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最近はDVDレコーダーが大人気だそうですね。アテネ・オリンピックもありましたし…。でも、パソコン自作派の私としては、現状のDVDレコーダーはまだまだ高価ですし、録画した番組を編集処理するにはパソコンの方が操作性がよいのではないかと常々思っていました。それに将来性という面でも、自作パソコンは「簡単にアップグレード可能」というメリットを活かして、1年後とかに記録型DVDドライブだけを性能の良いものに置き換えることができますよね。

片面1層のDVD±Rディスクに8倍速で書き込めるドライブが発売になったとき、そろそろ買い時かなと思って、パソコンでTV録画とDVD作成をするための周辺機器とソフトを調達することにしました。

この用途に使用するパソコンは、仕事でテスト環境用に使っているマシンです。「パソコン自作のメリット ― 自作パソコンならではの面白い活用法」のページで紹介しているとおり、このマシンにはHDDのリムーバブルケースが装着されていますので、TV録画用に大容量のHDDを購入してそこにシステムをインストールすれば、仕事用の環境と趣味用の環境を完全に分離して利用できます。

自分で録画とDVD作成をできるようになると、NHK BS2のクラシック番組を録画して簡単に高画質・高音質のクラシック音楽DVDを作成できるので、大いに楽しんでいます。厳密には、BSのBモード放送の音声をアナログ変換したものを録画し、再度デジタル化していますので、市販の音楽DVDよりは音質が劣っているわけですが、実用上は特に気になりません。映像を見ながら聴くので、音だけを聴くCDよりも音質の「許容範囲」が広いのかもしれませんね。

クラシック番組は映像の動きがさほど激しくありませんので、ビットレートとしては 3Mbps で十分だと感じています(一層のDVD 1枚に3時間収録できる)。

私がよく録画している番組については、姉妹サイト「真空管アンプ自作の醍醐味」にある「私のお気に入り ― よく視聴するクラシック番組」のページをご覧ください。

このページの内容:

調達した周辺機器

TVキャプチャ装置

価格と性能のバランスから、アイ・オー・データの「GV-MVP/RZ」を選びました(メーカーの詳細ページ)。USB2でPCと接続する外付け型です。ハードウェアMPEGエンコーダ搭載ですので、パソコン側の負担が軽くて済みます。

私の使用目的のメインはBS番組(クラシック音楽)の録画ですので、外部入力を簡単に接続できる必要があります。PCIスロットに装着する内蔵ボードは、その当時、外部音声入力端子の付いていないものしか見当たりなかったため、採用しませんでした(今は、そのようなタイプも発売されているようです)。

この写真は、GV-MVP/RZ本体と、Yahoo!オークションで調達した小型のBSチューナーです。パソコンの電源が入ると自動的に周辺機器の電源をオンにできる「電源タップ」を利用して、BSチューナーの電源をパソコンと連動させています。

記録型DVDドライブ

書き込みが高速な方が良いですから、アイ・オー・データの「DVR-ABN8」を購入することにしました(メーカーの詳細ページ)。ところが、発売直後で、しかも人気商品でしたので、予約してもなかなか入荷しませんでした。そのうち、その製品で使用されているドライブ「NEC ND-2500A」のバルク品をソフマップですぐに購入できることが分かったので、そちらを購入することにしました。

予約注文した「DVR-ABN8」はどうしたの?

かなり遅れて届きましたが、要らなくなってしまいましたので、未開封のままYahoo!オークションで売却しました。品薄の人気商品でしたので、購入価格とほとんど変わらない落札価格でした。

(こんな利用方法があるので、Yahoo!オークションはやめられないんですよね!)
タイマー録画ってできるの?

パソコンの電源が入った状態なら、録画を設定した時間にソフトが自動的に起動して録画してくれることは分かります。では、録画したいときは、いつもパソコンの電源をオンにしておかなければならないのでしょうか?

