[ タイムトンネル ] へ戻る



2006/10/3
『EDGE5 ロスト・チルドレン』
とみなが貴和 講談社X文庫ホワイトハート 2006年
ついに完結。ライト・ノベルにあるまじき刊行の遅さ。とりあえず完結でほっとした。犯人は意外な人物。でもそういえば前巻で、なんでこんな描写をするのかちょっと違和感を覚えたのだった。




2006/10/8
『邪魅の雫』
京極夏彦 講談社ノベルス 2006年
ああ〜榎さんが活躍しないし、だから暗いし、京極の憑き物落としがないし、なんかつまんなかった。でも今回は警察小説として読めばおもしろい。




2006/10/12
『一瞬の風になれ 2ヨーイ』
佐藤多佳子 講談社 2006年
2年生になった主人公たち。きっと挫折があると思っていたが、こうくるか。




映画 2006/10/14
「カポーティ」
ブレット・ラトナー監督(映画館) 2006年
フィリップ・シーモア・ホフマンの演技に見とれた。映画としては少しツメが甘いが、そんなもの関係ないと思えるほど。ネル役の女優さんもとてもよかったし、俳優の演技に支えられた映画。




2006/10/16
『闇の戦い3 灰色の王』
スーザン・クーパー(浅羽莢子訳) 評論社 1972年
今回再読してとてもおもしろく感じた。たぶんお話としてはシリーズ中一番おもしろいのではないか。アーサー王についての理解が、以前よりは多少深まったせいもある。




2006/10/17
『涼宮ハルヒの憂鬱』
谷川流 角川スニーカー文庫 2004年
なるほどおもしろい。しかし興奮するほどではない。ハルヒが元気なのはいいがそれが少しうるさく感じられ、さらに朝比奈さんの扱いが気に入らない。




映画 2006/10/19
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」
ディヴット・クローネンバーグ監督(DVD) 2006年
ヴィゴとマリア・ベロの演技が素晴らしい。時間も短くまとまっていて、冗長さがないのがいい。時折グロい描写があるが、それはまあ我慢できる範囲。しかし面白いことは確かなのだが、ではどこがといわれると説明しにくい。




漫画 2006/10/20
『積極―愛のうた』
谷川史子 集英社クィーンズコミックス 2006年
表題作絶品。使われていた和歌のなんという美しさ。最終の見開きページもいい。




2006/10/21
『台所のおと みそっかす』
幸田文(青木奈緒編) 岩波少年文庫 2003年
岩波少年文庫で幸田文が読めることに驚いた。幸田文は昔『流れる』を読んでおもしろかったという記憶がある。この文庫は孫の青木奈緒が編集していて、若い読者にも幸田文の文章になじんでもらえるようにという配慮がなされ、入門書として最適。わたしにとっても読みやすかった。日本語が美しい。軽すぎず重すぎず力強く小気味いい。こういう文章にふれることができてとても嬉しい。随筆も小説もいい。そして最後の「些細なつらぬき」という短文にははっとさせられた。日々の暮らしをもっと大切に、誇りをもてるように、きちんと生きていかねばと反省した。




2006/10/22
『涼宮ハルヒの溜息』『涼宮ハルヒの退屈』
谷川流 角川スニーカー文庫 2003年
最初の『憂鬱』を読んだ後、まあおもしろいけど、続けて読むほどではないなと思っていた。だが時間がたつとちょっと気になってきた。主人公のハルヒでもなく語り手キョンでもなく、ただひとり長門さんが気になってきたのだ。長門さんのその後が読みたくなって結局続きを読むことに。これもまあまあおもしろいと思えた。




