【作業療法】 国 試 の コ ツ 【国家試験】  
(2001年3月書き込み 2007年1月 2008年3月 2009年3月 加筆)
(2009年10月ポイントひとまとめ追加)

〜〜 短時間の勉強で合格圏内にはいる方法 〜〜
(結果は以下を参照)


「年々難しくなる」とか「傾向が変わった」などと言われてますが、
そんなことは当たり前です。

「不適切問題が数問ある」のも例年のことです。
学校や模試実施会社のせいにするクレーマーも増加中のようですが

合否はすべて自分自身の責任です。

不合格の言い訳を考えるより合格する方法を身につける方が
よほど建設的だと思いませんか?

短時間で国家試験対策は終わりにし、余った時間で苦手な部分
あるいは自分の興味ある分野の勉強をしてはいかがでしょう。

区別していない学生さんが多いのでハッキリ書いておきますが
「試験合格の要領」と「本来の勉強」は別物です。
(ダブるときもありますが・・)


<OT国試について>

現在、作業療法士の国家試験は選択形式です。
選択形式で出題される以上、選択問題用のコツが身についていれば大抵合格します。
答えを2つ選ぶ問題が増えようが、イラストや写真を使った設問が増えようが同じです。
過去問と類似事項の暗記で6割程度取らせる「受からせる試験」なのは変わりません。

OT国試の過去問を見ると、何度も似たような問題が出されています。
よって集中力を高め、過去問を理由と共にしっかり覚え、
試験用の思考が身に付けば大方合格ラインに達します。
あとはいかに自分の知識の範囲を広げ合格率をあげるかです。

OT国試レベルの選択問題というのは、
結局 ○ × 問 題 の 暗 記 です。
応用問題に思えても、結局は暗記しているいくつかのポイントを
つなぎ合わせて答える単純な設問に過ぎません。
過去問を解くと「細かいところは全く覚えてないけど、何となく
授業でやったような記憶はある」という場合も多くあります。
しかしそれでは正解には結びつきません。
ポイントの理解と結びつけが甘いからです。


<基本的な考え方>

合格するためには効率を考え、いかに脳に刻み込むかがポイントです。
私は「スピードが重要」だと考えています。

それは様々な試験を受験してきた経験から得たコツです。
昔は試験が苦手で、ろくな点を取れませんでした。
しかし、コツをつかんでからは
全ての資格試験に合格しています。

「危険物取扱主任」や「福祉住環境コーディネーター2級」は簡単でしたが、
「行政書士」や「宅地建物取引主任」の合格率は10%以下です。
それでもこの方法で効率よく取り組めば、
勉強が苦手な私でもすべて合格することが出来るのです。

こんな話をすると必ず「元々勉強できるからじゃないの」とか
「私はじっくりやるタイプだから〜」などと言って、
「国試に向かない効率の悪い方法」を頑固に変えようとしない人がいます。
一方で素直にこの方法で取り組み今までの倍近くの点数を取り、
感謝のメールを送ってくれる人たちが毎年何人もいるのです。
どちらがいいのでしょう。

OT国試は決して難しい試験ではありません。
きちんと試験勉強をすれば受かる比較的簡単な試験です。
それでも模試の結果が悪かったり、不合格になるのは
やはり勉強方法が間違っているのです。

スピードが大事と書きましたが、それについて少し書きます。
皆さんも「事故の瞬間、全てがスローモーションに見えた」とか
「車にぶつかる寸前に今までの人生の出来事が次々頭に浮かんだ」
なんて話を聞いたことはありませんか?
脳は非常時にチャンネルが切り替わるのです。

学校の試験前夜、たまたま集中出来て気がつけば2,3時間経過していた。
そんな経験をしたことのある人は結構いるでしょう。
その状態に意図的になれたら勉強の効率が飛躍的に上がります。

同じ事が国試勉強でも出来たら良いと思いませんか?

ではチャンネルを変えるためにどうすればよいのでしょう。
答えは「脳へ情報を過剰に送り込む」ことです。
脳に非常事態と認識させることで、チャンネルは変わるのです。

たまに雑誌広告に載っている「速聴」や
最近流行りの脳の活性化ゲームなども似たような理屈かもしれません。

「火事場のくそ力」なんていうのも同じことで、
非常スイッチが入ったということです。
そういう状態で取り組むのと、いつもの調子で漫然と取り組むのとでは
明らかに結果に差がつきます。当たり前ですよね。


< 実 際 の や り 方 >

やったことは1つだけです。

過去問を根拠と共に次々と脳に刻み込むこと!

