maintenannce 】クリーニング編

優れたデザインや拡張性の高さで人気の高いIIciですが、メンテナンス性の高さにも定評があります。匡体後部のツメをおこし上蓋を引くだけで内部へアクセス可能で、プラスドライバが1本あれば完全にパーツを取り外すことが出来ます。中古品には汚れのひどいものも多いため、購入後各部品の点検をおこなった後、一度全部ばらしてまるごと洗ってしまうのが手っ取り早くてお勧めの方法です。同時にLBやパーツについた埃を静電気に気を付けながら取り、SIMMやコネクタの接点もきれいに拭いて、FDDは調子が悪いなら徹底的にばらして掃除します。

ユーザーとして、より綺麗な匡体が欲しいのは当然のことで各人様々な方法で匡体を磨くのですが、ポイントは「ロゴを消さない」事と「表面の梨地をなくさない」事で、驚いたのは《club*IIci》同胞の『盛龍殴(せいりゅうおう)』さんの考案された「ドメストに付けたまま数日放置」です。経過は大変良いらしくロゴ・梨地ともほぼ元の状態を保てるそうですが、長期に渡る保存性には疑問が残り、かなりの異臭がするため万人むけとはいい難い様です。どちらにしてもこうして手を掛けた「愛機」は新品とはまた違った愛着が湧くのは必至です。



匡体の開け方 それではメンテナンスの第1歩、匡体のバラし方を図入りで解説致します。最初に必ず体にたまった静電気を逃がし、ケーブルやパーツをはずす時は決して無理な力をかけて壊さないように注意して下さい。

1)上蓋をはずす

2)拡張カードがあるなら、これを全部はずす。

3)電源をロックしているマウンタのつめ(右手部分)を手前に引きながら、電源をはずす。
4)スピーカ・リセットスイッチ・各種ケーブルをはずす。

5)中央のLB固定ネジをはずし、右手人さし指の所のフックをおこして、マウンタごとドライブを取り出す。

6)すこし手前にスライドさせ真上に持ち上げロジックボードを取り外す。ついでにPRAM保持用バッテリの容量を確認して、切れてるようなら交換する。



FDDの分解方法  旧型FDDの致命傷、埃による吸い込み不良を解消するための分解・掃除方法です。FDDに限らずヘッド部は非常にデリケートですので細心の注意をもって扱い、むやみにさわらないようにしてください。

1)左右側面にある2本の細いスプリングをはずしヘッド右側のスプリング脇のロックを解除してディスケットトレイを落とす。

2)ヘッドをささえてる左の黒いプラスチックのパーツをはずす。


3)右手前の緊急イジェクトレバーを少し押して、トレイ左側のロックをはずして左から斜めにめくり、トレイをはずす。

4)Auto Insert用モーター(黒2個)ヘッド移動用モーター(銀2個)シャーシ(2個)ヘッドのレール(黒2個)その左の基盤付きパーツのねじをそれぞれはずし、上面はシャーシだけにする.
5)モーター下部の円盤のバーコードを剥がして円盤をはずしモータの廻りの4個のねじと基盤後部左右の2個のねじをはずせば基盤は本体からはずれます。
6)全部ばらしたところ。ディスケットを送出するレールを中心に固着したほこりやグリスを良く落としてください。


この機種に多い吸い込み不良は、ほぼこれで完治できますが、さらに頑固な場合、CRCを使い歯ブラシで徹底的に掃除します。しかしご存じのようにCRCはプラスチック部に影響を与えるので、あまりお勧めはできません。最後の措置としてお考えください。固まったグリスや埃を綺麗に掃 除したら良く拭いて仕上げに可動部分にグリスをぬっておしまいです。これでも吸い込み不良が直らない場合諦めて中古のFDDを探しましょう。旧型は秋葉でも少なくなりましたが、
まだ手に入ります。FDDの故障には他にヘッドの不具合もあります。症状によってはクリーニングで簡単に復活する事もありますが、ズレやバネの劣化による不具合は、なかなか直りません。この場合信頼性も含めて交換したほうが良いでしょう。なお、これをみて、修理に失敗しても一切の責任は負えませんので、くれぐれもご自身の判断でご注意のうえチャレンジしてください。

さて、これであなたの新しい仲間も綺麗になったことと思います。ついでにHDDの中味も綺麗にしシステムもいれなおしてみましょう。対応するシステムは、公式にはKT6.04〜KT7.5.5までとなってますが、OS7.6.1まで使えます。これは単に日本語処理の速度の問題で、USでは7.6.1までがサポートされていますので問題ないはずです。



...........続いて修理編です!起動不良や内蔵電池についてはこちらへどうぞ!.........

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