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NS-211 FM のご紹介

ファインメット®製コアのトランス類をフル搭載
211/VT4C無帰還シングル・モノラル・パワーアンプ

ファインメット®とNS回路による
オーディオ革命

古くから管球アンプ愛好家に高く評価されてきた大型直熱三極管211/VT4Cの無帰還シングル・アンプに、最新テクノロジーのファインメット®という特殊金属をコア材にしたトランスを“フル搭載”したところ、名球211の潜在能力が最大限に引き出され、得も言われぬサウンドが生まれました。この見事な音色と表現力をぜひ大勢の皆さまにご堪能いただきたいと思います。

『管球王国』誌 Vol.47(2008年冬号)に試聴記事 掲載!

ソノーラス [よく響く、朗々とした] で 鮮やかな切れ込み。なによりも音楽に活気があり、溌溂[はつらつ]としているのがいい。 ― 高津 修 氏
『管球王国』誌 Vol.48(2008年春号)で過分のお褒めを頂戴しました

極めてきめ細かく、馬力のある音で、演奏の深みや情緒まで実在感豊かに再現

この試聴記事でご指摘いただいた『シンバルの音が丸くなる』という点は、アンプ回路を一部変更したため、現在では改善されております。

『オーディオ・アクセサリー』誌 Vol.129(2008年夏号)に試聴記事 掲載!

立ち上がりが速く瞬発的なエネルギーに富んだ出方である。躍動感という言葉がぴったりだ。
ディテールまで鮮やかだが、少しもうるさくならず また物足りなくもない。聴くほど良さの分かるアンプだ。
 ― 井上 千岳 氏

参考情報:
  ◇ 実際に音をお聴きになったお客様の試聴感
  ◇ 購入前のご試聴について
  ◇ 私設HP内にある「徹底分析: NS-211FM」のページ

このページの内容:

このパワーアンプの性能を100%発揮させるため、NS回路を搭載した装置をぜひご利用ください。
NS回路内蔵 管球ラインレベル・プリアンプ「NS-3FM」か、既にお使いになっているプリアンプとこのパワーアンプの間に挿入接続して使用する「NS-1 Ver.2」をご利用になることをお勧めします。

接続するスピーカーは、2ウェイ以上のタイプをお奨めします(フルレンジ・タイプのスピーカーではこのアンプの音質や表現力が充分に発揮されない恐れがあります)。50KHz程度までの再生能力のあるスピーカーをご利用になるか、120KHzまで再生可能なスーパーツイーター(音圧を下げる必要があるかもしれません)を併用すると、雰囲気感や音の透明感が向上します。

販売価格

モノラル・アンプ2台1組 ==> ¥470,000(消費税、送料込み)

NS回路内蔵 管球ラインレベル・プリアンプ「NS-3FM」(\147,000)とのセット購入の場合:
             ==> 特価 ¥600,000(消費税、送料込み)

ファインメット®搭載のステレオ機「NS-211S」(\348,000)もあります。

従来型トランス(オリエント・コア)を搭載した211/845互換のステレオ・パワーアンプ「NS-211T」(\258,000)もご検討ください。

[ * 「ファインメット®」「ファインメット(R)」は日立金属(株)の登録商標です]

NS-211FMの特長

ファインメット(R)トランスをフル搭載した
NS-211FMの写真

このセクションでは、

という3つの観点から、ファインメット®系トランス類をフル搭載したパワーアンプ「NS-211FM」の特長をご説明します。

手軽に良い音を楽しめる

クラシック、ジャズ、ポップス、その他どんなジャンルの音楽を聴くにしても、コンサートホールやライブハウスなどで聴くのと同じような臨場感あふれる音を自宅でも楽しみたいと願う皆さまは大勢おられることと思います。そのような皆さまは、高価なオーディオ装置をいろいろ組み合わせて本格的なリスニング環境を構築することに楽しみを感じておられる「オーディオ愛好家」とは一線を画する、リアルな音や美しい響きで音楽そのものを堪能したいという「音楽愛好家」であると言ったほうがピッタリでしょう。

音楽に感動できるアンプ

この管球パワーアンプ「NS-211FM」は、そのような「音楽愛好家」の皆さまのために開発いたしました。そして、開発者である私自身も、妻ともども、このアンプで聴く各種ジャンルの音楽に魅了されております。

「真空管式のアンプは音が柔らかくて聴き疲れせず、良い音で音楽を聴くことができる」と聞いたり読んだりするが、いざ購入しようとなると、価格が高い、大きくて重い、メンテナンスが大変そう、いろいろな機種があってどれを選んでよいか迷ってしまう、という皆さまもおられることと思います。

