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2005/12/14
『暁の円卓8 憤怒の歳月』
ラルフ・イーザウ(酒寄進一訳) 長崎出版 2005年
もはや惰性で読んでいる。世界史の勉強と思えばまあおもしろい。しかし何がいけないのだろう?あまりにだらだらしてメリハリがないとか、いつもいつもつごうよく歴史的場面や人物に遭遇するのがどうも、とか味方が次々死ぬのが嫌だとかいろいろあるけれど、どうも主人公のデービットにあまり魅力を感じないせいだろうか。一番気に入らないのはデービットの心の声を括弧でくくってあること。これが頻発するのがうざったい。




2005/12/16
『クロニクル千古の闇1 オオカミ族の少年』
ミシェル・ペイヴァー(さくまゆみこ訳) 評論社 2005年
はじまりはとても魅力的だった。古代の氏族社会が舞台ということと、オオカミとの関連で「エイラ」シリーズと『ウルフ・サーガ』をあわせたようなものを想像していた。だが少々物足りない。古代の生活の描写は「エイラ」にかなわないし、オオカミと意思疎通できる部分はもう少し神秘的なものを予想していたので、ちょっと拍子抜け。ちょうどたつみや章の「月神」シリーズのような感じ。食い足りないのだ。でもそこそこおもしろかったし、次巻に期待したい。




映画 2005/12/19
「ダウン・イン・ザ・バレー」
 デヴィッド・ジェイコブソン監督(映画館) 2005年
ノートンの出ている映画にしてはハズレ。最初はまあこんなもんかなと思い、途中で、うん、ノートン危ないヤツだなあ、でもこういう展開ならありきたりだし大したことないなあ、とかわっていった。なんでこの作品にノートンが惚れ込んだのかと思っていたら、ああ衝撃ってこういうことか、という展開に。ここで終わってれば嫌な話だけどそれなりの評価はできた。だが映画はそれからが長かった。いや姉との恋愛劇はメインではなく、むしろ弟の成長がメインのような気がするのでこれでいいのだろう。 だがだとしたら前半が長すぎると思う。なんかこう焦点がボケてる気がする。映像はきれいだったし、役者はみんないい。ノートンは相変わらず達者でかわいいし、ヒロイン(エヴァン・レイチェル・ウッド)はきれいだし、ヒロインの父デヴィッド・モースはいい感じに老けて一徹な父親らしい。だが一番よかったのはヒロインの弟を演じたローリー・カルキン君。マコーレー・カルキンの末弟だそう。台詞も少ないのに、その物静かな表情でまなざしで、思春期前期の少年の複雑な内面を見事に表していた。これはこの子の話だ。この子の視点に絞って描いたらもっとよくなったと思う。




2005/12/27
『ふくろう模様の皿』
アラン・ガーナー(神宮輝夫訳) 評論社 1967年
はじめて読んだアラン・ガーナーがこの作品だった。その時は物語の始まり方が唐突に感じられ、その違和感が最後まで抜けなかった。今回はガーナーに慣れてきたせいかそれは感じなかったが、やっぱりファンタジーというよりほとんどホラーのようだった。




2005/12/31
『首輪物語』
清水義範 集英社 2005年
年の終わりにうなされそうな表紙の作品を読んでしまった。もちろん「指輪」のパロディ。表紙が映画「旅の仲間」のポスターのパロディ。可愛いといえばまあ可愛いけど、ずっと見てると気持ち悪くなってきた。でも内容はおもしろかったからいいや。 ははーんあれがこれになるのね、と元が判明すると一段とおもしろい。中でも「パウダー・スノー」が元に2作品を使っていておもしろかった。




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