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映画 2006/3/16
「リトル・ランナー」
ルーマー・ゴッデン(映画館) 2005年
邦題がダメダメ。素直に「聖ラルフ」かそんなに<リトル>をつけたきゃ「ちいさな聖人」くらいにしておけ!というのは娘の意見。
素直に感動した。ラルフが絵に描いたような<いい子>ではなくて、年相応のオバカな男の子なのがいい。コーチになる神父役のキャンベル・スコットがかっこよくて、上映時間の半分は彼にときめいていた。これは「泣ける感動作」なのではなく「ファンタジー」だ。だってラルフの母親の病名もはっきり分からないし、昏睡状態なのになんの処置もしてなさそうだし、それなのにやつれてないし。つまり良質のおとぎ話なのだ。毎月の聖人たちの説明がおもしろかった。看護婦のアリスがたくましくて(声も野太い)やさしくて、ラルフの初体験の相手は彼女だ、と勝手に妄想してしまった。
挿入歌「ハレルヤ」がこの映画にぴったり合っていた。これではじめてレナード・コーエンを知った。




2006/3/28
『トールキン神話の世界』
赤井敏夫 人文書院 1994年
ようやくそろそろ本が読めそうになってきたので、買っておいたこの本からはじめる。絶版だったが「指輪」ファンの熱い投票で今年見事復刊された。復刊ドットコム万歳。
本格的なトールキンの評論書で、以前読んだ軽い伝記とは内容の濃さが段違い。専門書なのでちょっととっつきにくいけど、この種の本にしては読みやすい。そして『ホビットの冒険』でわたしが少しひっかかった点が見事に解決された。これを読んでまた『シルマリルの物語』から順に読んでいきたくなった。やはり「指輪」はいい。




2006/3/30
『びっくり館の殺人』
綾辻行人 講談社ミステリーランド 2006年
まさか「ミステリーランド」に「館シリーズ」をもってくるとは―。素敵よ綾辻。おもしろかった。そしてちゃんと「館」になってるからすごい。『迷路館の殺人』の話題がでてきて驚いた。




2006/3/30
『怪盗グリフィン、絶体絶命』
法月綸太郎 講談社ミステリーランド 2006年
「怪盗ルパン」、というより「ルパン三世」みたいな冒険活劇にわくわくさせられた。読後感も心地よい。法月もおもしろいなあ。




2006/3/31
『故郷の岩屋 上』
ジーン・アウル(白石朗訳) ホーム社 2005年
久しぶりの「エイラシリーズ」。ジョンダラーの故郷でどんなふうに受け入れられるかが心配だったが、ジョンダラーの元恋人の嫌がらせの他はわりとあっさり認められそうで一安心。ゼランドニー族の前でエイラがいろいろ話をするのが、ちょうど前巻までのあらすじになっていてわかりやすい。今まではちょっと描写がくどいかと思ったのだが、ちょっと間があいたのでこの部分がちょうどよい復習になった。 しかしいつもながらエイラ賛美の数々で、どうもエイラがこの作者の理想の女性なのかなと思ってしまった。で、ジョンダラーが理想の男性?うーん、ここらへん深読みしたら、ものすごい白人賛歌のようにも見えるのだが。




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