実際のところ、管球アンプは、搭載している真空管の種類や銘柄によって音質や響きや表現力に個性があります。そのため、多くの管球アンプを実際に聴き比べてみると、例えば小編成のクラシック音楽にはアンプA、フルオーケストラにはアンプB、ジャズやポップスにはアンプC、といった具合に、聴きたい音楽の種類に応じてパワーアンプを切り換える必要性をお感じになるかもしれません。そのような「個性の違い」を楽しみとなさるのは、どちらかというと「音楽愛好家」ではなく「オーディオ愛好家」の皆さまだと思います。

別の点として、良い音や見事な響きで音楽を聴くには、専用のオーディオ・ルーム(リスニング・ルーム)高価で大型のスピーカーを設置し、専門家やオーディオに詳しい友人に依頼してスピーカーの置き方を的確に調整してもらったり、壁や床からの反射音を適度にチューニングしてもらったりすることが必要不可欠だと考えておられる音楽愛好家の皆さまがおられるかもしれません。これは、なかなか時間や手間の掛かる作業で、吸音材などを利用するとなるとそのための費用もかなりの金額になります。

“従来のオーディオ装置”で臨場感豊かな音楽を堪能するには、上記のような「戸惑い」「迷い」「多額な出費」「多くの手間」は、確かに避けられないものでした。自分の要求に合う音を探し求めていろいろなオーディオ装置を何台も購入し、それでもまだ不満が残っているのでオーディオ専門誌を読みながら自分の要求にかなうオーディオ機器を探し続けている、そんな方々が日本中に大勢おられます。

ところが、ファインメット®系トランス類をフル搭載した革新的なパワーアンプ「NS-211FM」をご利用になれば、上記のような悩みがすべて解消されるのです。

このアンプは小型で場所をとりません。ソロ楽器の演奏からフルオーケストラまで、クラシック/ジャズ/ポップス/邦楽(雅楽や民謡など)、その他どんなジャンルの音楽でも、このアンプ1台で見事な音色と響きと臨場感を堪能することができます。しかも、高価で大型の床置き式スピーカーや、専用のリスニング・ルームは不要です。リーズナブルな価格のスピーカーと、リーズナブルな価格のCDプレーヤーをリビングや書斎などの空きスペースに無造作に置いただけでも、コンサートホールで聴く以上に見事な音と響きで、リラックスして音楽そのものに聴き入ることができるのです。

この手軽さを「オーディオ革命」と呼びたいと私は思います。

もちろん、このパワーアンプ自体は決して安価ではなく、むしろ高価です(2台1組 47万円)。しかし、オーディオ・システムをトータルで考えた場合、100万円の予算で、その何倍ものコストを掛けたオーディオ・システムを凌駕する音と臨場感を手に入れることができるとしたら、どうお感じになりますか? まさしく“コスト・パフォーマンスの高い買物”と言えるのではないでしょうか。

システムの一例:
 ◇ プリアンプ NS-3FM
    (リモコン対応、NS回路内蔵、ラインレベル管球プリアンプ)
 ◇ パワーアンプ NS-211FM
    (211無帰還シングル・モノラル・パワーアンプ)
      上記のセット価格 ・・・・・・・・・・・ \600,000
 ◇ CDプレーヤー  ・・・・・・・・・・・・・・・・ \150,000〜\200,000程度
 ◇ 小型〜中型のスピーカー(2ウェイで十分)・・・ \150,000〜\200,000程度
                                              -----------------------------
                                                   合計 100万円前後

機器間の接続ケーブル(RCAライン・ケーブル)やスピーカー・コードに高価なものを選ぶ必要はありません。私が個人として開設したホームページの「意外な逸品」コーナーでご紹介している「カナレのプロ用ケーブル」で十分です。安く購入できるだけでなく、ケーブルそのものに余分な個性やクセがないため、このパワーアンプの見事な表現力を損なわずに済みます。

さらに、このパワーアンプは「管球アンプ愛好家」の皆さまにも「究極の1台」として自信をもってお勧めできる逸品です。昔から「いつかは211シングル」「最後に到達するのは211シングル」などと言い慣わされているそうです。従来型のトランスを利用した場合、211無帰還シングルの潜在能力の一部しか発揮させることができません。ファインメット®製コアのトランス類を利用して初めて、今までは埋もれてしまっていた「211の底力」をフルに発揮させ、その美音を味わい尽くすことができます。このパワーアンプ「NS-211FM」の購入をぜひご検討くださいませ。

