CDを聴く


10月の初旬に、パートナーがパリのLes Instants Chavires で、ドミニク・ピファレリのヴァイオリン・ソロを観てきました。で、「どうだったの?」と聞いたら「体格の良い人だった」という答えでさっぱり要領を得ないのでもどかしくなりました。ポンピドゥー・センターでは、ジャン・デュビュッフェの回顧展をやっていて、思った以上に素晴らしくて圧倒されたそうです。下にあるのは最晩年の作品の絵葉書。すごいでしょ?


"Dramatique XVI"(1984)

Jean Dubuffet(1901-1985)


ここからが「CDを聴く」ですが、白いジャケットが全然目立たないなあ。(^_^;)


"0℃"(Touch)

Ryoji Ikeda

池田亮司の音楽には、異様なくらいの緊張感がみなぎっていると思う。10月のコンサートでもそう感じました。完成度が高くて一分の隙もないという感じ。作品を完璧に統御する作者の知性と感性がうかがえるような気がします。0℃/a freeze point::no angle::dot::neutral::boundary::bitween+and−というタイトルも秀逸で内容をよく表していると思う。私はこのアルバムに美しさを感じるが、佐々木敦さんが「破格に美しい」と書いていた"+/−"もぜひ聴いてみたい。


"bart"(erstwhile012)

Tomas Lehn (analogue synthesizer)
Marcus Schmickler(digital synthesizer,computer)

完成度が高い"0℃"を聴いた後にこちらを聴くと、やりたい放題のインプロという感じがして面白い。まるで四方八方に奔放に音を放出しているようだ。意外に何回聴いても飽きなくて、こういうアルバムを聴くと未完成のインプロの良さを再認識してしまう。アナログ・シンセとデジタル・シンセの音を判別するのは難しいが、コンクリートな音の激しい応酬あり、静かな対話ありといった感じです。


"JAPAN"(trente oiseaux)

Bernhard Gunter
Steve Roden

"Filament : 29092000"(AMOEBiC)

Sachiko M and Otomo Yoshihide

「trente oiseaux」はバーナード・ギュンターのレーベル。"JAPAN"は"Filament : 29092000"と同じ赤いカヴァーなので色を比べてみました。3曲入っていて、最初が接触不良音?のような感じ。2番目が琴とエレクトロニクスを合わせた反復的なもの。最後がライヴで聴いたような奥行きのある音です。JAPANというタイトルに引きずられてしまうのか、こういうのをライトアップされた京都の寺で庭を眺めながら聴いてみたいと思いました。バーナード・ギュンターのCDは、Metamkine や Table of the Elements などからも出ているようなのでもっと聴いてみたいと思いました。入手するのが難しそうですが。


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