漫画 2006/10/23
『チェーザレ』1〜2巻
惣領冬実 講談社 2006年
週刊モーニング連載開始時から約1年半ようやくコミックスが発売された。連載の3回か4回目くらいまでは読んでいたのだが、途中雑誌を読まなくなってコミックスを待ちわびていたのだ。作者のHPで「2巻でまだ序章」とあったのだが、本当にまだまだという感じ。
チェーザレを描いた漫画といえば、川原泉の『バビロンまで何マイル?』があるが、そこでのチェーザレはすでに法衣を捨てイタリア統一に乗り出していて、この『チェーザレ』とは10年くらいあとの時代を描いていた。そしてわたしがチェーザレの名を知るきっかけとなった塩野七生『チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷』の冒頭では、チェーザレはこの惣領版『チェーザレ』よりちょうど1年後の姿で登場する。
2巻ではコロンブスやレオナルド・ダ・ヴィンチも登場し、ああそうかこの時代に彼らも生きていたのだなあとあらためて思う。これからどういうふうに彼らがチェーザレに関わってくるかも興味深い。
ところで2巻の帯にチェーザレ、ダ・ヴィンチ、コロンブス、と並んでジョヴァンニ・デ・メディチの名前が並んであげられ、「4人の天才達 運命の交錯」というコピーがあるが、3人はともかく4人目のジョヴァンニって作中でもさえないおぼっちゃんとして描かれているけど、ではこいつも天才なのかと驚いた。 調べてみたら彼は後の教皇レオ10世だった。たしかに教皇としての名前なら世界史で聞いたことあるなと思ったら、免罪符を乱発して宗教改革のきっかけになった教皇だそうな。なるほど天才というのはどうかと思うが、とりあえず歴史に名は残っているわけだ。




2006/10/25
『涼宮ハルヒの消失』『涼宮ハルヒの憤慨』
谷川流 角川スニーカー文庫 2004年 2006年
『消失』を読んで完全にハマッた。これはおもしろい、今シリーズでは一番おもしろいと思う。なるほど人気があるはずだ。そしてやはり長門さんLOVE〜。彼女が一番好き。わたしの中では彼女が主人公。
図書館で借りているので順番通りではなく、次に最新刊の『憤慨』を読むことになった。表紙も長門さんだし、彼女の小説も読めたし、だから満足。




映画 2006/10/26
「フラガール」
李相日 監督(映画館) 幻冬舎 2006年
いやあよかった。話には聞いていたが、やはり最後のフラダンスシーンは圧巻。みんな上手い。特に蒼井優のソロは素晴らしい。この子は演技もとてもよかった。松雪泰子はきれいでファッションが可愛かった。そして男前!銭湯の男湯に乗り込んでいく場面は最高! 意外にもトヨエツが炭鉱夫のあんちゃんというのが似合ってて、それなのに最後ツルハシを持って道に立ちふさがる姿のかっこよさったらなかった。好評なのだろう、パンフレットが売り切れていて買えなかったのが残念。




映画 2006/10/27
「デスノート 前編」
金子修介監督(テレビ放送) 2006年
早くもテレビに登場なんて、と思ってたら来月に公開される後編のためらしい。たしかにこれを観れば絶対後編観たくなるものね。あまり期待してなかったけど、Lが原作そっくりらしいので興味があった。そしてほんとそっくりで驚いた。かわいいなあ。 原作にないライトの恋人をわざわざ出したのも、最初は違和感あったけどライトの残酷さをより際立たせる効果はあった。原作をうまくはしょってスピーディにわかりやすくしてあり、緊迫感は薄れたけどかなりいい出来だと思う。




絵本 2006/10/28
『バスラの図書館員―イラクで本当にあった話―』
ジャネット・ウィンター(長田弘訳) 晶文社 2006年
本を愛し図書館を愛するものとして、この話は勇気づけられるとともに自分の覚悟を問われる本でもある。はたして自分は戦火のせまった時、このマリア・ムハンマド・バクルさんのような行動を取れるだろうか。何より命が大切、と逃げ出さないでいられるだろうか。美しく力強い絵本。




絵本 2006/10/29
『トマトさん』
田中清代 福音館書店 2002年
何と強烈な表紙!一目みたら忘れられない枠からはみだしそうな大きなトマトさんの絵。「どったと落ちた」という文が本当にふさわしいほど重量感のある絵。一歩間違えば子どもが怖がりそうな不思議な絵。読み聞かせにはインパクトがあっていいかも。




2006/10/31
『涼宮ハルヒの動揺』
谷川流 角川スニーカー文庫 2005年
長門さんにヒトメボレする男子登場。ラストの長門さんの返事がいい。その他あの滅茶苦茶な映画の紹介があるが、思ったよりちゃんとした映画になっていて面白かった。




戻る