るにはサイズが大きすぎる。どこで自己主張させようとしてるんだ?
 まあ結局のところ、本当の履歴書用など、写真のヴァリエーションを持たせつつ料金を同一にしたいということなんだろうな。納得いかないけど。
21日(日)
■今日の映画:「スパニッシュ・アパートメント」(01年、仏・西・英、監督:セドリック・クラピッシュ)
 バルセロナのアパートメントで共同生活をする、デンマーク、ドイツ、イギリス、スペインなどヨーロッパ各国出身の学生たち。そこへ新たに入ったのが主人公であるフランス人の青年。単純な見方だけど、この共同生活はEUのアナロジーなんだろうな。アメリカ人はいないし。
20日(土)
■今日の映画:「ヨコハマBJブルース」(81年、日本、監督:工藤栄一)
 主演・松田優作。役は私立探偵兼クラブシンガーである。
 松田優作の出演作を観るのは今作が初めてだと思う。ある人に強く勧められて観たのだが、なるほどその人の言う通り、優作はものすごく格好良かった。歌う姿も。それに対して、辺見マリがものすごく大根に見えたのだが、気のせいかな。
■海外旅行の行き先が一応決まった。上海に決めた。
 やはりヨーロッパに行くにはそれなりの日数がいるし、今の経済状況が許容できる出費を超えてしまう。で、昨年行こうと思っていながら果たせなかった上海にしよう、と。
 日程は有休の調整をした後でしか決められないので、とりあえずツアー情報を比較検討。そして、せっかくだからと中国語を始めた。あ、ドイツ語。まあ一端お休みということで。
19日(金)
■「挙げ句の果てに『こい』だぁ?」
 駅からの帰り道、すれ違った男性2人組の1人がそう言っていた。
 やっぱり多義的な言葉は面白い。すれ違った後、ぼくは冒頭の台詞が出てくる文脈を考えながら歩いた。
 始めは金魚を欲しがったのに、だんだん要求が高級になってきて、「鯉」を求めるようになったとか。
 コーヒーを入れてやったが、味がまずいとか、豆が安物だと言われたので高級品を買って飲ませたところ、「濃い」と文句をつけられたとか。
 金の工面や仕事のアドヴァイスなど、友人からいろいろな頼み事を聞いてきたが、先日ついに「恋」がしたい、とほざかれたとか。
 上述のどれかひとつかもしれないし、全てかもしれない。正解を求める必要はないし、そもそも正解なんてないのかもしれない。そこが面白いんだなぁ。
18日(木)
■9月に漠然と予定している海外旅行だが、いまだ行き先が確定しない。何か情報を得られるかと、昼休み中に旅行代理店に行ってみた。
 入ると、受付らしき女性がやってきて、行き先などを聞いてきた。一瞬ためらい、「パリ」と答えてしまった。まあでも、安いツアーがあるのなら、パリでいいか。
 間もなく、ヨーロッパ専門のカウンターの女性が来て、席に案内してくれた。うーん、受付といい、この女性といい、なんというクオリティの高さ。単にルックスが、ってことだけど。昼休みの終わりが近づいていたにもかかわらず、お構いなしで話し込んでしまったほどだ。
 それにしても、名刺を渡してくれるところまではいいとしても、「私がいない日を書いておきますね」だなんて、キャバクラとかそういう類の店みたいだな。応対した客が契約に至ればインセンティヴがつくんだろうか? ・・・たぶん貢献できないけどね。
17日(水)
■仕事で、千葉県の東金市へ。
 たった30分くらいの用事のために、電車を乗り継ぎ、片道2時間ほどかけて到着。最後は大網という駅で東金線に乗り換えたのだが、この駅がまあのどかな場所にあること。
 名所案内に目をやると、「○○海水浴場 東へ12km」だって。おいおい、そんなに離れてるのかよ。それで駅名が「大網」って、どれだけでかい網なんだ?