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操作が簡単

下の写真は、このパワーアンプの前面パネルです。

NS-211FMの前面パネル

「Volume(音量)」つまみは、プリアンプの音量つまみが「使いやすい範囲で回せばよい」状態になるように、最初のセッティングの際に適宜調節します。

パワーアンプの電源を入れるには、「Power(電源)」スイッチを上側に切り換えて電源オンにするだけです。

すると、まず「Standby(待機)」ランプ(LED)が橙色に点灯して、真空管のヒーター(フィラメント)に電流が流れます。このとき、いちばん大きい真空管(211 / VT4C)のフィラメントが1〜2秒ほど掛かってフワッと明るく点灯するのがわかります。このアンプはいわゆる「ソフト・スタート」の機能を備えていませんが、フィラメントを直流点火するための整流/平滑回路に大容量の電解コンデンサと「0.39Ω 20W」の抵抗2本が使われているために、徐々に電圧が上がります。それで、突入電流によってフィラメントに損傷を与えることがありません。他の3本の真空管のヒーターはあまり明るく光りませんが、やはり直流点火になっており、突入電流の心配はありません。

その約30秒後に「Ready(準備完了)」ランプ(LED)が緑色に点灯します。これは、パワーアンプ内の高電圧電源(B電源)がオンになり、スピーカーから音が出る状態になったことを示します。厳密には、まず小さくカチッという音がしてB電源がオンになり(リレー・スイッチ)、緑色のLEDが徐々にフワッと点灯します。完全に明るくなった約1秒後にもう一度カチッと小さな音がしてスピーカーのマイナス側がパワーアンプの出力トランスと接続されます(これもリレー・スイッチ)。これは、B電源がオンになるときのポップ・ノイズによってスピーカーが損傷するのを防止する機能です。

このように、このパワーアンプは、まず真空管のフィラメント/ヒーターだけに通電して真空管内部の温度を充分に上昇させてから高電圧のB電源を自動的に投入する仕組みになっています(真空管の寿命を縮めないための工夫)。しかし、利用者にとっては電源スイッチ1つをオンにするだけの簡単な操作で済みます。また、このパワーアンプのAC 100V電源を、充分な電流容量のあるプリアンプの「サービス・コンセント」から取るようにすれば、パワーアンプの電源スイッチを常時オンの位置にしておくことにより、プリアンプの電源スイッチをオンにするだけでパワーアンプ2台の電源も同時に投入されるようにできます(操作がいっそう簡単になります)。

電源スイッチの左側にあるロック式トグル・スイッチは、通常は下側の「Normal」の位置にセットして使用します。出力管211のフィラメントをエージングしたい場合や、211の音質が劣化したので「10分回復法」(下記の囲みを参照)を実施したい場合には「Tube Aging」の位置に切り換えます。「Tube Aging」モードでは、電源スイッチをオンにしても30秒後にB電源が投入されません。また、パワーアンプの使用中に「Tube Aging」モードに切り換えると、B電源がオフになり、真空管のフィラメント/ヒーターのみ通電された状態になります。

さらに、音質モードを3段階で切り換えるスイッチも装備しました{2008/6/16出荷分より]。お使いになるスピーカーの高域特性、音の好み、音楽ソースなどに合わせて自由に切り換えてご利用いただけます。

出力管211使用上の注意:

パワーアンプの使用時に10分以上のあいだ音楽を鳴らさないときは、パワーアンプの電源を切ることをお勧めします。こうすると、真空管211の劣化(エミ減/エミッション減少)を防止できます。

「10分回復法」: パワーアンプの使用時間が500時間を超えるあたりから、音の美しさが失われ、高音域に粗さが出てくることがあります。また、音楽を鳴らさずに長時間にわたってパワーアンプの電源をオンにして放置した場合にも、同じような状態になることがあります。そのようなときは、パワーアンプの電源を「Tube Aging」モードに切り換えて出力管211のフィラメントだけを約10分間 点灯させておくと、フィラメント表面のエミッション能力が回復し、元の美しい音に戻ります。

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真空管やアンプ本体が長持ちする

真空管は、内部のヒーターでガラス管内の温度を上昇させることで機能するようになります。しかし、温度が高くなりすぎると、内部の金属製の部材が劣化したり焼け焦げたりして、真空管の寿命が縮みます。そこで、管球アンプを設計する際には、真空管が過熱しないように様々な工夫を施すのが通例です。

また、真空管アンプ回路には「発熱する部品」と「高温下では寿命が短くなる部品」が混在しています。そこで、管球アンプのシャーシケース内部の温度が高くなりすぎないように工夫する必要もあります。そうすれば、管球アンプ本体も長持ちするというわけです。

その2つの面で、この管球パワーアンプ「NS-211FM」はユニークな工夫を施しました。まず、下記の写真をご覧ください。これは、アンプの背面パネルです。

NS-211FMの背面パネル NS-211FMの上面パネル

写真では少し見づらいですが、背面パネルの右端に付いているのは4cm角の小型/低騒音ファンです。これを定格より少し低い電圧で回転させていますので、回転音はアンプに耳を近づけたとき僅かに聞こえる程度で、音楽鑑賞に全く支障はありません。このファンは、シャーシケースの外側から内側に空気を取り込む方向で取り付けてあります。こうすることで、シャーシ内部の空気が動くため、発熱する部品の熱がシャーシ内部の空気に放熱されやすくなり、その部品の付近に熱が滞留して高温になることを防止できます。

