| 映画 | 2006/8/1 |
| 「ゲド戦記」 宮崎吾朗監督(映画館) 2006年 |
| これは「ゲド戦記」ではない。 |
| 映画 | 2006/8/4 |
| 「ジャーヘッド」 サム・メンデス監督(DVD) 2006年 |
| 戦争物というより、軍隊を舞台にした青春物といった感じ。だってみんなおバカなんだもの。こういう群像劇は好き。主役のジェイク・ギレンホールは目が大きくてまつげバッサバッサ。濃い正面顔より横顔のほうがきれい。そうかこれがかの「ブロークバック・マウンテン」の彼なのか。でも一番印象に残ったのはトロイ役のピーター・サースガードだった。 |
| 映画 | 2006/8/6 |
| 「アップタウン・ガールズ」 ボアズ・イエーキン 監督(DVD) 2003年 |
| ブリタニー・マーフィー演じる、ちょっとおつむの軽そうな世間知らずの娘と、ダコタ・ファニング演じる大人びた少女の友情物語。最初全く気のあわなかった二人が次第に心通わせていく様子が、ありふれてはいるけどよかった。どちらも適役。 |
| 映画 | 2006/8/11 |
| 「妖怪大戦争」 三池崇史監督(TV放映) 2005年 |
| テレビ放映なので結構カットしてあるらしく、お話がちょっとわかりにくかった。だけど神木くんが最高にかわいかったからいいや。しかし何だあの着替えシーンは。あんなもの放映してはいけません。もちろん可愛いだけではなく、他の子役が素人にみえたほど演技もうまかった。 あとはトヨエツの「マメ?」というつぶやきがおかしかった。まさかあれで決まってしまうとは。 |
| 2006/8/12 |
| 『ファントム 上下』 スーザン・ケイ(北條元子訳) 扶桑社 1992年 |
| 生い立ちからペルシャ人との出会いなど、原作以前のエリックを丁寧に描いた力作。壮大な二次創作である。上巻と下巻の途中まではよかったのだが、舞台が原作と同じ部分に部分に入るとおもしろくなくなった。やっぱり絶対原作のほうがいい。エリックがクリスティーヌに固執する理由も、たしかに説得力はあるがどうもありきたりで平凡だ。この二人の結びつきはもっと精神的なものであってほしい。 作者はきっとエリックが大好きで、原作のエリックをどうしても幸せにしてあげたかったんだなあ。ナーディル(ダロガ)との章もいいが、一番印象に残ったのはジョヴァンニの章。こういう師弟愛、擬似親子のような関係は好きだ。 |
| 2006/8/13 |
| 『クロニク千古の闇2 生霊わたり』 ミシェル・ペイバー(さくまゆみこ訳) 評論社 2006年 |
| 前作『オオカミ族の少年』はちょっと物足りなかったが、これはおもしろかった。主人公トラクの秘密がだんだん明らかになってくる。次巻が楽しみだ。「生霊」は「イキリョウ」か「ショウリョウ」かどう読むのかと思っていたら「セイレイ」だった。何だつまらない。「ショウリョウ」ならよかったのに。 |
| 映画 | 2006/8/14 |
| 「ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女」 アンドリュー・アダムソン監督(DVD) 2006年 |
| 楽しかった〜!映画の出来とかつっこみ所とかまるで考えずに、物語の世界にとっぷりつかって楽しめた。 これは昔子どもたちと一緒に原作を楽しんだときの思い出がそのまま今現在と重なり、昔と同じように子どもたちとあの宝物のような時間を共有できたことが嬉しかったのだろう。 映画で一番印象に残ったのは、やはり白い魔女役のティルダ・スウィントン。二刀流の剣さばきがかっこいいのなんのって!ぜひぜひ『魔術師のおい』も映画化して、ロンドンの街を馬車で疾走する彼女が見たい。 また冒頭の場面や、氷の場面、タムナスさんとエドモンドとの会話、戦闘場面など、原作とは違う場面もとてもうまく処理してあり気にならなかった。映画を観て忘れていたことも思い出し(衣装ダンスの由来などすっかり忘れていたので、ラストの教授の言葉に最初は驚いた)映像の強みを大いに感じた。 |