16日(火)
■今日の映画:「マルコヴィッチの穴」(99年、米、監督:スパイク・ジョーンズ)
 単純に笑える作品かと思ったら違った。
■とある私鉄の踏切で電車の通過を待っていたときのこと。
 祖父母に連れられていた4、5歳くらいの男の子が、やってきた電車を見て言ったー「あの電車ねー、幼稚園の子に似てるの」
 電車に似ているって、いったいどんな子だ? もしくはこの少年の感覚が常人のそれを超越しているのか?
 祖母は祖父に向かって「いつも言うんだけど、どんな顔なのかね」と言い、祖父は「電車顔か?」と。まあ確かに想像がつかないよなぁ。
15日(月)
■稚野鳥子の『クローバー』を読み始めた。ぼくがこれまで読んできた少女マンガは、学生が主人公の恋愛ストーリーばかりだった。でも、この作品は社内恋愛もの。
 絵はあまり好きなタイプではない。そして、ちょっと抜けたところのある主人公のOLと、仕事のよくできる上司との恋愛というのは考えてみればベタな設定だけど、まあけっこう読めるからいいや。
■休みを1日残して帰京。
14日(日)
■マンガを読んで過ごす。
 作品は永田正実の『恋愛カタログ』。20巻あたりまで読んでいたので、その続きを。
 修司と実果は大学生になっている。修司がある事情で一人暮らしを始めることに。実果は偶然会ったかつての同級生が同棲していることを知り、修司との同棲生活を夢見るが、現実は甘くなかった、なんてストーリーだったかな。あとは笹錦と少女漫画家の恋の行方やら、隆司と種との関係の変化とか。それぞれのキャラがちゃんと立ってるし、内面の葛藤もよく描けていると思う。現在も連載中の作品なので、早く続きが読みたいが、「別冊マーガレット」を買ったり、立ち読みしたりする勇気がない。単行本を買うのは全然恥ずかしくないのに。
■今日の映画:「イージー・ライダー」(69年、米、監督:デニス・ホッパー)
 舞台は60年代のアメリカ。「自由の国アメリカ」の本質とは何なのか。若きジャック・ニコルソンの台詞は現代のアメリカにもそのまま当てはまる。自由を訴えながら、自由に振る舞う他者は排除する。ラストシーンはそんなアメリカの正体を象徴しているように思う。
13日(土)
■帰省。
 電車に揺られながら眠っていると、急ブレーキが。目が覚め、窓の外を見たら、駅ではなく、線路上で止まった様子。間もなくアナウンスが聞こえてきた。運転手が走行中に異常な音を感知したため、急停車したという。結局、原因は置き石だったらしい。
 電車は10分ほどの停車の後、無事に発車した。が、ぼくにはひとつ、いや、ふたつ気になる点が残った。
 まず、車掌のアナウンスによると、「6両目と7両目の間」で置き石が見つかったという。いったい、どういう状態だったんだろうか。車輪にはじかれて砕けた石があったということなのか。それとも、停車するまで、1両目から6両目までの車両がその石を乗り越えていったということなのか。つまり、置き石がまさに置かれた状態で発見されたということなのだろうか。気になって気になって、その後は一睡もできなかった。いや、本を読んでいたからなんだけど。
 もうひとつ、「置き石があったことが判明された」と言った件。2度も「判明された」とアナウンスで言っていた。まあこれは単純な話だな。日本語をもっと勉強しろ、と。
■さて、実家で一息ついてから、地元の同級生たちとささやかな飲み会。場所は小さな焼き鳥屋。ボトルを入れたし、串物もかなり注文したのに、値段は驚くほど安かった。ふむ、やっぱり東京は物価が高いなぁ、と実感。なんたって世界一だもんね。
 で、お次はカラオケへ。世の男性が皆歌うであろう曲(例えば、大塚愛。えっ?)は別として、今回は歌ったことのない曲にいくつも挑戦してみた。といっても、まともな曲ばっかりだけどね。ビールの後、焼酎をロックで5,6杯、カラオケ屋でもカクテルとウィスキーコークを飲んでいたのにほとんど酔わなかった。もっとドカーン!といきたかったんだけどねぇ。
12日(金)
■8月ではなく、9月に有休をとって、海外に行こうかと考えている。