シャーシケースの排気孔としては、シャーシ上面の真空管ソケットの周囲に小さな穴が開けてあるだけです(右の写真をご覧ください)。いちばん前の小さい真空管の間に直径3mmの穴が2個、真ん中の真空管の周囲に直径3mmの穴が10個、いちばん後ろの大きい出力管211のソケットの周囲に幅1mmほどの隙間が開けてあります。背面パネルの吸気ファンから吸い込まれた空気は、シャーシ内部の熱を奪ってこれらの穴や隙間から排熱します。この“微風”は同時に、真空管のガラス管の表面を冷却するというもう1つの役割も果たします。

このパワーアンプは、このような「強制換気機能」によってアンプ本体真空管の寿命を延ばすように工夫した設計となっています。

また、外付けの冷却ファンも標準添付されていますので、夏場や、長時間の使用時にはその冷却ファンも併用することをお勧めします。

パワーアンプを長持ちさせる別の工夫としては、(1)部品からの発熱を少なくする、(2)発熱する部品をシャーシの上側、温度が高いと寿命が短くなる部品をシャーシの下側に配置する、という点があります。

(1)については、このページの「技術解説」のセクションで詳しく説明します。(2)についても、詳細は「技術解説」のセクションで説明しますが、概要をここでご紹介します。下の写真をご覧ください。これは、アンプを裏返しに置き、シャーシの底板を外した状態です。

NS-211FMの内部と底板

ご覧のとおり、主要な部品はプリント基板(両面スルーホール基板)に取り付けられています。この写真で見えている部品は、「温度が高いと寿命が短くなる部品」と「発熱しない、または発熱の少ない部品」がほとんどです。「温度が高いと寿命が短くなる部品」は“プリント基板から浮かした状態”でハンダ付けしてあります。これらの部品はシャーシケースの「下側」に配置されており、底板の内側は白色のペンキで塗装してあります。

プリント基板の裏側、つまりシャーシの「上側」に当たる位置には「発熱する部品」が、やはり“プリント基板から浮かした状態”でハンダ付けしてあります。シャーシの上板の裏側は黒色です。

このような部品の配置、プリント基板による仕切り、上板と底板の内側の色分けによって、部品から出た熱はシャーシケースの上側に集まることを期待できます。このような熱状況のシャーシ内の空気を「強制換気機能」でかき回しますので、シャーシ内部の熱が効率的に外部に排出され、「高温に弱い部品」の周囲の温度があまり上昇しないで済みます。こうして、アンプ本体が長持ちするというわけです。

このようなわけで、このアンプはいわば“一生もののアンプ”として、末永くご愛用いただくことができます。確かに高価なアンプではありますが、20年でも30年でも使い続けられるのであれば、その意味でも“コスト・パフォーマンスの高い買物”と言ってよいのではないでしょうか。

もちろん、万一の故障の際には、NS工房が責任を持ってメンテナンスいたします。

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NS-211FMの仕様

※2008年6月16日以降の出荷分から、アンプ回路をさらに改良し、仕様が一部変更になりました。

※アンプの各種仕様は、予告なしに変更することがあります。

音質が「Clearモード」のときの「0.9%」という歪みのうち99%以上は「二次歪み」です(下記の実測値から推計)。

NS-211FMのひずみの内訳

NS-211FMパワーアンプの「ひずみ成分」のスペクトラム分析(1KHz、音質Clearモード)
パソコンの「WaveSpectra for Windows」というソフトで解析しました。

これは「倍音成分」とも呼ばれる「美音の素[もと]」となる要素で、真空管アンプの特長である「温かく、柔らかい音」を醸し出してくれます。バイオリンや女性ボーカルがとても甘美な響きで聴こえてきます。どんな音も耳に刺激的になり過ぎることがありません。とはいえ、金管楽器を強く吹いたときのバリバリいうような音、ピアノの打鍵時の鋭い響きなどが「丸くなって なまる」ようなことも決してありません。実にちょうどいい具合の倍音感が耳に心地よく、これ以上の美音は他の出力管では味わえないと思います。211/VT4Cシングルを無帰還で動作させたアンプならではの見事な音質と響きと表現力です。そこへファインメット®系トランス類をフル搭載したことにより、今までは埋もれてしまっていた「211/VT4Cの底力」が極限まで発揮されるようになりました。