単に私が無知なだけかもしれませんが、購入して実際に使ってみるまでは、こんな疑問を持っていました。

しかし、心配ご無用、パソコンをオンにしたままにする必要はなく、「休止状態」にしておけば大丈夫です。録画開始時間の約4分前にパソコンが休止状態から復帰し、約2分前にTV録画ソフトが起動してスタンバイ状態になり、ピッタリの時間に録画がスタートします。休止状態から自動的に復帰できる機能があるとは知りませんでした(ちなみにWindows XPの場合です)。

ただ、休止状態からの復帰時にパスワード入力が必要ない設定にしておくなど、事前の準備が必要ですので、マニュアルを参照なさってください。

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調達したソフト

TVキャプチャBOXにもDVD作成用のソフトが同梱されてしましたが、使ってみたところ操作性がいまひとつな上に、録画した番組から先頭や末尾の不要部分やCMの部分をカットしてからDVD用のファイルを再構築するのに、ビックリするほど時間がかかるんです。コマ単位でのカットが行なわれるため、映像全体を再エンコードする必要があり、時間がかかるのだそうです。

DVDオーサリング

そこで、GOP単位で編集できる、ペガシスの「TMPGEnc DVD Author 1.5」を購入しました。使ってみると、カット編集の操作性も良く、変換処理にかかる時間にも満足できました(Pentium4 2.80GHz HT対応のCPUで処理した場合、2時間ほどの映像の処理が約10分で完了)。

このソフトにはDVDライター機能も付いていますので、そのまますぐにDVDに書き込むことができます。

もちろん、メニューの作成やチャプターの追加もできます。ちなみに、今販売されているのは片面2層メディアへの記録に対応したバージョン1.6です(アマゾンで詳細確認・購入)。

MPEGファイルの補正・圧縮

ペガシスからは「TMPGEnc 3.0 XPress」という製品も出ています(アマゾンで詳細確認・購入)。これは、ムービーファイル形式の変換を行なうソフトですが、私は録画したMPEGファイルをDVD 1枚にピッタリ収まるように再圧縮するために利用しています。

通常のTV番組は4Mbpsのビットレートで録画してDVDに収録すれば、元の映像の品質がそのまま再現できるのだそうです。ただ、そのビットレートでは2時間あまりしか1枚に収まりません。たとえば正味2時間30分の番組だったら、何とかもう少し圧縮して1枚に収めたくなります。

そんなとき、TMPGEnc 3.0 XPressを活用できます。1枚にピッタリ収まるビットレートを自動的に算出して再圧縮してくれます。ただし、非常に時間がかかることは我慢しないといけません。どの程度の精度で圧縮するかの設定によっても違いますが、2時間程度の番組の処理に8時間かそれ以上かかります。夜間に処理してもらうのが良さそうですね。

ちなみに、このような圧縮処理をする場合は、ソース映像が高画質であった方がよいでしょうから、私は6Mbpsで録画したソースを使うようにしています。また、このソフトは、HTテクノロジ対応のPentium 4ではHT機能を活用できるので、圧縮に要する時間が短くなります。

この2つのソフトは、ドルビーデジタル音声(AC-3)のエンコード/デコードを可能にする機能拡張プラグインの付属したパッケージや、2つのソフトが同梱されているパッケージなどもあります。
参考にした雑誌記事
DVDソフトにはいろいろな種類のものがあって選ぶのが難しいですが、私は「日経パソコン」2003年12/8・22合併号の「DVDソフト大全」という記事を参考にしました。

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ちょっとしたヒント

録画時間は1分前から1分後まで

NHKの番組などはCMがないので、番組開始時間ピッタリに始まります。パソコンの内蔵クロックが1秒でも遅れていると、番組の頭が切れてしまいます(タイトルなどですから、気にしなければいいんですけれどね…)。それで、私は1分前に録画を開始し、1分後まで録画するようにしています。後でTMPGEnc DVD Authorで不要部分をカットすれば、きれいなDVDが出来上がります。

見るに耐える最低ビットレートは?