 理由は簡単で、料金が安くなるから。が、理由とは裏腹に、難しい問題がある。それは、行き先。
 ドイツ語を始めたからには、やっぱりドイツ、いやどちらかというと、オーストリアに行きたい。でも、ヨーロッパに行くには最低でも6日間の連休が必要だ。9月の後半だったら3連休を挟めば不可能ではないが、果たしてとれるのかどうか。
 もうひとつ、ヨーロッパ方面はちょっと金銭的に苦しいという事情もある。今年は原油高の影響で、飛行機代にサーチャージ(追加料金)が足されている。欧州便だったら、1万円ほど割高になるのだ。ケチケチするなって? いや、繁忙期は去ったとはいえ、9月はまだ相対的に料金は高め。その上での1万円の追加料金なのである。日常生活で何かを我慢すればすぐに1万円くらい浮きそうなものだが、特に余裕のある生活もしていないからなぁ。
 金銭的に苦しいという話をしたあとで、こんなことを書くのもなんだけど、海外旅行というと、パリに行きたい気持ちがどっと押し寄せてきてしまう。もちろん今回も。パリには2回行ったが、やっぱり何度でも行きたいのだ。そして、今度はパリを出て、リヨンやマルセイユに足を伸ばしてみたいとも思っている。今回はどんなに妥協してもそれは無理だけど。
 というようなことをいろいろ考え、中国(上海)か東南アジアにしようかと。ただ、ヨーロッパの可能性は完全に消えていない。結局どうするんだ? 残された時間は少ないぞ。
11日(木)
■横になって映画を観ていたらそのまま眠ってしまった。
10日(水)
■速水もこみちが公式サイトを開設するんだとか。複数のスポーツ紙が報じていた。
 記事の内容は、開設に先駆けて、インターネットTVの生放送番組にした、というもの。
 そんな箸にも棒にもかからない話が記事になるのかねぇ。速水なんて、名前の珍しさゆえの認知度を別として、俳優としてそれほど人気があるとも思えない。
 試しにプレサイトを覗く。タイトルは「MOCOSTYLE」だって。恥ずかし〜。さらに、公式マスコットらしきイラストは、ムーミンのパクリと言われてもおかしくない代物。ファン以外にはまるで通用しないサイトだった。
 さて、大したことない有名人の大したことないニュースが各スポーツ紙にそろって出たとき、することは決まっている。その有名人の所属事務所を調べることだ。件の速水はというと、これがまた研音なんだよなぁ。もういい加減、このパターンは飽きたよ。(05年6月7日の日記を参照されたし)
9日(火)
■早く潰れればいいじゃん。解体しちゃえばいいじゃん。「造反議員」の選挙区には郵政民営化賛成の候補者を立てるらしいけど、その結果、共倒れになればいいじゃん。そうなれば「自民党をぶっつぶす」とうそぶいた総裁も本望だろうね。
8日(月)
■週明けいきなりのゴールデン街。おとなしく1軒目で解散。
■今日の映画:「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」(03年、仏、監督:フランソワ・デュペイロン)
 舞台は60年代のパリ。主人公の少年はユダヤ人。「おじさん」は中近東出身のムスリム。日本版を作りにくそうな設定だなぁ。
 おじさんの台詞が含蓄に富んでいてよかった。また、音楽の使い方や選曲も面白い。
7日(日)
■今日の映画:「知りすぎていた男」(56年、米、監督:アルフレッド・ヒッチコック)
 大学生時代、いわゆる名作映画を1日1本のペースで観ていた時期があった。そのときによく観たのが、チャップリンとヒッチコックの作品。もちろん、この「知りすぎていた男」も観た。
 久しぶりの鑑賞でヒッチコックの「うまさ」を再認識。ひとひねりもふたひねりもあるストーリー展開、何事かを予感させる表情のアップなどなど。またヒッチコックの作品をまとめて観たい、と思った。
6日(土)
■喉が痛い。咳が止まらない。何もする気になれない。
5日(金)
■♪はるな〜、スズラ〜ン、朝がくる〜