パワーアンプの設置場所について

このパワーアンプの出力管211(VT4C)は、明るく光り輝く様子が見事ですが、発熱量も他の真空管とは桁違いです。気温があまり高くない時期に数時間だけ音を出すのであれば、シャーシ内の強制換気機能とそれに付随する真空管冷却効果だけでも大丈夫です。しかし、夏場や、もっと長時間にわたって音楽を鳴らす場合には、標準添付の「外付け冷却ファン」を併用することをお勧めします。そうすれば、たとえ丸一日BGMを流し続けても、パワーアンプ本体や真空管がダメージを受ける恐れはありません。

NS-211FMの設置場所について

ただ、設置場所については少し注意を払っていただきたいと思います。オーディオ・ラックやサイドボードなどの天板(アンプの上下左右の通風を確保できる位置)に置くことができれば、それがベストです。もし、上側や左側に棚板などがある位置に置く場合には、右図のとおり、真空管の上部と左側に10cm以上のゆとりを確保し、必ず「外付け冷却ファン」をお使いください。そうすれば、棚板が過熱して火が出るなどの事故を防止できます。

外付け冷却ファンは、パソコン用の12cm角「超静音ファン」で、電源はパワーアンプ本体から取ることができます。アンプの背面パネルに「回転数調節つまみ」も付いています。ゆっくり回転するファンですので回転音はごく微小です。耳を近づけないと回転音は聞こえません。少々見栄えが悪くなりますが、真空管の寿命を長くするというメリットもありますので、どんな場所にアンプを設置するとしても、このファンを取り付けて、低速で回転させておくことをお勧めします。アンプの電源オンと連動して冷却ファンにも電源が供給されます。

スピーカーコードの接続端子について

このパワーアンプはサイズがコンパクトなため、背面パネルの面積が狭く、スピーカー端子を上下2段に並べてあります。そこで、少しでもコードを接続しやすくするため、スピーカーコードを差し込む「穴(直径8mm)」を斜めに傾けて取り付けてあります(下の写真をご覧ください)。

スピーカー端子

この金メッキ大型スピーカー端子には、バナナプラグを差し込むことも可能です。

真空管保護カバー(ボンネット)について

このパワーアンプでは、ご注文の際に「必要」とお申込みいただいたお客様にのみ、「真空管保護カバー」を無償で標準添付いたします

NS-211FMの真空管保護カバー

いわゆる「ボンネット」のような強度はありませんが、このパワーアンプをリビングなどに設置する場合に、真空管についてよくご存じないご家族やお子さまが高温の真空管に手を触れて火傷をしないようにする「火傷防止カバー」としてご利用いただけるように用意いたしました。

ただ、管球アンプを既に多数所有しておられる方々など、真空管アンプに慣れておられる皆さまにとって、このカバーは不要で邪魔になるだけだと思いますので、必要なお客様にのみ無料でお届けすることにいたしました。

右の写真で、水色の丸で囲んだ箇所をパワーアンプ本体のサイドウッドにネジ止めし、赤色の丸で囲んだ箇所(写真では見えない後方にもう1箇所あります)は両面粘着テープでトランス上面に貼り付けたマジックテープで固定するようになっています。なお、この写真に写っている真空管保護カバーはサンプル用に製作したものなので、止めネジとマジックテープは写真に写っていません。

重要: この「真空管保護カバー」を装着した場合は、必ず、外付け冷却ファンをご利用ください。そうしないと真空管保護カバーが高温になり、「火傷防止」の役割を果たさなくなります。

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ファインメット®の搭載箇所とNS回路の必要性

このパワーアンプは、ファインメット®製コアのトランス類を3個と、オリエント・カットコアの電源トランスを1個 搭載しています(モノラル・アンプ1台あたり)。すべて Ex.Field(エクス・フィールド)の製品で、高品質であることはもちろん、「絶縁抵抗 DC500V 100MΩ、絶縁耐圧 AC3000V 1分間」という検査をパスした電気的に安全性の高いトランスです。

電源回路

このパワーアンプ「NS-211FM」では、管球アンプの電源のうち音質に最も影響を与える高圧電源(B電源)の整流回路に、ファインメット®製コアのノイズフィルター「EL-805A」およびチョークコイル「EL-702B」を使用しています(どちらもEx.Fieldの標準製品)。この2つのファインメット®系トランス類により、「整流ダイオードのスイッチングノイズ」や「商用電源に混入している低周波から高周波までの様々なノイズ」が除去されて、従来の電源回路よりDC(直流)電源の「平坦さ」が大幅に向上します。また、B電源の周波数特性が大幅に改善されて、アンプ回路でどのような電力レベルの電流スイングが発生しても過不足なく電力を供給できるようになります。