| 2006/8/15 |
| 『ギフト 西の果ての年代記1』 アーシュラ・K・ル=グウィン(谷垣暁美訳) 河出書房新社 2006年 |
| ル=グウィンの新作。最初の部分はちょっとややこしくて分かりにくかったが、だんだんおもしろくなってきた。 ギフトと呼ばれるある種の超能力を持った一族。主人公は当然のようにそのギフトを持っているはずなのだが、なかなかそれが現れない。悩む主人公の姿は、思春期に共通の「自分は何者なのか」という葛藤に通じる。 後半の展開はちょっと意外だったが、これはまだ導入部という感じを受けた。次巻を待ちたい。 |
| 2006/8/16 |
| 『銀の犬』 光原百合 角川春樹事務所 2006年 |
| ケルト神話をもとにしたファンタジーということで期待していたのだが、これはただ名前を設定をもらっただけで、ケルトともいえない。なんとつまらない。どうもこの人あまりファンタジーは上手くないような気がする。 |
| 映画 | 2006/8/17 |
| 「ユナイテッド93」 ポール・グリーングラス監督(映画館) 2006年 |
| 出来る限り事実のみを描いたという感じで、ドキュメンタリードラマをみてるようだった。地上での混乱、情報が錯綜する様子が生々しく描かれていてものすごい緊迫感。多くの管制官が実際の人物がそのまま演じていたというのも臨場感があった。 そしてテロリストたち乗客どちらも最期まで「わが神よ〜」と敬虔に祈る。そうなのだ。彼らにはそれぞれ彼らの神がいるのだ。どうしようもなく哀しい事実に打ちのめされる。 再鑑賞 2006/9/28 |
| 映画 | 2006/8/21 |
| 「青幻記」 成島東一郎監督(衛星第2) 1973年 |
| 学生時代予告編を観て以来、ずっと心に残っていた映画。恩田陸の短編『ある映画の記憶』を読んで、さらに観たい気持ちがつのり、まず原作を4年前に読んだ。そして今回ついに念願かなって鑑賞できた。 映像がとても美しかった。沖永良部島の美しい海と空を背景に、母と子が歩く姿をみるだけで何だか切なくなってくる。ひたすら幼い日の美しい母の姿をもとめる主人公の心が、映像を通して強く心に響いてきた。 ただわたしがこの映画のイメージとして持っていたのは、予告編でみたクライマックスの大波だったのだが、どうやらそれは長年の間わたしが勝手に映像化したものだったようだ。実際の映画ではこの場面だけが突出していたわけではなく、思っていたほどのインパクトはなかった。思い込みとはすごいものだ 母親役の人(賀来敦子)はこれ以外ではみたことないが、登場人物がみな懐かしい俳優さんばかりだったのも嬉しかった。 田村高廣、戸浦六宏、伊藤雄之助、殿山泰司、藤原釜足、浜村純、原泉、山岡久乃、小松方正…。 ああ、みんなもう亡くなってる人たちばかり。このころはみなまだ若く(原泉だけはもうおばあさんだったが)本当に懐かしい。 そして子役の新井庸弘、この子がいかにも昔の男の子という感じですごくよかった。この子の「おかあさん」と呼ぶ声を聞くともう涙がぼろぼろ。 この新井庸弘という名前をみて「え、ずうとるびのあの子?」と一瞬驚いたが、調べてみてずうとるびのメンバーは兄の新井康弘だということがわかった。たしかにこの映画のときにこの年齢なら、新井康弘ではありえない。太い眉や目が似ていたのでちょっと勘違いしてしまった。新井庸弘はのちに新井つねひろと改名しテレビなどにも出ていたというので、わたしもどこかで見ていたかもしれない。 |