 「ハルナ」という女性の名前を見たら、このフレーズをふと思い出した。懐かしい。と同時に、こんなどうでもいい歌が記憶の片隅に残っていたことが不思議でならない。
 要するに、ここですわ。10数年の時を経て、柵ができてたりしてね。やっぱり落ちたヤツが何人もいたんだろうなぁ。
4日(木)
■山ロ組の6代目組長が決定したとか。ニュースで知ってから、久しぶりに「アサヒ芸能」に目を通しちゃったりして。
 若頭が決まったと思ったら、その若頭がすぐに組長になったわけね。で、5代目は名誉総裁に。「使用者責任」の拡大解釈によるいくつかの判決で同組は岐路に立たされているから、ここにきて体制の一新を図ったということなんだろうな。
3日(水)
■満を持してというか、単に思い出しただけだが、ゴールデン街のある店で、岡留安則のことを聞いてみた。ゴールデン街に通っているからには一度くらい会ってみたいんだけど、という感じで。
 今日行った店にもたまに現れるらしい。ただし、我々がいる20時から24時くらいまでの間は来ないとか。来るとしたら深夜というより、早朝といったほうがいい時間帯だという。いや、確かにそうだろうな。難しいよな。
 で、調子に乗って、坪内祐三もゴールデン街によく来るらしいけど、と話を広げてみた。坪内祐三が何者なのか誰も知らなかった。中上健次も生前、よく飲んでいたらしいけど、とも口にしてみたが、同じことだった。
 まあ何より、岡留編集長は有名なんだな、と。ゴールデン街の関係者でその名前を知らなかったらモグリと言われても仕方がないもんね。
2日(火)
■「はぁ?意味わかんね」。最近の口癖だ。
 ぼくは、ある言葉や表現の使用頻度が増えたことに気づくと、それらを使うのをやめたくなる。冒頭の言葉も同じ道をたどることになりそうだが、これに関してふと気づいたことがある。
 それは、ちょっと前までは、冒頭の言葉を発する場面で「はぁ?どういうこと?」と言っていたのではないか、ということ。そして、「どういうこと」なのかを多少なりとも考えていたような気がする。
 対して、「意味わかんね」は思考停止の言葉だろう。これは個人的には、いい傾向とは言えない。ここ数日、ぼくが住むマンションの階段の窓のところにコンビーフの缶詰が置きっぱなしになっている。やはり以前だったら、「どういうこと?」と想像を膨らませて、あれこれと考えを巡らせていただろう。だが、今は「意味わかんね」で終わり。全然面白くない。ある意味、不健康だとすら言える。
 でもなぁ、なぜかよくわからないけど、最近、心の余裕がないような気がするのね。睡眠時間も少なめなんで、頭が鈍っていることもあるのかもしれない。気分転換に、何か変わったことでもしようかな。
1日(月)
■遅ればせながら、石原慎太郎のフランス語批判に触れておこうかな。
 念のために書いておくと、石原が問題にしたのはフランス語特有の数の表現法である。例えば、フランス語には「70」にあたる単語がなく、「60と10」(soixante-dix)と表現する、とか。で、石原いわく「フランス語は数を勘定できない言葉だから国際語として失格しているのも、むべなるかなという気がする」んだそうだ。
 いかにも石原らしい挑発的な発言だ。これについてはまず、「そりゃお前がバカだからそう感じるんだよ」と言っておこう。
 そして、「数を数えられない言葉を使う人たちの中から、ブルバキみたいな現代数学のエポック・メーカーが出てきたのはなぜ?」と問うてみたいよね。
 とはいえ、「国際語」という視点で考えると、確かにちと不便という気がしてしまう。具体的にどんな非効率的な場面があるのかわからないけど。まあ(フランスの国語としての)フランス語ほど保守的な言語もないから、大胆な国語改革がなされないまま、伝統の名の下に上述の表現が残されているのかもしれない。でもフランス人自身が不便と感じていても、彼らは意地になって使い続けるだろうな。提訴するのもむべなるかな、と。



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