こうしてB電源を高品質化したことは、「滑らかな音」「鮮明で解像度の高い音」というこのパワーアンプの音質や表現力に顕著に表われています。

ファインメット®製のコア材は価格が高いため、電源トランスそのものにファインメット®製コアを搭載すると、コストが非常に高くなります。そのうえ、期待したほどの成果が得られないことが予想されます。それに対して、このパワーアンプでは、ファインメット®製コアのメリットを最もよく活用できる箇所にコスト・パフォーマンスの高い2つのファインメット®系トランス類を搭載することにより、パワーアンプ全体の価格を低く抑えながらも、従来の管球アンプでは得られなかったレベルの「高い解像度」と「豊富な情報量」を実現しました。

出力トランス

このパワーアンプで採用したもう1つのファインメット®系トランスは「出力トランス」です。211シングル・アンプ用に特別に設計・製造を依頼したEx.Fieldのカスタム製品を利用しています。コアは25W級です。

出力トランスにファインメット®製コアを利用すると、アンプ回路の「最終出力」として出力トランスの1次側を流れる出力管のプレート電流の変化が、正確なエネルギー量を保持して出力トランスの2次側に伝達されます。従来型のコア(パーマロイやオリエントなど)では小信号のエネルギーが減衰する傾向がありますので、ファインメット®製コアの出力トランスを搭載したこのパワーアンプでは、高品質なB電源によって非常に情報量が豊富になった211無帰還シングルの出力が、小さい音もすべて漏らさずに、余すところなくスピーカーから放出されて私たちの耳に届きます。聴きなれたCDやレコードをこのパワーアンプであらためてお聴きになると、「このディスクにはこんな音も入っていたのか!」と驚く、そんな嬉しいサプライズを数多く体験なさることでしょう。

解像度が高くなると、ややもすると多くの半導体製アンプのように「冷たい音」になりがちですが、211シングルを無帰還で動作させているため、211独特の絶妙な二次歪みによって生まれる実に甘美な音が聴こえてきます。真空管らしい温かみを保ちながらも、エネルギッシュで、甘美で、臨場感あふれる音楽を奏でてくれます。

NS回路の必要性

トランス類の“ファインメット®”化がこのレベルにまで至りますと、非常に解像度が高く、情報量の多い再生音がスピーカーから放出されます。その結果として、今までなら聴こえなかったような「かすかな余韻や残響」も聴こえてくるようになります。そのような余韻や残響は「適切な位置で聴こえて」初めて「美しい響き」として私たちの耳に心地よく聴こえます。ところが、そのためには、音楽ソースが表現しているステレオ音場を正確かつ明瞭に再現しなければなりません。思いもよらない位置で残響が聴こえると、それは「無駄な音」「ノイズ」のように聴こえてしまう恐れがあるからです。

その「正確かつ明瞭なステレオ音場の再現」を手軽に実現するために必要となるのが、当工房で考案した「NS回路」です。

NS回路は、スピーカーから出た音が左右の耳に届くまでの間に発生する「クロストーク」(左右スピーカの音が逆の耳に漏れ聞こえてしまうこと)を解消することによってステレオ音場を正確かつ明瞭に復元する「ナチュラル・サウンド復元法」を、電子回路によって手軽に実現できるように考案した回路です。当工房で販売している各種の「NS装置」に搭載されています。

NS回路を利用すると、下の図のように、ステレオ装置の左右スピーカーの前後左右をかなり広い範囲で移動しても、さらには左右スピーカーの外側にまで移動しても、スピーカーの中央部分を中心として正確かつ明瞭に復元された「立体音像」を容易に聴き取ることができます。このようなNS回路の効果は、トランス類の“ファインメット®”化によって情報量の多い再生音がスピーカーから放出されるようになったパワーアンプ「NS-211FM」を使う際に、残響や余韻などが「適切な位置で聴こえるようにする」のに好適です。

NS回路によって復元されるステレオ音像

そのような訳で、このパワーアンプの能力を100%発揮させ、私たちの耳に心地よい音楽を奏でるようにするには「NS回路が必要不可欠」と申し上げている次第です。

この機会に新しい管球プリアンプを購入することをお考えでしたら、以前から当工房で販売していた「NS-3」にファインメット®製コアのノイズフィルターを搭載して解像度の高い音楽信号を出力するように改良した NS回路内蔵ラインレベル管球プリアンプ「NS-3FM」をお奨めいたします。

既に「お気に入り」のプリアンプをお持ちのお客様には、そのプリアンプと「NS-211FM」パワーアンプの間に挿入接続して利用できる「NS-1 Ver.2」のご購入をお奨めいたします。

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技術解説

アンプ回路の構成

NS-211FMのアンプ回路は、真空管そのものの持ち味を活かすことを目指して、シンプルな構成で設計しました。初段、ドライバー段、出力段すべてを自己バイアス動作とし、ドライバー段以外は無帰還(ドライバー段のみ約3dBの局部帰還)、段間はCR結合、オーバーオールでは無帰還にしました。使用している真空管は下図のとおりです。

