ライヴを観る



1/11(火) quartz head council vol.3@新宿Pit-Inn
quartz head aka fujiwara daisuke(sax,electronics)、坪口昌恭(syn)、ワガン・ンジャエ・ローズ(per)

1/29(土) (h)ear rings vol.5@千駄ヶ谷「Loop Line」
出演:山内桂(sax)+高岡大祐(tuba)デュオ/tamaru(bass)/吉田アミ(voice)/吉村光弘(microphone feedback)
(h)ear rings vol.4 - 5の2日目。vol.4 の金曜日は、横浜美術館のマルセル・デュシャン展へ。

1/31(月) dead pan smiles@中野富士見町planB
大上流一(guitar)
いろいろな事を考えさせ思い起こさせてくれる大上さんがまた観たいと思います。



1月11日(火)
quartz head council vol.3@新宿Pit-Inn
quartz head aka fujiwara daisuke(sax,electronics)、坪口昌恭(syn)、ワガン・ンジャエ・ローズ(per)

quartz head council「テクノロジーと即興演奏の会」を観てきました。機械のループと即興演奏で何ができるかというのがコンセプトで毎回違ったゲストを招いているとのこと。主宰はphatの藤原大輔さん。フレッシュな若い世代の感性とセンスの良さが感じられて予想以上に楽しかったです。ライヴに来てくれたお礼とコンセプトを話してあとは気軽に楽しんで下さい何て言うのもスマートでよろしい。で、その機械というのが坪口さんと藤原さんのところに置いてあって、ボックス型でそれぞれ型は違うがランプが怪しく点滅する様子?休憩時間に夫は「あれは何なんだろうなー、パチンコの台のような・・・」と、「いや、あれは秘密博士の秘密の研究所に置いてあるような・・・」と私。
で、演奏の方は即興演奏といっても、いわゆるフリー・インプロヴィゼーションとは違ってもっと広義のインプロヴァイズド・ミュージックというべきか。曲を取り入れたりもしていました。第1部と第2部共に一続きの長いセッションで、坪口さんと藤原さんは、それぞれがキーボードとサックスを演奏する一方で機械をいじって音を出すという感じ。お二人とも機械が大好きなんだそうですが、考えてみれば楽器を演奏しながらの機械いじりは高度なことをやっていると言うべきなのかな?演奏はなかなかいいと思いましたが。パーカッションのワガン・ンジャエ・ローズさんは、セネガルの太鼓を股に挟んで、脇の下には肩から吊した小さな可愛いトーキング・ドラムが。トーキング・ドラムと言えば、ミルフォード・グレイヴスがこれを叩きながら客席にやってきて自分の脇を通って行くのを観てからかれこれ20年くらいになるのか、そのトーキング・ドラムがこういう機械と一緒に演奏されるようになるとはこれも時代の流れというか、こういうのを観るとまたエレクトロ・アコースティックはやはり面白いと思ってしまいます。いいですよねー、この組み合わせ。生命を鼓舞するアフリカの太鼓とテクノロジーを駆使するセンスあるミュージシャンの共演。

1月31日(月)
dead pan smiles vol.5@中野富士見町planB
大上流一(guitar)

演奏の途中に演奏を聴きながら、「どうしてこんなことが浮かんでくるのかなー」と。それは、私が以前ライナー・ノーツ("duo&trio improvisation" 「デレク・ベイリーのまばゆさの中から」間章)を読んで覚えていたことで、はっきり確認してみますと、
『彼の演奏は言葉の本来の意味において常にどの場面においても具体的である。私は小樽の女高生が言っていた「こんなに素晴らしい経験をしたのは始めてだわ。だって彼の演奏はぜんぜん抽象的じゃないんだもの」という言葉を忘れることが出来ない』。
と、そんなことを思い浮かべながら演奏を見ていくと、今日はデレク・ベイリーばかりではなくて何か違う言語が突然現われてきたりして、それはちょっとロックに出自を持つもののようにも感じられたりしました。とにかく、そういうことがよく見えるのですが、また音が弱/小になる場面や強/大に変化する場面もあったりしました。で、一時間以上作業を続けるということ。昔観たデレク・ベイリーのライヴの記憶は完全に失せていますが、記憶に新しいところではジョン・ラッセル。ソロで確か50分くらい演奏を続けた覚えがありますが、ジョンはもっと手慣れていてスタイル化しているようにも感じられるというか解釈できるというか・・・それがスタイルかどうかの問題は別にして。大上さんは、前回も次ぎの場面をどう行くかちょっと考え込むような場面がありましたが、今のところスタイルというものは感じさせない、この先どういうものが出てくるのか予想できない"柔らかさ"があると思います。その"柔らかさ"、"しなやかさ"というものには、ある意味若さが含まれているのかどうか・・・。
とにかく聴いている時そして聴いた後、何か幸せな気分になってしまうのは確かだと思います。誰かと一緒に観たい、観終った後、顔を見合わせて微笑んでしまいたくなるような。

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