過去問から学びましょう!
まずはひたすら過去問を頭に叩き込んでください。
よく「集中して取り組め!」と言うと、たまに勘違いする学生さんがいます。

じっくりコツコツと勉強するのは、受験勉強としては間違いです。
致命的ともいえる誤りです。

もちろん本来の意味での勉強としては、じっくりやるのも良いでしょう。
しかし合格することが目的であれば、
「普段とチャンネルを変えて効率よく勉強する」ということが大切なのです。

初回は全ての選択肢の正誤とその理由も
”ざっと”読みましょう
その際、
絶対にもたつかないこと
初めて解く問題でも時間はかけない方がよいです。
時間を取られそうならとりあえず飛ばしてしまいましょう。
効率が悪すぎます。

普段のチャンネルを使って、じっくりやろうとすると漫然とします。
効率を考え初回は
「2,3割程度の理解で十分」とします。

この段階ではまず「OT国家試験」がどういうものなのかを
脳にしみこませるのを最優先にします。まずは傾向を知ることです。
初回のポイントは「わかったと自己満足すること」です。
馴染みの印象があるだけで格段に記憶しやすくなるからです。

ついでに、関連づけられそうな部分は一緒に覚えてしまいましょう!
例えば・・・「左気管支は右気管支に比べて異物が侵入しやすい」
という選択肢があります。これは「間違い」ですがその時に、
「左気管支45度に対し右気管支25度であり
異物が入りやすい急な角度の為」
というように理由もきっちり刻み込みましょう。
そして、ついでに似たような問題も絡めていきます。
例えば「右・左といえば肺葉は左が二葉、。右が三葉だったよなあ」
「二と三といえば、心臓も左が二尖弁、右が三尖弁だったよなぁ」
「”右(みぎ)”の”み”は三っつ(みっつ)の”み”」
などとイメージと共にポイントをリンクしていきます。

問題を解く際にも設問の横に覚えていることを
じゃんじゃん殴り書きしましょう。
私は一晩で数百枚書きなぐっていました。
ボールペンも数日で一本使い切ります。
それが「必死」というものです。
朝方、部屋中に散らばったその紙を片づけながら
自己満足に浸り床に就いていました。

さて、上の例だとこんな感じで書き殴ります。
「左<右 急角度 誤嚥」・・・
こじつけでも何でもOKです。自分さえわかれば良いのですから。

そして2回目以降は、ひたすら速度を上げていきます。

重要なのは
「頭に入ったからスピードが上がる」のではなく
「スピードを上げるから頭に入る」ということです。


慣れると自分でも驚くほどスイスイ進みます。
2回目3回目になると1時間で100問程度はこなせます。
問題と選択肢を見た瞬間に「1は誤り!理由は〜〜だから!」と
反射的に答えられるようになっていきます。
最近はCD-ROM付き問題集や過去問が出来るサイト
もあるので、上手に使ってみて下さい。

学校で行われた専門科目の過去問テストでは
一夜漬けでざっと見返し9割得点しました。
若い皆さんなら更に記憶できるでしょう。

それと、勉強し始めるまでダラダラ過ごしがちな学生さんが多いですが、
最初の数十分は特に気合いを入れて、速い速度で取り組みましょう。
それを乗り越えると、スピードを維持できます。
速度を上げれば上げるほど脳に情報が入ってくる、という感覚がわかると思います。

「自分はゆっくり覚えるタイプ」という頑なな人もいるでしょうが、
そういう人はお好きにしてください。

繰り返しますが、効率を考えるなら
「意図的に脳の非常事態を作り、チャンネルを切り替える」
ことはとても大切ですよ。


学生さん達は脳機能の勉強をしているはずです。
患者さんだけでなく、自分の受験勉強の際も脳を意識しましょう。
頑張ってくださいね。検討祈ってます。




!  ポイントひとまとめ  !

1.脳に過剰に情報を送り、チャンネルを変えるべし


理解するからスピードが上がるわけではない。
スピードをあげるから脳が焦り記憶に刻まれていく。



2.余計な部分にこだわるな

過去問の取組み始めは「目慣らし」と認識すること。
その時点で正解しようが間違おうが合否とは関係ない。
過度に拘わることは時間の無駄である。
徐々に速度を上げ数回繰り返しながら、
良問を確実に覚えていけばそれで良い。


3.過去問には合格に必要な情報が詰め込まれている

多くの国家試験は過去問の暗記で6割程度取れる。
OT国試も例外ではない。ただし安全圏に入るためには、
その周辺知識も合わせて覚え8割とることを目指す。

正解の選択肢はその場で国試に出るポイントとして覚える。
誤った選択肢はどこが間違いで正解は何なのか調べること
(と言っても解説を読むだけでよい)。

以 上



おまけ 典型的な不合格パターン
〜ようこそ再受験へ〜

1.これだけ言っても、間違った勉強方法を変えられない我の強さがある
2.これだけ言っても、不適切問題や難問にばかり労力をかける我の強さがある
3.これだけ言っても、「必死」ということが最後までわからない我の強さがある

