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2006/12/2
『きつねものがたり』
ヨセフ・ラダ(うちだりさこ訳) 1966年
とってもゆかいなお話。人間の言葉を覚えたきつねが、聞きかじった昔話を真似して失敗する。それでもめげずに何度も挑戦するきつねくんは、まるで人間の子どもみたい。かわいくて応援したくなる。




2006/12/3
『ラッキー・ドラゴン号の航海』
ジャック・ベネット(斉藤健一訳) 福武書店 1990年
ベトナム戦争終了後、多くの難民がベトナムを離れた。サイゴンに住んでいたクアン一家もやむなく祖国を離れる。児童書ながら歴史的政治的背景もきちんと描かれ、彼らが絶望的な状態をどのように生き延びていったかが感動的に描かれている。人間とはかくも強いもの、そしてもろいものなのだ。




映画 2006/12/4
「麦の穂をゆらす風」
ケン・ローチ監督(映画館) 2006年
言葉もない。しばらく席を立てなかった。アイルランドの美しい風景。響き渡る歌声。こんなにも美しいのに、こんなにも悲痛。




映画 2006/12/5
「007カジノ・ロワイヤル」
マーティン・キャンベル監督(映画館) 2006年
わたしは「007」映画が好きではないことがよくわかった。なんてはた迷惑なアクションだろう。見所はマッツ・ミケルセン。冒頭の追いかけっこ。ボンドではなく追われる悪者の身体能力の高さに驚愕。カジノのポーカーの場面は面白かった。




2006/12/7
『ハートランド物語1 15歳の夏』
ローレン・ブルック(勝浦寿美訳) あすなろ書房 2006年
ハートランドという厩舎を舞台に、少女エイミーの成長を描く感動作。すいすい読める。馬の扱い方が人間にもあてはまりそう。




映画 2006/12/8
「父親たちの星条旗」
クリント・イーストウッド監督(映画館) 2006年
人の顔が判別できなくて困った。アメリカは余裕で戦争していたと思っていたが、けっこう切迫していたということに驚いた。感動的ではあるが「麦の穂をゆらす風」ほどの衝撃はない。戦いの規模が違うし、こちらは群像劇になっているからだろうか。こういう題材を淡々と描いたことはすごい。実際の戦争はこういうふうに、顔もよく見えず何が何だか分からないまま進んでいくのだろう。




映画 2006/12/9
「硫黄島からの手紙」
クリント・イーストウッド監督(映画館) 2006年
わたしにはどうしても駄目だった。指揮官のうち栗林と西だけが立派に見える。ということは国際人しか正しい判断ができなくて、部下に対して愛情深いということになってしまうのではないだろうか。 せめて中村獅童の役を栗林や西と対立しながらも、人情味あふれる帝国軍人として描いてほしかったのに。憲兵崩れの若者が考えを変えるのも唐突だし、そのきっかけとなったアメリカ兵の手紙の部分も何かわざとらしい。(後でこれが実話だと知った)主人公である西郷のふてくされたような態度がどうしても気になった。みんながみんな戦争に無批判だったとは思わないが、戦争の現場ではもう少し自分を抑えてたのではないだろうか。それとも仲間うちではみんな本音を言い合っていたのが現実なのだろうか。日本側から描いたというが、それはあくまでもアメリカから見た日本側の事情のような気がする。




映画 2006/12/11
「NANA」
大谷健太郎監督(テレビ放映) 2004年 2005年
原作は大好きなのに、そして原作とほとんど同じなのに、なんでこんなにつまらないのか。宮崎あおいの上手さ可愛さだけが光ってた。




映画 2006/12/12
「麦の穂をゆらす風」
ケン・ローチ監督(映画館) 2006年
2回目の鑑賞。どう言えばいいのだろう。ただ打ちのめされた。




TV映画 2006/12/12
「ゲド 戦いのはじまり」
ロバート・リーバーマン監督(DVD) 2005年
冒頭からもう観る気が失せた。陳腐な世界観、チープな映像にあっけにとられた。それでも「ゲド」だと思わなければ、普通のファンタジーとしてそこそこ見られる代物ではあった。 その点では、同じように原作を壊しながらもアニメ版よりましなのかもしれない。しかし「ゲベス」って何?




2006/12/13
『両親をしつけよう!』
ピート・ジョンソン(岡本浜江訳) 文研出版 2006年
まあまあおもしろかった。




TVアニメ 2006/12/14
「涼宮ハルヒの憂鬱」X
石原立也監督(DVD) 2006年
原作の「孤島症候群」の話。久しぶりのハルヒ。今回はお気に入りの長門さんはあまり活躍せず。ただひたすらハルヒが可愛いかった。原作よりおもしろい。




2006/12/16
『レインツリーの国』
有川浩 新潮社 2006年
『図書館内乱』の中に出てきた本が実際に出版された。つまり劇中劇。これはまたいまどき珍しいまっすぐな恋愛モノ。ちょっと気恥ずかしくなるような言葉は普段は絶対使わないけど、ネットやメールならあり得るかも。そう思うととっても今風。




映画 2006/12/21
「クラバート」
カレル・ゼマン監督(DVD) 1977年
プロイスラーの傑作のアニメ化。まさかアニメになっていようとは驚いた。ただアニメといってもちょっと見慣れない風合い。表情も動きも少なく、水車の回る樋の水や火事の煙などが一部実写っぽい、なんとも変わったアニメ。しかしそれが原作の一種不気味な感じをうまく表している。親方の「クラバート!」という呼びかけが耳から離れない。原作をはしょっているが、ある部分はむしろ詳しく描いている。クラバートと村の少女の関係などもそうで、なんと堂々とデートまでしていた。




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