話を聞けない男    

2000.8.31
 「話を聞かない男〜」という本の話は以前に書いた。今回は、話を聞ない男の話。

 ユーザと直に接する仕事をしていて思うのは、ユーザが何を望んでいるかを聞き出すことの重要さである。ユーザのキーマンも、将来の全てを見通して話をするのではないから、ユーザの話は、ある意味で漠然とした話であることが多いのは事実であるが、その言葉の裏に隠された色々な思いを聞き取ることが重要なのだ。
 ところが、これが出来ないヤツがいる。人の話を曲解する、理解できない、同じ内容を人に伝えられない...。そういうヤツがいるのだ。
 そんなヤツがいること自体は、ある意味では当たり前なのだが、そういうヤツがプロジェクトのTopであったりすると、始末が悪い。
 ユーザが欲していることとは、「ちょっとずれた」情報がプロジェクトに伝えられ、それを元に検討が始まる。最初の「ちょっとしたずれ」は、次第に大きなずれとなり....、あとは言わずもがな。
 呆れてしまう。  
 「男は人の話を聞かない」というのは、「男の脳が同時に1つのことしかできない」からで、また、「男は相談を受けると、その解決策を見いだそうとする」から、結局、話の途中で別のことを考え始める(考え始めたら、もう聞くことができない)とか、何か別のことをしている時に話しかけられても、話を聞くことができないとか、例の本ではそういった事を言っている(と私は解釈している)。
 男は「生まれながらにして話を聞けない」のではないのだ。聞こうとする気持ち、心構えに問題が有るとき、話が聞けないのだと思う。

 そういった人間はプロジェクトのTopにいて貰っては困る。全くもって迷惑な話である。今日は、流石に頭にきた。(ただ...、プロジェクトが旨く行かなかった時のスケープゴートとしては役に立つかも知れない...。としても、それはあまりに悲しい....。)