NS-211FMのアンプ回路の概要

初段は12AX7を2本、その三極管4ユニットをパラ接続という、やや変則的な回路になっています。これは、211無帰還シングルの情報処理能力が非常に高いため、初段部分でも十分に情報量の多い増幅作用が必要になることへの1つの対処法として、グリッド電圧の変化量に対するプレート電流の変化量を12AX7を1本でパラ接続した場合の2倍に増やすという意味を持っています。

ドライバー段はEL34を三結で使用し、約3dBのローカルNFBを掛けています。この局部帰還の量は、EL34にロシア製Tung-Solブランドを使用した場合に、聴感上、音質や表現力が最も美しくなる値に設定しました。なお、「音質モードの3段切換」は、このローカルNFB量を僅かに変化させることで実現しています。

そして、初段とドライバー段に利用する真空管の銘柄は、現行球の中から数種類の銘柄を実際に比較試聴し、低域から高域まで各音域のバランスの良さ、歪み感がないこと、情報量が多い(解像度が高い)ことを基準に選択しました。その結果、12AX7はロシア製のTung-Sol、EL34もロシア製のTung-Solという組み合わせで211をドライブしたときに最も音域のバランスがよくなり、ダイナミックかつ美しい響きを聴かせてくれることが分かりましたので、それらの銘柄の真空管を標準添付してあります。さらには、標準添付している中国製Golden Dragonブランドの211 / VT4Cが、従来型のトランスを搭載した211無帰還アンプで鳴らすGE製VT4C軍用NOS管を越えているのではないかと耳を疑うほど甘美でダイナミックな音を鳴らしてくれます。これはファインメット®系トランス類をフル搭載したことの成果です。

もちろん、GE、UE、RCAといったメーカーの211/VT4C NOS管もご利用いただけます。それぞれの名球を従来型トランスのアンプで鳴らした場合より、さらに優れた音質と表現力で音楽を堪能することができます。

各種パーツのユニークな実装方法

このアンプは、高圧のB電源を使用する送信管211 / VT4Cを搭載したアンプとしては非常にコンパクトな造りになっています。そのため、小さなシャーシ内に各種パーツを実装し、しかも「発熱するパーツ」によって「熱に弱いパーツ」が悪影響を受けないようにするため、4枚の両面スルーホール基板をユニークな方法で活用しています。基板の素材は難燃性が「FR-4グレード」のガラス・エポキシ基板で、厚みは1.6mm、銅箔の厚みは70μ(小ロットの基板を低コストで製造してもらえるP板.comで最大の厚み)です。

なお、基板を利用して製作することには、当工房でアンプを私一人で手造りする際、常に一定レベルの品質を確保できるというメリットもあります。

ヒーター電源などの基板

右の写真は、フィラメント/ヒーターの電源回路を搭載した基板です。基板の「表側」がシャーシの「裏側」から見えるように取り付けます。したがって、基板の表側には、原則として「熱に弱い部品」や「発熱しない部品」を取り付けてあります。この電源回路では3A程度の電流が流れるため、パターンの幅を太くしてあります(幅5mm。定格電流10A)

裏側の「発熱する部品」は、充分に放熱されるように基板から浮かして取り付けてあります。セメント抵抗はテフロン製のスペーサを利用して支えてあります。さらに、発生する熱をできるだけ少なくするために、「ディレーティング」を充分に施して、使用するパーツの定格を選定しました。この写真で言うと、ヒーター電源の整流回路で使用する電圧降下抵抗は、その抵抗を通過する電力([抵抗の両端での電圧の差]×[抵抗を通過する電流])が定格の4分の1未満になるようにしました。また、ヒートシンクに取り付けた整流ダイオード(ショットキー・バリア・ダイオード。TO-220タイプのパッケージ)は、定格が「35V 15A」のものを選びました。211/VT4Cのフィラメントは現行管が「10V 3A」、NOS管が「10V 3.25A」という規格ですので、整流ダイオードを通る電圧と電流のどちらについても充分のディレーティングが取れています。

ディレーティングとは、「信頼性を改善するために、計画的に負荷を定格値から軽減すること」とJISで定義されています。抵抗や半導体の消費電力が定格の25〜50%になるようにパーツを選定するのが通例です。「安全係数を2〜4倍とる」という言い方もするようですが、正式な用語は「ディレーティング」だそうです。

このような「部品の配置の工夫」や「ゆとり設計」に加えて、このパワーアンプは「NS-211FMの特長」の「真空管やアンプ本体が長持ちする」というセクションでご紹介した「シャーシ内の強制換気機能」を備えているため、発熱する部品の熱が効率的に放熱され、シャーシ外部に排出されます。その結果、シャーシ内の温度が過度に上昇することはなく、パーツの寿命が延びます。