要は「自分大好き」ということなのでしょうか。枠組を変えたがらないんですよね。
コツさえ覚えればすぐ合格出来るのに、もったいない・・。



国試のコツ 1年間の振り返り

「国試への取り組み 2000」


<取り組み方法>

廣川書店 「ひとりで学べる〜」、
医歯薬出版「国家試験問題解答と解説」を使い
過去問題5年分をひたすら覚える。
その後もこれと模試のみ。

< 受 験 勉 強 >

      夏休み前   共通問題過去問 合計5時間くらい

秋〜年末は臨床実習で精一杯でした。
受験勉強を再開したのは年明けからです。
当然夏に勉強したことは忘れています。
パラパラ過去問題集を見たりしましたが
受験勉強と呼べるようなものではなく
当然なかなか頭に入りません

そこで上記の方法を使い、
短時間ですが集中して取り組みました。
自分で言うのは少々気がひけますが
「必死」という言葉がぴったりなほど
本気で集中してやりましたよ。

7/JAN/2001   専門問題過去問 8時間
8/JAN/2001   共通問題過去問 4時間

計12時間、国試のコツをフル活用して
集中して臨んだ試験の結果が
以下の通りです。

9/JAN/2001
  <三輪書店 平成12年度全国統一模試>

専門問題  152点/180  16位/2219人中 
 共通問題  61点/100   326位/2219人中 
  総 合   213点  60位/2219人中 

12時間の国試勉強で全国60位なら上出来でしょう。
やっぱり大事なのは勉強方法なんです。
国試のコツをつかめば、どうにかなります。
逆に言えば、 チャンネルを変えずに行う受験勉強は

 時 間 の ム ダ です。

模試結果が良く気が緩んだせいか(←甘い・・・)、
その後体調を崩し、
ボーっとしながらだらだら過ごしました。
2月に入り、少しずつ体調は戻りましたが
短時間しか集中できず。

1/FEB/2001   模試見直し 1時間
11/FEB/2001   模試見直し 1時間
12/FEB/2001   ノート見直し 3時間
13/FEB/2001   共通問題過去問 4時間

14/FEB/2001
 学内模試 <平成9年度版三輪書店模試>

共通問題 65点

前日に集中して勉強したせいか、
体調不良だった割には反射的に選択できました。
勉強のやり方は間違ってないと確信しました。
所用のため共通問題のみ終えて帰宅。
            
夜 模試見直し 2時間

15/FEB/2001   模試見直し    2時間
16/FEB/2001   共通問題過去問 2時間
17/FEB/2001   共通問題過去問 2時間
18/FEB/2001   共通問題過去問 4時間

19/FEB/2001   
学内模試<平成11年度版三輪書店模試>

共通問題 69/100  
専門問題 131/180(73/100)

20/FEB/2001
    風邪をひく 一週間全く勉強できなくなる
             
不安感高まるがまともな思考もできず焦りまくる。

26/FEB/2001   模試見直し 2時間

危機感を感じて無理矢理勉強しました。
しかし頭がボーッとして集中できず・・。

27/FEB/2001   模試見直し 3時間

体調良くなりつつある中、
多少焦って取り組む。

28/FEB/2001   専門問題過去問 4時間

いつものやり方で合格することを
信じて取り組んでいました。

1/MAR/2001 国試前日   
共通問題過去問、模試見直し 8時間

久しぶりに集中して勉強が出来ました。

2/MAR/2001  国 家 試 験 当 日

 三輪書店模範解答での自己採点

共通問題 73/100         
         
専門問題 130/180 (72/100)

総得点 203点

おかげさまで無事合格!

<振り返り>
試験の手応えとしては、共通問題が難しく
今までで最低の点数だと思っていました。
ところが専門問題の方が出来ていない結果となりました。
受験直前の一週間が丸々つぶれたのが痛かったです。
やはり自己管理の甘さは否めないですが、
それでも自分の信じた勉強方法で、
無事試験を終えることが出来ました。
やはり決め手は記憶のチャンネルを普段と切り替えて、
深く脳に刻むことだと思います。



1年間の総受験勉強時間  55時間/年 

 体調不良とはいえ少な目ですよね(^ ^;)
それでもコツさえ覚えれば合格出来るのです。

とにかく大切なことは勉強時間でなく、
いかに集中して深く覚えられるかです。
そしてそのポイントは「スピード」です。


ただしこの方法での合格を約束するものではありません。
みなさん自己責任で頑張って下さいね。合格祈っています。


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