毎日09/26 03:06 <特報・クラッカー>京都大の研究所のHPが書き換えられる
1.キイワード;クラッカー
2.関係者;京都大学エネルギー理工学研究所(京都府宇治市)
3.概要;京都大学エネルギー理工学研究所のホームページがクラッカー(不正アクセス者)によって書き換えられ、一部のサービスが停止に追い込まれたことが25日、分かった。このクラッカーは改ざんしたページを“戦利品”として、クラッカーらが集う海外の別のHPに投稿していた。同研究所のネットワーク管理担当者らによると、不正侵入されたのは、同研究所のお知らせ情報を掲載していたHP。今月18日の昼前にアクセスされ、ページ内容をすべて消去したうえで、「(このページは)McM4nusによって所有された。安心できないシステムだ」との内容の英文に書き換えられたという。担当者らは学内からの通報で気づき、約4時間後にこのHPをつかさどるサーバーを停止した。同研究所の調べで、ブラジルからアクセスしたことが分かったが、クラッカーの正体は不明。サーバーのセキュリティーシステムの弱点が突かれたらしい。
このHPには、京大の教員、学生、共同研究をしている海外の研究者らが主にアクセスしている。また同サーバーは、お知らせ情報のほか、実験結果の情報、日韓の大学や日米の研究者が共同で研究するためのデータ類も管理していたが、個人データなどプライバシー情報はなかった。バックアップも取ってあったが、管理している同研究所内の研究室はサーバーを当面停止する措置をとった。一方、クラッカーは改ざんしたこのページを、民間団体が主催するコンピューターセキュリティー関連のHPに掲示していた。「McM4nus」と名乗り、自身のメールアドレスも載せていた。このHPは、世界中のクラッカーらが改ざんページを投稿するなどして、互いの“腕を競い合う場”として知られている。ここに載っている日本関連の改ざんページは60件以上もあり、その中には今年1月以降頻発した不正侵入事件で改ざんされた中央省庁のページのほとんどや、関西の金融機関の改ざんページも入っている。