30年ほど前、私が小学生だった時、「ラジオの製作」誌だったか「初歩のラジオ」誌だったか、ものすごい真空管アンプの製作記事が目に留まりました。巨大な真空管と美しい配線の写真に目を奪われたのですが、もっと驚いたのは「感電危険! 初心者は読むだけ」といった注意書きがあったことです。それがUV211という真空管との最初の出会いでした。
1台目の真空管アップキット(東京・秋葉原・三栄無線の6B4Gシングル)を製作したのは社会人になってからでしたが、その当時、211や845のアンプキット非常に高価でしたし、子供の頃の「危険!」という印象も強く残っていたので、手を出さずにいました。
それから16年ほど経った今年の春、驚きの広告を目にしました。ザ・キット屋さんの通販で初めて真空管単品を購入したときに同封されていた「ザ・キット屋 かわら版 第32号」です。何と845/211のコンパチブルアンプキットが\128,000だというのです。
その「かわら版」には、魅力的で、しかも低価格のアンプが他にもたくさん出ていましたので、どれを購入しようか迷いに迷いました。刈谷市まで試聴に出かけるなど思いもよらない、根っからの出不精の私ですので、「かわら版」の説明のほか、雑誌やインターネットの試聴記事などをいろいろ読んで検討を重ねました。そして、「1000Vに迫るB電圧で駆動する大型真空管でないと味わえない音がある」というところに惹かれて、SV-2(2003)を購入することにしたのです。
このあと、製作と試聴の様子をご紹介します。製作期間は2004年8月7日(土)〜2004年8月15日(日)で、土日の昼間と平日の晩に作業しました。
(公開: 2004/8/16)