| 2006/8/22 |
| 『冷血』 トルーマン・カポーティ(佐々田雅子訳) 新潮文庫 2006年 |
| 新訳。以前の訳は約20年前に積読状態にしたまま過ぎてしまい、いつのまにかどこかへいってしまった。この秋公開の映画「カポーティ」を観ようと思ってるので、この機会に読もうと思ったらちょうど新訳になっていた。 ノンフィクション・ノベルという新しいジャンルを確立した記念碑的作品だということだが、今ならこういう作品も多いのだろうが、この時代に書いたということがすごい。 |
| 2006/8/23 |
| 『紙魚家崩壊』 北村薫 講談社 2006年 |
| 第1話の「溶けていく」が怖い。その他もちょっと毛色が変わっている短編集だった。そのせいで今までの作品と比べてどうもあまり愛着がわいてこない。 |
| 映画 | 2006/8/24 |
| 「アンダーワールド・エボリューション」 レン・ワイズマン監督(DVD) 2006年 |
| 前作が思いがけなく面白かったので期待していた。だが前作に比べストーリーが分かりにくく、敵キャラもあまり魅力的ではなかった。ただケイト・ベッキンセールは前作以上に美しい。文字通り人間とは思えないほどの美貌に見とれてしまった。 |
| 2006/8/25 |
| 『風に舞い上がるビニールシート』 森絵都 文藝春秋 2006年 |
| よかった。森絵都さんの一般書のうちでは一番好き。あたたかくておもしろい作者の持ち味がよく出ている。短編集だったのがよかったのかもしれない。 |
| 2006/8/28 |
| 『人形の旅立ち』 長谷川摂子(金井田英津子画) 福音館書店 2003年 |
| 絵と装丁が素晴らしい。何よりこの語り口がいい。著者の故郷島根県の方言で綴られ、それがこの懐かしいようなおそろしいような不思議な雰囲気を作り出している。この方言、わたしの父の故郷(広島県福山市)に似ていて、幼い頃を思い出させる。 『人形の旅立ち』『椿の庭』『妹』『ハンモック』『観音の宴』の5編。どれも子供向けというより大人向けのよう。人々は日々の暮らしをまっとうに送りながら、その日常の中にひそむ異界を特別なものとせず受け入れている。日常も異界も当たり前のように存在する。その感覚が不思議だがあたたかいものを感じさせる。 |
| 2006/8/30 |
| 『第八森の子どもたち』 エルス・ペルフロム(野坂悦子訳) 福音館書店 2000年 |
| 第二次世界大戦末期のオランダ、郊外の農家に疎開している少女ノーチェの暮らしぶりが描かれる。この状況と似たものにネストリンガーの『あの年の春は早くきた』があるが、あちらの激烈さに比べてこちらはのんびりゆったりと感じる。そのため少し物足りなさを感じてしまった。 |
| 映画 | 2006/8/31 |
| 「E.T.」 スティーヴン・スピルバーグ監督(DVD) 1982年 |
| とても有名な作品なのに、実は今まできちんと観たことなかったのでDVDを借りてきた。観る前は実はE.T.ってあまり可愛くないと思っていたのだが、そしてたしかに造形はどちらかというと気持ち悪いのに、実際にこれが動いてしゃべってるのみると本当に可愛い。 ストーリーは意外だった。わたしはずっと大人たちからE.T.を隠し通すのだと思っていたら、大人たちもE.T.を助けようとがんばっていたのだ。あくまでも子どもたちにスポットがあたっていて、大人の側の事情は詳しく描かれずにいるが。一番印象に残ったシーンはやっぱり有名な自転車に乗って空を飛ぶところ。それと言葉を覚えたE.T.が「E.T. phone home」っていうところがジーンときた。 |