この基板には、さらに、シャーシ内の強制換気ファン用の電源回路、外付け冷却ファン用の電源回路(電圧可変)、電源スイッチがオンに切り換えられた約30秒後にB電源を投入するためのタイマー回路とリレー・スイッチ回路を搭載してあります。

B電源などの基板

次の基板は、高電圧のB電源を生成する整流回路と電圧降下回路を搭載したものです。

「表側」には平滑用の電解コンデンサが並んでいます。主に日本ケミコンのKMGシリーズ(105℃)を使用していますが、ファインメット®のチョーク・コイルの直後には高品質のBlack Gateコンデンサを使用しました。KMGの電解コンデンサの頭部はアルミ部分が露出しているため、アセテートクロス粘着テープを巻いて絶縁してあります。Black Gateコンデンサ(350V耐圧の基板取付けタイプ)の頭部にも、念のためアセテートクロス粘着テープを巻いて絶縁を強化しました。また、高電圧の掛かるパーツの「足」にはシリコン・ガラスチューブを被せて絶縁してあります。

この基板ではAC 640Vをファースト・リカバリーダイオードでブリッジ整流してDC 870VのB電源を生成していますので、プリント基板の銅箔パターンは幅5mmと太く取り、パターンの間隔を十分に空けました。また、高電圧ラインやアース(GND)ラインを長く引き延ばす箇所は、銅箔パターンを利用せずに、MIL規格準拠のテフロン銀メッキより線で配線するようにしました(写真で赤色と黒色のリード線が見えています)。

「裏側」には、電圧降下用のセメント抵抗や金属皮膜抵抗を、基板から浮かして取り付けてあります。ディレーティングに余裕を持たせ、発熱を低く抑えています。

さらに、この基板の「表側」には、タイマー回路でB電源が自動投入された後、約4秒後にスピーカーのアース側をアンプ回路のアースと接続するリレー・スイッチの回路も搭載しました。

初段回路の基板

3番目にご紹介するのは、初段の回路基板です。真空管ソケットは基板取り付けタイプのもの(金メッキ品)を使用しました。この回路を流れる電流は微小ですので、配線には基板の銅箔パターンを利用しています。ただし、ヒーター線はテフロン被覆のリード線で配線しました(ノイズ防止のため)。

アンプ回路の抵抗は主として理研のリケノーム(金リード)を使用し、カソードのパスコンはBlack Gateを使用しています。どちらも生産終了となっているパーツですので、当工房に在庫しているパーツ(パワーアンプ約30セット分)がなくなり次第、アムトランスのAMRSカーボン抵抗(非磁性体)やニッケミのFine Goldシリーズの電解コンデンサに移行する予定です。

ドライバー段と出力段の基板

最後にご紹介するのは、ドライバー段と出力段のCRパーツを実装している基板です。段間のカップリング・コンデンサには東一電機のビタミンQ含浸オイルペーパー・コンデンサを使用しています。

裏側に実装してある抵抗は、ドライバー管EL34のプレート抵抗と、出力管211のカソード抵抗で、米国Mills社のオ−ディオグレ−ド巻線抵抗(無誘導、非磁性体)を使用しています。

これまでご紹介した4種類の基板をシャーシの天板に金属スペーサで固定し、リード線引き出しタイプのトランスからの配線を接続し、各基板間などをテフロン銀メッキより線で配線します。次に、真空管を差し込んで動作確認を行い、回路内の各部の電圧が正常であることをチェックします。その後、特にB電源基板で高電圧が露出している箇所(基板とリード線の接続部分など)をアセテートクロス粘着テープで覆って電気的に絶縁します。こうして、下の写真の通り、コンパクトにパーツを実装したパワーアンプ「NS-211FM」が完成します。

アンプの裏側から内部を見た写真

このように、ファインメット®製コアのトランス類をフル搭載したパワーアンプ「NS-211FM」は、非常にコンパクトなシャーシケースに収容してあるとはいえ、シャーシ内部に熱が滞留して「熱に弱い部品」の寿命を縮めることのないようにする工夫や、高電圧の掛かる箇所に充分な絶縁対策をして感電の危険をなくす工夫を施してありますので、購入なさるお客様に末永く安心してお使いいただくことができます。

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[ * 「ファインメット®」「ファインメット(R)」は日立金属(株)の登録商標です]


(暫定公開: 2007/11/22)
(正式公開: 2007/11/28)
(内容更新: 2008/2/25)
(内容更新: 2008/4/2)
(内容更新: 2008/5/16)
(内容更新: 2008/6/19)

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