シオギク 日本最大の群落は室戸岬


日本最大のシオギク群落   日本最大のシオギク群落がある
  知られざる日本最大のシオギク群落がある国定公園室戸岬。
 某廃ホテル駐車場から海岸に降りたところにあります。
 この群落では交雑はみられませんし、群落の大きさも成長しています。

 これだけの見事な群落は世界一と思います。世界旅行した訳ではないですけれど。

 徳島県では県の天然記念物になっているようです。


 シオギクの仲間イソギクは海外でも人気の園芸種で、中国では「金球菊」(キンキュウギク)アメリカでは「太平洋菊Ajania pacifica」と呼ばれます。撮影データを見た感じでは栽培されているようです。しかも観葉植物のようです。
 8倍体のシオギクの進化型が10倍体のイソギクと見られている。
 室戸シオギク頭花 シオギクの花と葉
   室戸岬でも、交雑のない群落では美しいAjania型の花序が見られます。

 葉も厚みがあり、切れ込みも柔らかいです。

 園芸家さんへ
株を掘らないようにね、写真撮影で我慢してね。
 エチケットに反するし、ここは国定公園ですから逮捕されます。


 室戸岬遊歩道のシオギク  シオギクの道
空海が行水したと伝えられる潮だまりへ下って行く遊歩道です。道の両側はシオギクにいろどられ甘い香りの漂う坂を太平洋へ出ます。
 

 アロエなどに植え替えたりしないでください。室戸岬は全国でも有数のシオギク分布地です。こんな素晴らしいシオギク遊歩道は日本全国ここだけですから。 


 小さな舌状花 シオギクの交雑種
 室戸岬では東西500mくらいの幅で舌状花を持つ 交雑種の群落が見られる。

 地元でも交雑を防ぐ努力がされているため、10年くらい前と比べると交雑の株がずいぶん少なくなっている。 


紀貫之碑周辺 交雑種とオリジナルの同居
 交雑種と純粋種の境界付近でよく見られる光景。葉の切れ込みも変わっている。 

 紀貫之の石碑のあたりの交雑種を撮影した。舌状花を持つ株と筒状花の株が混じっている。
 虫媒花で宿根なので交雑のメカニズムははっきりしない。
 初冬の開花なので媒体も少なく、昆虫の選り好みはしないだろう。また昆虫のほうも選択肢は少ない。


 交雑種の分布の様子を毎年観察していますが、交雑のルートの道筋は廃ホテルの海亀の池へとはっきり向かっていることがわかりました。。


ノジギクに近い  交雑
 交雑もこれくらいになると本格的でちょっと別の種に見える。 


ノジギク?  きれいな交雑種
 位置や周囲の様子から見て交雑種でしょうが、アシズリノジギクのような可憐さです。

 室戸岬は、素晴らしいシオギク群落があり、交雑種の段階も変化に富んでいます。
ここでは同属のノジギクが交雑の相手だが、栽培菊とも交雑する。

 交雑の地域もはっきりしていて、廃ホテルの海亀の池周辺から海岸に至る遊歩道を中心に交雑種とノジギクがみられ、この遊歩道の東側から紀寛之の石碑までは活発な交雑がある。
 石碑から東は雑種とオリジナルが混じりツイタテ岩?を北東へ過ぎると雑種はほとんど見られない。


国道脇の群落  国道を東へ 
 海岸の遊歩道から国道に戻り甲浦へ向かう国道沿いで。 

 交雑の様子はまったくない。貧栄養の国道沿いの崖ですくすく育っています。
 近くに栽培菊などがないときは純系種の状態を保っています。
 国道沿いの群落はよく見かけます。


野根港  野根港で 
 東方面へバイクを駆り野根港へ入る。
 港の大きな崖にシオギクが咲いている。葉の形状が徳島タイプに近くなっている。

 交雑はない。 




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