いろいろ試してみましたが、アイ・オー・データのTVキャプチャBOXのハードウェアMPEGエンコーダでは、3Mbpsのビットレートなら、さほど大きな不満なく見ることのできる映像になります。ただし、画像の色数が非常に多い場面や、画像が素早くパンする場面などでは、多少映像が乱れます。

というわけで、1枚のDVDになるべく多く収録したい連続ドラマなどは、はじめから3Mbpsで録画しています。録画ソフトの「長時間モード」の初期設定は2Mbpsなのですが、それを3Mbpsに変更しました。このビットレートで録画すると、1層のDVD 1枚に15分のドラマを12本(つまり180分)収録できるので、NHKの朝ドラなら2週間分が1枚に収まることになります(TMPGEnc DVD Author 1.5 でDVDを作るとき、なぜか「サイズが大きすぎる」というメッセージが出ますが、無視して続行すると問題なく作成できます。オーサリング後のファイルサイズが予想より小さくなったということでしょうかね…)。

TMPGEnc 3.0 XPressでの圧縮も試してみましたが、やはり3Mbpsを切るビットレートでは、ちょっと画質が粗くなります。超高圧縮MPEGモード「XDVD」では低ビットレートでも画質が良いと宣伝されていますが、実際に試してみると、やはり2Mbps台では画質がかなり落ちると私は感じています。

DVDメディアを安価に調達する

近所の家電量販店で安いものを探したとしても、まだ結構高いという印象です。Yahoo!オークションですと、新品を格安で出品している業者がいくつかあります。私が気に入っている製品は太陽誘電の「DVDR-V120AC5Y10P」という10枚組パック(アクアティカラー5色が各2枚)です。1枚ずつ普通のプラケースに入っています。表面はプリンタブルではありませんが、私はカシオのCD-Rタイトルプリンタ「CW-50」でタイトルを印刷するので、逆にプリンタブルは使えません。このディスクは、表面にタイトルをプリントできるエリアが充分に空いているので好都合です。4倍速のディスクですが、アイ・オー・データの「8倍速対応可能」リストに載っているメーカーの製品ですので8倍速で書き込めますし、今のところ再生で問題を経験したことはありません。

注意を一言: Yahoo!オークションでは、何倍速なのか明記せずに出品されているディスクもあります。安いからといって説明をよく見ないで落札すると、実は「1倍速」のメディアだったりすることがありますので、ご注意ください。実は私も“引っかかりそうに”なったことがあります。

自作のDVDに綺麗にラベルを印刷する:

せっかく作ったDVDですので、綺麗に、でも手軽にラベルを印刷できたらいいですよね。CD-Rに直接プリントできるインクジェットプリンタをお持ちなら、「プリンタブル」タイプのDVDメディアに直接印刷できます。

もう1つの手軽な方法は、CASIOの「ディスク(CD-R)タイトルプリンタ」を使うことです。ソフマップで2004年9月現在、3機種が販売されていますので、関心をお持ちでしたら、下記のバナーをクリックして詳細を確認・購入できます。「CASIO CW-」のように2つのキーワードをブランクで区切って入力し、検索してください。
     

取替え用のインクリボンは、ソフマップでも購入できますし(本体と同時購入するとよい)、パソコンを取り扱っている大き目の家電量販店なら店頭で販売されていることが多いです。

ちなみに、私が使っているのは「CW-50」です(写真を載せました)。

参考サイト:
CASIOの製品説明ページ
片面2層のドライブにいつ交換しようか…

現時点で一番気になるのは、片面2層のメディアが非常に高価なことですよね。ちょっと買う気がしません。それに、ドライブの書き込み速度ももう少し速くなって欲しいところです。

いまのところ、連続モノのドラマなどを少ない枚数に収めたいときに2層だといいなと思うことがあります。いずれにしても、2004年中は「様子見」ということになりそうです。

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(2004/9/16 公開)

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