オータムコンサート2004 バレエ音楽 "白鳥の湖" 抜粋版 より
【キャスト】
- ● 白鳥オデット / 斉藤 温子
- ● ジークフリート王子 / 井上 欧輔
- ● 黒鳥オディール / 活田 美之
- ● 魔王ロッドバルト / 加茂 哲也
- ● コール・ド・バレエ / サンプラザ・フィットネスクラブ ウインズ栃木バレエスクール
- ● 演出・振付 / 加茂 哲也(牧 阿佐美バレエ団)
- ● 照明 / 梶ライティングデザイン 中沢 幸子
■ 第一幕城では、世継ぎの王子の誕生日を盛大に祝っていた。 お祝いの席で王后は、王子に明日の舞踏会で花嫁を選ぶようにきつく言い渡す。 若い王子は未だ恋を知らず、憂鬱になった王子はひとり、気晴らしに森の湖に足を向ける。 |
■ 第二幕湖の畔で白鳥の群れを見つけた王子は、その中にひときわ美しい、王冠をかぶった1羽の白鳥がいることに気づく。 月明かりに照らされた幻想的な美しさの中、白鳥たちは徐々に形を変え、人間の娘の姿になっていった。 悪魔に呪いをかけられ、白鳥にされてしまった可哀想な王女オデットとその侍女たちである。 白鳥の乙女たちは真夜中から夜明けまでのほんのわずかな時間だけ、人間の姿に戻ることができるのだ。 |
娘たちの間からひときわ美しい乙女が現れ、優雅に踊り始めた。 王子は、乙女が王冠を被っていることから、先ほどの美しい白鳥なのだと理解する。 |
そして、そのあまりの美しさ、可憐さに心奪われた王子は思わず飛び出して行ってしまう。 最初はとまどいながらも、王子の情熱に心開いた王女は、悲しい身の上を打ち明け、呪いの秘密を口にする。 それは、白鳥の女王である自分に、真実の愛を誓ってくれる相手が現れたならば、この呪いは解けるだろうという悪魔の契約だった。 |
王子は喜んだ。 なんて簡単なことだろうと。 自分がいる、自分がこんなにも彼女を愛している。 呪いは破られたと。 |
しかし、王子のその言葉を聞いても、あぜか王女は悲しそうに微笑むのみだった。 夜明けが近づき、娘たちは次々に白鳥の姿に戻り始めていく。 王子は名残惜しそうに王女の手を取ると、今夜の舞踏会で正式に結婚を申し込むことを約束し、帰っていく。 |
■ 第三幕華やかな舞踏会の席、近隣の国々から招かれた花嫁候補の姫君が挨拶に訪れる中、王子はオデット姫だけを待っていた。 するとその時、高らかにファンファーレが鳴り響き、新たな姫君の到着を告げる。 黒衣の騎士が伴った黒衣の姫君は、愛しいオデットにうり二つの娘だった。 王子に罠を仕掛けるために現れた、魔王ロッドバルトとその娘のオディールである。 ロッドバルトは悪魔の術でオディールをオデットと錯覚させ、様々な踊りや音楽で王子を誘惑し、惑わす。 |
王子は、悪魔の作り出す幻想に捕われ、オディールの魅力にとうとう屈してしまう。 オデットとオディールの区別もあやふやなまま、オディールの手を取り、婚約の宣言をしてしまったのだ。 |
すると、にわかに嵐になり、窓辺には力なく羽ばたくオデットの幻影が…。 正気に戻った王子はすべてを悟るが、絶望する王子に高らかな嘲りを残し、悪魔の親子は姿を眩ます。 |
■ 第四幕森の湖では、白鳥たちが帰ってきた王女オデットを迎え、もはや望みがないことを知り、哀しみにくれていた。 王子はオデットを追ってくるが、王子の裏切りに怒り哀しむ白鳥たちは、王女を隠してしまう。 王子は必死で許しを請うが、白鳥たちは許さない。 |
だが、王子の嘆きようがあまりに哀れで、オデットは止める白鳥たちを抑えて姿を現し、王子を許す。 二人は無駄と知りつつも、もう一度愛を誓い合う。 悪魔がそんな二人を許すはずもなく、嵐を起こし、雷を轟かせて二人を引き裂こうとする。 二人を守ろうとした白鳥たちは散り散りにされ、二人は死を覚悟して悪魔に立ち向かうことを決意。 |
やがて愛の光が辺りを包み、夜明けが。 二人は奇跡的に勝利する。 |
悪魔の呪いは解け、白鳥たちが次々と人間の乙女の姿に戻る中、二人は永遠の愛で結ばれる。 |